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<< 8:00~9:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




 
 

そうして、彼――叔父との共同生活が始まった。



自由奔放、実家に居た頃、仕事自体は従順にこなす一方で
自らの信念に反する事は嫌な顔を見せていた彼であったから。
果たしてどれだけ自営業をこなせているのかと一抹の不安はあったが、

どうもそれは杞憂だったらしい。



と、いうのも。
男が想像していた以上に、彼は随分と上手に仕事をこなしていたのだ。

元よりの気さくな性格に加えて、実家に居た時に培われた観察力が良い塩梅となり
彼の接客は人に好印象を与えるそれそのものであった。

仕事には関わりのない雑談にも気さくに応対し、
事情がある様子の客人の話は寄り添う様な相談に乗る。
彼曰く、「誰かと接する事が楽しい」らしく、
その言葉通り露骨に嫌な顔をしている所を見た事が無い。

あの頃から変わらない、良くも悪くも素直で直情的な彼がそこにいる。
客の側からしてもきっとその裏表の無さが信頼に足るものとなっているのだろう。



“預かり屋”という特殊な生業。

“封じる”という行為を発想を変えて商売道具として利用し、
異能で封印を施す事で厳重に保管する事をあくまでも“預かる”と謳う。

利用する客人はそう多くないとは言えど、生計は成り立っている様で。
当の彼自身もこの特殊な異能を使う事に躊躇いもない様子。
勿論訝しがられる事もあるけれど、その時はその時だ。
対象の所有者の了承が無ければ使うことの出来ない異能なのだから、
どうしようもならない時は引き下がりもする。引き止める事はない。
それでも、叔父を信じて大切なものを預けてくれる人も見ている限りでも少なくはなくて。
叔父の立場を考えれば実家の連中に探られかねないような宣伝は一切行わずとも、
人と人との繋がりや信頼感で細々とでも営業を続けられていた。



……これは憶測であるけれど、


きっと彼には、こういう仕事の方が性に合っていたのだろう。


あの頃の彼は……と、鮮明に遡るには少々日が経ちすぎてしまっているが、
それでも、今の方がずっと生き生きとしているのは確実で。




「…………」




考え方によっては、あまりにも危険な営業だった。

封印だなんて滅多にない異能を、言い方は変えているとしても世間に晒して。
一度一族の耳に届こうものなら、すぐにでも足がつきかねない危ない橋。
ここに居るから見つけてくれと両手を広げているようなもの。


それでも……それでも、男は。

それを止めろと言う事が出来なかった。


これが自分のしたかった事だと。
自分の異能を使って誰かの為になる事をしたいと。

そう、叫ばれでもしている様に錯覚してしまうから。


……そんな彼が、あまりにも輝いて映るから。




そんな姿を眺めていると、純粋に。

“よかった”と。




不思議と、穏やかな気持ちになる自分がいたのだった。









何だかんだで、そつなくこなす叔父。




ただそんな彼にも苦手なものがあった。


それが何かというと、







「いただきまーす!」


「いただきます」


彼の言葉に続き、男も両手を合わせる。



日も落ち、事務所も閉めた後の居住スペースには良い香りが立ちこめていた。

食卓の上には、二人分の料理。
今日は焼き魚におひたし、白米にお味噌汁という和食の定番といった献立。
開かれた鯵の白い身を隣で相棒の猫が物欲しげに見つめているが、置いといて。

そんな夕食を作り上げたのが、
瞳をキラキラと輝かせている叔父――ではなく、男。つまり、俺自身。


そう、何を隠そうこの同居人。
何でもかんでも出来ると言わんばかりの調子を見せておきながら、
事料理に関する事はてんで駄目。料理の腕はからっきしだったのである。



ただそう、フォローではなくあくまでも現実的な話をすると、
実の所これまでの実家での生活を踏まえると無理も無い事でもあるのだ。


これまでの生活を一言で現すと、『好き嫌い等出来ない環境』だった。

食べずに仕事を行わねばならない時もある。空腹の腹の音など御法度。
その気になれば“飢餓感”といった感覚を封じる事も可能だが、それでは生きてはいられない。
動き奔り生き抜く為には“食事”という行動は必要不可欠なものであり、
事実、何を口に入れても栄養として取り入れられる様にと鍛錬までさせられた事もあったのだ。

……まあ、その結果。
一族の人間の幾人かではゲテモノ食いすら生まれている状況で。
そうでなくとも所謂『味覚音痴』になっている家族も少なくはなく。

そうなってしまえば、呆気なく関心は外へと追いやられてしまい
料理の機会など自ずと遠のいてしまうもので。


目の前の叔父も、例に漏れずその内の一人になってしまったという訳だ。




「やー、お前の料理は何を食べても美味いよなぁ」

「それは……流石にちょっと、大袈裟すぎじゃない?」

「む、そうか? 俺はお前のおかげでこれでも大分助かってるんだけどな」


対する男は、逆にそれをよしとしなかった人種だ。


何でも食べられる様にする事は確かに仕事をこなす上で重要な事と判断し、
けれど、それはそれとして。
無事味覚音痴にならずに済んだ事実に感謝をしつつ、
どうせ食べるならば美味しい方が良いに決まっているという思考が働いて、
プライベートではなるべく栄養が豊富でより美味しいものを作る様にしていた。

それに、料理が出来る男の方が“ウケがいい”とも言われているから。
仕事をこなす上で都合が良いものだと判断し、結果一石二鳥。
行動に移す上で迷い等一寸も無かった。


そんなこんなで、まあつまるところ
彼よりもずっと自分は料理が上手だったものだから。


一度、振舞ってやれば賞賛の嵐。

翌日からはすっかり料理担当に落ち着いてしまっていたという次第である。



「や、でもやっぱり美味いって。俺だけじゃこうはいってなかっただろうしさ」
「流石にお米とインスタント味噌汁の生活には勝ってると思ってるよ」
「はは、違いねぇ。けど、最近のインスタントや冷凍食品も中々のレベルなんだぜ?」
「ふぅん……?」

向かいの彼の話に相槌を挟み、ずずと味噌汁を控えめに啜った。
……うん、少なくとも此処に来て初日に出された
あの水に味噌を薄めただけの様な味噌汁よりかはずっと美味しい。自画自賛できる。

彼曰く、進歩しているだの美味しくなっているだのという事であるが、
インスタントはインスタントだ。栄養が偏っている様に思えてならない。


だから、自分が料理担当になったからには極力自炊で済ませようと思っていたのだが。
その上でささやかにも悩んでいる事が、一つ。


「……嗚呼、そういえば。お前って和食以外の料理には挑戦してみないのか?」


いつかは出るだろうと思っていた、提案。
丁度脳裏で似た様な事を考えていたタイミングだったものだから、
驚きと訝しみとでもの凄く絶妙な顔をしたのは言うまでもない。

身を解そうと鯵の開きに差し込んだ箸をそのままに、そろりと顔を上げた。


「…………俺の和食にケチをつけると?」

「いやいやいや、そうじゃなくて。純粋な興味だ、興味。
 それだけの腕があるんだったら、いくらでも美味いモンを作れるだろうにって事」
「これでも大分バリエーションを増やした方だと思ってたんだけど、」
「ああうん。“和食限定”でな」


そう、和食限定だ。
それでも大分増やした方なのだ。
実家暮らしでは到底手に入らなかった豊富な種類の食材との出会いに加え、
スーパーやコンビニと言った気軽に買い物が出来るといった整った環境のおかげで
男自身もこれまで挑戦出来ていなかった料理を作る機会が増えていた。

実家は海産物が多くとれる地域であったものだから、
どうしても魚や海鮮ものの料理に偏りがちであったけれど。
此処に来てからというもの肉等の料理が増えた方ではあるのだ。


だから、自分では満足していた。

料理の中でも得意分野のものだから。
これをそのまま磨き続ければ良いと思っていたのだけれど。


「……、成る程。洋食とかか……」


「お、もしかして作る予定ではいたとか?」
「特に予定はないよ」


きっぱりと断言してやれば、彼は露骨に口元をむすっと結んでしまい。
それも直ぐに箸で運ばれた白米を食すべく開く事になっていた。
暫くもぐもぐと咀嚼して、やがて再び口が開かれる。

「でもほら、分かんないだろ?
 お前もいずれ大事な人に料理を振る舞う事になるかもしれないし」

「…………」

「…………」

「振る舞われる側じゃなくて振る舞う側なんだ俺」
「最近は家庭的な男性の方がモテるとも言うからな」
「うわあうちの家計的には絶対にあり得ない考え方……」
「だーかーら。お前も知っての通り、うちの考えは兎に角古臭いんだって」


ああ言えばこう言われる。
この人はどうにかして料理の腕を磨いて欲しいらしい。

「…………」


……ああ、でも。


「……まあ。
 予定は無い、けど……考えておくのはありかもしれない」



そう、出来る事は増やしておくに限る。
今時の考えに触れておくのも悪くない。

出来る事が増えればそれだけ可能性も視野も広がるというものだ。


予定は未定程度の呟き。
それでも、彼の耳には確と届いたらしく、何やら嬉しそうに表情を綻ばせていた。

「……!」

「叔父さんの為に作るとは一言も言ってないけどね」

「あ! なんだよ、ケチだなぁ」


まるで子供の様な反論。
何だか都合良くも自分より年下の様だと思ってしまえば、口元の力が抜けて。


(……あ、)


気付いたら、微笑んでいた様だ。

口から意図せずにくつくつと小さな笑みが零れ出る。






……思えば、彼との共同生活の中で随分と笑う機会が増えた様な気はしていた。


それが果たして何故なのか、
自分の中に如何なる変化があった為かは分からないけれど。


「自分の為だよ、自分の為」


それでも、決して悪い気分ではなくて。


「……まあ、でも」


少なからず、彼のおかげである事も予想は出来ていたから。





「……分かったよ、考えとく」





だからきっと、そんな風に。
誰かを甘やかしたいだなんて、思う様になってしまったのだろう。




満足げな彼の顔を見てしまったが最後、
ああそれでも良いやと思ってしまった自分も、きっと。大概なのだから。

 








ENo.153 十九号 とのやりとり

指先に伝わる仄かなあたたかさ。
ころりころりと喉を鳴らす音こそ聞こえないものの、
その仕草から、彼女も歓んでくれていることを察するには充分で。
改めて――そっと。金色の目を和らげる。

そのまま暫く柔らかな感触と戯れていたところ、
不意に彼女が彼へ引き戻されて。ぱちり、と、目を瞬いた。

「?」

不意にとは言え、その挙動はさりげない。
けれどそれは、どこか牽制する動きにも似て。

……はて。この場合。
いったい”誰”を”牽制”するものやら――――


「…………、」

気が付けば、すっと腕が伸びていた。
黒い爪先が彼女を通過して――彼へと向かい。

「枢木」

到達したのは、白い頬。
肉球で輪郭を覆うように、さわり。さわりと撫でる。
目元を黒い爪でなぞりながら、覗き込む。

ああ、これは言わない方がいいのかな。
そもそも勘違いなら、とても恥ずかしいのだけれど。


「もしかして、妬いてくれた?」


「成程、時計塔に行くってのはいい案かもな。
 結局、冬はツクナミ区が打ち壊されてて行けなかったし」
 
確か、カスミ区に別の時計塔が建っていたはずで。
それくらいなら、鈍い自分でも思い当たる見込みがあると思えた。


……なんて。
彼が言いたいのは”そういうこと”ではないだろう。

明日になれば、ここにいないかも知れない。
本来、自分達の住む世界はそういう場所で。
もしかしたら、それは今も――これからも。
本質は変っていないのかもしれないけれど。

それでも。

ここではない、平穏な日々に。
平凡で、ありきたりな未来を夢見るということ。

世界に絶望しかなかった男。
未来に希望などなかった男。

ヒトとしては不完全な自分たちが、「互い」の「未来」を見据えて。
あまつさえ不透明な約束を重ねるなんて。

一年前の、一体誰が想像できただろう?


だから。


「…………あぁ」

力強く、頷いてみせる。


こうしてまた約束を交わして、ぼくたちはヒトになっていく。
前を向いて、ヒトであり続けることができる。
彼さえいれば、それが可能だと信じているのだ。

根拠なく。愚直に。
けれど、どこまでも確固たる確信を以て。



「はは、そりゃぁ一杯あるとも。
 ここでひとつひとつ聞かせてやりたいが、それはあちらに帰ってからな。
 興味がありゃ聞き出してくれ。
 問題は、やりたいことが随時追加更新されていくことなんだが……
 まぁ、未来はまだまだ長いんだし、生きてる間になんとかなるだろ」


軽い口調で応じながら、背中の感触に頬を緩めた。
視界一杯の浅葱色が眩しくて、ほぅと小さく息を吐く。
そうして、青い瞳を見詰めたまま。

「……うん」

「大丈夫じゃなくなりそうになったら、枢木を見るよ。
 おまえに嘘は吐きたくないし、そもそも苦手だからさ。
 だから、素直に甘えるし、触るし、……頼らせて欲しい」   
 
宣言する様に告げてみせるも、
どこかで懇願するような台詞になってしまったのは、
余り、こういったことに慣れていない所為に違いない。
はにかむように笑いながら身体を離したことだろう。


「でも、それは枢木も。なにかあったらぼくに頼って。
 ぼくだって、」


おまえの 相棒なんだから。







「っと」

彼の身体を受け止める。
次いだ返答はなんとも簡潔で、たった2文字のものだったけれど。

それでも。
「……ん」


・・・・・・
それで、充分。

自分の言葉が、ちゃんと伝わってくれたこと。
それを、彼が噛み締めてくれていること。

それが、ちゃんとわかったから。


ぽんぽん、と。あやすように。
暫くの間、彼の背中を摩っていたことだろう。 
「そりゃぁな。枢木のご飯は美味しいし、
 残すなんて勿体な――って。もうとか言うな、もうとか」
「けど、確かに喰ったばかりなのに消費が早いな。
 身体の調子は飛ばされる時間と連続してるってことかもな」

もしくは――怪我の修復にリソースを割いているか。だが。

身を預ければ、ふかふかとした毛並みに受け止められた。

いつもよりもその手は大きくて、若干体温が高く感じられるけれど。
よく知る彼のにおいがする。
此処に居てくれる。

あやす様な手の動きがとても心地よくて、
暫し、その感触を甘受していたのだが――

「…………。
 ……あ、あの。うん。もう大丈夫」

次第に落ち着きを取り戻すと同時、
端から見れば子供をあやす様にも見えるのではと気付いてか
おずおずと貴方から離れようとするのだった。
「えぇ……だって現実でも一緒に夕飯を食べたばかりで、
 その上こっちでも“さっき”食べたんだから。

 ……でも、そっか。佳仁さんの場合は異能の維持も関わってくるのか。
 大丈夫? 今のところ体の調子がおかしいとか、無い?」

十九号(153) から 不思議な雫 を手渡しされました。
「別に齧ったりはしねぇよ……って、あぁこれ。渡しとくぜ。
 ぼくが持っていたら割っちまいそうだし」

 液体の入った硝子瓶を掌に預けた。















月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木
ハザマに生きるもの
洗濯機A
洗濯機B
















月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木
うねうねはえっち
ENo.175
レウコ
ENo.1105
イジェン







百薬LV3 DOWN。(LV20⇒17、+3CP、-3FP)

具現LV5 UP!(LV10⇒15、-5CP)
解析LV5 UP!(LV10⇒15、-5CP)
防具LV7 UP!(LV60⇒67、-7CP)

十九号(153) の持つ ItemNo.17 何かの骨 から防具『鈍銅色のライター』を作製しました!
ItemNo.15 羽 から防具『燐灰石の首飾り』を作製しました!
 ⇒ 燐灰石の首飾り/防具:強さ77/[効果1]風柳10 [効果2]- [効果3]-
枢木
「さて……これだけ磨けば十分かなぁ」


ハティ(603) とカードを交換しました!

真紅の協奏 (フレイムレゾナンス)


リザレクション を研究しました!(深度1⇒2
リザレクション を研究しました!(深度2⇒3
クライオセラピー を研究しました!(深度0⇒1

リンクブレイク を習得!
マナブースター を習得!
サモン:スプーキーアイ を習得!
リザレクション を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






十九号(153)翌檜 を入手!
枢木(296)ポプラ を入手!
十九号(153)鉄くず を入手!
枢木(296)鉄くず を入手!






十九号(153) に移動を委ねました。

カミセイ区 M-5(森林)に移動!(体調25⇒24
カミセイ区 M-6(森林)に移動!(体調24⇒23
カミセイ区 M-7(森林)に移動!(体調23⇒22
カミセイ区 N-7(森林)に移動!(体調22⇒21
カミセイ区 O-7(森林)に移動!(体調21⇒20

採集はできませんでした。
   - 十九号(153) の選択は カミセイ区 H-4:チェックポイント《森の学舎》(ベースキャンプ外のため無効)

MISSION!!
カミセイ区 N-6:カミセイ大公園 が発生!
   - 十九号(153) が経由した カミセイ区 N-6:カミセイ大公園
   - 枢木(296) が経由した カミセイ区 N-6:カミセイ大公園







>> これまでのあらすじ


[822 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[375 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[396 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[117 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
[185 / 500] ―― 《大通り》より堅固な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

 

 

 

アンドリュウ
紫の瞳、金髪ドレッドヘア。
体格の良い気さくなお兄さん。
料理好き、エプロン姿が何か似合っている。

ロジエッタ
水色の瞳、菫色の長髪。
大人しそうな小さな女の子。
黒いドレスを身につけ、男の子の人形を大事そうに抱えている。

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。

白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。



アンドリュウ
「ヘーイ!皆さんオゲンキですかー!!」

ロジエッタ
「チャット・・・・・できた。・・・ん、あれ・・・?」


 


エディアン
「あらあら賑やかですねぇ!!」

白南海
「・・・ンだこりゃ。既に退室してぇんだが、おい。」


チャット画面に映る、4人の姿。

 

 


ロジエッタ
「ぁ・・・ぅ・・・・・初めまして。」

アンドリュウ
「はーじめまして!!アンドウリュウいいまーすっ!!」

エディアン
「はーじめまして!エディアンカーグいいまーすっ!!」


 


白南海
「ロストのおふたりですか。いきなり何用です?」

アンドリュウ
「用・・・用・・・・・そうですねー・・・」

アンドリュウ
「・・・特にないでーす!!」

ロジエッタ
「私も別に・・・・・ ・・・ ・・・暇だったから。」


少しの間、無音となる。

 


エディアン
「えぇえぇ!暇ですよねー!!いいんですよーそれでー。」

ロジエッタ
「・・・・・なんか、いい匂いする。」

エディアン
「ん・・・?そういえばほんのりと甘い香りがしますねぇ。」


くんくんと匂いを嗅ぐふたり。


アンドリュウ
「それはわたくしでございますなぁ!
 さっきまで少しCookingしていたのです!」

エディアン
「・・・!!もしかして甘いものですかーっ!!?」

アンドリュウ
「Yes!ほおぼねとろけるスイーツ!!」

ロジエッタ
「貴方が・・・?美味しく作れるのかしら。」

アンドリュウ
「自信はございまーす!お店、出したいくらいですよー?」

ロジエッタ
「プロじゃないのね・・・素人の作るものなんて自己満足レベルでしょう?」

アンドリュウ
「ムムム・・・・・厳しいおじょーさん。」

アンドリュウ
「でしたら勝負でーすっ!!
 わたくしのスイーツ、食べ残せるものなら食べ残してごらんなさーい!」

エディアン
「・・・・・!!」

エディアン
「た、確かに疑わしい!素人ですものね!!!!
 それは私も審査しますよぉー!!・・・審査しないとですよッ!!」

アンドリュウ
「かかってこいでーす!
 ・・・ともあれ材料集まんないとでーすねー!!」

ロジエッタ
「大した自信ですね。私の舌を満足させるのは難しいですわよ。
 何せ私の家で出されるデザートといえば――」

エディアン
「皆さん急務ですよこれは!急務ですッ!!
 ハザマはスイーツ提供がやたらと期待できちゃいますねぇ!!」


 

 

 

3人の様子を遠目に眺める白南海。


白南海
「まぁ甘いもんの話ばっか、飽きないっすねぇ。
 ・・・そもそも毎時強制のわりに、案内することなんてそんな無ぇっつぅ・・・な。」

白南海
「・・・・・物騒な情報はノーセンキューですがね。ほんと。」


 

 

 

チャットが閉じられる――












月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木
ハザマに生きるもの
フェアリー
フェアリー




432 211



2nd
フェアリー


3rd
フェアリー


















月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木
陸海空イバラ征服するなんて
ENo.173
タウラシアス
ENo.502
ナックラヴィー




236 415













カミセイ区 N-6 周辺

カミセイ大公園



公園・・・ のような場所。

枯れた芝生。涸れた噴水。

色褪せた遊具。

 

ギィ・・・ ギィ・・・・・

 

何か、音がする。

 

ギィィィ・・・・・

 

地獄滑り台
地獄という字が浮き出ている。
きっとこれは地獄滑り台だ。

高速回転ブランコ
とても回転している。
まるで乗せる気がないようだ。

乗りすぎシーソー
満席を超越している。
まるで乗せる気がないようだ。


 

遊具が独りでに動き出す・・・!!












月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木
立ちはだかるもの
地獄滑り台
高速回転ブランコ
乗りすぎシーソー




256 435



2nd
高速回転ブランコ


3rd
地獄滑り台


4th
乗りすぎシーソー








ENo.296
枢木
 
枢木 [ Kururugi ]


 年齢:25歳  性別:男  身長:176cm

 基本的ににこにこと人当たりのいい青年。
 一方で飄々としており掴みどころが無い。気分屋。
 異能を用い、タニモリ区雑居ビルの片隅で
 『預かり屋』を営んでいる。(タニモリ区:H-8)


【預かり屋『夏梅』】

“文字通り、なんでも預かります”と、うたい文句を掲げる
こじんまりとした枢木が営む事務所の様な場所。
無くしたくないもの、手放したいもの、一時預かってほしいもの等を文字通り、一目に触れる事無く大切に保管してくれる。有料。
どこに封じ保管をしているかは彼のみぞ知る。

          ・・・・・
 ――預けるものは、何でも良いのだ。
    貴方が所持し、貴方がそう“望む”のであれば――



【異能:『袋小路』…封じる力】

実体の有無問わず生物まであらゆるものを“閉じ込めてしまう、所謂“封術”とよばれる力。
封じる為には、当人或いはその持ち主の『了承』が絶対必要。
扱い方によっては派生した能力を使う事も可能らしいが、
その他能力の詳細に関しては明かしていない部分が多い。

寄り添っている猫の守護霊は相棒の“壱緒”。
昔の飼い猫で、彼が初めて力を使う事に成功した存在。



◇既知関係やお店利用した事あります発言等はご自由に。
◆長文置きレスメイン。のんびりお付き合い下さいませ。
◇キャラの性質上、又今後の予定上、現状OTISは
 使用出来ない様に設定してあります。予めご了承ください。
◆プロフ絵5種(内3種は宮沢原始人様からの頂き物です)
 一部カットインやアイコンもコミッションにて頂いた
 イラストを使用させて頂いています。有り難うございます!























・かけがえのないひとができた。(ENo.153)
 居場所であり恋人でもあるその人に信頼を寄せている。


・数年前に行方不明になった恩人である“初代店主”を捜している。

・日の当たらない世界の事情にそれなりの理解がある。
 
20 / 30
677 PS
カミセイ区
O-7
行動順6【堅固】DF・HL↑
15851
535







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4潮騒の御守防具30活力10
5濡烏の棒手裏剣武器30回復10【射程2】
6ラベンダー素材15[武器]魅了15(LV25)[防具]気合10(LV25)[装飾]魔力15(LV30)
7かたやき料理40器用10敏捷10耐疫10
8毒牙素材20[武器]猛毒15(LV30)[防具]反毒15(LV30)[装飾]耐疫15(LV25)
9燐灰石の首飾り防具45体力10
10潮騒の御守装飾40祝福10回復10
11花びら素材10[武器]混乱10(LV25)[防具]舞魅10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
12干し飯料理70治癒10充填10増幅10
13素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]命脈10(LV25)[装飾]回復10(LV10)
14夜陰色の羽織防具82反護15命脈10
15燐灰石の首飾り防具77風柳10
16藍玉の小刀装飾140回復15
17残月の棒手裏剣武器140体力15【射程2】
18不思議な雫素材10[武器]水纏10(LV20)[防具]敏捷10(LV10)[装飾]耐水10(LV20)
19素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]命脈10(LV25)[装飾]回復10(LV10)
20毒牙素材20[武器]猛毒15(LV30)[防具]反毒15(LV30)[装飾]耐疫15(LV25)
21ポプラ素材25[武器]追風15(LV35)[防具]耐災25(LV35)[装飾]風纏25(LV40)
22鉄くず素材10[武器]強撃10(LV20)[防具]増勢10(LV20)[装飾]反地10(LV20)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
命術20生命/復元/水
具現15創造/召喚
百薬17化学/病毒/医術
解析15精確/対策/装置
防具67防具作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
澪撃・迅
(ブレイク)
5050敵:攻撃
澪撃・穿
(ピンポイント)
5050敵:痛撃
澪撃・巴
(クイック)
5050敵:3連撃
澪撃・放
(ブラスト)
5050敵全:攻撃
ヒール6050味傷:HP増
澪撃・潤
(ドレイン)
7050敵:攻撃&味傷:HP増
ペネトレイト5050敵貫:痛撃
澪撃・閃
(スイープ)
5050敵列:攻撃
ストライク5050敵:攻撃+自:連続減
澪撃・漣
(ウォーターフォール)
5050敵:水撃
澪撃・惑
(クリエイト:タライ)
5050敵:攻撃&混乱
澪撃・障
(サステイン)
7050敵:攻撃&味傷:守護
流光ノ印
(エチュード)
50120味全:DX増(4T)
決3睡蓮ノ渡
(ヒールポーション)
5050味傷:HP増+猛毒減
夢幻ノ印
(リフレクション)
5050自:反射
奔浪ノ印
(プリディクション)
50120味列:AG増(3T)
碧晶ノ印
(フロウライフ)
5080自:MHP・DF増
クリエイト:シールド52200自:DF増+守護
奔濤ノ印
(マーチ)
60100味全:AT増(4T)
浜柃ノ渡
(アクアシェル)
5050味傷:HP増+火耐性増
鈴音ノ渡
(ライフリンク)
5050自従傷:HP増+HP譲渡
澪撃・玲
(コールドウェイブ)
5080敵4:水撃&凍結+自:炎上
澪標ノ渡
(アクアリカバー)
7080味肉:HP増+肉体変調を守護化
澪撃・渦
(ヘイルカード)
50100敵5:粗雑水領撃
澪撃・貫
(アイスソーン)
5070敵貫:水痛撃
宿茶ノ渡
(クリエイト:ヴェノム)
5090敵:猛毒・麻痺・腐食
曙星ノ印
(クリエイト:メガネ)
50100味:DX・AG増(5T)
澪撃・蝕
(スコーピオン)
7050敵:痛撃&衰弱+痛撃&朦朧
トランス50100自:混乱+自:AT・HL増+魅了を祝福化
決3落水ノ印
(マナポーション)
5050味傷:HP・SP増
澪撃・凛
(チャージ)
50100敵:4連鎖撃
決3沈煉ノ渡
(アクアヒール)
5070味傷:HP増+炎上を守護化
決3清澄ノ印
(ファーマシー)
70110味傷:HP増+肉体精神変調減
澪撃・護
(ガーディアン)
5050敵:攻撃+味傷:護衛
水鏡ノ印
(ブロック)
5080自:守護+DF増(2T)+味傷:護衛
澪撃・縹
(アクアブランド)
6150敵:水痛撃&味傷:HP増
パワフルポーション50120自:AT・DF増+猛毒・麻痺・衰弱
スノードロップ50150敵全:凍結+凍結状態ならDX減(1T)
澪撃・浪
(バックフロウ)
50100味傷:精確水領撃&HP増&隊列後退
サモン:スライム52300自:スライム召喚
召来【猫霊】
(サモン:サーヴァント)
55300自:サーヴァント召喚
澪撃・茫
(ツインブラスト)
50220敵全:攻撃&麻痺+敵全:攻撃&盲目
リンクブレイク50150敵全:精確攻撃&従者ならDX・AG減(3T)
召来【袋小路】
(サモン:ウンディーネ)
55400自:ウンディーネ召喚
霧幻ノ渡
(ヒールミスト)
50200味全:HP増+敵全:射程3以上ならDX減(2T)
マナブースター50100味列:魔力LV増
波鱗ノ渡
(クリエイト:バンデージ)
50150味傷:HP・鎮痛LV増
サモン:スプーキーアイ53300自:スプーキーアイ召喚(複数可)
決3リザレクション50150味傷:HP増+瀕死ならHP増
澪撃・晶
(アイシクルランス)
50150敵:水痛撃&凍結
決3玉響ノ渡
(インフェクシャスキュア)
50140味列:HP増
氷輪ノ渡
(クライオセラピー)
50150味傷5:HP増+凍結
コンフィデンス50300自:MSP・HL増

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
玻璃ノ印
(猛攻)
550【戦闘開始時】自:AT・DX増
堅守650【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
海神ノ印
(献身)
650【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
隠者550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
月冴ノ印
(肉体変調耐性)
540【戦闘開始時】自:肉体変調耐性増
御鏡ノ印
(瑞星)
530【クリティカル後】自:反射
召喚強化520【戦闘開始時】自:具現LVが高いほど自身の召喚するNPCが強化
澪撃・沫
(五月雨)
640【スキル使用後】敵:3連水撃
夕凪ノ印
(水特性回復)
520【戦闘開始時】自:水属性スキルのHP増効果に水特性が影響
睡蓮ノ印
(修復)
530【被HP回復後】自:守護
君影ノ渡
(対症下薬)
530【HP回復後】対:変調軽減+名前に「自」を含む付加効果のLV減
火照ノ印
(水の祝福)
550【戦闘開始時】自:命術LVが高いほど水特性・耐性増
瑠璃ノ印
(薬師)
550【戦闘開始時】自:HL増+名前に「防」を含む付加効果のLV増
水明ノ印
(治癒領域)
650【自分行動前】味傷3:HP増
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
砕波
(ブレイク)
050敵:攻撃
ハードブレイク
(ハードブレイク)
1120敵:攻撃
朝の支度
(アクアリカバー)
080味肉:HP増+肉体変調を守護化

(ダウンフォール)
0130敵傷:闇撃
Die Another Day
(アサルト)
050敵:痛撃+自:連続減
闇のドレインのやつ
(ボロウライフ)
070敵:闇撃&味傷:HP増
マジカルパンチ
(ハードブレイク)
1120敵:攻撃
決3
ヒーリングソング
(ヒーリングソング)
0120味全:HP増+魅了
決3
秘符【節制】
(ナース)
0180味傷5:HP増
真紅の協奏
(フレイムレゾナンス)
0160自:火特性・火耐性・水耐性増





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]リザレクション[ 3 ]ファーマシー[ 3 ]チャクラグラント
[ 3 ]ヘイルカード[ 2 ]ティンダー[ 3 ]ストライク
[ 3 ]五月雨[ 1 ]クライオセラピー[ 3 ]アクアリカバー
[ 3 ]アクアブランド[ 3 ]チャージ



PL / 詩杏