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<< 8:00~9:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [スキル]OK. 




 ……。

 『講堂』に向かう途中。
 リオネルは盾を手に、白い髪の『神子』と共に歩いている。『竜守』は『守護者』の上位職とも位置付けられており、『神子』に護衛を依頼される可能性もあった。
 白い髪の『神子』……ネージュはリオネルを見上げた。

「自ら攻めに転じては隙を見せて一本取られる武術万年最下位の貴方が。『竜守』にまで上り詰めるとは思いませんでしたよ」

 その言葉には、答えない。
 護衛を依頼されるのはこれが初めてではなく、護衛の度に同じことを言われていた。

「貴方は一体、どんな ――」
「不正はしてねぇよ」

 ネージュの言葉を遮るように、一言だけ返した。

「そうやって先回りして言うのですから、本当は何かしたのでしょう?」
「護衛の度に同じこと訊かれていたら、次に何言われるか嫌でも分かる」

 本当に、不正など していない。ただ、『竜殺し』や『竜殺し擬き』から人々を守るために最善を尽くし続けた、それだけだ。
 『名無し』の頃の彼を知る人間は誰一人、彼の活躍を認めない。

「何度も言っているけど、オレのことを不正して成り上がった奴だって思うんなら 他に信頼している奴を護衛につけたらいい」
「貴方のことを信頼しているから、護衛を依頼しているのですよ。光栄に思ってください」

 要らねぇ、と言葉に出すのも億劫だった。リオネルが『守護者』であった時期にも、何度かネージュの護衛をしたことがある。彼女が『信頼している』と言う時は、『自分にとって都合よく動いてくれる』という意味だ。護衛を依頼された以上は断るわけにもいかないので、実際 彼女にとって都合よく動いているのだろう。
 不要な感情を押し殺して、周囲の気配を探る。今の所、害意や殺意のようなものは感じない。ただ、視線は感じる。それも当たり前だ。『竜守』と『神子』が歩いているのだ。加えて、どちらも目立つ容姿。ネージュの白い髪も、リオネルの橙の髪も、この国では珍しいものだ。

「今日の護衛は、宮殿からA区講堂までの間で間違い無いな?」

 そう尋ねるのは、講堂の入口が見えた頃のこと。

「何度同じことを言わせるのです?」

 露骨に嫌そうに、眉間に皺を寄せる。説法前の講堂近辺は人通りが多い。会話を聞かれたくないのだろう。

「区画を超える度に訊くことにしている。だから、今日はこれが最後の確認だ」

 それを分かった上で、尋ねている。

「リオネルの分際で偉そうに。私は貴方たち『竜守』の、数少ない味方だというのに」
「―― これは『竜守』および『守護者』の決まりだ」

 ネージュはわざとらしくため息を吐く。リオネルは表情を変えなかった。ネージュの言葉は『嘘』ではないが、『正しくない』と 知っている。だからこそリオネルもまた、『嘘』でも『正しく』もない言葉を使う。人の多い場所で仕事内容を復唱する風習はあるが、決まりと呼ぶ程のものでもない。

「難儀な決まりですね ―― ええ、確かにそれで間違いありません」
「承知した」

 答える頃には、講堂の入口にたどり着いていた。
 橙色の『竜守』は 白い『神子』に代わり、その扉を開いた。



 護衛を終えた後は、そのまま『神子』の言葉に耳を傾けることになる。この日は偶々、神の言葉を受け入れなくてはならない日だった。既に言葉を暗唱できるまでに定着していたが、それでも義務が消えて無くなることはない。
 義務が存在する以上は、従う必要がある。リオネルは、―― 否、この国の人間の多くは、そう信じて疑わない。
 誰もが『神子』に目を向けて、その言葉に集中している。
 そんな中で、異なる動きが見えた。今日の御言葉が間もなく終わる、その時。灰まみれの服を着た、小柄な人間 ―― 後ろ姿ではそれ以外の特徴を捕らえられないが、『灰掻き』だろう ―― 音も立てずに、動き出す。直後に、『名無し』の子供が意識を失い倒れた。
 あの『灰掻き』が何かしたのか、とは 思わなかった。このように『神子』の言葉を聞いてひっくり返る子供は時々見られるものなのだと 知っていた。今回もそれと同じだろう、と。
 珍しいことではない、だから殆どの人間はそれを助けようとしない。そんなことよりも『神子』の言葉を聞く方が大切だったから。

 殆ど、というのは。今、まさにあの『灰掻き』が 倒れた『名無し』に近づいていたから。
 ここで『神子』の言葉が終わり 白い『神子』は、目に付いた『守護者』を伴って 講堂から出て行った。集まっていた人々も、動き出す。無論、リオネルも。
 先に動いていた『灰掻き』達を見失わないように。
 『灰掻き』は、小さな『名無し』を抱えて 講堂を出て行く。今居るA区は国の『外側』が多い区でもあり、『灰掻き』が多い。それでも、見失うことは無かった。彼は他の『灰掻き』が向かう先と、反対方向に歩いていく。
 リオネルはその後を追うことにした。自分が『名無し』であった時、一度 他の『名無し』を助けようとしたことがあった。結局のところ、それは成し遂げることが出来なかったのだが。どうして自分がそんな行動に出たか、思い出すことは出来ない。
 それをあまりにあっけなく成し遂げた その『灰掻き』のことが、どうにも気がかりに思えたのだ。自分がそうしようとして 抗えなかった時にも、誰かが代わりに助け出したのだが。思い出すことは出来ない。

 『灰掻き』は『名無し』を抱え、細い路地裏に入っていく。
 リオネルは、『竜守』の出で立ちのままで、距離を取ってついて行く。己の容姿が酷く目立つということは、すっかり頭から抜け落ちている。そもそも『守護者』および『竜守』に選出された彼には、身を隠して行動するような適正を持ち合わせていない。
 一度『灰掻き』が立ち止まる。リオネルも立ち止まった。身を隠せる場所は無い。身を隠せる図体でもない。
 『灰掻き』は何事も無かったかのように歩き出す。

 突き当りの角を曲がったあたりで、『灰掻き』は歩みを止める。さすがにリオネルも深入りしすぎたのではないかと、立ち止まった。
 扉か何かを叩く音。向こうから、声がする。

旦那、今日はどういったご用件で?
丸鼠のパイをひとつ、竜の巣風サラダをひとつ

 その声をどこかで聞いたことがあるような気がした。どこで聞いたか、思い出すことは出来ない。
 ―― ここは『灰掻き』達の食事処か何かか? それにしては妙な名前の品だ。
 違和感こそ覚えたものの、その違和感の原因にまでは気づけない。ただ、せめてその違和感を忘れないようにしようと努めるのみ。
 扉が開く。中から喧噪が漏れ出す。『灰掻き』のものと思われる足音は喧噪の先に吸い込まれていった。
 再び扉が閉じられた。

 先ほどは『名無し』を助けたように見えたが、『灰掻き』は『名無し』を救護所には連れて行かなかった。それとも、先の『灰掻き』が助けようと考えた結果 この場所に連れてくることを選んだのか。
 リオネルには、判断がつかない。
 どうすればいいか教えてくれる人間はいない。神に尋ねれば答えをくれるのかもしれないが、神は国の中央にいて 今すぐ答えをくれる訳ではない。
 自力で答えを出せなかった結果、リオネルはその場に留まることになる。
 留まったことで、見える ―― 否、聞こえるものがあった。

今の人、丸鼠のパイを頼んでいったねぇ。珍しいね
全くだ。俺ぁ初めて見たぜ

 『名無し』の時から、『神子』の言葉の前に 周囲に耳を傾ける習慣があった。
 だからこそ、絡まる喧噪の中から一つを取り出して、会話の筋を追うことが出来た。リオネルは息を殺して、声を聴く。息を殺す意味は無かったかもしれないが。

それよりフロランタン。守備はどうだ?
うん、バッチリいい感じに『操作』できてるよ
そいつぁ何よりだ。先代との入れ替わりでお前さんがその役目になった時はどうなることかと思ったが……
ちょっと、僕のこと何だと思ってるのさ
緩そうな奴
ひどい

 会話する声はどちらも男のものだろうか。フロランタンと呼ばれた声は、やや高めで若い声。もうひとりの相手は、やや年季の入った声をしていた。

次にどうするかは、聞いているな?
勿論さ。今しばらくは外周中心で動いて、4日後にまた大きく動くんでしょ
―― そうだったか?

 ここでしばらく、会話が途切れる。声が聞こえなくなったわけではない。本当にしゃべっていない。

―― ああ、忘れてた。確かにお前さんが言ったのであっている
ほら~あってたじゃん~。それじゃあ、当日僕はしっかりと仕事するから、そっちは頼むよ
同志の犠牲は出来るだけ減らしたいんだがな

 その後、会話の続きらしい言葉は聞こえなかった。リオネルはその場を離れることにする。今の会話の意味を、全て捉えられたか 怪しいところではあったが。
 同志、という言い方に何か引っかかりが覚えた。
 以前にもそんな言い方を、聞いたことがある。……確か、初めて本物の『竜殺し』と邂逅したときに。
 ―― 今の会話は『竜殺し』が?
 根拠らしい根拠は無い。確証も無い。突拍子もない直感であったが、それを捨て置く気になれない。
 4日後と言っていた。その日は次の守番がある。勿論、1日中守っている訳ではないが。それまでの間に、準備は出来る。
 リオネルはその場を後にする。


 ……。


「……。もう大丈夫かなぁ」
            丸鼠のパイが注文された
「本当に良かったのか?   竜守が来た   時にあんな話して」
「うん。敢えてそうするんだ。それで、嘘にならない程度に動こう。餌を撒くんだ」
「さっきも言ったが俺ぁ同志の犠牲を増やしたかぁ無ェ」
「そりゃあそうだ。だから、そうしなくて済むようにマロンに相談しに行こうよ」


 ……。







「そもそも、なんで君ってそんな痛い真似してまでケガとか引き受けて回ってんの?」
不幸喰らい
何でって言われても
不幸喰らい
「色々あるけどなぁ……。誰かがケガしてるところとか見たくないのと。
 荒事とかは何度もやったことあるけど、殴るとかより守る方が得意なのと」
不幸喰らい
「あと変な話かもしれないけど……あれ全く使わないでいると腹減るんだよ」

めっちゃ難儀な体質だね

ENo.9 タマキ とのやりとり

タマキ
「この戦いが始まる前から?
…それは、私達にとっては凄く心強いですが…貴方は、大丈夫ですか?

その、元の世界の人と戦うことに…」

巻き込まれるような形で始まったため、アンジニティがどのような世界なのかは、いまいち分かっていない。
防衛に協力してくれる人は少なからず居るようだが…それがどんなリスクを孕んでいるのか、少し心配になった。


ENo.180 ちわわ とのやりとり

ちわわ
「えーーーーーー」

えーーーーーー。ではない。
ちわわ
「……そう、か。……やっぱいるんだなぁ、どこにでもそういう『いいやつ』ってのが。」

小型犬は、人間を嫌う。しかし、嫌いきれずにいる。
小型犬もまた、全人間がそうではないと理解しているから。
それから、護れなかった悼みも、よくわかる。

「……だから、アンジニティに堕ちてきたんだな。そんで、今もなおイバラシティの奴らのために動くってのは、その頃の名残ってことか。なんだ、ちゃんとお前が人間を守りたいって意志はあったんだな。疑ってきついこと言っちまって悪かったよ。」

素直に謝った。結構このわんわん単純である。

「なんつーか。ずいぶんと人間らしいな。元々が人間だからそうなんだろーけども。」


ENo.285 日明と月夜 とのやりとり

日明
張り倒す。

さらに復唱返し。
民家ぐらいの大きさだろうが知ったこっちゃねえって顔をしている。

日明
「人の本質というものは多分どこにいても変わらないと思う。
 育った環境の違いがその本質にどれだけ影響をもたらすかが多分大きいと思うんだ。
 実際、僕からしたら君はあちらでのリオネルと何も変わらないよ。
 向こうの君より人との距離感に関して慎重だなってぐらいかな。これはきっと人との交流経験の差からくるものだから、君とあっちの君の立場が違ったとしても僕からの印象は変わらないと思う」

日明
「自分に疑問を持つことってとっても難しいんだ。
 それができるリオネルは凄いんだよ。自分を褒めていいぐらいだよ?

 人はなんだかんだ独りで生きていくことはできないから。
 真夏の日に涼しい部屋からわざと暑いところへ出ようとは誰も思わないでしょ?それと同じだよ」

日明
「うん、不安なんだと思う。
 今まで信じてきたもの、当たり前だと思っていたものがそうじゃなかったとわかった時に不安にならない人は相当芯が据わってる、いや据わりすぎてるかな。
 不安になるのはごく自然の反応だからそれをおかしいと思う必要はないよ。

 自覚が今はないみたいだけど、多分そのうちわかるようになってくると思う。
 話を聞くぐらいならいつでもできるから、もし不安なことがあったら何でも話してよ。
 話すだけでも楽になるから」

――して別回線。

「うわびっくりした」

めちゃくちゃドスの効いた声が返ってくるとは思わなんだ。

「冴さんのそんな声初めて聴いたよ。よっぽど嫌いなんだね。気持ちはわかる

でも割とこの少年も大型犬パルメザンチーズ程じゃないけどブーメランなんだよなあ。

日明
ある意味めちゃくちゃ斜に構えた見方してるね?
 頼んでなくても誰かを命がけで助ける人ってのはいるものだけど、
 それで庇われたからってホントにそういう酷い奴だって言われてるワケじゃないんだけどね。
 まあ、気持ちはわからなくもないんだけど……僕も自分が無力なせいだって思っちゃうし」

人を助ける側の仕事をしているので無力さを痛感させられて何とも言えなくなるらしい。

日明
「あ、冴さんその辺り知らなかったっけ?
 そうなんだよ、めっちゃくちゃ難儀なことになってる

強調する程度には大変な事態だとこの少年は捉えていた。

「うん、そうしてあげて。何度も呼びかければきっと彼も理解していくと思う」

意味がなければ貴方にこういうことを頼んだりはしないというのは理解できると思われる。
そして貴方を信頼しているが故に友を頼むとも言っているのであるとも。
信頼していなければ友達の矯正(?)を任せないだろう。


ENo.358 テレーゼ とのやりとり

テレーゼ
「ふ、ふふ、いや悪い。
なんか、安心しちゃって…少なくとも私は、友人のサンドリヨンだと思っているよ、こうして話していても、そう感じてる…」

テレーゼ
「心配要らない、と言われても心配してしまう性分なんでね。
ほら、痛い物は痛いだろうし苦しい物は苦しいだろうから、心配はさせてもらうぞ。
お互い元気に行こう!この世界で元気も何もないかもしれないが…うん、無事でいるから…サンドリヨンもどうか、無事で」


ENo.360 瑞稀 とのやりとり

瑞稀
「や、話し相手の何が不満なんだよ。
 こんな状況…話せるやつが一人でもいたら嬉しいだろ」

向こうもこちらも関係ない。
リオネルは、リオネルだから。

そう呟いた。


ENo.545 東堂玄樹 とのやりとり

東堂玄樹
「自覚しているというより自覚させられた形ではあるな……
色々言われているしな」

東堂玄樹
「あぁしっかりと手を貸そう
……それ以外は何も変わりないっという事だ、良さも変わりないという意味でも」


ENo.881 えるざ とのやりとり

えるざ
「うん…なんか、気合い入ってないシャバ僧(根性無し:ヤンキー用語)は、身体が溶けてスライムになっちゃうって噂もあるし……アゲてかなきゃ!」


ENo.978 杏里 とのやりとり

「あ……そーいえば、ぼく冬のセーフクのまんまだ~」

画面内の冴の両手をまじまじと見、自分の姿を見下ろしてみてふと気づいた。
イバラシティではすでに衣替えの季節になっており、最近は夏制服で登校しているはずが、
改めて見降ろす自分の姿は、初めてハザマにやって来た時と変わらず冬制服のままだ。

「ホントだね、そんなルールになってるなんて気づかなかったよ~」

「たしかに、なくしちゃったり壊しちゃったりの心配はないんだ。
 そう考えるとかえってよかったかも!」

根が能天気な杏里、ポジティブ結論にあっさりと同意した。
あなたの普段通りを貫く姿に、徐々に気分が楽になって来る。

「そーいえば、サエのイノウってどんなの? 聞いてもダイジョーブ?」

彼は普段通りだが、周辺が全くの異常環境であるため、
今通話をしている杏里のことを疑わしく思うのであれば答えなくともよい。
そんな意を込めて、尋ねてみる。


ENo.1104 刀崎 依良 とのやりとり

刀崎 依良
それは流石に主催者とかに言って。
…いや、言っても、しょうがないか。私は、とある人から、教えられたから。

まぁ、そのおかげで、その時間がなくなるのは、いいこと」

刀崎 依良
「ん。じゃあ、一旦切るね。何かわかったら、お互い、また通信で。
オーバー」


以下の相手に送信しました

ENo.19
翠眼の怪物
ENo.302
秋桐誠司
ENo.388
ユイノ
ENo.581
ツクシ
ENo.658
天弖





特に何もしませんでした。















防衛がんばるぞい
ENo.11
シエ
ENo.546
不幸喰らい
ハザマに生きるもの
ホスト
ネギさん
















TeamNo.892
ENo.892
ランメイ
ENo.895
マサキ
防衛がんばるぞい
ENo.11
シエ
ENo.546
不幸喰らい
















チナミ区 H-16:チェックポイント《瓦礫の山》


防衛がんばるぞい
ENo.11
シエ
ENo.546
不幸喰らい
立ちはだかるもの
守護者《DEER》A
守護者《DEER》B







変化LV5 UP!(LV10⇒15、-5CP)
防具LV5 UP!(LV60⇒65、-5CP)

アブソーブ を習得!
血気 を習得!
イクステンション を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!





特に移動せずその場に留まることにしました。
体調が全回復しました!

シエ(11) がパーティから離脱しました!

チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》』へ採集に向かうことにしました!

MISSION!!
チナミ区 H-16:チェックポイント《瓦礫の山》 を選択!







>> これまでのあらすじ


[822 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[375 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[396 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[117 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[185 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

 

 

 

アンドリュウ
紫の瞳、金髪ドレッドヘア。
体格の良い気さくなお兄さん。
料理好き、エプロン姿が何か似合っている。

ロジエッタ
水色の瞳、菫色の長髪。
大人しそうな小さな女の子。
黒いドレスを身につけ、男の子の人形を大事そうに抱えている。

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。

白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。



アンドリュウ
「ヘーイ!皆さんオゲンキですかー!!」

ロジエッタ
「チャット・・・・・できた。・・・ん、あれ・・・?」


 


エディアン
「あらあら賑やかですねぇ!!」

白南海
「・・・ンだこりゃ。既に退室してぇんだが、おい。」


チャット画面に映る、4人の姿。

 

 


ロジエッタ
「ぁ・・・ぅ・・・・・初めまして。」

アンドリュウ
「はーじめまして!!アンドウリュウいいまーすっ!!」

エディアン
「はーじめまして!エディアンカーグいいまーすっ!!」


 


白南海
「ロストのおふたりですか。いきなり何用です?」

アンドリュウ
「用・・・用・・・・・そうですねー・・・」

アンドリュウ
「・・・特にないでーす!!」

ロジエッタ
「私も別に・・・・・ ・・・ ・・・暇だったから。」


少しの間、無音となる。

 


エディアン
「えぇえぇ!暇ですよねー!!いいんですよーそれでー。」

ロジエッタ
「・・・・・なんか、いい匂いする。」

エディアン
「ん・・・?そういえばほんのりと甘い香りがしますねぇ。」


くんくんと匂いを嗅ぐふたり。


アンドリュウ
「それはわたくしでございますなぁ!
 さっきまで少しCookingしていたのです!」

エディアン
「・・・!!もしかして甘いものですかーっ!!?」

アンドリュウ
「Yes!ほおぼねとろけるスイーツ!!」

ロジエッタ
「貴方が・・・?美味しく作れるのかしら。」

アンドリュウ
「自信はございまーす!お店、出したいくらいですよー?」

ロジエッタ
「プロじゃないのね・・・素人の作るものなんて自己満足レベルでしょう?」

アンドリュウ
「ムムム・・・・・厳しいおじょーさん。」

アンドリュウ
「でしたら勝負でーすっ!!
 わたくしのスイーツ、食べ残せるものなら食べ残してごらんなさーい!」

エディアン
「・・・・・!!」

エディアン
「た、確かに疑わしい!素人ですものね!!!!
 それは私も審査しますよぉー!!・・・審査しないとですよッ!!」

アンドリュウ
「かかってこいでーす!
 ・・・ともあれ材料集まんないとでーすねー!!」

ロジエッタ
「大した自信ですね。私の舌を満足させるのは難しいですわよ。
 何せ私の家で出されるデザートといえば――」

エディアン
「皆さん急務ですよこれは!急務ですッ!!
 ハザマはスイーツ提供がやたらと期待できちゃいますねぇ!!」


 

 

 

3人の様子を遠目に眺める白南海。


白南海
「まぁ甘いもんの話ばっか、飽きないっすねぇ。
 ・・・そもそも毎時強制のわりに、案内することなんてそんな無ぇっつぅ・・・な。」

白南海
「・・・・・物騒な情報はノーセンキューですがね。ほんと。」


 

 

 

チャットが閉じられる――












防衛がんばるぞい
ENo.546
不幸喰らい
ハザマに生きるもの
炎使い




251 434


1st
炎使い


















防衛がんばるぞい
ENo.546
不幸喰らい
TeamNo.1624
ENo.1624
りゅ




442 464











チナミ区 H-16

チェックポイント《瓦礫の山》



チェックポイント。

守護者《DEER》
黒闇に包まれた巨大なシカのようなもの。


再び現れる守護者。

  


守護者《DEER》
「――我が脳は我が姫の意思。我が力は我が主の力。」


それは言葉を発すると共に襲いかかる!












防衛がんばるぞい
ENo.546
不幸喰らい
立ちはだかるもの
守護者《DEER》




436 543


1st
守護者《DEER》








ENo.546
リオネル・サンドリヨン
イラスト1:リオネル(イバラの姿)
イラスト2:リオネル(ハザマでの姿)(有償にて依頼しました!ありがとうございます!)
イラスト3:サブキャラ冴

リオネルは何か年齢変わらない不思議な時空、冴は普通に進級という措置を取っています。

……。

■メインキャラ
 リオネル・サンドリヨン(Lionel・Cendrillon)

相良伊橋高校2年4組
195cm 91Kg 11月6日生まれ

性別:男
髪:夕焼け色、ハーフアップ
目:銀色
他の特徴:そばかす
好き:ちわわ(Eno.180)、和食、辛いもの(でも弱い)、友人との雑談、家族、世界史、体育
嫌い:蜂蜜、空腹、普通自動車、善意を盾にして脅す奴、理由の分からぬ喪失、英語(得意科目ではある)
微妙:ディストピアSF(でも読んじゃう)

こんな見た目だが母国語は日本語である。英語とフランス語の日常会話が可能。
将来の夢とか未定。焦る。とりあえず進学してそこから先は後で考えることにしている。
性格はだいぶ真面目な方。気性穏やかで、臆病な本質ゆえに争いごとは得意ではない。それでも、仲間が傍にいるのであればいかなる窮地でも共に在ろうとし、仲間が貶められることがあれば相応に激昂し、仲間に危機が迫れば周りを驚かせるような行動に出ることもある。
過去に色々あったようで、どちらかというと抱え込みやすい気質。しかし、色々な人との出会いを経て、少しずつ改めようとしている。

   カラミティ イーター
異能≪不幸喰らい≫
・誰かの代わりに『不幸』を引き受けることができる。
・発動のためには、その『不幸』を何らかの形で認識する必要があり、『不幸喰らい所持者』の認識と実情に齟齬があると発動が不完全になる。
・異能が発動した際『蜜のような味』がする。異能の使用後、食欲が失せることもある。
・異能『所持』の代償で不幸体質になっている。異能『使用』の代償で、不幸が悪化する。それは誰かの代わりに受けた『不幸』とまた別である。この不幸は基本的に『不幸喰らい所持者』に向けられる。例外もある。


■サブキャラ
 恒川 冴(ヒサシガワ サエ)

貝米継高校1年→2年
170cm 55~59㎏で頻繁に変動 3月24日生まれ

性別:男
髪:上は鳶色、下だけ空色
目:髪と同様
他の特徴:シンプルなイヤーカフ、右手首のミサンガとブレスレット
好き:自由、時間帯問わず晴れた空、甘いもの、卵料理、RPG等のレベリングや周回
嫌い:煮干し、束縛、休憩無しの勉強、度を超えた努力、家族
微妙:自分自身

我が道を突き進む高校生。不良高校に通ってはいるが、こいつ自身は不良というよりヤル気が無いだけ。喧嘩は売られたら癪なので買うけど別段強くはないし好きでもない。
基本的にひねくれ者。面倒ごとは嫌いな割に 目の前で誰かの危機が迫っていれば助太刀くらいはしようと考えるし、一度決めたことはそうそう曲げない。表情の変化は少ない方だし 自身の感情に疎い部分も見られるが、内面はそれなりに普通の少年。

   イデア クラフト
異能≪無形象り≫
・形の存在しないものを具現化する。それは武器や鎖 等々になる。具現化したものを砕くと一時的にそれが弱体化する。
・具現化するのは『誰かに紐づいたもの』でなければならない。
・発動対象の『名前』および『同意』が必要。
・代償は体力。使うと疲れる。何か食べて眠れば治る。代償の徴収タイミングは、異能の効果が切れた時。
・トリガーは『恒川冴が 具現化したいものを 左手を使って文字に記す』こと。
・記した文字が裂かれると異能の効果が切れる。
・よく使うのは『欲望』と『理念』。最近物騒なので毎日この二つは具現化して指輪にしている。




■サブキャラ(敵)
 恒川 昇(ヒサシガワ ノボル)

リオネルと同学年
180cm 69㎏ 4月10日生まれ

性別:男
髪:黒
目:上が黒、下が緑
好き:自分、両親、自分以外を見下す瞬間
嫌い:弟、自分が見下されること

リオネルの元友人?であり、冴の兄。こっそりイバラシティに来て、弟を何らかの形で『駄目』にしようと目論んでいる。
異能は不明。有無を含めて不明。






























・・・。


『不幸喰らいの英雄』は、ある世界に伝わる『御伽噺』だ。
 平和だった国に災厄が訪れ、その災厄を英雄が全て『喰らい』一か所に集め、その英雄をどこかの世界に放り出す。これにより、再び国は平和になった。
 そんな、英雄という名の生贄の物語。
 それは断じて全てが真実というわけではないが、同時に『ただの御伽噺』と切り捨てていいものではない筈だった。しかし人々は、それが作り話だと思い込んだ。過ちは繰り返され、平和になった国に再び災厄が訪れた。
              サンドリヨン
 色の無い竜は、傘下にある『灰被る国』より素質ある若者を選んだ。
 彼は争いを好まぬ穏やかな気質をしていた。
 彼は他者の痛みを自分の痛みとして捉えるほどの『善良』な人間であった。
 彼は守護者と呼ばれる 治安維持にまつわる仕事を与えられており、荒事に慣れていた。
 彼の名は、リオネルといった。

 彼はその力で各地の不幸を喰らい宿し、その身をもって銀の竜に捧げるシメイを課された。

 彼はそのシメイを引き受け。
 それが果たされることは、無かった。


・・・。


リオネル・サンドリヨンの正体はアンジニティの咎人である。『四肢に鎖をつけ、体内に瘴気を宿した硝子の竜』のような出で立ちをしており、負傷しても欠損しても時間を置くことで再生する。
その力を使うことで、病を、傷を、痛みを、怒りを、悲しみを、時には争いそのものを『喰らい』腹を満たす化け物。
争いごとがあるたびに近寄ってくることから、災厄の象徴のような扱いを受けているかもしれない。

『不幸を喰らう』際には腹を満たすだけでなく、その不幸を硝子の竜が引き受けているというのに。

否定される前、滅亡に瀕したとある国を救うシメイを賜った。侵略を阻止することもまたシメイの延長線上にあると考えていたが、今はそれに意味が無いことを自覚している。
自覚した上で、立ち止まることが出来ずにいる。
彼は、かつての「シメイ」と 自分自身の意志が混ざったまま区別出来ていない。

時折、傷を『喰らう』という形でイバラシティに与する者の治療を行う姿が見られるかもしれない。自らの姿が人間から見て異質であると自覚し、守ると決めた者たちから敵対される覚悟を決めて。


・・・。


ハザマの地にて。
リオネルは防御、支援を。
恒川冴は攻撃、妨害を担当する。
つまりはどちらも『防衛』の参加者である。
30 / 30
364 PS
チナミ区
D-2
行動順6【堅固】DF・HL↑
15487
525







アンジ出身イバラ陣営の集い
7
相良伊橋高校
1
死なない。
ハザマにこにこ刑務所
3





Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4古びた足枷防具30活力10
5罪悪滔天武器20回復10【射程1】
6ガラス瓶素材20[武器]反射15(LV30)[防具]反反10(LV25)[装飾]舞反10(LV25)
7ド根性雑草素材15[武器]防狂10(LV20)[防具]反護10(LV25)[装飾]復活10(LV25)
8ボロ布素材10[武器]闇纏10(LV20)[防具]敏捷10(LV20)[装飾]耐闇10(LV20)
9ギャンブルワッフル料理135攻撃10防御10強靭15
10ガラス瓶素材20[武器]反射15(LV30)[防具]反反10(LV25)[装飾]舞反10(LV25)
11何か固い物体素材15[武器]攻撃10(LV20)[防具]防御10(LV20)[装飾]共鳴10(LV20)
12夕日色の執念防具60命脈10
13鉄板素材20[武器]強靭10(LV30)[防具]防御15(LV30)[装飾]耐風15(LV30)
14不思議な食材食材10[効果1]器用10(LV5)[効果2]敏捷10(LV10)[効果3]耐疫10(LV15)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
武術20身体/武器/物理
具現5創造/召喚
変化15強化/弱化/変身
領域25範囲/法則/結界
防具65防具作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
其の『欲望』で砕け
(ブレイク)
5050敵:攻撃
『欲望』を翻す
(ピンポイント)
5050敵:痛撃
其の『理念』で刻め
(クイック)
5050敵:3連撃
『理念』で薙ぐ
(ブラスト)
5050敵全:攻撃
『傷喰らい』
(ヒール)
9050味傷:HP増
『恐怖』は命綱
(ドレイン)
5050敵:攻撃&味傷:HP増
『欲望』で絶つ
(ペネトレイト)
5050敵貫:痛撃
『欲望』は撓る
(スイープ)
5050敵列:攻撃
其の『欲望』で狙え
(ストライク)
5050敵:攻撃+自:連続減
『理念』の剣よ、降れ
(アサルト)
5050敵:痛撃+自:連続減
其の『理念』を降らす
(クリエイト:タライ)
5050敵:攻撃&混乱
守護者の防御術
(ガードフォーム)
60100自:DF増
竜の翼、硝子の盾
(リフレクション)
5050自:反射
『弱さ』に背け
(デアデビル)
5060自:HP減+敵傷4:痛撃
其の『理念』は堅牢なりて
(クリエイト:シールド)
82200自:DF増+守護
牽制の一撃
(クリーンヒット)
5060敵:痛撃&次与ダメ減
絡め取る『欲望』の鎖
(コンテイン)
5050敵列:精確攻撃&次与ダメ減
阻む『欲望』の鎖
(クリエイト:チェーン)
50100敵3:攻撃&束縛+自:AG減(1T)
守護者の護るべきは何れ
(カプリシャスナイト)
5050敵:痛撃&護衛
空色の執念
(ローバスト)
50100自従:MSP・AT増
研ぎ澄ませ、空色の剣
(クリエイト:ウィング)
50130自:追撃LV増
守護者の回避術
(プロテクション)
5080自:守護
彼の『理念』は誰が為に
(チャージ)
50100敵:4連鎖撃
強欲の一撃
(ディベスト)
5070敵:強化奪取+痛撃
『矛先喰らい』
(ガーディアン)
7050敵:攻撃+味傷:護衛
守護者の心得
(ガーディアンフォーム)
60200自:DF・HL増+連続減
硝子の竜の逆鱗
(カウンター)
60130自:反撃LV増
矛先祓い
(ワイドプロテクション)
50300味全:守護
空色の斧
(イレイザー)
50100敵傷:攻撃
アブソーブ50100敵全:次与ダメ減
『不幸喰らいの化物』
(ツインブラスト)
50220敵全:攻撃&麻痺+敵全:攻撃&盲目
夕日色の執念
(エスコート)
60100自:次受ダメ減+味列:護衛
イクステンション5250自:射程1増(7T)+AT増(3T)
空色の大剣をひとつ
(ハードブレイク)
51120敵:攻撃
不幸喰らいの最果て
(インヴァージョン)
50150敵全:攻撃&祝福を猛毒化

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
『弱さ』を砕く
(猛攻)
550【戦闘開始時】自:AT・DX増
竜守の盾
(堅守)
550【戦闘開始時】自:DF・AG増
『鈍さ』を捨てる
(攻勢)
550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
其は嘗ての願い
(守勢)
750【戦闘開始時】自:DF増+AT減
其は調和竜の呪縛
(献身)
750【戦闘開始時】自:HL増+LK減
『不幸喰らいの英雄』
(太陽)
750【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
『気配』を砕く
(隠者)
550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
血気540【戦闘開始時】自:現在HP割合が低いほど攻撃ダメージ増
空色の楔
(覇気)
540【被HP回復後】敵全:精確攻撃
宙舞う空色の剣
(一望千里)
530【戦闘開始時】自:DX増+射程3以上なら連撃LV増
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
癒しの調べ
(ヒール)
050味傷:HP増
ペッカー光るやつ
(カレイドスコープ)
0130敵:SP光撃&魅了・混乱
呪符:誰かの怖いもの
(ブレイク)
050敵:攻撃
変化/散布:治療液(致命傷特化)
(リザレクション)
0150味傷:HP増+瀕死ならHP増
打ち砕く灼熱
(バーニングチューン)
0140自:炎上+敵5:火撃&麻痺
アクアヒール
(アクアヒール)
070味傷:HP増+炎上を守護化
サモン:イエローマッチョ
(ディスエンチャント)
0300敵全:地撃&強化ターン効果を短縮





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]クリエイト:メディカルリキッド[ 1 ]サモン:ノーム[ 1 ]ポイゾナスブラッド
[ 1 ]キーンフォーム[ 1 ]クリエイト:ウェポン[ 1 ]プロテクション
[ 1 ]クリエイト:ミラー[ 1 ]タイムリーバー[ 1 ]ポーションラッシュ
[ 1 ]クリエイト:ジャイアントフィスト[ 1 ]ラッキータイム[ 1 ]リザレクション
[ 1 ]クリエイト:マシンガン[ 1 ]フォースフィールド[ 1 ]サモン:シャドウ
[ 1 ]エスコート[ 1 ]アリア[ 1 ]ファーマシー
[ 2 ]ヴィガラスチャージ[ 1 ]パワーブースター[ 1 ]サモン:ウィスプ
[ 1 ]コンセントレイト[ 1 ]アスティオン



PL / logi_minamo