［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

そこには何もないはずだった



なのに君≪わたし≫はそこに居る

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目を覚ますとそこは見知った空間だった。

謎の金属で構成された未来的なデザインの部屋だ。
天上と壁の一部が丸々巨大な窓になっている。
窓からは星空と非常に見覚えのある星が見えていた。


「また、とはこちらのセリフだ……人間」


上から目線の声がした方呼応を向くと、
相も変わらず微妙な高所から私をリアル見下している自称天使がいた。
ここに来るのも数回目だ、前回から少し時間が空いたが、多少は慣れてくる。


「私に手間をかけさせるなと、何度言わせれば気が済むのか。」




と、適当に返しつつ私は周囲を見渡した。
前回までは周りに気を遣う暇もなかったからな。
星の海が見えるデカい窓以外は殺風景な場所だ。
何をする為の部屋なのか今一分からないな、まさか天体観測する部屋って訳でもないだろう。


「……連れてきたか、だと？　違うな。」


自称エンジェルが笑いもせずに鼻を鳴らす。
笑う処か表情を全く変えていない。
何の感情も写さねえガラス玉みたいな目をしているが、
それでも何となく哀れな人類をお哀れみ下すってるような気配は感じた。
ぶん殴ってやろうと思ったが、コイツ重力制御系の異能使えるんだよな。
指先一つ動かさずに、私をダウンさせる事もコイツにはできるだろう。
喧嘩にもなりゃしない。




ちなみに私にそんな異能はない。
私の異能は【天使の輪（エンジェルハイロゥ）】
黄色い輪っか状の何かを生成する能力だ。
毎回材質がランダムなせいで、全く信頼できない底辺能力だ。

私は答えながら更に周囲に目を向けた。
ちょっと余裕が出てきたせいか、好奇心が沸いてきていた。

おっと、これ見よがしな出口らしきものを見つけたぞ。


「私がやっている事は送り出すことだけだ。」


自称天の使いっ走りが良く分からないことを言い出す。
まともに答える気がないんだろう。
この時の私はそう軽く考えていた。
目の前の出入り口に興味を持ってかれていたとも言う。
私は吸い込まれるようにフラフラと出入り口に向かった。


「ふむ、まあいい。丁度停滞していた所だ……少し刺激を与えるのも良いだろう」


出入り口をふさいでいた扉がひとりでに開く。
横にスライドするタイプだ。音がSFチックな所以外は自動ドアと変わらない。
いや、扉なんてどうでも良い。
私は好奇心に駆られて部屋の奥を見た。
見てしまった。好奇心は猫をも殺すというのに。


「そこは製造所だ。」


ああ、製造所だ。確かに製造所だ。製造所だろうさ。




流石に声が出ない。
デカい、人一人が余裕で入れるガラス瓶がずらっと並んでいる。
と言うか人が入っている。半透明の液体の中に素っ裸でぷかぷか浮いている。

浮いているのは私だった。
数十体の私が浮いていた。




「間違いだ。」




「貴様の出した回答が、だ。」




私は強がった。
鼓動がうるさい。
胃がひっくり返って、吐き気が止まらない。
頭の中がぐるぐる回っている。空回りだ。
思考が纏まらな過ぎてイライラしている。
ただ、背中を走り回る嫌な感覚だけはクリアに感じていた。


「これは貴様のクローンではない。フーベル・ゲルミルのクローンだ。」


「元々は保険として数体のみ培養していたのだが。」


「貴様が壊れる頻度が高いせいで、予備として量産することになったのだ。」


「貴様の質問に答えよう。何で私は此処に居るんだ？だったな。」


「貴様が此処に来る直前の事を思い出してみると良い。」

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結局間に合わなくて。
私も轢かれて。
大型トラックだ、助かるわけがない。
どう考えても即死だった。
つまり私が此処に来るのは。
死んだ時……なのか？
目の前がグラグラと揺れ始める。


「ふむ、揺らいだな。やはり───」


クソ自称天使が何かを言っていたようだが。
それを聞き終える前の私の意識は暗転した。






──これはとある侵略されつつある世界の物語。
　突如始まった異世界からの侵略に翻弄され、迷走していく世界。

さて、ようやく表に出てこれたよ。
やっぱり彼女の自我の強さは大きな要因だったみたいだね。
でもね、天使。

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守護者の姿が消え去った――

　

　

六角形の柱から天に向け、赤色の光柱が立つ。

どうやら次元タクシーで行けるようになったようだ。

ユーキ(984) から 7 PS 受け取りました。

エナジー棒（30 PS）を購入しました。

領域LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）

解析LV を 10 UP！（LV0⇒10、-10CP）
装飾LV を 5 UP！（LV70⇒75、-5CP）

ユーキ(984) により ItemNo.24 すごい石材 から射程3の武器『超釘バット』を作製してもらいました！
　⇒ 超釘バット／武器：強さ255／［効果1］体力20 ［効果2］－ ［効果3］－【射程3】

ItemNo.21 すごい木材 から装飾『シルバーチェーン』を作製しました！
　⇒ シルバーチェーン／装飾：強さ255／［効果1］回復20 ［効果2］－ ［効果3］－

ユーキ(984) の持つ ItemNo.19 毒鉄鉱 から装飾『はかいリング』を作製しました！

田中田 哉太(60) とカードを交換しました！

ブルーベルアイス （クライオセラピー）


ボロウライフ を研究しました！（深度1⇒2）
ボロウライフ を研究しました！（深度2⇒3）
サンダーボルト を研究しました！（深度1⇒2）

プリディクション を習得！
アイスソーン を習得！
プチメテオカード を習得！
マナポーション を習得！
ブロック を習得！
バックフロウ を習得！
イリミネイト を習得！
対症下薬 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ユーキ(984) は 蒼小石 を入手！
いずみ(1415) は 紅小石 を入手！
いずみ(1415) は 腐肉 を入手！
紗織(92) は 毛 を入手！
紗織(92) は 毛 を入手！
紗織(92) は 毛 を入手！

次元タクシーに乗り カミセイ区 F-11：チェックポイント《商店街》 に転送されました！


紗織(92) に移動を委ねました。

カミセイ区 E-11（道路）に移動！（体調30⇒29）
カミセイ区 E-12（森林）に移動！（体調29⇒28）
カミセイ区 E-13（森林）に移動！（体調28⇒27）
カミセイ区 E-14（道路）に移動！（体調27⇒26）
カミセイ区 E-15（道路）に移動！（体調26⇒25）

採集はできませんでした。
　　 - 紗織(92) の選択は チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》（ベースキャンプ外のため無効）

MISSION - 未発生：
　　 - 紗織(92) の選択は カミセイ区 F-11：チェックポイント《商店街》（ベースキャンプ外のため無効）

［843 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［396 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［440 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［138 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［272 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型
［125 / 500］ ―― 《商店街》より安定な戦型
［125 / 500］ ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
［24 / 500］ ―― 《古寺》戦型不利の緩和



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　






　





　





ロストのふたりがチャットに入り込んできた。

　

　

　





　





　







軽蔑の眼差しを向けるエディアン。

　








ミヨチンを制止する。





　







フレディオの胸倉をつかみ強く睨みつける！

　

　

　




　

　

　　　――ザザッ

　

　

　

　

チャットが閉じられる――