
……。
ああ、マキ。また勉強しているのかい?
えらいね、君はきっと賢くなるよ。
うん。前回はどこまで話したんだったかな……。
サキリはお山のふもとへやって来た人々のことをよく理解しました。
彼らは調月(つかつき)と呼ばれる一族で、穢れを理由に追いやられた民でした。
調月は、朝に背を向け、月を仰ぎ、死者を慰めることを生業としてきました。
しかし、人と共に在ることができなくなって、神と人との境の地――カンザカイのお山へと逃れてきたのです。
彼らはよく働き、よく喜び、よく悲しみ、何よりよく感謝しました。
霧が里を覆う日も、月がいっとう輝く時も、サキリは調月の子の側に在りました。
時が経つにつれて、サキリは調月の子を慈しむようになりました。
けれど、サキリに言葉を伝える術はありませんでした。
ある日、サキリはほこらの側で、いつものように捧げ物を見ていました。
サキリには、これを飢えた調月の子たちに食べなさいということもできません。
サキリにとって、彼らに与えたい食べ物を逆に与えられるのは、小さな困りごとでした。
「そこにいるのはだあれ?」「だあれ?」
そこに、声が掛かりました。サキリは驚いて振り返ります。
よくお祈りに来る、男と女の幼い双子でした。
サキリの心臓はどきどきと鳴りました。
サキリは初めて、二人の人の子の目をまっすぐと見ました。
美しい褐色の瞳が、みずみずしく輝いていました。
ひとりぼっちのサキリは、初めてほんとうの意味で人と出会ったのです。
>>つづく
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【3.太陽と月】
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命あっての物種。
アンジニティのグループに敗北した僕らは、それでも先を急いでいました。
どうやら、今回はソーラーのシステムが不調だったようでした。
皆で手分けして材料を探し、補修を急ぎます。
艶めかしいポーズで指図されると少々納得いかないところもありますが、貴重な戦力。
僕は彼らに頼る他はありませんから、彼らの体調管理にいそしみます。
「……」
そう、彼らに代わりはいない。けれど、僕の代わりはいます。
僕がどうかしたとして、別に司令塔が消えるわけでもありません。
なのになんでこんなことしてるんだろうなという漠然とした疑問――。
そういうことがないわけではありませんが。
今は、この役目に従事していればいいと。焚き火にあたりながら、僕はぼんやり思っていました。
歩行石壁 をエイドとして招き入れました!
魔術LV を
5 DOWN。(LV10⇒
5、+5CP、-5FP)
命術LV を
5 UP!(LV5⇒
10、-5CP)
響鳴LV を
5 UP!(LV0⇒
5、-5CP)
料理LV を
5 UP!(LV25⇒
30、-5CP)
一条正義(305) により
ItemNo.5 不思議な石 から射程4の大砲『
バタフライナイフ』を作製してもらいました!
⇒ バタフライナイフ/大砲:強さ35/[効果1]回復10 [効果2]- [効果3]-【射程4】/
特殊アイテム
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一条正義 「(迅速なブレード展開のコツを教えている)」 |
ユノ(695) により
ItemNo.4 不思議な牙 から魔晶『
メガネチェーン』を作製してもらいました!
⇒ メガネチェーン/魔晶:強さ20/[効果1]体力10 [効果2]- [効果3]充填6/
特殊アイテム
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(程よい長さのチェーンだ 加工された魔晶と牙が控えめに装飾されている) |
クロウ(627) の持つ
ItemNo.6 美味しい果実 から料理『
フルーツサンド』をつくりました!
ソーラー(472) の持つ
ItemNo.6 美味しい草 から料理『
ハザマサラダ』をつくりました!
ItemNo.6 不思議な食材 から料理『
サンドイッチ』をつくりました!
⇒ サンドイッチ/料理:強さ40/[効果1]器用10 [効果2]敏捷10 [効果3]耐疫10
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麻生田 「……(飽きてきたので試行錯誤している)」 |
サイカ(997) とカードを交換しました!
鉄山靠
(アイアンナックル)
ヒールミスト を研究しました!(深度0⇒
1)
ファイアスパウト を研究しました!(深度1⇒
2)
インスージアズム を研究しました!(深度0⇒
1)
エチュード を習得!
ファイアダンス を習得!
コールドウェイブ を習得!
シュリーク を習得!
アクアヒール を習得!
氷水避け を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!