歳を重ねると、無意識に過去を振り返ってしまうことがある。 ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ 惑星サージァの都市には、人の背丈の数十倍から百倍もあるような巨大ビルが惜しげなく並べられていた。 そのうちの一つに取り付けられた巨大スクリーンが『無敵英雄アイデデクーデ』―――数十年も前からずっと続いている特撮番組のシリーズだ―――の新しい映画のコマーシャルを流していたり、他のビルでは壁全体を使って新商品の宣伝をしていたりする。 空中に橋を渡していたり、広場すらこさえてみせたものも少なくない。そんなビル群の周りには小さな建物がくっついていて、目的地への道順を少々ややこしくしている。 だがここですら、この星で最も大きな街ではないという―――星の中枢たるサージァ・カピタルの成長はすさまじく、遠からず脳を強化するインプラントをやらなければ暮らしていけなくなるだろうと、今回会いに行く人がやや冗談交じりに言っていた。 若かりし日のモーク・トレックは、経済ジャングルが少しまばらになる辺りを目指して歩いていた。 ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ エレベーターが上昇していき、あのビル街を俯瞰できるほどの高さになったかと思うと、もう鈴が鳴ってドアが開いてしまう。 降りて向かった先のドアをノックし、名を告げる。招き入れられて中に入れば、会うことになっていた人がいた。スーツを着たサージァリアン―――二足歩行で体毛は薄く、黄色とピンクの中間の肌をもつ―――の中年の男性である。生え際は多少後退しているものの、無駄に肥えたりはしておらず、十二分な活力をもっている様子だった。 「こんにちはモークさん。来て頂けて光栄です。こちらに」 促され、モークは来客用のソファに腰かける。男性も反対側に座った。 「改めて自己紹介を……私はワスデイ・ムーヴと申します。白鈴公社の第五惑星開発部長をやらせて頂いております」 「よろしくお願いします」 互いに名刺を交換する。大きな手を持つオーゲリアンにとっては少々難しく、慣れない内は手こずらされたものだ。 「今日はわざわざご足労頂きありがとうございます」 「いえいえ」 言いつつ、モークは聴覚空間の片隅で静かな駆動音が鳴り出したのに気づき、眼球を動かした。それをワスデイは見逃さなかったのか、 「今、ドローンにお茶を淹れさせるんですよ」 「ドローン……? ハハ、オーゲルだとなかなか、そういうものは見られませんでしたな……」 実際、それもモークが子供の頃の話である。 このサージァをも上回る力を持った巨大国家エオデムが、ジャンプ技術を搭載した船団でプラゾア太陽系を訪問したのが、モークが産まれる十数年ほど前のことだった。いくらかのいざこざを乗り越え、彼らは技術と文化をオーゲルに伝えた。オーゲリアンたちは与えられたものを吸収し、飛躍の時代を迎えたのだった。 その興奮の中で育ったモークが宇宙探検家になろうとしたのも、別に不思議なことではなかった。 「さて……」 そろそろ仕事の話になるようだ。ワスデイが持っていたリモコンを操作すると、部屋の灯りが少し弱まり、テーブル中央に置かれた円形の土台が三次元映像を映し出した。丸い、緑に覆われた星の姿がそこにあった。『パルゴ』と文字が添えられ、次いで細々とした惑星のパラメータ類が飛び出してきた。 「これが、今回僕に調査をして頂きたいという……?」 「はい。このパルゴはもともと資源惑星として注目されていた星なのですが、空撮で遺跡が確認されたのですよ」 ワスデイはまたリモコンのボタンを押す。映像に変化が生じ、深い森のど真ん中で六角形の柱が六つ突き出している写真が出てきた。見た所、道らしきものはない。 「我々もドローンを送り込んで、開口部を見つけたのですが……入ろうとしたら押し返されてしまいまして。搭載したセンサーも原因を特定できませんでした」 「ふむ……?」 写真を見る。六本の柱は、特に何かを思わせるような配置はしていないが、わずかながら木の生え具合が違うところがある。これは完全な姿ではないのだろうか。 「私の勘、なんですが」 考え込もうとしていたモークにワスデイが告げる。 「精神世界の面からのアプローチが、必要かと」 彼はよっぽどドロイドのセンサーに自信があるらしいと、この時のモークは思ったものだった。 |
ハインツ 「……こんな場所もあるのかすごいな。少し、見学させていただきます」 |
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交流歓迎 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地球から遠く離れた「プラゾア太陽系」に存在する、惑星「オーゲル」出身の宇宙探検家。 温厚で落ち着いた性格の持ち主だが、時には感情を強く出すこともある。趣味は風景の写真集を読むこと。 応急処置や料理、サバイバル技術、さらには写真撮影といった、探検家に必要なスキルをもれなく身につけている。老齢に近づいた身でありながら身体能力も高い。「ブルーバード号」という宇宙船を個人所有しており、これで宇宙を旅している。 幼いころから宇宙を旅することを夢見ており、カレッジ(大学)を卒業した後に本格的に探検家活動を始めた。数年後、先史文明に関する重大な発見をしたモークは一躍時の人となり、その後も多くの実績をあげていった。そんなある日、彼は宇宙海賊に襲われていたオーゲル星人の女性を救い、そのまま交際を始めて結婚に至った。程なくして息子ムートを授かったこともあり、モークはここで探検家を一旦引退した。 だが幸せな時間は長くは続かず、ある事故によって妻に先立たれてしまう。モークは遺されたムートを育て上げることに全力を注いだが、やがて彼も大人になり独り立ちをした。一人になったモークはもう一度昔のような生き方をしてみたいと思うようになり、探検家業への復帰を決意したのだった。現在は「白鈴公司(はくりんこうし)」という企業のバックアップのもとで活動を続けている。 ある日、新たな冒険に向けブルーバード号で宇宙を旅していたところ、原因不明の空間異常に巻き込まれてしまい、この物語の舞台となる惑星の近海にワープ。その際ブルーバード号は故障してしまい、修理の為に金を稼がなくてはならなくなった。 (Twitter: @BehindForestBoy) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 |
Ino | 所持Max12 / 所持数12 | 種類 | 効果 | 効力 | 精度 |
1 | 【主力】オーゲルの皮鎧 | 固有殴打武器 | - | 8 | 8 |
惑星オーゲルで作られた獣の皮の鎧 | |||||
2 | 宇宙の駅のカード | 特有設置 | 産業施設Lv7 | 7 | 5 |
星々の為の地域振興施設(区分:産業) | |||||
3 | 武器屋のカード | 固有設置 | 武器屋Lv3 | 2 | 10 |
現在地マスに武器屋を設置する(区分:武器屋) | |||||
4 | モークのメモ | 確認 | - | - | - |
落書きなどができる。出品、送品、廃棄などの挙動確認にどうぞ。 | |||||
5 | モークのメモ | 確認 | - | - | - |
落書きなどができる。出品、送品、廃棄などの挙動確認にどうぞ。 | |||||
6 | モークのメモ | 確認 | - | - | - |
落書きなどができる。出品、送品、廃棄などの挙動確認にどうぞ。 | |||||
7 | 2歩カード | 移動 | 確歩Lv2 | - | - |
ダイス1回目の出目を強制的に2に変更する | |||||
8 | 見つけた丘のカード | 特有設置 | 散策施設Lv5 | 5 | 5 |
とても静かな丘。人は少ないはずだが……(区分:散策) | |||||
9 | 腐ったチーズ | 謎物 | 付猛毒Lv2 | - | 18 |
10 | 2歩カード | 固有移動 | 確歩Lv2 | - | - |
ダイス1回目の出目を強制的に2に変更する | |||||
11 | 戦士の店のカード | 特有設置 | 防具屋Lv8 | 8 | 5 |
時代錯誤なつくりだが、恣意的なものだとか(区分:防具) | |||||
12 | 【防具】オーゲルの下半身鎧 | 防具 | 武具Lv1 | 15 | 11 |
下半身を守る鎧だ |
Sno | 所持Max36 / 特有Max4 / 設定Max5 / 所持数19 | 所有 | 種類 | 効果 | LP | FP |
1 | 無名のカード | 固有 | 解離 | 傷殴打Lv1 | 0 | 12 |
2 | 無名のカード | 固有 | 解離 | 傷疾風Lv1 | 0 | 12 |
3 | 無名のカード | 固有 | 解離 | 治癒Lv1 | 0 | 14 |
4 | モークの縄 | 特有 | 罠 | 罠列傷身突刺Lv1 | 0 | 24 |
5 | 無名のカード | 固有 | 先発 | 個別御替Lv1 | 0 | 2 |
6 | モークの靴 | 特有 | 解離 | 列傷殴打猛毒Lv1 | 0 | 30 |
7 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 活気Lv1 | 14 | 0 |
8 | モークの羽根 | 特有 | 解離 | 列応傷投射Lv1 | 0 | 24 |
9 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 全活気Lv1 | 42 | 0 |
10 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 治癒活気Lv1 | 14 | 14 |
11 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 列治癒活気Lv1 | 28 | 28 |
12 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 全治癒活気Lv1 | 42 | 42 |
13 | 無名のカード | 専有 | 先発 | 確変Lv1 | 0 | 6 |
14 | 無名のカード | 専有 | 先発 | 列確変Lv1 | 0 | 12 |
15 | モークの指さばき | 特有 | 解離 | 散刳傷火炎Lv1 | 0 | 36 |
16 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 治癒Lv1 | 0 | 14 |
17 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 全治癒Lv1 | 0 | 42 |
18 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 列活気Lv1 | 28 | 0 |
19 | 無名のカード | 専有 | 解離 | 列治癒Lv1 | 0 | 28 |
Marking Chara List |
[Command] Eno23:トビー |
[Command] Eno74:絆の姫君と力の皇息 |
[Command] Eno42:まりあ |
[Command] Eno14:闇 |
[Command] Eno320:シンセミア |
[Command] Eno31:デカパイ少佐 |
[Command] Eno59:トロィスィ |
[Command] Eno85:宵 |
[Command] Eno90:アルテナ |
[Command] Eno97:NASと宇宙探索ロボ達 |
[Command] Eno100:クラヴィス・クレイドル |
[Command] Eno103:ながれぼしのミリウ |
[Command] Eno142:Gone Past |
Ano | 名称 | 休日 | 区分 | 詳細区分 | 価値 | 期限 |
S-1 | 全自動おきがえルームのカード | 豊穣 | 衣服 | 衣服屋Lv5 | 25 | 1 |
自動的におきがえさせてくれる便利なお部屋だ | ||||||
K-2 | 祭器屋のカード | 安息 | 祭器 | 祭器屋Lv5 | 54 | 5 |
C-3 | 癒しの川のカード | 星期 | 回復 | 回復施設Lv6 | 30 | 2 |
きれいな川と小さな小屋だ | ||||||
D-4 | 魔器屋 | 激火 | 魔器 | 魔器屋Lv8 | 40 | 4 |
不気味だが、だからこそ見つかるものもある |
区分 | 設立数 | 運営日数 | 利用計 | 本日の収入計 | 区分 | 設立数 | 運営日数 | 利用計 | 本日の収入計 |
魔器 | 1 | 1 | 0 | 0 | 衣服 | 1 | 5 | 0 | 0 |
祭器 | 1 | 4 | 0 | 0 | 回復 | 1 | 3 | 0 | 0 |
産業 | 1 | 1 | 1 | 12 |
Mission List |
#追加注文基礎講座受講 ☆ Clear ☆ |
Mission#A List |
AdditionalOrder List |
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7 | 7 | ||||||||||||||||||||||
6 | ★ | 6 | |||||||||||||||||||||
5 | 5 | ||||||||||||||||||||||
4 | ☆ | 4 | |||||||||||||||||||||
3 | ☆ | 3 | |||||||||||||||||||||
2 | ☆ | 2 | |||||||||||||||||||||
1 | ☆ | 1 | |||||||||||||||||||||
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