NOTICE
ENTRY
RULE
RESULT
LOUNGE
CITYMAP
<< 4:00>> 6:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [スキル]OK. 




ハトとハードボイルド 第五回

呑気なハトの声に混じってちらほらと奇妙な話が耳に入ってくる。とはいえ奇妙といれば彼らがいま放り込まれている境遇そのものが奇妙極まりなく、唐突に呼び出されたこの町が見も知らぬ輩に侵略されているから助けてくれという、半ば強制的な要求を「異能」とともに与えられている状況がそもそも白昼夢よりも信じがたい。この異能とやらも、彼らを呼び出した輩が面白半分に彼らに与えたものではないか。沿道の電線にとまっているハトがでーでーと鳴いている下で、マッケンジーは確信をもってそう考えている。

「まあ、漫画の主人公になれるとは考えてもいねーけどな。せいぜい使い捨ての雑魚にならない程度に生き残れたらイイデスネ」
「なんかもー厭世観ただよいすぎですよ」

言いながら、コガラだかシジュウカラガンだかいう娘も達観したふうでいる。彼らはもともとこのイバラシティの住人ではなく、ジョーバンアーバンライン快速電車下り線に乗ってきた余所者でしかなかったから、駅を降りるや否や峻険な山岳やよどんだ沼地や鬱蒼とした密林が視界の端から端まで広がっている、この風景がイバラシティ本来のものであるかどうかすら分からない。たとえば半裸の原住民や、徘徊するばけものが現れたところで「だってイバラキだしね」の一言で済まされてしまうのがこの町の常識かもしれないではないか。土地勘がないというのはそういうもので、どれほど違和感があったとしても、この町がそこらじゅうでハトを目にすることができるごくふつうの町であることには変わりないのだから。

両腕を上げて、肩を回すように伸びをする。訳の分からない境遇に放り込まれているのはマッケンジーたちだけではなく、数百人どころか数千人の人々が同じようにこの地で途方に暮れているか、あるいはもっと積極的に与えられた能力や要求にこたえて町の奥へ奥へと探索の足を延ばしているらしい。マッケンジーたちは彼ら先行組からは一歩遅れたあたりにいるが、だからといって孤立しているわけでもなく、周囲には数十人の人々の姿を見ることができた。先行集団は先んじて利を得ることができる。慎重な者たちはそれに続くことで危難を確認してから歩みを進めることができる。どちらも一般人が生き残るための知恵のようなものだ。

「まずオレが人のことを言えねーが、あいかわらず力の使い方にわかんねーことが多すぎるからな」
「使い方どころか私たちの力そのものがわけわかんねーですけどね」
「そーれは」

シジュウカラガンとは知り合って数刻も経っていないが、少しずつコイツとのやり取りも自然になってきた。マッケンジーはどこからかハトが現れるとその分だけ何かが奪われる力、コガラは手にした風呂敷からなんでも取り出すことができるが取り出せるものは無作為という力、どちらもこれを完璧に制御できれば恐ろしい力であろうことと、それにしても外面がマヌケに思えるという点では共通しているといえた。いずれにしても、恐ろしい力とやらもうまく扱うことができなければ、さして意味はないのだが。

彼らをこの町に呼び出した黒スーツ姿の男が言っていた、侵略を試みるアンジニティとかいう輩ともいずれ出会うだろうことを想定して、周囲の連中と能力比べというか練習試合のようなものを行うことが流行っていた。マッケンジーたちも同じように何回か対戦をしていたが、戦績は芳しいとはいえず力のなさを痛感するのがせいぜいである。というか、正直にいえばコガラはまだしもマッケンジーはいまいち力が及んでいるとは言い難い。そこらで丸い目をしているハトたちが自分の力なのかもともといるものなのかすら分からないでいるマッケンジーに比べれば、コガラの風呂敷からはたまに「大きな石のかたまり」が飛び出してくることがあって、シンプルだがこれがうっかり当たればけっこうな武器になる。

「つーか最近わりと石が出るようになってるよな」
「でも石なんか出しても売れないです」

もともと物売りをしている娘としては、どうせなら乾物とか商品になるものが出てきてくれたほうが、この奇妙な世界で戦うよりもよほど実用的な能力に違いなかった。だがそんなことを言われたらもともと探偵をしているマッケンジーが、ハトをいくら出せたところで彼の本来の仕事に役に立つはずもない。石だったら庭石でも漬物石でも売るすべはあるかもしれないではないか、などと文句のひとつも言いたくなる。もちろん、それでコガラの同意が得られるわけでもないが。

「それこそ気の持ちようじゃないですか。ハトだって使えるかもしれませんよ」
「どーやって?」
「煮るとか?」

一瞬、彼らの周囲のハトがざわついたように思える。できのいい冗談だったのかもしれないし、できの悪い冗談だったのかもしれないから、ここは聞かなかったことにしよう。冗談でなかった可能性は怖いから考えないことにする。考えてはいけないことは考えないのが大人の思考法というものだ。

しんとした中で、どこも見ていないかに見えるハトたちの丸い目に一瞥をくれる。人間の世界に順応した、ハトというものはこの世界のどこにでも存在するもので、彼らはマッケンジーの能力で現れたものを除けばごく当たり前にそこらにいるハトでしかない、はずである。木を隠すにはなんとやらというが、マッケンジーの能力は、この世界にヒトとハトが絶えることがない限り力の根源が失われることもないのだなどと大げさに考えることもできる。マヌケな力にしか思えないが、少しは気の持ちようとやらを考えてやってもいいだろう。

「それより奇妙な話ってなんなんですか?」
「あー、覚えてやがったか」

そもそもその話をしたかったのである。彼らはいま大勢で同道している先にある、チェックポイントとやらを目指している。まるでガキの時分のオリエンテーリングのようだとも、マッケンジーは思ったが、それで周囲を歩いている連中から聞いた話題の中に、このイバラシティとそこで行われている戦いは何らかのテストに過ぎない、という噂がまことしやかに流されているというものだ。このふざけた状況に黒幕がいることなど分かり切ったことではあるし、彼らだけではなくアンジニティの連中すらも、同じように呼び出されて巻き込まれただけの存在かもしれないとすら思う。未だ彼らと出会ったこともないのだから、事実はわかりようもないが、探索の足を遠くまで伸ばしている先行組の連中はいずれ彼らに遭遇するだろうし、マッケンジーとしても彼らの動向くらいは気にしていた。

地味な灰色のくせにピンクや光沢のある緑が混じったドバトの羽根色がやたらと目に入る。テストというのが黒幕とやらの思惑であったとしても、別に彼らが驚くには値しない。だからこそ、巻き込まれた身としては、せいぜい身の安全くらいは優先した上で彼らの「ゲーム」に付き合ってやろうじゃないかというつもりにもなっていた。他人に無体を要求する輩というものは、概してノリが悪い常識人を好まないきらいがあるし、ハトだとか風呂敷だとかいう奇天烈なおもちゃに好奇心を刺激はされているというのも正直な感想なのである。

「それはそれでいーんだ。だが悪ノリが過ぎることはありませんよねというだけでな」
「?」

結局は根拠もなく漠然とした不安でしかないのだが、悪い可能性も考えてしまうのはこのような状況では致し方あるまい。いつまで続くものか分からないが、このテストとやらが終わった先に何が待ち構えているのか。それを見た上で笑いとばすべきか怒るべきかを決めてやろうではないかと大仰に構えている、という次第である。

いずれにしても、そのときのマッケンジーの顔は笑みを浮かべているには違いない。彼はそういう男だった。






ItemNo.6 ペロリーメイト を美味しくいただきました!
 体調が 1 回復!(16⇒17
 今回の全戦闘において 治癒10 が発揮されます。
 今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった!















コガラ研究会
ENo.1249
マッケンジー
ENo.1583
コガラ
ハザマに生きるもの
歩行軍手
大黒猫
















株式会社エターナルフォース
ENo.719
垣内
ENo.762
寒川
コガラ研究会
ENo.1249
マッケンジー
ENo.1583
コガラ








マッケンジー(1249)雑木 を入手!
コガラ(1583)ネジ を入手!
マッケンジー(1249)ボロ布 を入手!
コガラ(1583) を入手!






百薬LV5 UP!(LV5⇒10、-5CP)
防具LV5 UP!(LV20⇒25、-5CP)

真紅(852) とカードを交換しました!

血鏡 (ブロック)


クリエイト:タライ を研究しましたが既に最大深度でした。
エナジードレイン を研究しましたが既に最大深度でした。
サモン:レッサーデーモン を研究しましたが既に最大深度でした。

コロージョン を習得!
ペリル を習得!
ポーションラッシュ を習得!





チナミ区 K-15(道路)に移動!(体調17⇒16
チナミ区 J-15(道路)に移動!(体調16⇒15
チナミ区 I-15(道路)に移動!(体調15⇒14
チナミ区 H-15(チェックポイント)に移動!(体調14⇒13

採集はできませんでした。
   - マッケンジー(1249) の選択は チナミ区 E-5:出発地(ベースキャンプ外のため無効)
   - コガラ(1583) の選択は チナミ区 E-5:出発地(ベースキャンプ外のため無効)

MISSION!!
チナミ区 H-15:釣り堀 が発生!
   - マッケンジー(1249) が経由した チナミ区 H-15:釣り堀
   - コガラ(1583) が経由した チナミ区 H-15:釣り堀













―― ハザマ時間が紡がれる。



ドライバーさん
「・・・・・ふー。」



ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。



時計台の前でタバコをふかす、ドライバーさん。



ドライバーさん
「・・・・・。」



時計台をぼーっと見上げる。



ドライバーさん
「・・・・・。」



自分の腕時計を確認する。



ドライバーさん
「・・・・・。」



・・・とても嫌そうな表情になる。







ドライバーさん
「・・・・・狂ってんじゃねーか。」



ドライバーさん
「早出手当は出・・・ ・・・ねぇよなぁ。あー・・・・・
 ・・・・・面倒だが、社長に報告かね。あー、めんでぇー・・・」














コガラ研究会
ENo.1249
マッケンジー
ENo.1583
コガラ
ハザマに生きるもの
ダンデライオン
ダンデライオン




642 521



2nd
ダンデライオン


3rd
ダンデライオン


















コガラ研究会
ENo.1249
マッケンジー
ENo.1583
コガラ
イバラシティ観光中
ENo.1071
ラノザ
ENo.1072
クラリス




351 622













チナミ区 H-15

釣り堀




マイケル
「あ、ようこそチェックポイントへ。
 いまエビが釣れそうなので少々お待ちを……。」


棒のような何かが釣りを楽しんでいる。

マイケル
陽気な棒形人工生命体。
マイケル以外にもいろんな種類があるんだZE☆




マイケル
「よくぞここまで。私はマイケルといいます。
 出会いの記念にこちらをどうぞ。」


元気なエビをもらったが、元気すぎて空高くジャンプして見えなくなる。

 

 

 


マイケル
「……戻ってきませんねぇ、エビさん。」


マイケル
「まぁいいです。始めるとしましょうか。」


地面からマイケルと同じようなものがボコッと現れる。


マイケル
「私達に勝利できればこのチェックポイントを利用できるようになります。
 何人で来ようと手加減はしませんので、そちらも本気でどうぞ。」












コガラ研究会
ENo.1249
マッケンジー
ENo.1583
コガラ
立ちはだかるもの
マイケル
マイケル弐式
マイケル参式




233 223



2nd
マイケル参式


3rd
マイケル弐式



5th
マイケル







ENo.1249
新沼ケンジ
本名はシンヌマ・ケンジ。

チバ県マッドシティ出身の探偵。
ジョーバンアーバンラインに乗ってイバラシティにやって来た。

どこからでもハトが出てくるハト魔法を使いこなす。

ハトは出てくる場所の周囲にある生き物から生成されるので、
ハトが増えれば増えるほど近くにいるものは消耗していく。
13 / 30
229 PS
チナミ区
H-15
行動順2【疾駆】AG↑
5000
350







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4微動だにしないドバト(1)武器20攻撃10【射程1】
5黄色いレプユニNo.17防具25敏捷10
6雑木素材15[武器]攻撃10(LV15)[防具]防御10(LV15)[装飾]体力10(LV15)
7パンの耳食材10[効果1]防御10(LV10)[効果2]治癒10(LV20)[効果3]攻撃10(LV30)
8素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
9素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
10吸い殻素材10[武器]炎上10(LV25)[防具]道連10(LV20)[装飾]火纏10(LV25)
11素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
12美味しい果実食材15[効果1]敏捷10(LV10)[効果2]復活10(LV10)[効果3]体力15(LV25)
13ボロ布素材10[武器]衰弱10(LV20)[防具]体力10(LV5)[装飾]防御10(LV15)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
呪術10呪詛/邪気/闇
具現10創造/召喚
百薬10化学/病毒/医術
防具25防具作製に影響
料理5料理に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ハトブレイク
(ブレイク)
5020敵:攻撃
ハトピンポイント
(ピンポイント)
6020敵:痛撃
ハトクイック
(クイック)
6020敵2:攻撃
ハトブラスト
(ブラスト)
5020敵全:攻撃
ハトヒール
(ヒール)
6020味傷:HP増
ハトダークネス
(ダークネス)
5060敵:闇撃&盲目
クリエイトハト
(クリエイト:タライ)
7040敵:攻撃&朦朧・混乱
練3ハトヒールIII
(ヒールポーション)
5060味傷:HP増
ハトファントム
(クリエイト:ファントム)
50140自:衰弱LV増
ヴェノム博士
(ヴェノム)
5050敵:猛毒・麻痺・衰弱
ハトシリンジ
(クリエイト:シリンジ)
5060敵:痛撃&自:HP増
ハトドレイン
(エナジードレイン)
60160敵:闇撃&DF奪取
コロージョン5070敵貫:腐食
練1サモンハト
(サモン:レッサーデーモン)
50400自:レッサーデーモン召喚+HP減
ペリル50130敵:闇撃&何か肉体変調
ポーションラッシュ52200味傷6:HP増

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃550【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷650【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力550【戦闘開始時】自:MHP増
体力550【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運650【戦闘開始時】自:LK増
ハトハトハト
(召喚強化)
520【常時】異能『具現』のLVに応じて、自身の召喚するNPCが強化





被研究カード名/スキルEPSP説明
黑い巨神
(ブレイク)
020敵:攻撃
空間衝突
(レックレスチャージ)
080自:HP減+敵全:風痛撃
『お狐さま』
(エネルジコ)
080自:MHP・MSP増
回避風撃
(スカイディバイド)
0200敵貫:風撃&風耐性減
血鏡
(ブロック)
060味傷:HP増+護衛




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 3 ]クリエイト:タライ[ 3 ]エナジードレイン[ 3 ]サモン:レッサーデーモン



PL / TOSHIKI