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<< 4:00>> 6:00
[基本]OK. [戦闘]OK. [取引]OK. [スキル]OK. 




負けた。
敗北した。
オレは、たった今。
間違いなく、殺されたんだ。

「ちく、しょう……ッ!」

油断と、慢心。そうしたものがオレの中に漫然とあった事は否定しない。
だって仕方ないだろう。異界のバケモノに、彼方からの侵略者。その存在のとんでもさ加減に最初こそ躊躇いや驚きもしたけれど、その相手を繰り返せば嫌でも慣れてくる。あるいは、そう、馴染んでくる。
闘いの心得なんてなかった筈の自分の身体は、戦闘に臨めばまるで武術を修めているかのように軽やかに動いた。

時が停滞しているようにさえ感じる事もあったぐらいだ。

鈍い相手より一歩早く、一手だけ早く、一瞬でも早く。相手へ向けた銃口から、火花を散らす。鉛玉ではない『何か』。自分でも解らない『何か』を放ちながら、それでも当たれば相手は倒れるから、些細な疑問を放り投げて撃ち続けていく。
オレが――オレ達が、倒れてしまうその瞬間を、ほんの少しでも先へ引き延ばせるように。

これも、あの榊(おとこ)が言っていた『異能の強化』とやらによるものなんだろう。
こんな使った事もない力が自分の身体に馴染んでいくのは正直、不気味以外の何物でもない。身体の下に、皮膚一枚を隔てて何かが少しずつ這っていくような感覚。使えば使う程に、それは這い、広がり、馴染み、溶けていく。最早どこが境目であったのかを確かめるのは、今ではもうあまりにも難しくなっていた。
けれどもこれは必要な力だ。トゥカナンとやらの家命の為に、勝ち残る為に、護る為に――誰も彼もを亡くした自分が、たった独りでも生きる為に。

だから、そう。思い知らされた。

自分は独りでは、何も出来ないのだと。
オレは所詮、今も昔も、誰かに護られてばかりだということを。

「ぁあ、ぅ、くぅ……っ!」

惨めだ。愚かだ。なんて馬鹿野郎。
這いつくばった床の味。口の中に零れる錆びた鉄の味。そんな辛酸さえ今はどうだっていい。恥も外聞も知らず、ただただ嗚咽を吐きこぼす。そのみっともなさでさえ、今の気分に比べたらどうだってよかった。
好き勝手力を奮って敵を撃ってきた。ろくに周りも気にせず力を使って、立ち塞がる相手を倒してきた。
何発も何発も我武者羅に撃って。
何度も何度も無謀に突っ込んで。

その端々にスイレイの『流れ』があった事を、終ぞ今まで、気付くことが出来なかった。

「大丈夫か、コルダ」

そういって伸ばされた手を、反射的にオレは払い除ける。
払い除けて、しまった。

嫌いだ。嫌いだ。お前なんて、嫌いだ。
嫌悪する。軽蔑する。疎ましく恨めしく狂おしく妬ましい。
オレに手を差し伸べるな。常に上から見下ろし、こちらを見下すお前が嫌いだ。
そんは目で見るな。馬鹿にするな。憐れむな。侮るな。蔑むな。

――こんな惨めなボクを、見ないで。

「ぅ、ぁ」

馬鹿だ。馬鹿だ。馬鹿なのは、このボクだ。
勝手につっかかり、勝手に苛立ち、挙げ句無関係な怒りをスイレイへとぶつけている。これを愚かと言わず、いったいなんと言おう。
今だってそうだ。差し伸べられた手を弾く。向けられた好意を、ただただ無碍に踏みにじっただけだ。そしてそんな事をしている理由さえ、あまりに馬鹿らしい。

負けたのが悔しい。
ただ、それだけのはなしだというのに。

生きている。この異界の地にて、命を狙われて、それでもまだ自分たちは今ここに生きている。生き残っている。
それは間違いなく勝ちだろう。どんな生き物の生き死ににおいても、勝った方とはすなわち最後まで生き残っているモノを指す。
であれば、疑う事なく二人は勝者だ。例え相手を倒すことが出来ず退けるに終わったとしても、自分が心半ばに倒れ残る仲間がそれを成したとしても、手にした勝利は二人で勝ち得た結果に他ならないだろう。

それを嫌だと言うのは、ただの駄々でしかない。

「……コルダ。いい加減立ちたまえ。さっきの獣たちは退けたけれど、ここだっていつまでも安全って訳じゃないんだ」

一度は弾かれた手を、スイレイは再び差し伸べる。
もう一度、その手が弾かれる事はなかった。けれど代わりに少年が選んだのは、無視と沈黙。座り込んだ立て膝の間に顔を埋めて、硬く、難く、頑なに。

「コルダ」
「いやだ」

端的に、単純な拒絶であった。
何が、という理由はない。何を、という目的はない。そもそもこの答えに、意味はない。
蹲って、塞ぎ込んで、そうして得られるのは現実からの退避だけ。けれど今の少年には、それこそが欲しかった。たった一人で、たった独りで、在る時間をこそ。

されどそれを、許しはしない者がいる。

「いつまで蹲っている。立て、当主候補(コルダ・トゥカナン)」

スイレイの、踏み込む一歩。差し出した手がそのまま返答を待たず、コルダの胸倉を掴み上げた。

「立てッ!」

それは、聞いたことのない声色だった。
付き合いはまだ短いけれど、コルダにとって、スイレイとは常に余裕を持った男だった。人に向ける態度も、言動もそうだ。勝負という枠で争う事は多々あれど、叱咤に声を荒げることなどありはしない。
だからこそその一喝に、コルダはただただ不意を突かれて。

「いいか。キミが何をそんなに落ち込んでるいるか。僕は、それを理解している心算だ」

近い。引き寄せられたその位置は、これまでのそれよりも遥かに近い。
大きく映る、金色の眼。その鋭さは、腑抜けたものを忽ちに射抜かんとするようで。

「だから言おう、『立ち止まるな』。負けるのは悔しい。惨めにもなろう。でもだからこそ、立ち上がるんだ」
「っ……だから、もういやだって言ってるだろ!」
「それでも、だ」

独りよがりな泣き言に返す、力強い言葉。

「だって僕らはまだ生きてるじゃないか」

そこには、決して揺るがぬ遺志が、宿る。

「命を無為に費やすな。ただうずくまって泣いているだけなんて、そんなのは、命を賭して僕らの世界を守り続けて来た『トゥカナン』への侮辱だ」

そう言われて、身体が宙に浮く。放されたのだと気付くより前に、自分の両足は地面を捉えていた。
今ここで、バランスを崩す。今ここで、立ち上がる事を諦める。今ここで、地面に座り込む――そうやって『逃げる』のは、あまりに容易い。
けれど異母兄(スイレイ)から向けられた言葉を前に、そんな気分には、到底なれそうにもなかった。

そんな檄を受けて、無感動ではいられない。

「家命(ぼく)にあれだけの啖呵をきって見せたのなら、まずはキミが、それを成してみたまえ」

一瞥。手を振り払い、踵を返すスイレイ。
思い返す。胸倉を掴まれたその拳からは、拭え去れぬ血の香りがした。
そうだ。自分が倒れた後。無様な敗北を期した後に、どうして自分達はこうして無事でいるのか。そんな当たり前の事に、ようやく思い至る。
簡単だ。護られたのだ。
その手に血を流し、その手を血に染めて。異母兄は、自分を護ったのだ。

その身を盾として。
その意志を、決して折れぬ矛として。

立ち尽くす自分を置いて、スイレイはハザマの地を先へ行く。
その背中を、ただ見続けていた。

オレは、そうなれるだろうか。
ボクは、そう強く在れるだろうか。

彼方を穿つ矛として。
此方を護る盾として。


未だ燻るこの灯火に吹いた疾風が胸を打つ






スイレイ(926)ItemNo.15 藍鉄鉱 を手渡ししました。















トゥカナン ゴー ホーム
ENo.926
スイレイ
ENo.938
コルダ
ハザマに生きるもの
ダンデライオン
歩行軍手
















デイドリームナイトメア
ENo.192
ユーゴ
ENo.745
つむり
トゥカナン ゴー ホーム
ENo.926
スイレイ
ENo.938
コルダ








スイレイ(926)ド根性雑草 を入手!
コルダ(938)ネジ を入手!
コルダ(938)ボロ布 を入手!
スイレイ(926)花びら を入手!






アザミ(1011)25 PS 送付しました。

武術LV3 DOWN。(LV10⇒7、+3CP、-3FP)

変化LV1 UP!(LV4⇒5、-1CP)
解析LV5 UP!(LV0⇒5、-5CP)
防具LV3 UP!(LV29⇒32、-3CP)

レウ・コンアス(518) により ItemNo.14 美味しくない草 から装飾『七文字の懐中時計』を作製してもらいました!
 ⇒ 七文字の懐中時計/装飾:強さ42/[効果1]闇纏10 [効果2]- [効果3]-

スイレイ(926) の持つ ItemNo.12 藍鉄鉱 から防具『在りし日の【覚悟】』を作製しました!
レウ・コンアス(518) の持つ ItemNo.11 甲殻 から防具『水銀』を作製しました!

源五郎(1546) により ItemNo.10 四肢に纏うは【疾走】ItemNo.13 毛 を付加してもらいました!
 ⇒ 四肢に纏うは【疾走】/防具:強さ36/[効果1]加速10 [効果2]加速10 [効果3]-
源五郎
「付加すよ」

shadow(159) とカードを交換しました!

その行進を止めよ (ガードフォーム)


イバラ を研究しました!(深度1⇒2
シューティングスター を研究しました!(深度0⇒1
シューティングスター を研究しました!(深度1⇒2

プリディクション を習得!
アキュラシィ を習得!
ブラックアサルト を習得!
アドバンテージ を習得!





スイレイ(926) に移動を委ねました。

チナミ区 K-15(道路)に移動!(体調15⇒14
チナミ区 J-15(道路)に移動!(体調14⇒13
チナミ区 I-15(道路)に移動!(体調13⇒12
チナミ区 H-15(チェックポイント)に移動!(体調12⇒11
チナミ区 H-16(森林)に移動!(体調11⇒10

採集はできませんでした。
   - スイレイ(926) の選択は チナミ区 E-5:出発地(ベースキャンプ外のため無効)
   - コルダ(938) の選択は チナミ区 E-5:出発地(ベースキャンプ外のため無効)

MISSION!!
チナミ区 H-15:釣り堀 が発生!
   - スイレイ(926) が経由した チナミ区 H-15:釣り堀
   - コルダ(938) が経由した チナミ区 H-15:釣り堀













―― ハザマ時間が紡がれる。



ドライバーさん
「・・・・・ふー。」



ドライバーさん
次元タクシーの運転手。
イメージされる「タクシー運転手」を合わせて整えたような容姿。



時計台の前でタバコをふかす、ドライバーさん。



ドライバーさん
「・・・・・。」



時計台をぼーっと見上げる。



ドライバーさん
「・・・・・。」



自分の腕時計を確認する。



ドライバーさん
「・・・・・。」



・・・とても嫌そうな表情になる。







ドライバーさん
「・・・・・狂ってんじゃねーか。」



ドライバーさん
「早出手当は出・・・ ・・・ねぇよなぁ。あー・・・・・
 ・・・・・面倒だが、社長に報告かね。あー、めんでぇー・・・」














トゥカナン ゴー ホーム
ENo.926
スイレイ
ENo.938
コルダ
ハザマに生きるもの
ジャンボゼミ
チンピラ




612 536



2nd
ジャンボゼミ



4th
チンピラ

















カルンスタイン
ENo.462
めぐむ
ENo.720
マザリカ
トゥカナン ゴー ホーム
ENo.926
スイレイ
ENo.938
コルダ




333 232













チナミ区 H-15

釣り堀




マイケル
「あ、ようこそチェックポイントへ。
 いまエビが釣れそうなので少々お待ちを……。」


棒のような何かが釣りを楽しんでいる。

マイケル
陽気な棒形人工生命体。
マイケル以外にもいろんな種類があるんだZE☆




マイケル
「よくぞここまで。私はマイケルといいます。
 出会いの記念にこちらをどうぞ。」


元気なエビをもらったが、元気すぎて空高くジャンプして見えなくなる。

 

 

 


マイケル
「……戻ってきませんねぇ、エビさん。」


マイケル
「まぁいいです。始めるとしましょうか。」


地面からマイケルと同じようなものがボコッと現れる。


マイケル
「私達に勝利できればこのチェックポイントを利用できるようになります。
 何人で来ようと手加減はしませんので、そちらも本気でどうぞ。」












トゥカナン ゴー ホーム
ENo.926
スイレイ
ENo.938
コルダ
立ちはだかるもの
マイケル
マイケル弐式
マイケル参式




226 542



2nd
マイケル参式


3rd
マイケル弐式



5th
マイケル







ENo.938
コルダ・トゥカナン
Corda=Tocannan

西洋にルーツを持つ貴族風名門「トゥカナン家」の(自称)跡取り候補。
コルダは、弟。弟です。異母兄のスイレイ・トゥカナンとは次期当主の座を(一方的に)争っている。

誰にも(特に親には)知られないようひた隠しだがPC弄りが趣味。英語、はちゃんと学ばされました。

高貴なる義務を信じていた。

[外見]
アンティークシルバーのボサボサの髪。ライムとラムネ色のオッドアイ。つり上がった眼は、常に何かを睨みつけているようにも見える。
焦茶色の痛んだフードを被っているが、中はドレスシャツに石留めのループタイと比較的整った格好をしている。

[アイコン]
・アイコンNo.0~6は、「ENo.594 祈祷する信仰者:シンディ」PLユウ様より頂きました。
この場を借りて感謝を。
10 / 30
224 PS
チナミ区
H-16
行動順2【疾駆】AG↑
5200
360







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4氷礫暗器【復讐】武器33攻撃10【射程1】
5不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
6不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
7不思議な食材食材10[効果1]治癒10(LV5)[効果2]活力10(LV10)[効果3]鎮痛10(LV15)
8素材20[武器]疫15(LV30)[防具]舞痺10(LV20)[装飾]加速10(LV10)
9パンの耳食材10[効果1]防御10(LV10)[効果2]治癒10(LV20)[効果3]攻撃10(LV30)
10四肢に纏うは【疾走】防具36加速10加速10
11絡み付く冷気【破却】武器36攻撃10【射程1】
12ネジ素材15[武器]混乱10(LV25)[防具]追撃10(LV25)[装飾]貫通10(LV25)
13
14七文字の懐中時計装飾42闇纏10
15ボロ布素材10[武器]衰弱10(LV20)[防具]体力10(LV5)[装飾]防御10(LV15)
16素材15[武器]貫撃15(LV20)[防具]貫通15(LV30)[装飾]器用15(LV20)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
武術7身体/武器/物理
呪術15呪詛/邪気/闇
変化5強化/弱化/変身
解析5精確/対策/装置
防具32防具作製に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
ブレイク6020敵:攻撃
ピンポイント5020敵:痛撃
クイック5020敵2:攻撃
ブラスト5020敵全:攻撃
ヒール5020味傷:HP増
エキサイト5040敵:攻撃+自:AT増(1T)
ダークネス5060敵:闇撃&盲目
ストレングス60100自:AT増
練3プリディクション5060味列:AG増(3T)
カースバインド5080敵:闇撃&衰弱
ガードフォーム5080自:DF増(2T)
アキュラシィ5080自:連続減+敵:精確攻撃
アウトレイジ7090自:AT・闇特性増
ブラックアサルト5090敵:3連鎖闇撃&闇痛撃
アドバンテージ5080敵:攻撃&AT奪取
イレイザー50150敵傷:攻撃
エナジードレイン60160敵:闇撃&DF奪取
シャドウエッジ50120敵3:闇撃(対象の領域値[闇]が高いほど威力増)

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
攻撃750【戦闘開始時】自:AT増
防御550【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
回復550【戦闘開始時】自:HL増
活力550【戦闘開始時】自:MHP増
体力650【戦闘開始時】自:MSP増
治癒550【自分行動前】自:HP増
鎮痛550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増





被研究カード名/スキルEPSP説明
癒し上手のミリー
(ヒール)
020味傷:HP増
ストライキング
(ストライキング)
0150自:MHP・AT・DF増+連続減
ブライシンクロン
(エアスラスト)
060敵:4連風撃
『IF』
(サモン:レッサーデーモン)
0400自:レッサーデーモン召喚+HP減
その行進を止めよ
(ガードフォーム)
080自:DF増(2T)




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 2 ]ストーンブラスト[ 1 ]ダークネス[ 3 ]アキュラシィ
[ 1 ]アウトレイジ[ 1 ]エナジードレイン[ 2 ]シューティングスター
[ 2 ]イバラ



PL / クラウ/先生