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──ねえ。

ねえ、瀧本……ねえ。
ねえったら。

ねえ。



どうして僕を無視するの。

君ってば、君ってば、いっつもそうだ。

また、聞こえてないようなそぶりをしている。
また、見えてないようなそぶりをしている。



知ってんだよ。


居るんだろ。

聞いてんだろ。


なあ、そうなんだろ。
わかってんだよ。

見えてんだろ、聞こえてんだろ、君さあ。

だって、さっき君さあ、想ったでしょう。
何か想って揺らめいたでしょう。




なあ、瀧本。

………瀧本……。



…………。

……ううん。
ううん。



ごめんね。
突然、こんなこと言ったりして。

なんでもない。
なんでも、ないからさあ……。



──あのね、瀧本。

僕はね、君を、愛しているんだよ。
好きで、好きで、君の事を愛しているんだ。

だから、ついね。ついだよ、ついね。
君がそうしてばっかりいるとさ
時々、寂しくなっちゃうんだよ。

なあ
わかるだろ。

瀧本。


……君はさ、だけど。変わらないよねえ。
昔っからさあ、そうだった。

僕はいつでも隣にいたのに。
僕は君の事愛していたのに。

どうして
どうしてなのかなあ。
君は、いつも。いつも、そう。

僕の事なんて、見ないふり。
僕の声なんて、聞かないふり。

ずうっと、ずっと、ぬいぐるみばかり眺めていてさあ。
どうして君って、そうなのかなあ。


……知ってるよ。



君はね、それが、大好きなんだろ。

ぬいぐるみがね、大好きなんだろ。

君が大好きな、ぬいぐるみ。
君に愛される、ぬいぐるみ。




ねえ
だけど、ほら見てよ。

僕はね　クマに、なったんだよ。
ぬいぐるみのクマの、フランクリン。

君が大好きな、フランクリン。
ずうっといっしょの、フランクリン……。



……なのに。



なのにさあ。
ねえ。
どうして。

どうして、僕の事、無視だなんてするんだよ。
聞こえないようなふりなんてするんだよ、君は。


同じなのに。
君が好きだったと同じなのに。
こうして同じに、なろうとしたのに。
こうして同じに、しようとしたのに。



君さ。
君はさ、言ったんだ。
ぬいぐるみの事大好きだって。
ぬいぐるみにさ、なりたいって。



だからね。

だから、僕はね。
一生懸命、そうしたつもりだよ。


僕、何か間違ってたかなあ。
そんな訳、無いよねえ。

そうだ
そうだよ
そうだとも。


なのに。
君がそうする訳が、わからないよ。
わからないよ、瀧本。

そういうの。
いい加減にしてくんない。
あんまり僕を困らせないでよ。



……ああ、そうか。
そうだろ。そうなんだろう。

ぼくが、ぬいぐるみじゃあ、ないからだろう。



あぁ。

酷いよ。僕はね、悲しいよ。

僕は。
僕はね。


ぬいぐるみになりたい。

ぬいぐるみになりたいんだよ僕は。


なあ、わかるか

わかるだろう。


ふわふわかわいいぬいぐるみにさ。

君に愛される、ぬいぐるみにさ。



……なりたいんだ。
なりたいんだよ。
だってさ、君を愛しているんだもの。


愛している。

愛しているんだもの。


愛している。
愛している。

愛している、愛している、愛している、愛している、だから。



……愛してよ。

愛してよ瀧本。



なあ。

聞いてんだろ。
聞いてんだろ、瀧本。


瀧本。

ENo.421 エインモーネ とのやりとり


ENo.927 リズン とのやりとり

特に何もしませんでした。

呪術LV を 5 UP！（LV20⇒25、-5CP）

？(917) とカードを交換しました！

リポリタンD （ヒール）


ストライク を研究しました！（深度0⇒1）
エスコート を研究しました！（深度2⇒3）
ウォーターフォール を研究しました！（深度1⇒2）

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

タキモト(1208) は ド根性雑草 を入手！

チナミ区 B-4（ベースキャンプ）に戻りました！
チナミ区 B-4（ベースキャンプ）に戻りました！
チナミ区 B-4（ベースキャンプ）に戻りました！
チナミ区 B-4（ベースキャンプ）に戻りました！
チナミ区 B-4（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『チナミ区 H-16：チェックポイント《瓦礫の山》』へ採集に向かうことにしました！

MISSION!!
チナミ区 R-7：チェックポイント《廃ビル》 を選択！

［707 / 1000］ ―― 《瓦礫の山》溢れる生命
［297 / 1000］ ―― 《廃ビル》研がれる牙



―― Cross+Roseに映し出される。

　

　

　





　




チャット画面にまたまたふたりの姿が映る。

　








　





　

ふたりの背後から突然現れる長身。





　




ダルそうな、面倒そうな、そんな様子の青年。

　





　




ふたりの反応を気にすることなく、




前髪を手でくしゃっとさせて、目のあたりを隠す。




　

そう言って、さっさと姿を消してしまう。

　

　

　






うーん、と悩むふたり。

　




白南海の姿が消える。

　





チャットが閉じられる――

チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

　

･･･柱から滲み出るように、何かが生み出される。



　




それは言葉を発すると共に襲いかかる！