［基本］OK.　［戦闘］OK.　［取引］OK.　［スキル］OK.　

---

戦争中、国の近くにある湖にて。


魔導士は古い書物を持ち、供物――戦争で死んでいった民の臓器や骨など――を皿に乗せ、言葉を紡ぐ。





「水底よりいづる泡沫よ」







「水の淵より出でる憎悪よ」







「我らの呼び声に応え現れよ、偉大なる水魔よ！」



































一瞬眩い光が魔導士の視界を遮ったかと思えば、翠の鱗を纏った巨大な蛇の様な怪物が翠の眼で魔導士を見ていた。




「……まさか、本当に現れるとは……」



震えた声で紡がれる言葉。
己は何か大変なものを呼び出してしまったのではないかという恐怖が襲い掛かる。







「……お前の望みは何だ。」



怪物の声が湖を震わせる。言葉を発するだけで威圧される。
目の前の『それ』は本来ただの人間にどうにか出来る代物などではない事を嫌と言うほどに思い知らせてくる。







「……い、今戦争中である、この湖の近くにある国を襲おうとしろ。
今からではない、少し経ってから襲うんだ」



恐怖に引き攣る男は、震える声でそう伝える。
大丈夫だ、この怪物は呼び出した者の命令を何でも聞く。
この古い書物にはそう書いてあったのだ。だから大丈夫の筈だ。







「それが貴様の望みか、人間？　……いいだろう。」



怪物はそれだけ言い、湖の底へと沈んで行った。
それを見た男はほっと安心したように息を吐く。







「……く、くくっ……これで後は、王に報告すれば……」



男は急ぐ様に湖を後にした。






























――怪物との戦いが終わった後。


国から褒美と共に宿を用意してもらった魔導士の男は夜の祭に参加する事も無く宿で寝ていた。


貰った褒美の使い道を考えながら、宿の中で寝転がっていた。


そんな男の耳に届く、綺麗な歌声。





この様な時間に、何故歌が聞こえてくる？





男は不思議に思ったが、あまりに綺麗な歌声に魅入られて。





惹かれるように、引き寄せられるかのように、宿を抜けて。





歌の聞こえる方へと歩いて行った。





湖の方角から聞こえてくる歌声。それは段々とはっきりと聞こえてきて。


そうして辿り着いた湖を見て、男は漸く我を取り戻した。



「な、んだ……こりゃあ……ッ！？」






目の前に広がるは赤く紅く染まった湖。


辺りには赤色の蠢く何かと、地に刺さる武器。


紅く生臭い臭いが包み込む血の池地獄。


湖を包む霧が、赤に染まりゆく。


聞こえていた歌声はまだ響いている。しかし最早生きる者など居はしない。





「っぐ、……えぉ……っごぼ……ぉ、……」



その惨状を目にした男は背筋も凍り付く程の恐怖と強烈な吐き気に襲われ、その場で吐き出した。


早くここから離れなければ。早く宿に戻らなければ――



――　しかしそれは叶わなかった。



「……ぁ、？」


何かが脚を掴んでいる。強い力で、何かが。
引き寄せようとしている。抵抗も出来ない程強い力で引き寄せられる。





歌が聞こえる。歌声が聴こえる。歌が。歌が。
耳鳴りがする。頭が痛い。





足が動かない。掴んでいる何かが、此方に引き寄せようとしている。
抵抗は出来ない。湖の中に、何か　が　　い　　　る

---

何度も利用され、何度も■され、自分が本当は何だったのかもわからなくなるほどに『怪物』として振舞い続けた。


俺の本当の名前は何だっけ。


俺は何をするモノだったんだっけ。


何時からか■■■■■■■と呼ばれてきた。


幾度と無く怪物と、化け物と呼ばれて。


気付けば俺はそれそのものになっていて。


憎悪と嫉妬の混ざりあった炎が俺の中で燃えている。


人間への強い恨みと妬みが、今の俺を作り上げている。


でも、大嫌いなのに、傷つける事を好としない俺も居て。


あの街で出来た友達も、人間で……――





――……正直に言えば、侵略なんてどうでもいい。


もっと言うなら、あの街が俺は好きだ。だから侵略なんてされない方がいい。


それでも、あの街に『俺』は居られない事が嫌で。


だから侵略に手を貸している。ただそれだけだ。


でも、彼らを傷つける事はしたくない。


もう失いたくない。


だから、俺は俺の為に戦いながら……彼らの為に、『怪物』として振舞おう。


倒されるべき敵、あの街を守ってもらう為の障害として。


あれほど嫌だった『英雄ごっこ』を自分からやるなど、俺もおかしい事だとわかっている。


でも、それが今の俺に出来る事。



皆を失いたくないから。消えるのは俺一人でいいんだ

本当は俺だって救われたいよ

ENo.9 タマキ とのやりとり

響鳴LV を 5 DOWN。（LV5⇒0、+5CP、-5FP）

命術LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）
百薬LV を 5 UP！（LV10⇒15、-5CP）
装飾LV を 5 UP！（LV25⇒30、-5CP）

アザトとパンドラ(339) の持つ ItemNo.8 韮 から装飾『韮葉の氷結晶』を作製しました！
ItemNo.9 毛 から装飾『透明な水珠』を作製しました！
　⇒ 透明な水珠／装飾：強さ40／［効果1］回復10 ［効果2］－ ［効果3］－


パドメ(668) とカードを交換しました！

病的な彼女 （インフェクシャスキュア）


ファーマシー を研究しました！（深度0⇒1）
アクアリカバー を研究しました！（深度0⇒1）
デアデビル を研究しました！（深度1⇒2）

水の祝福 を習得！
薬師 を習得！
☆ヒールミスト を習得！
☆初習得ボーナス：各FPが2増加した！

◇通常獲得：各CP･FPが5増加した！

翠眼の怪物(19) は 花びら を入手！
悪夢の残滓(275) は 白石 を入手！
アザトとパンドラ(339) は 韮 を入手！
シキ(400) は 花びら を入手！
翠眼の怪物(19) は 毛 を入手！
アザトとパンドラ(339) は 美味しい果実 を入手！
翠眼の怪物(19) は 不思議な雫 を入手！
翠眼の怪物(19) は 毛 を入手！

シキ(400) がパーティから離脱しました！

チナミ区 E-9（草原）に移動！（体調25⇒24）
チナミ区 F-9（沼地）に移動！（体調24⇒23）
チナミ区 G-9（沼地）に移動！（体調23⇒22）
チナミ区 H-9（沼地）に移動！（体調22⇒21）
チナミ区 I-9（沼地）に移動！（体調21⇒20）

ポチ&リオット(63) をパーティに勧誘しました！

―― ハザマ時間が紡がれる。

　





　




Cross+Roseの音量を調整する。

　








　




Cross+Roseにロスト７名の容姿と簡単なプロフィールが映し出される。

　









　













　

　





　

チャットが閉じられる――