暴力的な表現や倫理観の欠けた表現がございます。ご注意ください。
サツキ
幼稚園の頃。小柄で少し丸みがある。
よく遊び、よく食べ、よくいたずらし、よく笑う。
あまり人の言うことを聞かない。
両親
デキ婚で結婚した若い夫婦。
父親は慣れない仕事に精を出している。
母親は慣れない育児に精を出している。
初めて異能が発現した日のことを、今も覚えている。
キラキラきらめく宇宙のような輝きの中に手を入れると、他の誰にも届かない遠くへ手が届いた。見えない場所にも手が届くから、これまでできなかったことを沢山した。幼い日の私は、自分の未来の可能性に胸を高鳴らし、これからずっと、素晴らしい日々が待っているのだと信じていた。
日が沈んだ後、いつか、夜空に輝く星にも手が届くような気がして、うんと背伸びをして空へ手を伸ばした。
けれど、そんな私を両親や大人たちは咎めるばかりだった。人に迷惑をかけるな。人のものを取るな。言うことを聞け。勝手なことをするな。”異能を使うな”。私はそれらのことを言われる程に、反発するようによりいっそう身勝手に振る舞った。こんなに素晴らしい異能があるというのに、どうして使ってはならないのだろう?他人より優れているのだから、それを振るうことに何の問題があるというのか。私はわたしに与えられた異能をより使いこなしたかっただけなのに、より良い使い方を教えてくれる人は、ひとりとしていなかった。
サツキ
小学生の頃。小柄である。
よく遊び、よく食べ、よくいたずらし、よく笑う。
人の言うことを聞かない。
両親
まだまだ若い夫婦。
父親は仕事の帰りが遅く疲れている。
母親は孤独な育児に疲れている。
私は変わらず異能を自分のために使っていた。より明確に叱責を受けるようになり、そういう扱いを受ける理由はわかるようにはなっていたが、納得はできていなかった。納得できていないことを行動に移せるはずもなく、私は問題児として扱われていた。そうした問題を起こすたびに呼び出される母親は、その回数を重ねるほどにすり減り、ヒステリックになっていった。
ある日、寝静まった夜に母親の怒鳴り声で目が覚めた。どうやら遅くに帰ってきた父親と口論をしているらしかった。もっと子育てに協力して欲しいということや、もう自分の手には負えないので異能カウンセリングを受けさせたいといった話をしていたが、父親はというと、協力してあげたい気持ちはあるがそんな時間はない、カウンセリングを受けさせるほどの収入の余裕はないと、取り付く島もない様子だった。
母親が豹変したのは高学年に上がる頃だった。何度目かもわからぬ学校からの呼び出しから帰宅すると、突然拳を振り上げ、数度私を殴りつけた。叱るときに行われるそれや、しつけとして行われるそれでなく、単純な怒りの発露として行われた暴力だった。すぐにハッとし、涙を流しながら謝ってきたが、それを期に同様の暴力は繰り返され、少しずつ頻度が増えてゆき、母親が暴力を振るうときに殴りつける場所が衣類で隠れる場所であることに、私は気付いていた。私が頼ることのできる大人は両親以外にいなかったが、父親とは時間が合わず、当然のように父親が気付くこともなかった。
しかし卒業を間際に控えた頃、とうとう父親が母親の暴力を知った。怒号の飛び交う修羅場と呼ぶ他ない夫婦喧嘩を経て両親は離婚を決め、私は父親に引き取られた。
サツキ
中学生の頃。小柄でやせ細っている。
いつも空腹で、人に迷惑をかけ、たまに笑う。
人の言うことを聞く気がない。
両親
夫婦喧嘩の末、離婚をした。
父親は仕事と育児の両立をしようとし、できずにいる。
母親は去った。
私は変わらず異能を自分のために使っていた。父親が私のことに関して投げ出すまで、長い時間はかからなかった。まず料理を用意しなくなった。次は食事代を渡すのを忘れるようになった。最後は食事代を渡すことがなくなった。私はひどくやせ細り、空腹を凌ぐために異能で物を盗むことが増え、それを知った父親は激昂し暴力を振るった。同じことを何度も繰り返し、父親は段々酒に溺れることが増えた。
その日は中学2年の夏頃に訪れた。その日もまた、父親が怒りに任せて暴力を振るっていたが、突然感情の糸が切れたかのように表情が消え、家の物置へと姿を消した。程なくして、カラカラと金属の棒を引きずるような音が聞こえ、父親が学生の頃に使っていた金属バットが物置にあったことを思い出した。
ああ、これは――このままここにいたら、死ぬのか。
実際に父親がどうしようとしていたのか、それはもはやわからないけれど。このときの私はそう確信して、父親が自分の元へ戻ってくる前に、飛び出すように家を出た。着の身着のまま家を出て、少しでも遠くへ、遠くへと、無我夢中で走り続けた。見つかれば、捕まれば、殺されてしまうという恐怖が、私の足を前へと運んだ。
限界まで走り続け、大の字になって地面に転がる。空気を求めて喘ぐように夜空を仰ぎ見たが、雲で陰り、星はどこにも見えなかった。
Luna-rium Origin 1/2
響鳴LV を
5 UP!(LV0⇒
5、-5CP)
武器LV を
5 UP!(LV20⇒
25、-5CP)
セオリ(801) により
ItemNo.5 不思議な石 に
ItemNo.6 角煮 を合成してもらい、
何か柔らかい物体 に変化させました!
⇒ 何か柔らかい物体/素材:強さ10/[武器]治癒10(LV20)[防具]命脈10(LV25)[装飾]防御10(LV20)/
特殊アイテム
ItemNo.5 何か柔らかい物体 から射程1の武器『
白夜の天幕』を作製しました!
⇒ 白夜の天幕/武器:強さ35/[効果1]治癒10 [効果2]- [効果3]-【射程1】/
特殊アイテム
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こねりこねり。 |
ハニィ(821) の持つ
ItemNo.4 何か柔らかい物体 から射程1の武器『
とがった爪』を作製しました!
アマネ(105) の持つ
ItemNo.5 何か柔らかい物体 から射程2の武器『
古語辞典』を作製しました!
セオリ(801) により
ItemNo.7 不思議な食材 から料理『
ハンバーグ』をつくってもらいました!
⇒ ハンバーグ/料理:強さ25/[効果1]器用10 [効果2]敏捷10 [効果3]耐疫10
イジェン(1105) とカードを交換しました!
お手製ゲル風船
(ダークネス)
イグニス を研究しました!(深度0⇒
1)
イグニス を研究しました!(深度1⇒
2)
イグニス を研究しました!(深度2⇒
3)
エチュード を習得!
マーチ を習得!
ファイアダンス を習得!
アラベスク を習得!
精神変調耐性 を習得!
◇通常獲得:各CP・FPが5増加した!