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[基本]OK. [戦闘]OK. [スキル]OK. 








『枢木』の家は、随分と長い歴史を持つ家系だった。


遡ればざっと数百年は確実と聞いている。
真偽は定かではないけれど、あの頭の固い先々代が嘘をつくとも思えない。
誇らしげに語る口ぶりからしても、恐らく、事実なのだろう。
証拠となり得る書物は山の様に保管されている。
伝統を重んじる一族は、余所との交わりの一切を断った狭い世界で。
それを大切に大切に、血筋とともに守ってきたらしい。


――如何せん。俺はそんなものに興味は無かったから。

寧ろ、その当時は未だ。
それが当然であった世界の中を生きていたから。

誇りも、感動も、あったものではなかったけれど。




『封印なんて、まるで陰陽師みたいだ』


……そんな言葉を投げかけられたのは、いつだったか。
あまりはっきりとは覚えていない。

けれど、今この時だからこそ、思う。

本当にそうであったなら、
人の役に立つ存在であることができたなら。
少しはこの力にも、枢木家に対しても。

誇りを、抱く事ができたんじゃないかって。




けれど、実際のところは。
そんな大それた存在ではなかったんだ。



俺の先祖は、力の使い方を誤った。


封印師になど、なれる筈が無かった。

理由は明々白々、至って単純。


枢木家のこの異能は、“対照の許可無しに力を揮えないもの”だった。


荒れ狂うあやかしに対しても、
暴虐なあらくれ共に対しても。

言葉が通じなければ、許しを得なければ、何の役にも立たない。

“枢木”は所詮、“枢木”。
戸を閉め封をする為の、木片のおとしに過ぎないのだから。


彼らには、それ以上の役目を果たす事が叶わなかった。


民衆の役に立てない。
英雄には成れない。
力を存分に誇示する事ができない。
何故だ。どうしてだ。
こんなにも素晴らしい力だと言うのに。





――そうして、雨露霜雪の末に辿り着いた【袋小路】。



 “他者に使えないならば、己が身に封を施せば良い”

 “人の身の限界を無くし、柵を封じ。心を殺し。己が身体を武器とする”



やがて一族は、闇に身を投じた。
暗闇の世界で生きていくと誓いを立てた。

影に紛れ、夜空を駆け、手段の為なら鬼となる。




――いつしか、その一族は『忍』と呼ばれる様になっていったそうだ。










……そんな、これまでの狭い世界と
この数年間過ごした広く明るい世界は、
まるで同じ時を刻んでいるとは思えない程に、別物で。


前回思い起こした出来事の様な、些細な齟齬を感じながらも。
一般的な“普通”と呼べる感覚の違いを痛感しながらも。

少しずつ慣れてきていたつもりだった。

それ故に、この世界に飛ばされる毎に。
落差の苦痛を感じざるを得なかった。


じりじりと、
灼ける様な痛みを伴い、降り積もる。




――どうやら今回も、例外ではないらしい。




「…………」



バラバラに打ち砕いた足下の石壁を冷徹にも見下ろす中。



この感の現実世界での膨大な記憶が、頭に流れ込んだのと。

端末から“彼”の声が届いたのとは、

果たしてどちらが先だっただろう。





(――、また“此処”か……)


まるできっかけにでもなってくれたかの様に。

冷えきっていた身体に、微かに熱が蘇る。
血の巡りが感じられ、無色にくすみかけていた視界が彩りを取り戻す。


流れ込んできた記憶の中には、当然。
あの“約束の日当日の記憶”も含まれていて。

……受けた傷とは全く異なる痛みを、胸の内に感じた気がして。


罅の音が、届いた気がして。



戦闘に身を投じていた際には変わる事の無かった、表情が。

困惑でも焦燥でもどの色でもなく、
ひどく、複雑そうに。歪んでいた。



何せ決して普通ではない、この時、この瞬間だ。


ごくごく当たり前の“幸せ”というものを目の当たりにしたあの日の記憶は、


あまりにも眩しすぎて、息苦しさすら覚える様。



現実の自分は、どこかで溺れてでもいるのだろうか。
そんな、錯覚すら。起こす。


だとしたら……何に?



……思考が、おいつかない。


考えて纏めて、取り繕おうにも。
意思が固まったと安堵した次の瞬間には、
次なる期間の記憶がどっと流れ込んでくるのだ。


まるで、積んでも積んでも終わりの無い、
賽の河原の石積みのように。

自分の中で、形になってくれないままに。

責苦ばかりが、降り積もっていく。




嗚呼、




( ……まるで地獄だな)


纏まらぬ思考の端に浮かんだ感想に、
思わずと言った様子で、自嘲混じりに笑みながら。


漸く男の足は、動き出す。



――ただし、思考とは真逆。その足には迷いが無い。


いくら足下に石が転がっていようが、積んでなんかやらないと。


瞳には、強い意志すら宿っており。
小石や砂利を跨ぎ、大岩を避けて通っては。
開けた空間を横断していった。



……確かに、ここは地獄かもしれない。
だから、こちらの方が妙に落ち着けてしまうのかもしれない。


しかし、だからどうしたという話だ。
立ち止まって良い理由には成らない。




自分はまだ、目的を果たしていないのだから。


自分を、待っていてくれる人が出来たのだから。



今回、流れ込んできた記憶の濁流のその中の。
一際輝く夕陽の閃きが、思い出させてくれたから。

だから、この息苦しさは払拭しない。
抱えたまま、進むと決める。





様々な思考が、記憶の整理が。
依然、追いついていない。
頭の内は足とは全く異なる方向に、動き続けている。




けれど、


目的を果たそうと     

     歩みを進める為にも。

約束を守ろうと     

     侵略を阻止する為にも。






少なくとも、今は。


理由はその二つだけで、十分だと思ったんだ。
 
 








ENo.940 ミツフネ とのやりとり

ミツフネ
「相変わらずってこともないスよ。割とテンパってます。
 誰かにこうして話しかけてるほうが気がまぎれるっていうか。
 ……ちょっと返信のラグが長いのが気になるトコでスけど」
ミツフネ
「そっちこそ気を付けてくださいね。『アンジニティ』ってやつ。
 今の所顔見知りがそれ、って話はあんま聞かないけど。
 誰が敵だったとしても、可笑しくはないですし」


以下の相手に送信しました

ENo.327
十九号





ItemNo.6 よくある保存食 を美味しくいただきました!
 体調が 1 回復!(20⇒21
 今回の全戦闘において 治癒10 活力10 が発揮されます。
 今回の結果でのスキル熟練度が伸びやすくなった!















TeamNo.161
ENo.161
枢木
ハザマに生きるもの
ピクシー
















TeamNo.402
ENo.402
人生終了センター
TeamNo.161
ENo.161
枢木








枢木(161)ド根性雑草 を入手!
枢木(161)不思議な雫 を入手!






幻術LV5 DOWN。(LV5⇒0、+5CP、-5FP)
料理LV2 DOWN。(LV10⇒8、+2CP、-2FP)

制約LV5 UP!(LV5⇒10、-5CP)
具現LV4 UP!(LV0⇒4、-4CP)
防具LV5 UP!(LV16⇒21、-5CP)

ひびこ(249) とカードを交換しました!

シルフィボイス (ワイドアナライズ)


クリエイト:タライ を研究しました!(深度0⇒1
クリエイト:タライ を研究しました!(深度1⇒2
クリエイト:タライ を研究しました!(深度2⇒3

キャプチャー を習得!
背水の陣 を習得!





チナミ区 I-12(道路)に移動!(体調21⇒20
チナミ区 J-12(道路)に移動!(体調20⇒19
チナミ区 K-12(道路)に移動!(体調19⇒18
チナミ区 K-13(道路)に移動!(体調18⇒17
チナミ区 K-14(道路)に移動!(体調17⇒16













―― ハザマ時間が紡がれる。




「・・・・・?」



黒髪に蒼い瞳、黒スーツ。
細く鋭い目で怪しげな笑顔を頻繁に浮かべる。
整ったオールバックだが、中央の前髪がすぐ垂れる。



時計台の正面に立ち、怪訝な顔をしている。




「・・・この世界でオカシイも何も無いと言えば、無いのですが。
 どうしましょうかねぇ。・・・どうしましょうねぇ。」



一定のリズムで指を鳴らし、口笛を吹く――














TeamNo.161
ENo.161
枢木
ハザマに生きるもの
大黒猫




346 323


1st
大黒猫


















TeamNo.161
ENo.161
枢木
TeamNo.247
ENo.247
蛇憑き




311 314









ENo.161
枢木
枢木 [ Kururugi ]

 年齢:24歳  性別:男  身長:176cm

 基本的ににこにこと人当たりのいい青年。
 一方で飄々としており掴みどころが無い。気分屋。
 異能を用い、タニモリ区雑居ビルの片隅で
 『預かり屋』を営んでいる。


【異能:『袋小路』…封じる力】
実体の有無問わず生物まであらゆるものを“閉じ込めてしまう、所謂“封術”とよばれる力。
封じる為には、当人或いはその持ち主の『了承』が絶対必要。
その他能力の詳細に関しては明かされていない部分が多い。

寄り添っている猫の守護霊は相棒の“壱緒”。
昔の飼い猫で、彼が初めて力を使う事に成功した存在。


【預かり屋:夏梅】
“文字通り、なんでも預かります”と、うたい文句を掲げる
こじんまりとした枢木が営む事務所の様な場所。
無くしたくないもの、手放したいもの、一時預かってほしいもの等を文字通り、一目に触れる事無く大切に保管してくれる。一応有料。
どこに封じ保管をしているかは彼のみぞ知る。


◆プロフ随時更新予定。
◇既知関係やお店利用した事あります発言等はご自由に。
◆割と置きレスメインです。長文になる事もしばしば。
16 / 30
125 PS
チナミ区
K-14
行動順6【堅固】DF・HL↑
4900
345







Noアイテム名種類強さ効果1効果2効果3(素材・食材・消耗の場合は詳細等)
1不思議な武器武器10【射程1】
2不思議な防具防具10
3不思議な装飾装飾10
4青藍の御珠防具20防御10
5不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
6ド根性雑草素材15[武器]火纏10(LV25)[防具]鎮痛10(LV15)[装飾]復活10(LV15)
7小さな保存食料理20治癒10活力10
8美味しくない草素材10[武器]麻痺10(LV30)[防具]風纏10(LV30)[装飾]闇纏10(LV30)
9ネジ素材15[武器]混乱10(LV25)[防具]追撃10(LV25)[装飾]貫通10(LV25)
10不思議な石素材10[武器]回復10(LV5)[防具]敏捷10(LV5)[装飾]幸運10(LV5)
11不思議な雫素材10[武器]魅了10(LV20)[防具]幸運10(LV10)[装飾]守護10(LV20)
最大所持可能数[50]




異能・生産
名称LV説明
命術10生命/復元/水
制約10拘束/罠/リスク
具現4創造/召喚
領域5範囲/法則/結界
防具21防具作製に影響
料理8料理に影響

アクティブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
澪撃・閃
(ブレイク)
5020敵:攻撃
澪撃・穿
(ピンポイント)
6020敵:痛撃
澪撃・双
(クイック)
6020敵2:攻撃
澪撃・放
(ブラスト)
5020敵全:攻撃
睡蓮ノ渡
(ヒール)
5020味傷:HP増
水鞠ノ渡
(アクアヒール)
6040味傷:HP増+炎上・麻痺防御
澪撃・冴
(シャイン)
5060敵貫:SP光撃&朦朧
神代ノ封
(リストリクト)
5060敵:DX・AG減(2T)
水影ノ守
(プロテクション)
6060味傷:守護
泡沫ノ渡
(ブレス)
6060味傷:HP増+祝福
アイシング5050味傷:HP増&強制凍結
海神ノ封
(フリーズ)
50130敵全:凍結
ブラインドネス5060敵:盲目
夕凪ノ守
(プロビデンス)
50120味全:祝福
火照ノ守
(サンクタム)
5060味全:守護+祝福状態なら更に守護
キャプチャー5070自:束縛LV増

パッシブ
被研究スキル名/元スキルLVEPSP説明
不知火ノ印
(攻撃)
550【戦闘開始時】自:AT増
玻璃ノ印
(防御)
650【戦闘開始時】自:DF増
器用550【戦闘開始時】自:DX増
敏捷550【戦闘開始時】自:AG増
玉響ノ印
(回復)
550【戦闘開始時】自:HL増
爽籟ノ印
(活力)
550【戦闘開始時】自:MHP増
月冴ノ印
(体力)
650【戦闘開始時】自:MSP増
淡雪ノ調
(治癒)
650【自分行動前】自:HP増
常磐ノ調
(鎮痛)
550【被攻撃命中後】自:HP増
幸運550【戦闘開始時】自:LK増
湖月ノ調
(水特性回復)
520【戦闘開始時】自:水属性スキルのHP増効果に水特性が影響
背水の陣540【戦闘開始時】自:現在HP割合が低いほど被攻撃ダメージが下がるようになる





被研究カード名/スキルEPSP説明
書類の落書き・退勤したら酒飲もう
(ヒール)
020味傷:HP増
たこ焼きを焼くオバチャン
(アクアヒール)
040味傷:HP増+炎上・麻痺防御
識札
(ブレス)
060味傷:HP増+祝福
シルフィボイス
(ワイドアナライズ)
2200敵全:DX・AG減




[深度]スキル名[深度]スキル名[深度]スキル名
[ 1 ]エキサイト[ 1 ]ティンダー[ 1 ]ダークネス
[ 3 ]クリエイト:タライ



PL / 詩杏