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<< 2:00~3:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 






耳には常に波の遠音。
流れる風には潮の香りが入り交じる。
そんな海を身近に感じる場所が、男の生まれ育った故郷。

歴史は古いが、村の規模としては然程大きくはない。
同じ姓を持つ一族で出来上がり、隠れ暮らすその土地で。

同じ血を宿し、同じ異能を宿し。
同じ生業を持ち、同じ規律で縛られる。

それが男にとっての、当然の世界だった。








「…… ……  … 」



「……い、」


「……はい、全て滞り無く。依頼料も受け取りました」
「そうか、ご苦労だった」

手続きの為に用意された書類と、“それ”の入った封筒。
差し出したそれを目の前の男が受け取ったのを確認し、さっさとこの部屋から出ようと踵を返す。

厳格な面持ち。酷く冷めた浅葱色が淡々と受け取ったものに目を通している。
必要最低限のものしか置いていないこの人物の部屋が現す通り、
余計なものを必要とせず、無駄を嫌う性格の男。

男は、この男が苦手だった。
だから、不要な事を零してしまう前にさっさと立ち去ってしまいたかった。


「もう随分と一人での行動にも慣れてきた様子じゃないか」

……だというのに、今回に関してはそうもいかず。
向けた背に声がかけられてしまえば、そのまま立ち去る訳にもいかない。

渋々……と言った様子はどうにか隠し、男はその場で振り返る。

「そうですね。もう単独行動を初めて半年は経ちますし」

八畳という、当人の地位に反して然程広くない室内で。
座椅子に座る男を見下ろす眼差しもまた、浅葱の色を宿し。
同じく感情の籠らぬ声音で返答を口にした。
世間話とは程遠い、まるで業務の報告の様だと我ながら思う。

「一人の方が楽ですし、勝手が利きますから」
「それはお前が優秀だから言える事だ。
 まあ、それだけ場数を踏んだと受け止めておこう……そうだ、■■」

名前を呼ばれ、顔を上げる。
同じ色の瞳同士が、ぶつかった。


「今夜、蔵の方へは近づくなよ」


ぱち、ぱち。
幾度かの瞬きを挟んで、合点がいく。

「――ああ、そういう。今日は誰が、」
「“いつもの事”だ」
「…………」

いつもの。
それを耳にし、重ねて理解する。

ふ、と吐息を零してから。
部屋を後にする前に、男は低頭してみせただろう。


「……分かりました、 父さん 」








その日は、雪が降る程に冷え込んでいた。

座敷を後に、縁側に出た瞬間に吐き出す息が白く染まる。
村で一番大きな屋敷である上に、室内と違い廊下に暖房器具は無い。

ちらりと硝子の向こう側の庭に目を向ければ、既にうっすら白んでいる。
今日は寒いと耳にしてはいたが、いつから降っていたのだろうか。


「…………」

いつから――と言えば、蔵はいつから使われているのだろうか。

“彼”はいつから、そこに居るのだろうか。


「……、はぁ……」


零した溜息には、先程までにはなかった男の感情が滲んでいた。





「馬鹿だよ、ほんっと馬鹿」
「馬鹿とは何だよ馬鹿とは」
「事実だから言ってるんだ馬鹿。今夜は冷え込むって分かってたくせに」


父親の部屋から真っ直ぐにやって来たのは、蔵の前。

扉に向けて声をかけてみれば、男の予想通り、返答が届いた。
呆れた様に肩を竦め、ずり落ちそうになった上着を羽織り直す。

寒いのは得意ではない。
その気になればどうとでもできるけれど、仕事を終え帰宅してまでする事でもないのだ。
故に、一度自室に立ち寄った男は、上着を軽く羽織って防寒対策をした上でここへと足を運んでいた。

それでも尚息は白く、さらりと撫でた鉄の扉もまた氷の様に冷たい。

きっと、蔵の中もさぞ冷え込んでいる事だろう。

「それで……今回は何をしでかしたんだ」


そう、しでかさなければこんな場所に放り込まれたりしない。
現在この蔵の中にいる人物は、“いつもと同じく”、
掟を破り処罰の真っ最中なのだと推測出来た。


枢木家の規律は、兎に角厳しい。
言伝に伝承。伝統、史話に所伝。神話など、古きに重きを置く観念。
それは枢木の家そのものの歴史の長さと、その過程で生きる術として身につけた生業とが要因とされている。
……と、仕事柄付き合いのある■■家の人間は口を揃えて述べるけれど、この男はそうは思っていなかった。

あまりにも昔から続いて来たそれもまた、男にとっては当然のもの。
守るべき思念。自分にとっての世界そのもの。

だから男は、
それを“異質”だと述べる■■家の人間が理解出来なかった。
それを平気で破る事の出来る、この向こう側に居る人物の考えすらも、理解が出来なかった。


(……ま、こんな閉じ込める程度の罰。十分軽い方だとは思うけど)

まるで子供の頃に言いつけを破った子供に向けた仕打ちの様だと思う。
……けれどもそれは、真冬でなければの話。
冷たい土壁で覆われた空間に閉じ込められる事を、“軽い”とは思わない。

だからこそ、呆れた。


「仕出かすも何も、仕事終わりにちょっと外をうろついて来ただけだ」
「仕事を終えて直帰も報告もせずにぶらつくのが悪いだろ、それ」
「帰ったら帰ったで簡単に外出させてはもらえないだろうが」
「だから、それが――」

言いかけて、止める。
声音に反省の色が無い。言い返す余力もある。
きっと何を言っても、認めるつもりはないのだろうと悟った。

それが悪い事であると、この人物は思っていないのだ。


「……■■が心配してくれてるのは、分かってるさ」

遠くの波の音が木枯らしで掻き消される、そんな中。
暫しの沈黙の後に、向こうからぼそぼそとそんな言葉が返って来た。

「……心配なんてしてない」
「よく言う。俺の事を本当にどうでも良いと思ってるなら、こうしてわざわざ足を運んだりしないだろ」

あまりにも自信に満ちて断言するものだから、思わず返事に詰まる。


それは、本当だ。
無駄な事だと思うなら、変わらないと分かっているだけなら。
わざわざこうして様子を見に来たりなどしない。

男にとって、この人は特別だった。

自分に無い考えを持ち、自分の意志を抱きその行動に責任をも持つ。
彼は男の知らない世界を知っていた。
彼は男の知らない考え方をする男だった。
あまりにも、“枢木”の名に相応しくない男だった。


だから、惹かれた。

それが規律に反した行為や思考だと知っていた上で、止めなかった。

この狭い世界で生きて来た男にとって、
彼自身が別世界そのものの様にすら見えていたのだ。


分かっていて止めなかった自分にも責任はある。
この人に居なくなってほしくないとも思う。

だからこうして男は、人目を忍んで今この場所に立っていた。



「……自意識過剰」

とは、言ったものの。
その自信満々の言葉にすんなり頷いてやるのも悔しくて、
ぽつりと零れたのはあまりにも稚拙な反論。

きっと、それは分厚い扉の向こう側にも届いていたのだろう。
互いに耳は良いのだから。
だから、男にもまた向こう側でくすくすと小さく笑む音が届いていた。

「素直じゃねぇなー■■は」
「そうやって人の事馬鹿にすんなら、俺、部屋に戻るけど」
「おお、そっか。お前は温かくして寝ろよ」

すんなりと、しかも気遣われまでしてしまって。
こっちが拍子抜けしてしまった。

「……あっそ。折角上着持ってきたから放り込んでやろうと思ったのに」

「は、おま……っ! 馬鹿、それを早く言え!」

どん、と扉に何かがぶつかる音が届く。
大方扉にでもへばりついたのだろう。鉄製だから冷たいだろうに。
というかあんまり大声を出さないでほしいバレるから。

「けど、良いのか? こんな事して、今度はお前が義兄さんに怒られるだろうに」
「俺は近づくなとしか言われてないし。ま、ここに居る時点でバレたら終いなんだけど」

さらりと述べてやれば、あちらからの返答が途切れてしまう。
大方、申し訳ないとでも思っているのだろう。

申し訳なく思うのならば、思ってもらっても構わない。

規律を守り従わない者を理解はできない、けれど。
ここ最近、彼とは“こう”でもしなければ碌に会話が出来ない状況になっていた。


悪い事だとは理解している。
だから、言い訳は用意して来たのだ。


「俺は、心配して助けに来た訳じゃなくて取引をする為に此処に来たんだ」
「取引?」
「そ、取引。だから父さんの言いつけは破ってない」
「そりゃまた、強引で都合の良い言い回しだこと」

けらけらと笑う声がこちらにまで届いたけれど、その様子から悪く思っていない様子は窺えた。

「で、その内容は?」
「俺が上着を差し出す代わりに、あんたから“情報”を頂く。って、内容」
「“情報”ね」

「そう、どうせ今回も仕事以外で余所をぶらついてきたんだろ。その話を聞かせてほしい。
 内容によっては今後に役立てさせてもらうし、場合によっては父さんにも報告する」


そう、それを枢木家に有益な“情報”としてしまえば良い。

それ程までに、規律と同じ程に。

枢木家は“情報”を大切に扱って来たのだ。


「……■■、最近独り立ちして手際良く仕事こなしてるって聞いてはいたけどよ。
 言いくるめに関しちゃまだまだだな」

「煩いな」

「お前も本当は外に興味が出て来たんだろ? やー仲間が出来て嬉しいなぁ」

「返事をしないなら寒いし俺帰るよマジで」

「アッ済みませんお願いしますお話しします」


雪は次第にしんしんと。先程よりも勢い落ち着きこそしたものの、
ふ、と苦笑とともに零れる吐息は依然白い。

彼が、約束を破らない男だと言う事を知っている。
了承さえ頂ければこちらのものだとばかりに、男も直ぐさま行動に移った。
脇の小窓を開けてもらい、鉄格子の隙間目掛けて丸めた上着を放り投げる
あっさりと上手くいったのだろう。向こう側から感謝の意が述べられた。

一仕事終えれば、男はまた先程と同じ蔵戸の前へと戻って来る。

寒いのはあまり得意ではない。
だから男は扉に背を預ける形でその場に腰を下ろし、抱えた膝ごと上着で覆った。
闇夜と同じ真っ黒な羽織を用意してきたのだ。
覆ってしまえばきっと屋敷の方から自分の姿は見えにくくなっている事だろう。


「 ――■■、 」


“情報”という名の土産話が始まる。

そう思っていたところ、向こう側から紡がれたのは自分の名。
何、と返す前に。その続きが紡がれた。


「……有難うな」


「……礼なら、さっきも聞いたよ」




「そうじゃなくて。……有難うな」




首を傾げる。
上着の事でないのならば、果たして何の礼なのか。

この時の男には、やはり理解が出来なかった。



きっと、すぐ後に漸く始まった話の内容に上書きされてしまったのだろう。

自分にとっては遠い世界の話を当たり前の様に話す、彼の声。
男もまた、知識としては知っていても当事者から話を聞くのは新鮮で。

彼の様に足を運びたい、とまでは思わずとも。

そんな話の数々を、彼から聞く事が。楽しみの一つになっていた。





――どの位、話を聞いていただろうか。


それでも、誰かに見つかっては立場が無いだろうと
日が昇るよりも前に中の人物によって男は返されていた。

これに懲りたら外出は許可を貰った上で行う様にと説教じみた言葉を残せば、
彼は苦笑しつつも「そうだな」なんて返してくれた。

その返事は、以前にも聞いた覚えがある様な気がした。

故に、どうせまた今日と同じ様な事が起こって、
彼はこの蔵の中で一夜を明かす事になるのだろう。



そんな予想を、していたのに。








その翌日には、




彼は、姿を消してしまっていた。








ENo.153 十九号 とのやりとり


やだ。待たない。
 いきなり変な世界に来たと思ったらさっきまで隣にいた枢木はいないし 
 変な異形のバケモノには喧嘩売られるしこっちは急いでるってのに
 空気くらい読んで欲しかったというかそもそもぼくの邪魔をするなんて
 いい度胸だというかあぁそれにしてもいい匂いだな枢木は」 

なんとここまでワンプレス。
ぎゅうぎゅうとあなたを抱きしめたまま、暫し。
その温もりと匂いを堪能するように、頭に鼻を埋めていた。


そうして、獣が落ち着きを取り戻し、彼を解放するまでには
恐らく十分程は掛かったことだろう――

いつでも刀を抜ける態勢は、無意識のものだった。
軍に入った頃より教え込まれて染みついた癖のようなもので。

――それでも、それはきっとあなただって同じこと。
具体的な動作でなくても、目線の動きと些細な所作。
それが、獣と同類なのだと、語っている。


建物の陰、時折外に視線を投げながら。
片方の耳はあなたの方に向けたまま、頷いた。

「その”雰囲気”が違いすぎるのが問題なんだが……。
 けどまあ、チナミ区はぼくもそう足を運ばないから、
 まだ精神的ダメージは低く済んでいるかもしれねぇな。
 なにせマシカ区とは真反対だから、滅多に依頼もないんだ」

一寸ばかり雰囲気が違っていても、気付かないかも?
なんて言い添えては。
冗談めかして肩を竦めてみせただろう。


……それでも半分は本気だったかもしれない。

もし。
降り立った場所がタニモリ区やマシカ区なら。
己の事務所や、彼の預かり屋が様変わりしていたら。

自分は、どんな感想を抱いただろう。


(胸糞悪い、か。それとも悲しい、か……いや)   


そうやって考えてはみたものの、なにせIFの話だ。
上手く想像できなくて思考を打ち切る代わりとばかり。
ふ、と紫の煙を吐いた。


「そりゃあぼくはな。これであの街にいると目立つだろ?
 この姿にならないといけないような依頼もねぇし。
 それこそ、軍にいた頃だって滅多になかったくらいだ」

指摘されれば、言い返しつつ。
それでもなおもあなたの服を、じっと見つめていた。

動きやすいものと彼は言ったけれど。
どう見てもカジュアルなスポーティウェアではない。
どちらかと言えば――
あらかじめ決められた制服のような印象すら受けていた。

なら、それをあの街で身に纏わないのは。

「……あれか、”仕事着”ってやつ」  

それも”便利屋”ではない方の。
敢えて遠回しに言い含めて、首を傾けた。


「ああ、悪くねえな」

けれども即答する。

「いつもの真っ白なのも、そっちの真っ黒なのも。   
 どっちも中身が枢木にゃ違いない」

ごく単純な答えだが。
獣にはそれだけで価値があるのだから仕方ない。


ENo.947 もも とのやりとり

もも
「そっか、よかった……」

「……あのね、ごめんね。」

「もも、おにいさんの……ひとじゃなくて。ただの、こどもなの」

なんの意味も持たない、自己満足の謝罪。

「ごめんね」


以下の相手に送信しました

ENo.84
アゲハ
ENo.191
詩穂乃





「あぁ。まさか押し切れねえとは思わなかった。
 こっからは気を引き締めていかないとな」

不自然に止まった言葉を気にする風もなく、
代わりに一度、ぽんと腹部を軽く叩いた。
そこにもう傷痕はなく、元通り、灰茶色の毛並みがあるだけだ。
それは発動させた『再生』によって体内の痛み――
内臓の破損すら全て完治したことを示していた。

(食材は確保してあるし、当面は大丈夫だとしても。だ)

視線を落とせば、丁度上向く浅葱色とぶつかって、
シニカルに口角を上げてみせる。
「勿論。この異能も万能じゃぁなくてな。
 っても『預かって』貰うのは最終手段にしたいけどよ」

 それでも―――だ。

「そん時は、遠慮なく頼らせて貰うぜ。 ”相棒”」

「形はどうあれ、佳仁さんのやる気が出たなら何よりだよ。
 ……うん、最終手段にしておいて。
 俺が言うのもなんだけど、あんまり勧められるものじゃないからさ」

最も、万能でないとは言え生身の人間の体と比べればずっと丈夫だろう。
そんな要素も含め戦闘面に関しても、貴方を信用していた。
だからだろう。
続けられた言葉に、こちらもいつも通りの笑みを浮かべる事は出来たのは。

“その言葉”が、不純物無くじんと胸に響いてくれたのは。

「うん、俺も頼りにしてるよ。相棒
「にしても……ふふっ、相棒ね。
 こんな形で佳仁さんと背中を預け合う事になるとは思ってなかったなぁ。
 いつか機会があれば、とは思ってたけど……
 命懸けな場になっちゃった事が、俺としてはちょっと不服」

十九号(153) から 潮騒の御守 を手渡しされました。
「ほらよ、渡しておく。
 多分そっちが持っていた方が役に立つやつだ」

 ぽふ。肉球の感触と共に掌へ御守を載せた。

十九号(153)ItemNo.8 琥珀の瞳 を手渡ししました。















月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木
ハザマに生きるもの
大黒猫
ダンデライオン
















わちゃわちゃ
ENo.21
レイ
ENo.599
タクヤ
月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木







領域LV15 DOWN。(LV15⇒0、+15CP、-15FP)

具現LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
百薬LV10 UP!(LV0⇒10、-10CP)
防具LV5 UP!(LV30⇒35、-5CP)

ハルヒコ(877) の持つ ItemNo.9 ねばねば から防具『帆布のエプロン』を作製しました!
ItemNo.9 韮 から防具『燐灰石の首飾り』を作製しました!
 ⇒ 燐灰石の首飾り/防具:強さ45/[効果1]体力10 [効果2]- [効果3]-
枢木
「うん……まあこんなもんかな」


(273) とカードを交換しました!

(ダウンフォール)


アクアリカバー を研究しました!(深度0⇒1
アクアリカバー を研究しました!(深度1⇒2
ヘイルカード を研究しました!(深度0⇒1

クリエイト:タライ を習得!
アクアシェル を習得!
クリエイト:ヴェノム を習得!
召喚強化 を習得!
ファーマシー を習得!
五月雨 を習得!
水特性回復 を習得!
サモン:スライム を習得!

◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!






十九号(153)吸い殻 を入手!
枢木(296)吸い殻 を入手!
十九号(153) を入手!
枢木(296)花びら を入手!






十九号(153) に移動を委ねました。

チナミ区 I-15(沼地)に移動!(体調15⇒14
チナミ区 I-16(道路)に移動!(体調14⇒13
チナミ区 H-16(チェックポイント)に移動!(体調13⇒12
チナミ区 D-2(ベースキャンプ)に戻りました!
体調が全回復しました!

チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》』へ採集に向かうことにしました!
   - 十九号(153) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》
   - 枢木(296) の選択は チナミ区 E-5:チェックポイント《出発地》

MISSION!!
チナミ区 H-16:チェックポイント《瓦礫の山》 が発生!
   - 十九号(153) が経由した チナミ区 H-16:チェックポイント《瓦礫の山》
   - 枢木(296) が経由した チナミ区 H-16:チェックポイント《瓦礫の山》







>> これまでのあらすじ


―― ハザマ時間が紡がれる。

 

 

 


エディアン
「・・・・・あら?」

白南海
「おっと、これはこれは。」


 

エディアン
プラチナブロンドヘアに紫の瞳。
緑のタートルネックにジーンズ。眼鏡をかけている。
長い髪は適当なところで雑に結んである。

白南海
黒い短髪に切れ長の目、青い瞳。
白スーツに黒Yシャツを襟を立てて着ている。
青色レンズの色付き眼鏡をしている。


チャット画面にふたりの姿が映る。

 


エディアン
「こんにちは白南海さん。元気そうで何より。」

白南海
「そう尖らんでも、嬢さん。折角の美人が台無しだ。」

エディアン
「・・・それもそうですね、私達同士がどうこうできる訳でもないですし。
 それで、これは一体なんなんでしょう?」

白南海
「招待されたとか、さっき出てましたけど。」


 



「そ!お!でぇぇ―――っす☆」


チャットに響く声。

 

ミヨチン
茶色の瞳、桜色のロング巻き髪。
ハイパーサイキックパワーJK。
着崩し制服コーデ。


画面に現れる3人目。

 


白南海
「まぁた、うるせぇのが。・・・ってぇ、こいつァ・・・・・?」

エディアン
「ロストじゃないですか、このこ。」

白南海
「それとその格好・・・やっぱイバラシティの人間じゃ?あんた。」


 


ミヨチン
「ロスト?イバラシティ?何のことっすかぁ??」

ミヨチン
「それよりそれよりぃ!ミヨチンの願いを叶えてくれるって、聞いたんすけどぉー。」


上目遣いでふたりに迫る。


白南海
「なるほど。こんな感じであっちから来るんすかねぇ、ロスト。」

エディアン
「そっすねぇー。意外っすー。」


 


ミヨチン
「聞いてるんすかぁ!?叶えてくれるんっすかぁー!!?」

エディアン
「えぇ叶えます!叶えますともっ!!」

白南海
「無茶なことじゃなけりゃー、ですがね。」

ミヨチン
「やったーっ!!ミヨチンは、団子!団子が食べたいんすよぉ!!
 美味しいやつ!!美味しい団子をたらふく食べたいッ!!」

ミヨチン
「好みを言うなら―― ザザッ・・・ 堂のあんこたっぷりの―― ザザッ・・・ 団子がいいんすよねぇ!
 ガッコー帰りによく友達と食べてたんすよぉ!!」


ノイズで一部が聞き取れない。

 


白南海
「団子だァ・・・??どんな願望かと思えばなんつぅ気の抜けた・・・」

エディアン
「しかしこのハザマでお団子、お団子ですかぁ。」

白南海
「イバラシティの団子屋なら、梅楽園のが絶品なんすけどねぇ。」

エディアン
「あぁ!あそこのお団子はモッチモチで美味しかったです!!
 夢のような日々の中でもあれはまた格別でしたねぇ!!」

ミヨチン
「マジっすか!それ!それ食べれねぇんすかぁー!?」

ドライバーさん
「食べれるぞ。」


突然現れるドライバーさん。

 


白南海
「・・・び、ビビらせねぇでくれませんか?」

ドライバーさん
「ビビったんか、そりゃすまん。」

エディアン
「こんにちはドライバーさん。・・・お団子、食べれるんですか?」

ドライバーさん
「おう。地図見りゃ分かるだろうが、ハザマのモデルはイバラシティだ。
 そんでもって一部の名所は結構再現されてる、ハザマなりに・・・な。試しに見てくるといい。」

エディアン
「ほんとですか!?ハザマも捨てたもんじゃないですねぇ!!」

白南海
「いや、捨てたもんじゃって・・・なぁ・・・・・」


 


ミヨチン
「んじゃんじゃその梅楽園の団子!よろしくお願いしゃーっす!!」

白南海
「あの辺なら誰かしら丁度向かってる頃じゃねぇすかねぇ。」

エディアン
「よろしく頼みますよぉ皆さん!私も後で行きたいなぁーっ!!」

白南海
「・・・何か気が抜ける空気っすねぇ、やっぱ。」


 

賑やかな雰囲気のまま、チャットが閉じられる――












月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木
ハザマに生きるもの
歩行軍手
大黒猫




531 644


1st
大黒猫




4th
歩行軍手

















助けて尾形さーん!
ENo.1483
清二
ENo.1527
ジェスタ
月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木




244 456













チナミ区 H-16

チェックポイント《瓦礫の山》



チェックポイント。

仄かな光に包まれた六角形の柱が立っている。

 

・・・柱から滲み出るように、何かが生み出される。

守護者《DEER》
黒闇に包まれた巨大なシカのようなもの。


 


守護者《DEER》
「――我が脳は我が姫の意思。我が力は我が主の力。」


それは言葉を発すると共に襲いかかる!




(初発生のイベント戦:異能FP+5!生産FP+5!)














月灯
ENo.153
十九号
ENo.296
枢木
立ちはだかるもの
守護者《DEER》
守護者《DEER》




666 123



2nd
守護者《DEER》


3rd
守護者《DEER》








ENo.296
枢木
 
枢木 [ Kururugi ]


 年齢:25歳  性別:男  身長:176cm

 基本的ににこにこと人当たりのいい青年。
 一方で飄々としており掴みどころが無い。気分屋。
 異能を用い、タニモリ区雑居ビルの片隅で
 『預かり屋』を営んでいる。(タニモリ区:H-8)


【預かり屋『夏梅』】

“文字通り、なんでも預かります”と、うたい文句を掲げる
こじんまりとした枢木が営む事務所の様な場所。
無くしたくないもの、手放したいもの、一時預かってほしいもの等を文字通り、一目に触れる事無く大切に保管してくれる。有料。
どこに封じ保管をしているかは彼のみぞ知る。

          ・・・・・
 ――預けるものは、何でも良いのだ。
    貴方が所持し、貴方がそう“望む”のであれば――



【異能:『袋小路』…封じる力】

実体の有無問わず生物まであらゆるものを“閉じ込めてしまう、所謂“封術”とよばれる力。
封じる為には、当人或いはその持ち主の『了承』が絶対必要。
扱い方によっては派生した能力を使う事も可能らしいが、
その他能力の詳細に関しては明かしていない部分が多い。

寄り添っている猫の守護霊は相棒の“壱緒”。
昔の飼い猫で、彼が初めて力を使う事に成功した存在。



◇既知関係やお店利用した事あります発言等はご自由に。
◆長文置きレスメイン。のんびりお付き合い下さいませ。
◇キャラの性質上、又今後の予定上、現状OTISは
 使用出来ない様に設定してあります。予めご了承ください。
◆プロフ絵5種(内3種は宮沢原始人様からの頂き物です。
        有難うございます!)






















>>以下、テストプレイ時開示情報(日記含)

・彼は恩人である同居人を捜している。
・彼は上記とは別に何かしらの目的を持ってこの街に居る。
・彼は家出をしている。(本人談)
・彼の家は枢木家という歴史の長い■■の家系。
・彼の異能は一族の血縁からのもので憑依型。
    →ハザマの世界において具現する事もある。

・最近、大切な存在ができた様だ。
30 / 30
157 PS
チナミ区
D-2
行動順6【堅固】DF・HL↑
5500
375







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4潮騒の御守防具30活力10
5濡烏の棒手裏剣武器30回復10【射程2】
6握り飯料理35器用12敏捷12耐疫12
7かたやき料理40器用10敏捷10耐疫10
8吸い殻素材10[武器]炎上10(LV25)[防具]火纏10(LV25)[装飾]耐火10(LV20)
9燐灰石の首飾り防具45体力10
10潮騒の御守装飾40祝福10
11花びら素材10[武器]混乱10(LV25)[防具]舞魅10(LV10)[装飾]祝福10(LV20)
[出現付加の効果一覧] 最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
命術15生命/復元/水
具現10創造/召喚
百薬10化学/病毒/医術
防具35防具作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
澪撃・迅
(ブレイク)
5050敵:攻撃
澪撃・穿
(ピンポイント)
5050敵:痛撃
澪撃・巴
(クイック)
5050敵:3連撃
澪撃・放
(ブラスト)
5050敵全:攻撃
玉響ノ渡
(ヒール)
6050味傷:HP増
澪撃・潤
(ドレイン)
6050敵:攻撃&味傷:HP増
ペネトレイト5050敵貫:痛撃
澪撃・閃
(スイープ)
5050敵列:攻撃
澪撃・漣
(ウォーターフォール)
5050敵:水撃
クリエイト:タライ5050敵:攻撃&混乱
澪撃・障
(サステイン)
5050敵:攻撃&味傷:守護
睡蓮ノ渡
(ヒールポーション)
5050味傷:HP増+猛毒減
夢幻ノ印
(リフレクション)
5050自:反射
奔浪ノ印
(プリディクション)
50120味列:AG増(3T)
アクアシェル5050味傷:HP増+火耐性増
ライフリンク5050自従傷:HP増+HP譲渡
澪標ノ渡
(アクアリカバー)
6080味肉:HP増+肉体変調を守護化
練1澪撃・渦
(ヘイルカード)
50100敵5:粗雑水領撃
澪撃・貫
(アイスソーン)
5070敵貫:水痛撃
クリエイト:ヴェノム5090敵:猛毒・麻痺・腐食
澪撃・蝕
(スコーピオン)
5050敵:痛撃&衰弱+痛撃&朦朧
沈煉ノ渡
(アクアヒール)
5070味傷:HP増+炎上を守護化
ファーマシー50110味傷:HP増+肉体精神変調減
ガーディアン5050敵:攻撃+味傷:護衛
スノードロップ50150敵全:凍結+凍結状態ならDX減(1T)
サモン:スライム52300自:スライム召喚
ツインブラスト50220敵全:攻撃&麻痺+敵全:攻撃&盲目

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
玻璃ノ印
(猛攻)
550【戦闘開始時】自:AT・DX増
瑠璃ノ印
(堅守)
650【戦闘開始時】自:DF・AG増
攻勢550【戦闘開始時】自:AT増+DF減
守勢550【戦闘開始時】自:DF増+AT減
海神ノ印
(献身)
650【戦闘開始時】自:HL増+LK減
太陽550【戦闘開始時】自:MHP・HATE増
月冴ノ印
(隠者)
550【戦闘開始時】自:MSP増+HATE減
御鏡ノ印
(瑞星)
530【クリティカル後】自:反射
召喚強化520【戦闘開始時】自:具現LVが高いほど自身の召喚するNPCが強化
五月雨540【スキル使用後】敵:3連水撃
水特性回復520【戦闘開始時】自:水属性スキルのHP増効果に水特性が影響
火照ノ印
(水の祝福)
550【戦闘開始時】自:命術LVが高いほど水特性・耐性増
水明ノ印
(治癒領域)
550【自分行動前】味傷3:HP増
最大EP[20]




被研究カード名/スキルEPSP説明
砕波
(ブレイク)
050敵:攻撃
ハードブレイク
(ハードブレイク)
1120敵:攻撃
朝の支度
(アクアリカバー)
080味肉:HP増+肉体変調を守護化

(ダウンフォール)
0130敵傷:闇撃





[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]チャージ[ 2 ]アクアリカバー[ 3 ]ストライク
[ 1 ]ヘイルカード[ 1 ]アクアブランド[ 2 ]ティンダー



PL / 詩杏