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[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




 
悪魔とは魂を対価に願いを叶えるという。

そうまでして叶えたい願いがあったのか。今となっても、いいや今になってさえ、それは解らない。
何かを犠牲にしてまでも、遂げたい事があったのか。

――義父(とうさま)が兄妹(ボクら)を捧げてまで果たしたい事など、自分には、全く見当もつかなかった。









義父
「さあ、さあさあさあッ! 来たれ降り立て降臨せよ! 今宵の贄はここに! 我等が歳月を賭して成し上げた、貴方様へ贈る賜ゆえに!」

それはある日の事だった。
普段は『集会』で遅い義父が、その日ばかりは早くに帰ってきていた。
それ以外、特におかしな事など無い一日だった。
学業をこなし、日々の手習いを済ませ、母からの指導を受け、妹を構い、夕食を取り、就寝前の読み込みに勤しむ。後は眠りに着けば、ボクの一日は恙なく終わる――筈だった。

冷たい地下室の床で、目を覚ますまでは。

「っ! ~、~~!! んぅ!」

義父
「来たりませ! その異にして威なる御業をもちて、我等に祝福の光を齎したまえ!」

何が起きているのか、わからなかった。
一瞬悪い夢かとさえ思え、それでもそれは、あまりにも現実だった。
噛まされた猿轡の息苦しさも、縛られた手足の痛みも、紛れもなく本物だ。

見える視界、聞こえる声。限られた知覚のその全てに、義父の姿があった。
けれど、違う。こんな姿の義父を、ボクは知らない。
大仰に振るう儀式(みぶり)も、叫んでいる詠唱(ことば)も床に描かれた大掛かりな召喚陣(もよう)も、それらにどんな意味が込められているのかも、ボクには全く解らない。

ただ、怖かった。
理解できない恐怖が、そこにあった。
義父が何をしようとしているのか。いったいこれから、何が起こるのか。
そして――


「ん、ぅ……」

ボクの背後。同じような形で転がされている妹も、巻き込まれてしまうのではないかと。
それこそが、ただ怖かった。
妹は弱い。今はまだ夢の中にいる妹が、義父のこんな姿を見てしまったらどれ程ショックだろうか。
そんな事だけは、絶対に駄目だ。

「とうさ……!」

義父
「此処に成る。此処に成す! 星天の満ちる刻、誓と契は今現在に!」
義父
「我は、汝を召喚す!」

閃光。
狭い地下室に、爆発めいた光が満ちる。
叫びかけた言葉はかき消され、目を開けて見る事すら叶わない。
それでも、目が潰される直前、視界の端に映ったものがあって。

「母、さん」

その時地下室の扉を開けて飛び込んできたのは、間違いなく母の姿だった。
血相を変えたその表情は、今でも確かにこの眼に焼き付いている。
何か、叫んでいるようだった。けれどそれを聞き取る事は、出来るはずもなく。

意識さえ漂白されてしまいそうな光の中で、ただただボクは眼を瞑る事しか出来なかった。




---




ーー目を開けば、視界の先は、赤色に染まっていた、

何かあったのか全くわからない。目を瞑っていた間に、その瞬間に、一体何が起こったというのか。

「とう、さま」

解るのは、あれ程高らかに叫んでいた義父が、今は身じろぎ一つなく床に伏している事。
全て、赤。一面の紅に、染まっている。
それはまるで床に沈んでいくかのように、止めどない鮮血が義父の身体を飲み込んでいた。

「は、っ、ぅあ、ぁ……」

上手く息が継げない。
呼吸が出来ない。
目の前の展開に、意識が全く追いつかない。
どうして。何故。そんな問い掛けばかりが頭を過ぎっては消えていく。
義父は、妹は、母は。浮かぶ疑問は、どれ一つとして解消されないままで。

????
「ん~~、あれあれ。加減間違えちゃった?」

声がした。
それは知っているような声色で、けれどそれは、全く聞いたことのない声だった。

????
「ひっさしぶりだから感覚がねぇ。ま、いっか。なんかうるさい人、静かになったし!」

鈴が鳴るような、とはこんな音を表すのだろう。凄惨な事この上ないこの場所で、『ソレ』は屈託なく嗤っていた。
一筋の曇りなき白銀の髪。
透き通るよう薄氷色の両眼。
その造形は、まさしく天使のようで。

――『ソレ』は、間違いなく『悪魔』だった。

『悪魔』
「はぁ〜い! そこのキミは大丈夫かなー?」

「っ!?」

唐突に声をかけられ、竦む身体。
捕食者に見つめた獲物は、逃げることも抗うことも許されない。出来るのはただ、恭順するように見つめ返す事だけで。

『悪魔』
「ふふっ。オトコノコ、オトコノコ。やっばり『楔』にするなら、オジサンよりも可愛い子の方がイイよね?」

覗き込むように『ソレ』が見つめ返してくる。
言っている言葉の意味は、やはりわからない。けれどその眼も、その声も、まともに相対してはいけないものだと感覚が訴えている。
逃げろ。
警告する理性に、しかし肉体は言う事をきかない。麻痺したかのように、魅入られたかのように、その場から一歩も動けはしなかった。
対の薄氷が、こちらを見詰めて。

『悪魔』
「それじゃあ、シよっか?」

『ソレ』は、ふっと柔らかく笑って。


――ボクの眼に、細長い指を突き立てた。


「あああああああぁぁぁぁぁあァッ!」

激痛。絶叫。痛みという感覚が、あらゆるフィルターを素通りして直に降り掛かる。
文字通りそれは、これまで味わった事のない痛みだった。眼窩の奥で響く音。骨を伝わる悍ましい振動が、意識の奥の奥まで不快を伝える。
5秒か、10秒か、あるいはそれ以上かそれ以下か。
狂った時間感覚の中、ボクを嬲る指先がようやく引き抜かれていく。

『悪魔』
「ん〜〜っ、ね、見て見て! どう、似合う?」」

痛みに思考かまとまらない。疑問ばかりがただ山の様に積もり積もっていく。
それでも『ソレ』を無視することは出来ない。その理由が恐怖かあるいは別の何かに由来するのかは、解らないけれど。
潰された片目を押さえ、見上げる顔。そこには。

「っ……!」

『ソレ』は、嗤っていた。
靡かせる髪は天使の如き白銀。
その双眸は蒼穹のような薄氷の眼とーー片方は、翡翠のように鮮やかな閃緑色。

 


    それは、間違いなく、ボクの眼だった。


「うわああああああああぁぁぁぁァッ!!」

『悪魔』
「アハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

意識が消える。意識が途切れる。記憶は、そこで途絶えている。
曖昧でない。薄らいでいる訳ではない。
ここから先にも後にも、読み取れる物事は何も無いのだ。
まるで意図的に、断ち切られたかの様に。
まるで意図的に、ひび割られたかの様に。

ボクの記憶はいまだ、何かに覆われたままだ。








確か。そう、確かそうだ。脳裏に映像が映り込む。
ある日の夜。屋敷。
鳴り響く銃声。
倒れ伏す父。母。妹。一面のどす黒い血色に染まる部屋。ただ一人立ち、銃を握り嗤う自分の姿――





ーー違う。『それ』は全部『嘘』だ。

脳内に映り込む映像は全て紛い物。ひび割れに塗られた脚色でしかない。
真実とはこれ即ち、今こうして思い出した『悪魔』との邂逅に他ならず。

「っ……! スイレイ、オレは……っ⁉」

認識が違う。記憶が違う。今こうして抱いている感情の源泉に、何が齟齬がある事を少年は気付く。
だかしかし、この血色の世界でその気付きを伝えようとするも、最早遅い。
理由の無い変化など無い。この世は所詮必然。一つの結果には、必ず一つの縁因が結びつく。

唐突な変化が起こっているのならば、それはその理由もまた、唐突に迫っている事に他ならない。

少年は気付く。勘付く。それは決して無視できぬ存在が故に。
彼がそうなった『理由』と同じ『悪魔(モノ)』が、もうすぐそばまで迫り来ている事を。






コルダ
「……いろんな意味で残念だったな、あのパンダ」















愉快なトゥカナン家
ENo.926
スイレイ
ENo.938
コルダ
ハザマに生きるもの
大山猫
オオヤマアラシ
















愉快なトゥカナン家
ENo.926
スイレイ
ENo.938
コルダ
犬ぞり
ENo.1098
ジェーン
ENo.1099
メイド








スイレイ(926)平石 を入手!
コルダ(938)藍鉄鉱 を入手!
コルダ(938) を入手!
スイレイ(926) を入手!






スイレイ(926)ItemNo.12 花びら を送付しました。

呪術LV1 DOWN。(LV16⇒15、+1CP、-1FP)
変化LV1 DOWN。(LV5⇒4、+1CP、-1FP)

武術LV5 UP!(LV5⇒10、-5CP)
防具LV3 UP!(LV26⇒29、-3CP)

ハヤミ(664) とカードを交換しました!

『IF』 (サモン:レッサーデーモン)


ストーンブラスト を研究しました!(深度0⇒1
ストーンブラスト を研究しました!(深度1⇒2
イバラ を研究しました!(深度0⇒1

イレイザー を習得!
シャドウエッジ を習得!





スイレイ(926) に移動を委ねました。

チナミ区 J-11(山岳)に移動!(体調20⇒19
チナミ区 J-12(道路)に移動!(体調19⇒18
チナミ区 K-12(道路)に移動!(体調18⇒17
チナミ区 K-13(道路)に移動!(体調17⇒16
チナミ区 K-14(道路)に移動!(体調16⇒15













―― ハザマ時間が紡がれる。




「・・・・・?」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。



時計台の正面に立ち、怪訝な顔をしている。




「・・・この世界でオカシイも何も無いと言えば、無いのですが。
 どうしましょうかねぇ。・・・どうしましょうねぇ。」



一定のリズムで指を鳴らし、口笛を吹く――














トゥカナン ゴー ホーム
ENo.926
スイレイ
ENo.938
コルダ
ハザマに生きるもの
ダンデライオン
歩行軍手




512 555


1st
ダンデライオン




4th
歩行軍手

















デイドリームナイトメア
ENo.192
ユーゴ
ENo.745
つむり
トゥカナン ゴー ホーム
ENo.926
スイレイ
ENo.938
コルダ




324 433











ENo.938
コルダ・トゥカナン
Corda=Tocannan

西洋にルーツを持つ貴族風名門「トゥカナン家」の(自称)跡取り候補。
コルダは、弟。弟です。異母兄のスイレイ・トゥカナンとは次期当主の座を(一方的に)争っている。

誰にも(特に親には)知られないようひた隠しだがPC弄りが趣味。英語、はちゃんと学ばされました。

高貴なる義務を信じていた。

[外見]
アンティークシルバーのボサボサの髪。ライムとラムネ色のオッドアイ。つり上がった眼は、常に何かを睨みつけているようにも見える。
焦茶色の痛んだフードを被っているが、中はドレスシャツに石留めのループタイと比較的整った格好をしている。

[アイコン]
・アイコンNo.0~6は、「ENo.594 祈祷する信仰者:シンディ」PLユウ様より頂きました。
この場を借りて感謝を。
15 / 30
190 PS
チナミ区
K-14
行動順4【特攻】AT・DX↑
4900
345







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4氷礫暗器【復讐】武器33攻撃10【射程1】
5不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
6不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
8素材20[武器]疫15(LV30)[防具]舞痺10(LV20)[装飾]加速10(LV10)
9パンの耳食材10[効果1]防御10(LV10)[効果2]治癒10(LV20)[効果3]攻撃10(LV30)
10四肢に纏うは【疾走】防具36加速10
11絡み付く冷気【破却】武器36攻撃10【射程1】
12
13素材10[武器]束縛10(LV25)[防具]加速10(LV25)[装飾]敏捷10(LV10)
14美味しくない草素材10[武器]麻痺10(LV30)[防具]風纏10(LV30)[装飾]闇纏10(LV30)
15藍鉄鉱素材20[武器]器用15(LV25)[防具]防御15(LV25)[装飾]活力10(LV10)
16素材15[武器]貫撃15(LV20)[防具]貫通15(LV30)[装飾]器用15(LV20)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
武術10身体/武器/物理
呪術15呪詛/邪気/闇
変化4強化/弱化/変身
防具29防具作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク6020敵:攻撃
ピンポイント5020敵:痛撃
クイック5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
エキサイト5040敵:攻撃+自:AT増(1T)
ダークネス5060敵:闇撃&盲目
ストレングス50100自:AT増
カースバインド5080敵:闇撃&衰弱
ガードフォーム5080自:DF増(2T)
アウトレイジ6090自:AT・闇特性増
決1イレイザー50150敵傷:攻撃
エナジードレイン60160敵:闇撃&DF奪取
シャドウエッジ50120敵3:闇撃(対象の領域値[闇]が高いほど威力増)

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃650【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力550【戦闘開始時】自:MHP増
体力650【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増





被研究カード名/スキルEPSP説明
癒し上手のミリー
(ヒール)
020味傷:HP増
ストライキング
(ストライキング)
0150自:MHP・AT・DF増+連続減
ブライシンクロン
(エアスラスト)
060敵:4連風撃
『IF』
(サモン:レッサーデーモン)
0400自:レッサーデーモン召喚+HP減




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 2 ]ストーンブラスト[ 1 ]ダークネス[ 3 ]アキュラシィ
[ 1 ]アウトレイジ[ 1 ]エナジードレイン[ 1 ]イバラ



PL / クラウ/先生