突如図書館に響くマヤの絶叫。
「マヤ?!」
「マヤさん?!」
「どうしたんだい」
事情こそ判らないが、各自の発言で緊急事態であるのだけは確信した。
彼女を常に気遣いあれこれ手立てしている司書長が
図書館という巨大な具現物施設を掌握しているフジウルが
不測の事態に出会したわけだ…
怯えて身を縮める彼女が指差す方向に
その原因があった。
「腕…?
しかもこれ…」
「間違いない…
しかし何故此処に…」
「うん?
誰の腕なの」
察しが付かなかったのは、この中で最も縁のないフジウル。
彼女を落ち着かせる合間に、彼のために説明を施してやろう。
「まず、この青くて太い腕。食屍鬼のもので
ⅩⅩⅩⅤの刺青は末尾No.35を表していて
…ただ、この変な形になっているのはよくわからないね。出所も」
存在としては有り得たが、目の前に現れるのは有り得ない事実。
食屍鬼の腕は半端な位置から綺麗に切断されてるものの
妙な位置から手が生えているという異様な状態だ。
ただ、何故彼女のデスクに無造作に置かれているのだろうか?
「僕でも察知できなかったよ。
突然発生したとしか言えないね。
…ふむ、末尾No.35の食屍鬼のか」
異能の街ならば異能の一言で片付くのだが
異能の正体が不明で、あまりにも不気味だ。
物が物なだけに、マヤでなくとも絶叫待ったなしであろう。
「
ギベオンめ…
嗅ぎ付けやがったな…」
彼女等には壮絶な過去がある。
正直、このシマに分館を建てたのもその避難と言っても過言ではない。
もう彼女は、マヤは、記憶も力もない、か弱い受付嬢だから…
[今は休戦の時期
闇の商売と通じている彼なら
交易や航路を利用して
この島に現れても不思議ではない
やりすごす策を本格的に練るべきかと]
「トリフェーン!
あんたもう大丈夫なの?」
[祈祷したからさっきよりは…]
彼もまた食屍鬼だが別個体。諸事情で具合が悪い中仕事を手伝わせていた。
タブレット端末による筆談が必須。面倒だが、発声器官は失われているため仕方がない。
こう見えて最近まで軍人だった。なので彼の情報は当てになる。
「休戦か…
以前より早くなったんだな」
司書長も元軍人。トリフェーンよりずっと前に前線から離脱した。
[物資が足りないからでなく、逆に十二分に蓄えてから
敵領土や異世界に攻め込むスタイルになってきたからな]
「堅実だね。異形らしくない」
身体能力の高さで圧倒するし、好きなのが、地元のバケモノどもなのだ。脳筋。
[恐らく『新入り』の影響かと。
ギベオンが新しい商売に精力的な理由にもなってますね]
http://lisge.com/ib/talk.php?dt_p=627&dt_sno=48327005&dt_kz=12
解析LV を
5 DOWN。(LV5⇒
0、+5CP、-5FP)
変化LV を
10 UP!(LV0⇒
10、-10CP)
料理LV を
5 UP!(LV50⇒
55、-5CP)
ロゼ(622) により
ItemNo.21 毒牙 から装飾『
懐中時計』を作製してもらいました!
⇒ 懐中時計/装飾:強さ130/[効果1]耐疫15 [効果2]- [効果3]-
ギンカ(1) の持つ
ItemNo.12 ビーフ から料理『
牛煮込み味噌汁』をつくりました!
⇒ 技巧料理![ 4 6 2 = 12 ]成功!料理の強さが増加!
ステバ(219) の持つ
ItemNo.23 ビーフ から料理『
牛煮込み味噌汁』をつくりました!
⇒ 技巧料理![ 3 5 1 = 9 ]成功!料理の強さが増加!
ItemNo.13 ビーフ から料理『
牛煮込み味噌汁』をつくりました!
⇒ 技巧料理![ 6 4 2 = 12 ]成功!料理の強さが増加!
⇒ 牛煮込み味噌汁/料理:強さ55/[効果1]活力5 [効果2]体力5 [効果3]防御5
エルミリア(160) により
ItemNo.21 懐中時計 に
ItemNo.2 駄物 を付加してもらいました!
⇒ 懐中時計/装飾:強さ130/[効果1]耐疫15 [効果2]体力10 [効果3]-
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エルミリア 「付与します」 |
カシス(1046) とカードを交換しました!
堕落の呼び水
(ダウンフォール)
タイムリーバー を研究しました!(深度0⇒
1)
タイムリーバー を研究しました!(深度1⇒
2)
コンフィデンス を研究しました!(深度0⇒
1)
ガードフォーム を習得!
ビューティーフォーム を習得!
ラトゥンブロウ を習得!
ローバスト を習得!
ウィークネス を習得!
ディベスト を習得!
サンダーフォーム を習得!
クリエイト:バトルフラッグ を習得!
肉体変調特性 を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[787 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[347 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[301 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[75 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
ザザッ――
画面の情報が揺らぎ消えたかと思うと突然チャットが開かれ、
時計台の前にいるドライバーさんが映し出された。
ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。初老くらいに見える。
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ドライバーさん 「・・・こんにちは皆さん。ハザマでの暮らしは充実していますか?」 |
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ドライバーさん 「私も今回の試合には大変愉しませていただいております。 こうして様子を見に来るくらいに・・・ですね。ありがとうございます。」 |
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ドライバーさん 「さて、皆さんに今後についてお伝えすることがございまして。 あとで驚かれてもと思い、参りました。」 |
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ドライバーさん 「まず、影響力の低い方々に向けて。 影響力が低い状態が続きますと、皆さんの形状に徐々に変化が現れます。」 |
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ドライバーさん 「ナレハテ――最初に皆さんが戦った相手ですね。 多くは最終的にはあのように、または別の形に変化する者もいるでしょう。」 |
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ドライバーさん 「そして試合に関しまして。 ある条件を満たすことで、決闘を避ける手段が一斉に失われます。避けている皆さんは、ご注意を。」 |
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ドライバーさん 「手短に、用件だけで申し訳ありませんが。皆さんに幸あらんことを――」 |
チャットが閉じられる――