彼女は生まれ変わりました。
屈強な心と身体を得る事ができました。





彼女は、本当に願ったものが得られたのかが気にかかり、
自分を姉と慕う童女を、殺してみました。





無残に引き千切られた四肢を見ても、何ら胸に響くものはありません。
彼女は嬉しくなりました。嬉しくて、嬉しくて。
侍女も、親も、恋敵も、殺して、殺して、殺し続けました。





けれど、殺し続ける中、彼女は一つの違和感に気付きます。

血しぶきを浴びる際に、自身の大切であったものを壊す前に、
彼ら、彼女らを見るたびに、耐え難い空腹を覚えるのです。

初め。童女を殺す際に、この空腹はもう感じていました。
彼女の両親に出会ったときには一際強く、
一番の友人のときも、耐え難いほどに強く、飢えを覚えていました。

彼女は、空腹の理由にたどり着きます。
飢えをどうやって癒せばいいのかも、すぐに答えは見つかりました。

そして彼女は願います。




「初めては……あの方が良い……」

と。

▲	リッカ 「踊り舞台、ねぇ…… 　目立つのは好きだったけど……そうねぇ……」

	リッカ 「踊らされるより、自ら踊るほうが良いわね。 　観客もいれば尚良いわね」

	リッカ 「……この舞台…”ハザマ”は、踊るには派手さがないわね。 　どこ行っても地味なんですもの。観客も居やしない」

	リッカ 「だから、この舞台の責任者に問い質すのよ。 　どうしてこんな手の込んだ面倒な舞台を作ったのか？！　ってね……」

	リッカ 「あ、でもセオリが踊るなら見たいわね。 　場合によってはアンコールもありうるわ」

▲	海の魔物 「ほう…成程、矮小な存在とは相容れないか 鬼という生き物は話には聞いていたが中々に弱肉強食の存在なのだな 正しく修羅の生命と言ったところか」

	海の魔物 「で、あるならばそのような輩は無視すれば良いと思うが 純粋に悩みの種はそれ以上ということだろうか、やはり不合理だな 仮の姿とは言えあの街での暮らしが長すぎたと言える。」

▲	ネン 「……ああ。これ以上は、話しても平行線のようだな お互いどうあっても受け入れることはなさそうだ」

	ネン 「せおりは絶対に取り戻す アンジニティらしく……たとえ力づくであろうと」

	ネン 「それと、私にもまだ肉は残っているさ。多くの魂を奪って得た肉体が 欲しければ、喰らいにくればいい」

	『私の炎に焼き尽くされるれる覚悟があるのなら」

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