
奇遇と言わずに、何と譬えるべきだろうか。
あれだけ熱心に背中から様子を窺ってそう経たずに、向こうの方から話を持ち出されようとは。
―――私自ら折らねば成らぬ、という声が。
あれだけ飄々として、過剰に道化てみせるような存在が。
静かに告げた声色が、まだ耳に残っている気がする。
あいつは、アイツではなかった。
しかし、やはり、というべきではあるんだろう。
縁はあった。
それも飛び切りの悪縁だ。
付喪における、主の仇とはどれほどに重いものなのだろうか。
――親を得て、子という形で生れるのと。
主を得なければ、自我を帯びてこないであろう付喪は、どう違う?
わからない。
わかるはずもない。
俺は付喪ではない。
‥なんなら親に対して抱いている気持というのもあまりいいものじゃない。
それでも、近しい者や親しい者が奪われる痛みはわかる、つもりだ。
‥瞼に閉ざされて伺えない瞳はどんな色をしているんだろうか。
表情も柔らかさこそ湛えたままだったが。
その下にどれだけの激情を隠していただろうか?
憎悪は、ひとを『焦がす』、という。
捥がれて戻らないものたちは狂おしいまでの情動だ。
もう燃えるものないほどに燃え尽きて、鼻を衝くほどに焦げるにおいが‥
‥‥
焦げ臭い?
「あっ」
――火にかけていた魚を慌てて見遣るが、もちろん、もう遅かった。
「‥‥」
自分の分だからダメにしてしまっても然程困るわけじゃないんだが。
それほどに注意力を欠いていたことのほうにびっくりする。
そりゃあ、立振る舞いを考えたら。
アイツが、そういうことをしていて。
かつての身内で、かつての仲間で。
そして、自らの行いで仇敵にしてしまった一振りに追われている、というのは、想像に難しくはないことだ。
「‥カガチだったら、どう答えただろうなあ」
――虚空に投げる返答に答はない。
代わりというにはあまりにもわざとらしく。
芯までも燃え切ってしまった串が、ぼき、と折れた。
ケイ(157) から
駄物 を受け取りました。
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ケイ 「んで、こっちがアスさんの分。 一応持ってて。」 |
グラウティア(184) に
ItemNo.17 皮 を送付しました。
響鳴LV を
5 DOWN。(LV10⇒
5、+5CP、-5FP)
命術LV を
5 UP!(LV20⇒
25、-5CP)
百薬LV を
5 UP!(LV20⇒
25、-5CP)
料理LV を
5 UP!(LV50⇒
55、-5CP)
しらきり(1182) により
ItemNo.13 駄物 から法衣『
古紙の残香漂うマフラー』を作製してもらいました!
⇒ 古紙の残香漂うマフラー/法衣:強さ32/[効果1]活力10 [効果2]- [効果3]幸運11
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白霧 「最近思うのじゃが、こういった素材の匂いがの、どうも"向こう"でよく嗅いでいたような気がするんじゃが…お主はどう思う?」 |
ユーキ(984) の持つ
ItemNo.7 不思議な食材 から料理『
焼き菓子』をつくりました!
⇒ 美酒佳肴![ 3 2 4 = 9 ]成功!料理の付加効果のLVが増加!
⇒ 技巧料理![ 1 3 1 = 5 ]大失敗!何だこれは!!!!料理の効果1~3が消失!
ユーキ(984) の持つ
ItemNo.10 たけのこ から料理『
たけのこのきんぴら』をつくりました!
⇒ 美酒佳肴![ 6 6 1 = 13 ]成功!料理の付加効果のLVが増加!
⇒ 技巧料理![ 4 6 1 = 11 ]成功!料理の強さが増加!
ティトリ(136) の持つ ItemNo.9 たけのこ から料理『
たけのこの甘辛煮』をつくろうとしましたが、相手から取引生産許可が出ていませんでした。
グラウティア(184) により
ItemNo.13 古紙の残香漂うマフラー に
ItemNo.3 駄物 を付加してもらいました!
⇒ 古紙の残香漂うマフラー/法衣:強さ32/[効果1]活力10 [効果2]活力10 [効果3]幸運11
ラ―トゲルダ(386) とカードを交換しました!
ハンニバル
(ヘイルカード)
クイックレメディ を研究しました!(深度0⇒
1)
クイックレメディ を研究しました!(深度1⇒
2)
クリエイト:バトルフラッグ を研究しました!(深度0⇒
1)
☆コンフィデンス を習得!
☆コンテイジョン を習得!
☆アナスタシス を習得!
☆初習得ボーナス:各FPが6増加した!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!

[787 / 1000] ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
[347 / 1000] ―― 《廃ビル》研がれる牙
[301 / 500] ―― 《森の学舎》より獰猛な戦型
[75 / 500] ―― 《白い岬》より精確な戦型
―― Cross+Roseに映し出される。
ザザッ――
画面の情報が揺らぎ消えたかと思うと突然チャットが開かれ、
時計台の前にいるドライバーさんが映し出された。
ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。初老くらいに見える。
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ドライバーさん 「・・・こんにちは皆さん。ハザマでの暮らしは充実していますか?」 |
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ドライバーさん 「私も今回の試合には大変愉しませていただいております。 こうして様子を見に来るくらいに・・・ですね。ありがとうございます。」 |
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ドライバーさん 「さて、皆さんに今後についてお伝えすることがございまして。 あとで驚かれてもと思い、参りました。」 |
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ドライバーさん 「まず、影響力の低い方々に向けて。 影響力が低い状態が続きますと、皆さんの形状に徐々に変化が現れます。」 |
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ドライバーさん 「ナレハテ――最初に皆さんが戦った相手ですね。 多くは最終的にはあのように、または別の形に変化する者もいるでしょう。」 |
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ドライバーさん 「そして試合に関しまして。 ある条件を満たすことで、決闘を避ける手段が一斉に失われます。避けている皆さんは、ご注意を。」 |
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ドライバーさん 「手短に、用件だけで申し訳ありませんが。皆さんに幸あらんことを――」 |
チャットが閉じられる――