アフロ
前期のイバラシティ参加者。今期は行方不明に陥っていたが……。
サーガス
龍の姿を持った亜人。ほとんど無敵の力を持て余している。
フラッパー
博識で医学に通じたペンギン。サーガスを心配し同行している。
Scene 1 漂流
アフロが目を覚ますと朝だった。
鳥のさえずりが聞こえたような気がして顔を上げると、大きなペンギンが一羽いるだけだった。
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フラッパー 「……おはよう。目が覚めたかね。わしのことがわかるかね。失礼」 |
鳥は囀ることもせず人の言葉を話していた。羽のような手でアフロの瞼を開く。
瞳孔を観察して、うむうむと頷くペンギン。
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フラッパー 「異常なし。意識もはっきりしているようだ。立てるかね? 無理か」 |
ごそごそとペンギンはそばに置いたカバンから何か取り出し、お香に火をつけた。
充満する煙。むせる。
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フラッパー 「痛みも疲れも吹っ飛ぶ香じゃ、ゆっくり吸い込め」 |
怪しすぎる薬だが、息を止めるにも限界がある。
ゆっくりと深呼吸すると、途端にアフロのアフロがギンギンになった。
片膝をついてゆっくりと立ち上がる。
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アフロ 「痛みも疲れも感じない。助かった」 |
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フラッパー 「なぁに、いいってことよ。元気になったならな」 |
ペンギンは疲れたように腰を伸ばすと。光の差す方へ歩いて行った。
アフロは今更ながらに自分が薄暗い洞窟にいることを悟った。
光の差す方へ小走りで駆け出して、両手を無意味に広げながら外へ出た。
そこは光あふれる草原だった。
気持ちの良い風が吹いて、アフロの毛もそよいだ。
爽やかな朝。光の中に妖精が見えた気がした。妖精の断末魔が。
高熱過ぎて白光になっている光に焼かれて妖精が焼き払われていく。
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アフロ 「……あれは?」 |
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フラッパー 「妖精だ。お前さんを狙ってるらしい。覚えとらんのか」 |
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アフロ 「さっぱりだ。あの、妖精を焼き払っているのは?」 |
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フラッパー 「わしのトモダチだ。サーガスくんだ。竜みたいに強くて格好いいぞ」 |
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アフロ 「なるほど」 |
何も覚えていないが、太陽の光を一身に浴びているとマッスルポーズをとりたくなる。
人間とはそういうものだ。この肉体美を見てほしい。
コンビニで稼いだ金でジム通いの果てに手に入れた肉体を今、ここに。
そのうち、妖精を焼き払いきった竜がこちらにむかってきた。ランナウェイ。逃げ出そう。
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フラッパー 「まて。お前を直接助けたのはサーガスくんだぞ。礼ぐらい言ってけ」 |
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サーガス 「目が覚めたか。もういいのか?」 |
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フラッパー 「ああ、もう大丈夫だ」 |
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サーガス 「あんたが言うなら、大丈夫そうだな。で、何がったんだ?」 |
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アフロ 「なにが、とは?」 |
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フラッパー 「おまえさん、死にかけて倒れてたんだぞ。何かあったんだろう」 |
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アフロ 「わかった。時を戻そう……俺は倒れていた。倒れる前は、おぼえていない」 |
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サーガス 「……記憶がないのか」 |
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フラッパー 「……まあ、そういうこともあるかもしれんが」 |
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アフロ 「すまない。記憶を喪失している。一人ではダメだ。寂しい」 |
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フラッパー 「むう……孤独も病とはいうが」 |
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サーガス 「……厄介なやつを助けてしまったか」 |
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アフロ 「俺には仲間がいた。探してくれると助かる。一人は寂しい」 |
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サーガス 「厚かましいな」 |
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フラッパー 「最初に助けたのは、サーガスくんだ。あきらめろ」 |
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サーガス 「納得いかんが仕方ない……仲間を見つけるまで付き合うか。サーガスだ」 |
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フラッパー 「わしはフラッパーだ」 |
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アフロ 「俺はアフロ。人呼んでアフロ。寂しがりやのアフロでもいい」 |
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サーガス 「名前も忘れてるのか。ただのアフロは覚えやすいが」 |
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アフロ 「名前も覚えていない寂しさを汲んでくれて助かる。喜びの舞」 |
アフロは小躍りした。身体の内側から溢れるような力が出てくる。一人じゃない、そう思うと。
光輝く力がアフロを包んで。アフロごと消え去った。
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フラッパー 「……え、アフロ? どこじゃ、どこにもおらんのか?」 |
アフロが消えた足元の大地には複雑な紋様が浮かんでいたがほどなく消えた。
その周りにはアフロの毛が落ちている。サーガスはそれを拾い上げた。
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サーガス 「転移した。こいつは……面白い」 |
once upon a time 02020630
明楽(303) から
押し花の栞 を受け取りました。
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「チャンディーさんって本は好きですか?」 |
士円(1230) から
ビーフ を受け取りました。
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(広義のビーフ) |
明楽(303) に
ItemNo.17 魔力の香 を送付しました。
明楽(303) に
ItemNo.20 ねばねば を送付しました。
士円(1230) に
ItemNo.19 ダンボール を送付しました。
具現LV を
5 DOWN。(LV5⇒
0、+5CP、-5FP)
百薬LV を
7 DOWN。(LV7⇒
0、+7CP、-7FP)
幻術LV を
1 UP!(LV25⇒
26、-1CP)
呪術LV を
1 UP!(LV25⇒
26、-1CP)
制約LV を
5 UP!(LV0⇒
5、-5CP)
領域LV を
10 UP!(LV0⇒
10、-10CP)
防具LV を
5 UP!(LV67⇒
72、-5CP)
イナバ(178) により
ItemNo.1 翌檜 から射程2の呪器『
呪符』を作製してもらいました!
⇒ 呪符/呪器:強さ332/[効果1]器用25 [効果2]- [効果3]自滅14【射程2】
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イナバ 「約束の品を持ってきたが……成る程、きみ達は知人同士だったか。 きみの仲間には沢山世話になっているからな、また機会があれば喜んで手を貸そう」 |
ガズエット(151) の持つ
ItemNo.2 ポプラ から防具『
ふかふかインソールブーツ』を作製しました!
泉ノ守 りり花(1155) の持つ
ItemNo.16 ポプラ から防具『
スクールバッグの盾』を作製しました!
ItemNo.22 ビーフ から料理『
肉に見える肉な気がする肉らしい肉』をつくりました!
⇒ 肉に見える肉な気がする肉らしい肉/料理:強さ5/[効果1]- [効果2]- [効果3]-
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チャンディー 「……できました。肉です」 |
明楽(303) により
ItemNo.1 呪符 に
ItemNo.18 皮 を付加してもらいました!
⇒ 呪符/呪器:強さ332/[効果1]器用25 [効果2]闇纏15 [効果3]自滅14【射程2】
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(この付加名前が格好良くて羨ましいな~という顔) |
ロッテ(948) とカードを交換しました!
刺激的だけどおいしい料理
(ディビジョン)
ミゼラブルメモリー を研究しました!(深度0⇒
1)
ミゼラブルメモリー を研究しました!(深度1⇒
2)
タイムリーバー を研究しました!(深度0⇒
1)
アサルト を習得!
リフレクション を習得!
デアデビル を習得!
コンテイン を習得!
フラッシュ を習得!
ピュリフィケーション を習得!
ミスフォーチュン を習得!
デッドライン を習得!
カプリシャスナイト を習得!
ガーディアン を習得!
パージ を習得!
タクシックゾーン を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[842 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[382 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[420 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[127 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[233 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型
[43 / 500] ―― 《商店街》より安定な戦型
[27 / 500] ―― 《鰻屋》より俊敏な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。
エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。
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白南海 「・・・・・おや、どうしました?まだ恐怖心が拭えねぇんすか?」 |
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エディアン 「・・・何を澄ました顔で。窓に勧誘したの、貴方ですよね。」 |
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白南海 「・・・・・・・・・」 |
落ち着きなくウロウロと歩き回っている白南海。
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白南海 「・・・・・・・・・あああぁぁワカァァ!! 俺これ嫌っすよぉぉ!!最初は世界を救うカッケー役割とか思ってたっすけどッ!!」 |
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エディアン 「わかわかわかわか・・・・・何を今更なっさけない。 そんなにワカが恋しいんです?そんなに頼もしいんです?」 |
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白南海 「・・・・・・・・・」 |
ゆらりと顔を上げ、微笑を浮かべる。
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白南海 「それはもう!若はとんでもねぇ器の持ち主でねぇッ!!」 |
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エディアン 「突然元気になった・・・・・」 |
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白南海 「俺が頼んだラーメンに若は、若のチャーシューメンのチャーシューを1枚分けてくれたんすよッ!!」 |
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エディアン 「・・・・・。・・・・他には?」 |
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白南海 「俺が501円のを1000円で買おうとしたとき、そっと1円足してくれたんすよ!!そっとッ!!」 |
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エディアン 「・・・・・あとは?」 |
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白南海 「俺が車道側歩いてたら、そっと車道側と代わってくれたんすよ!!そっとッ!!」 |
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エディアン 「・・・うーん。他の、あります?」 |
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白南海 「俺がアイスをシングルかダブルかで悩ん――」 |
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エディアン 「――あー、もういいです。いいでーす。」 |
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白南海 「・・・お分かりいただけましたか?若の素晴らしさ。」 |
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エディアン 「えぇぇーとってもーーー。」 |
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白南海 「いやー若の話をすると気分が良くなりますァ!」 |
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白南海 「・・・・・・・・・」 |
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白南海 「・・・・・・・・・あああぁぁワカァァ!!!!!!」 |
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エディアン 「・・・あーうるさい。帰りますよ?帰りますからねー。」 |
チャットが閉じられる――