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初めの場所は黒く染まっていた。
見渡す限りが漆黒で、空の色も、自分の身体も見ることは出来なかった。
仕方がなかったので、周りの黒を「真似」して過ごした。黒は何もしなかったので、私もただひっそりと転がっていた。
それから、数えきれない時間がたった。その頃の私は、時間というものを知らなかったが。
突然、眩いばかりの白が目の前に広がった。
眩しくて、とても見ていられなかった。その頃には瞼を作ることも知らなかったので、ただ光の暴力に苦しむ他なかった。
だから、光を克服するために、私は手当たり次第に周囲の光の「真似」をしようとした。
やっと眩しさに慣れたころ、私の周りのものは全て消えてなくなっていた。
ただ、焦茶色の大地と、青紫の空だけが自分の周りに横たわっていた。
自分が何かの「真似」をするということは、相手をそのまま我が身に吸収することだというのが、その時初めてわかった。
初めの場所にいた黒い闇はあまりにも膨大だったので、全てを吸収することが出来なかったのだ。
私自身は、その時、魔法陣の中心で燃え盛る焚火の姿をしていた。
今にして思えば、何者かの術師が何事かによって私を召喚しようとしたのだろう。
その哀れな術師も、今や私の一部となっていた。私は、それの「真似」をして、ようやく知性を獲得した。
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日記。日記。日記と申しますが、果たして過去のページを捲れない日記に如何程の意味がありましょう。
具体的には、連載形式で情報を出していったところで前回の文言を覚えていてくださる瀟洒な読者が果たしてどの程度おられるのかという疑問を抱いているのです。
まあそもそも読者がいる~なんていうのが思い込みも甚だしい独りよがりなのかもしれませんが~。
サイトのカウンターが毎日1ずつ増えているのを見てほくそ笑んでいたら実はそれ自分の分のカウントだったんですよ、なんて煉獄を経験された殊勝な皆様にはきっと馴染み深い問題かと思います。かく言うワタシも自分で言ってて今ハートがズキズキです。ワタシのハートがチュクチュクです。こっちを向いてくれるハニーがどこにもいません。寂しいので死にます。実は魔女ナヴィーニャは兎の血統だったのです。ヴォーパルハニーという名で円卓の騎士を殺戮しパイナップルで爆死した兎の転生体がこの魔女ナヴィーニャ。本邦初公開の一大秘密に全米が涙!
今のは全部嘘です。
閑話休題(それはさておき)。
次元タクシーなるものを今ワタシ大変羨ましく思っております。
ああいうとりあえず物事を俯瞰的に見れそうな立場。実に魔女的ではありませんか!
なのでワタシもハザマの出来事を知り尽くすべく新乗り物シリーズをサカキという方に打診しようと考えています。
名付けてウィッチトラクター。なんとエーテルを原動力として動くトラクターです。
はたらくくるま。みんな大好きだよね!
ついでにハザマの整地とかにも使えそうなので、がんばっていろんなはたらくくるまシリーズを導入していきましょう。
ハザマにエーテルがあるかどうかだけが懸念材料ですが、まああるでしょきっと。ハザマだし。オーラロードですし。
殺しあうのが正義でないと知って戦う戦場ですが、果たしてイバラとアンジの闘争は如何なる展開を迎えるのでしょうか。
次回もはっきし言ってオモシロカッコイイ展開を期待するナヴィーニャでした。
ちゃんちゃん。