
散ってしまったり、枯れてしまった花を見るのは、あまり得意ではない。
小さな頃、母の日にと買ったカーネーション。
母は多忙な人で、ゆっくりと愛でる時間が出来る頃には、いつも花は枯れてしまっていた。
シロツメクサの花冠と指輪。
病室のベッドのシーツをドレスに見立てて、兄と結婚式のごっこ遊びをした。
それから少しして見た、茶黒く変色した茎と花を見る兄の眼差しに、後悔と恐ろしさが押し寄せた。
それ以来、どこかで眺めることはあっても、身近に置くことは無かったのに。
ここに来て、石に咲くようになった花達。
これはきっと、可能性が可視化されたものではないかと、自分は思っている。
『その身体に宿った可能性を開花させる異能』ではないかと、小さな頃に言われていたから。
母の約束を破って異能を使い、兄を救ったあの日、わたしの中に希望が生まれた。
下された診断が本当であれば、兄の中に、可能性が残っているという事だから。
でも、それが有限であることも、いつかついえてしまう事も、幼心にわかってしまっていた。
あの頃の、そして今のわたしに出来ることは、
時間稼ぎをし続けながら、可能性を本当にする手立てを模索する事だけ。
けれどもし、その時間すらももう、残されていないのだとしたら。
イバラシティでの夕食での会話。いつからか自分に負担が掛かるようになったお守りの祈り。
兆候はもう、出始めている。
あの色を、あの表情を。わたしはもう、見たくないのに。
イデオローグ(474) に
ItemNo.6 ラベンダー を送付しました。
さき(911) に
ItemNo.13 爪 を送付しました。
変化LV を
5 UP!(LV5⇒
10、-5CP)
付加LV を
5 UP!(LV50⇒
55、-5CP)
偽黒初(77) により
ItemNo.1 不思議な武器 に
ItemNo.5 最初に拾った石 を合成してもらい、
駄物 に変化させました!
⇒ 超絶合成![ 4 5 5 = 14 ]不発!
⇒ 駄物/素材:強さ10/[武器]攻撃10(LV50)[防具]活力10(LV50)[装飾]体力10(LV50)/
特殊アイテム
イデオローグ(474) の持つ ItemNo.11 クヴィスリング に ItemNo.17 を付加しようとしましたが、付加材料を見失ってしまいました。
イデオローグ(474) の持つ
ItemNo.2 マシカ崎灯台の想い出 に
ItemNo.16 ラベンダー を付加しました!
さき(911) の持つ ItemNo.2 マシカ崎灯台の想い出 に ItemNo.14 を付加しようとしましたが、付加材料を見失ってしまいました。
フェデルタ(165) とカードを交換しました!
燃え盛る炎
(ヒートイミッター)
ナース を研究しました!(深度0⇒
1)
ナース を研究しました!(深度1⇒
2)
ナース を研究しました!(深度2⇒
3)
ディベスト を習得!
フローズンフォーム を習得!
グロウスルーツ を習得!
肉体変調特性 を習得!
上書き付加 を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[787 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[347 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[301 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[75 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
ザザッ――
画面の情報が揺らぎ消えたかと思うと突然チャットが開かれ、
時計台の前にいるドライバーさんが映し出された。
ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。初老くらいに見える。
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ドライバーさん 「・・・こんにちは皆さん。ハザマでの暮らしは充実していますか?」 |
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ドライバーさん 「私も今回の試合には大変愉しませていただいております。 こうして様子を見に来るくらいに・・・ですね。ありがとうございます。」 |
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ドライバーさん 「さて、皆さんに今後についてお伝えすることがございまして。 あとで驚かれてもと思い、参りました。」 |
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ドライバーさん 「まず、影響力の低い方々に向けて。 影響力が低い状態が続きますと、皆さんの形状に徐々に変化が現れます。」 |
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ドライバーさん 「ナレハテ――最初に皆さんが戦った相手ですね。 多くは最終的にはあのように、または別の形に変化する者もいるでしょう。」 |
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ドライバーさん 「そして試合に関しまして。 ある条件を満たすことで、決闘を避ける手段が一斉に失われます。避けている皆さんは、ご注意を。」 |
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ドライバーさん 「手短に、用件だけで申し訳ありませんが。皆さんに幸あらんことを――」 |
チャットが閉じられる――