［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

　受付嬢として、マヤはいつも通り接客をこなしていた。
　あの騒動からなんの解決もしていないので、不安が無いわけ無い。
だがそこは大人であり一職員、内心をひた隠しにしながら職務に励む彼女に免じて
ハクカク達もいつも通り、大量の本を相手取りながら密かに見守る事にした。

　そんなある日、一息付く時間帯。
マヤは視線を感じていた。
だが刺すような殺意もなければ、下心のある卑しい気配もなく…
ふと、本棚で小さな影が動くのが目の端で見えたのだ。

「!」

　それ目が合うと、慌てて身を隠した。が、小さな小さな手は見えたまま。

「あらあら…」

　自然と笑みが溢れる。

「いらっしゃい。
ようこそ、虎魄館へ」
「にゅ?」

　小さな客は返事をすると同時に顔を出す。
そして何度か出たり隠れたりを繰り返した後、恐る恐る歩み寄る。
マヤは視線を合わせるようにその場で屈み、歓迎した。



「ぼく、イザナギ!」
「そぉ、イザナギちゃ…ええっ!?」
「マヤさん!?」

　本ではなく、マシンガンを抱えてドアを蹴破り現れたのはハクカクである。

「……ん? 無事だった?」
「は、はい……」

　何故武装してまで駆け付けてくれたのか
マヤには判っていたのでそれ以上は言わないでおいた。
　それよりも問題は…

「ほら、びっくりして放心状態じゃあないか。
マヤ、長旅で疲れているだろうし茶を出してやっておくれ」
「そうですね、はい!」

　場を纏めたのは、後からのっそりと現れた館の主フジウル。

「来訪者が無害なことは判っていたから僕は急がなかったんだよ。
イザナギ、そこの受付席でいいから座っていなよ」
「うん!」
「ハクカクはそれ片付けておきなよ」
「はいはい…」

　ハクカクは判っていた。フジウルには『３つの顔』があることを。
御坊っちゃんとして紳士的に振る舞う顔。
内に潜めた好戦的な獣の顔。
そして一柱の神性として偉ぶりたい邪神の顔。
イザナギと呼ばれた子供に見せているのは、その３番目の顔。



「美味しかった?」

　茶菓子をゆっくり食み、頷きながら応えた。

「落ち着いたかな?」

　フルーツジュースをゆっくり飲み干し、頷きながら応えた。

「さて、イザナギ。遠路遙々お疲れ様。それで用件は何かな?
回線を通して済ませれない用事というのが気になるね」
「おはな、みせたかったの」
「花ぁ?」

　それこそ画像送信で済ませれば良いだけでは?
と口に出す前に、この子の言う花は恐らくだが一般的な花ではない…!

「……それって、ひょっとするとストロールフラワーかい?」
「そうだよお、フジさんよくわかったねえ!」
「ま、待ってまって。イザナギちゃん?
そのﾅﾝﾄｶフラワーは何処にあるの?」

　来館した時からこの子はぬいぐるみだけ抱えていたし
肩掛け鞄からは銀のジョウロがはみ出ているだけで
花の一輪も持っていない……
　そしてまたもじもじと返答を躊躇いだした。

「イザナギちゃん?
大丈夫よ、皆びっくりはするかもしれないけど誰も怒らないから。
お花に何があったか教えてくれないかな?」
「あ、あのね…
おはな、もってきたんだけどね、おにーちゃんが
もっていっちゃったの……」
「ぬ、盗まれた????」

　この島で言えばネクタイト(特殊な条件下で精製される使い捨ての異能石)を
花にしたような代物と言えば危険性が伝わるだろうか?

「え……ちなみにそのおにーちゃんってどんな人だったか覚えている?」
「えとね…かみのけがきいろとちゃいろで、ぎんいろのをいっぱいつけてて…」
「名乗りは?」
「えとね、ネヴネイリーザ」
「な、な、なな……うそぉ!? マジで!? ネヴィかよ!!」

　柄にもなく焦燥感に駆られるハクカクを一同は奇異の目で見詰める。

「そいつ、ｸｿ厄介なｸｿチンピラでｸｿ天邪鬼野郎なの!」
「はしたない表現だな……
君が詳しいってことは『こちら』のチンピラなんだね?
何をそんな慌ててるんだい」
「だってあいつ、ギベオンの連れだし?!
実力で言えば業界でもトップクラスのマフィアだけど
フリーなのはギベオンに尽くすため、って言ったらヤバさ判る??」
「あー判ったよ、うん。その上でもう一つヤバい状況なのも判ったね」
「何さ?!」
「トリフェーンが最近単独行動が多いんだよ。
花の匂いに気付いてるかもね?」
「なんだってええええ?!」
「えっ! おじさんいたんだあ!」

　巡り会ってはならない役者がこの島で揃ってしまう…
いや、既に揃ってしまったかもしれない…
　この場をちょうど留守にしている司書長、現状を把握しているのか定かでないが
打破する目処があるのを願うしかない。
波乱は確実に起こるが、最小限に留め、せめてイバラの住民に迷惑が掛からないようにしなければ。
　老けて劣ろってしまった自分だけでは、力の有り余ったフジウルを制御しつつ
マヤやイザナギやイバラ住民を守りつつ、無法者と人食いを相手取るのは荷が重すぎるのだ…

ギンカ(1) から 大蒜 を手渡しされました。

エルミリア(160) に ItemNo.17 ダンボール を手渡ししました。

ItemNo.20 エナジー棒 を食べました！
　体調が 1 回復！（21⇒22）
　今回の全戦闘において 活力10 防御10 が発揮されます。
　今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった！

梅の木たちを退けながら進んでいく。

すると梅の香りとは別の、何か甘い香りが漂ってくる･･･

　

香りを追ってゆくと、梅の花に囲まれた売店がある。

そこに、店員？と思われるふたり。




　

こちらに気づく。








どうやら団子を作っているようだ。

　






　

空中に突然現れるミヨチン。





　









　

お団子を受け取り、早速ひとくち。






両手でピースサインをするふたり。

　

　

　

　

　

団子を食べて嬉しそうなミヨチン。





笑みを浮かべる。

　




ピョンっとジャンプすると、空中で姿を消した。

　

　

　

･････身体の奥から、少し力が湧き出る感覚。


各CP･FPが2増加した！

呪術LV を 5 UP！（LV5⇒10、-5CP）
合成LV を 5 UP！（LV0⇒5、-5CP）

エルミリア(160) により ItemNo.5 石盾 に ItemNo.3 不思議な装飾 を合成してもらい、駄物 に変化させました！
　⇒ 駄物／素材：強さ10／［武器］攻撃10(LV50)［防具］活力10(LV50)［装飾］体力10(LV50)／特殊アイテム

ステバ(219) により ItemNo.22 大蒜 から防具『ニンニク茎編みの服』を作製してもらいました！
　⇒ ニンニク茎編みの服／防具：強さ140／［効果1］体力15 ［効果2］－ ［効果3］－

エルミリア(160) の持つ ItemNo.12 美味しい果実 から料理『フルーツ味噌汁』をつくりました！
　⇒ 技巧料理！［ 1 2 1 = 4 ］大失敗！何だこれは！！！！料理の効果1～3が消失！
ステバ(219) の持つ ItemNo.17 ビーフ から料理『牛玉味噌汁』をつくりました！
　⇒ 技巧料理！［ 2 4 6 = 12 ］成功！料理の強さが増加！

ハニィ(821) とカードを交換しました！

落雷 （クレイジーチューン）


ディム を研究しました！（深度1⇒2）
マーチ を研究しました！（深度0⇒1）
マーチ を研究しました！（深度1⇒2）

ダークネス を習得！
マインドブレイク を習得！
ディバウア を習得！
敗柳残花 を習得！
瘴気 を習得！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

ギンカ(1) は 翌檜 を入手！
エルミリア(160) は 桜 を入手！
ステバ(219) は ポプラ を入手！
魄角(452) は ポプラ を入手！
ギンカ(1) は 羽 を入手！
魄角(452) は たけのこ を入手！
魄角(452) は ビーフ を入手！
ステバ(219) は たけのこ を入手！
エルミリア(160) は ビーフ を入手！
ギンカ(1) は 皮 を入手！
魄角(452) は 禁断じゃない果実 を入手！
エルミリア(160) は 禁断じゃない果実 を入手！
エルミリア(160) は 禁断じゃない果実 を入手！
エルミリア(160) は 禁断じゃない果実 を入手！

エルミリア(160) に移動を委ねました。

チナミ区 P-17（森林）に移動！（体調22⇒21）
チナミ区 P-18（森林）に移動！（体調21⇒20）
チナミ区 P-19（山岳）に移動！（体調20⇒19）
チナミ区 P-20（山岳）に移動！（体調19⇒18）
カミセイ区 P-1（草原）に移動！（体調18⇒17）

［816 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［370 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙
［367 / 500］ ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
［104 / 500］ ―― 《白い岬》より精確な戦型
［147 / 500］ ―― 《大通り》より堅固な戦型



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　

　

　





　




チャット画面にふたりの姿が映る。

　





　





　








ドライバーさんから伝えられた内容に動揺している様子のふたり。

　





　

　

　

ザザッ――

　

チャットに雑音が混じる･･･

　

　

　




　

ザザッ――

　




　

ザザッ――

　




　




　

　

　

ザザッ――

　

　

　





　

　

　





　

　

　

チャットが閉じられる――