［基本］OK.　［戦闘］OK.　

『お前が俺をヒーローにしてくれたんだよ』

偽りの日常、創られた過去の中で坂道<オレ>は二人の少年と出会った。
消え入りそうな声で助けを求めた少年と、威勢を張りながらもボロボロに傷ついていた少年。
そんな二人をヒーロー気取りの餓鬼が助けた。
「俺は助けろなんて言ってねぇぞ！」
『何かを守りたいんなら、守れるくらい強くなってみろよ。』

この小さな出来事によって全てが変わった。
ボロボロの少年は進み続けた。
自分の大切な主を守るために。あの日見た背中に追いつくために。

時は経ち、日向照史<ボロボロだった少年>は坂道零<あの日見た背中>に並び立った。

「はぁ.....なんでアレがこんなのになったんだか....」
『感動の再開の後にそこまで言います???こんなのって、こんなのって』

「テメェの作った汁は二度と飲まねぇ」
『失礼過ぎない！？人の大好物を化学兵器だの汚染物質だのベ○ベ○ンだの言って！』
「アンタが今言った全てに謝れ」

『俺がいないほうがお前は優等生で居られていいだろ？その方がお前のためにもなる』
「・・・・ッ、もう勝手にしやがれ！」

『俺も混ぜろよ。俺がいないと何も始まんないだろ？』
「ったく馬鹿道・・・なんでアンタはいつも良いところで来るんですかねえ」
『愚問！それは俺が輝いてるから！』

『アンジニティとか、侵略とかさ、わかんねぇよな。もしかしたら自分が偽りかもって・・・』
『もし、さ。自分がアンジニティだったらどうする？』
「......そういうアンタはどうするんすか」
『俺はだなぁ........ そうだ、どっちの所属になろうがお前と一緒に戦ってやる！離れ離れなんて嫌だしなぁ！それにその雄っぱいに似合わず日向寂しがり屋さんだしぃ？』

「テメエだけはぜってえ殺す、坂道零。」
『全力で守ってみせろよ　ヒーロー』

俺は迷わねえ。道に迷い続けるテメエとは違う！！
俺はテメエを今超えてみせるッ！！
　テメエは望み通りゼロになってしまえ。
『坂道零』だったクソ野郎ォッ！！！

『そんなに悲しそうにしないでくれよ』

――――――ハザマの中で、B.A.D-0<俺>の前に日向照史<お前>は立っている。
主を守るためにつけた力で俺を倒すためでなく救うために。
儚い理想を抱いたまま。

だけど、だけどな。

理想じゃ人は救えない。
理想と犠牲は背中合わせ。

理想が大きければ大きいほど犠牲はその分大きくなる。

主人、友人、街、世界。
お前の身一つでそんなに抱えられるものか。
一つ守ろうとするだけでも、取り零してしまうのに。

ｱｲﾂ
『坂道と違って俺は何一つ守れやしなかった。』

お前にはそうなって欲しくないんだ。
絶望するな。
世界を憎むようになるな。
俺と同じようになるな。

お前にとって大切なのは今いるB.A.D-0ではなく思い出の中にいる坂道零だ。
そして何よりも御子柴桜空がお前の唯一絶対だ。

俺のことは見捨てろ。お前らが進むための犠牲にしろ。
俺は0のままでいいんだ。

『俺はあの日からずっと0だから、もういいんだよ。』

ENo.315 匿名 とのやりとり


ENo.678 ヤト とのやりとり


ENo.1308 ヤナギ とのやりとり

坂道先輩(94) は 石英 を入手！
アイゼン(111) は 雑木 を入手！
奏人(207) は 雑木 を入手！
匿名(315) は ド根性雑草 を入手！
奏人(207) は 花びら を入手！
アイゼン(111) は 花びら を入手！
坂道先輩(94) は ボロ布 を入手！
匿名(315) は 羽 を入手！

特に何もしませんでした。

匿名(315) に移動を委ねました。

チナミ区 B-4（ベースキャンプ）に戻りました！
体調が全回復しました！

『チナミ区 E-5：出発地』へ採集に向かうことにしました！
　　 - 奏人(207) の選択は チナミ区 E-5：出発地

―― ハザマ時間が紡がれる。









ふたりが時計台を見上げると、時計の針が反時計回りに動き始める。






針の動きは加速し、0時を指したところで停止する。



時計台から、女性のような声――









声は淡々と、話を続ける。






























声はそこで終わる。



















榊がこちらを向き、軽く右手を挙げる。



エディアンもこちらを向き、大きく左手を振る。