あなたの元に、一人の少年がやってくる。 フィクスト 「お初にお目にかかります。私の名はフィクスト、しがない錬金術師にございます」 フィクスト 「開拓の期限が見えておりますが、そういえばまだ話したことが無い人もいるなあ、と思い立って挨拶に来ました。残り僅かな間となりますが、よろしくお願いします」 といってぺこり、とお辞儀をする。 |
辺境の惑星と、よく似た世界があった。 この惑星とは違って、歩く度に景色がめまぐるしく変化するほど、美しい街ではなかった。 のどかな田園風景なんてなくて、大地はコンクリートに固められていた。 未開の地なんてものは確かにあったけれど、それは遠い外国のお話で、道行く人々には関係ないものといっても過言ではなかった。 しかしあの世界では、誰しもが”想い”のチカラを具現化することができた。 思い描いたモノがカードとして顕現するこの惑星と同じように、思い描いた夢が実現する世界だった。 殆どの人はそれを知らず、”努力の賜物”といったものにされていたが、奇蹟といったものは確かに存在した。 “カミサマ”には2種類の定義があった。 一つ。神話や伝承といったものに登場する、神秘的な存在。信仰の対象となる、超越的な存在。 そしてもう一つ。世界の法則を定義する存在。 具現化というチカラは時折、世界の法則すら変えてしまうことがある。 歪んだ”想い”のチカラは、歪んだ世界を創り上げるのだ。 ――ある青年の話をしましょう。 彼はどこにでもいるはずの普通の男の子でした。 本を読んで、音楽を聴いて、猫を撫でて……学校という、その世界の子供であれば誰でも行く施設に、毎日のように足を運んで、そこで勉強をしていました。 とりわけ何かに優れていたわけでもなければ、広く名の知れた存在でもありませんでした。 しかし、彼はあまりにも優しすぎたのです。 たとえ一度も話したことがない人であっても、その人の死を深く嘆きました。 たとえ喧嘩をしたばかりの相手であっても、その人が傷つくことを深く怖れました。 彼にはやがて、愛する者ができました。寄り添うべき相手が、できました。 やはり、普通の男女のように甘酸っぱくて、あたたかいものでした。 ――ある日、彼の愛する者は命を落としました。 彼女の真下を、トラックが通り過ぎたのを、彼は目の当たりにしてしまったのです。 「あのひとが、死ななければ……!」 彼はそう”想い”ました。 彼が何かを叫べば、彼女は間一髪のところで走り去るトラックを避けたのです。 それから、そんなことが何度も、続きました。 彼女はいつも助かって……その代わりに、街は異常気象が続きました。 夏に雪が降り続け、桜と紅葉が同時に街を彩りました。 しかし彼は、そんな光景の中で、常に彼女と共に過ごしていました。 ――泡沫の夢の中で、ずっと。 僕がその夢から目を覚ましたとき、既に世界は僕の知っている世界ではなかった。 夏の雪は紅に染まり、怪物が跋扈し、人を玩具のように抛り投げた。 賑わうはずの雑踏には、悲鳴が飛び交っていた。 あのひとはぎゅっと、僕の手を握った。 またあの夢の中に逃げて、二人だけで生きればいいと、そう伝えるように。 「……ごめん」 否、この世界のことは、誰よりも僕が知っていた。 だって、これは僕が創ってしまった世界だから。君を助けるために、僕が”カミサマ”になったから。 自分勝手だということはよく解っていた。 たったひとりの愛する少女のために、無数の人々を犠牲にしてしまったということも、この赤と白が織り交ぜられた世界が、僕に語りかけてきた。 一度定義した世界を、自分の身勝手で壊してしまうなんて、思えばどれだけ欲望に塗れた”想い”だったのだろうか。 僕は、ただ闇雲に、想うことの愚かさを知っている。 願うことの危うさを知っている。 だからこのチカラが、僕は嫌いだった。 開拓のために戦うのが、怖かった。 それでも、戦うことができたのは…… ――僕の、おかげだったんだね。 ――君の、おかげだったんだね。 |
千尋 「僕はね、”わがまま”には、なれないんだ」 |
貴方に向けて、一枚の白い札が飛ばされるだろう。 ー 業務連絡 ー 報告は纏まっているだろうか。 意志ある者、団長へ示すべし。 それでは、健闘を祈る。 ー ー |
バニラ 「ん。君は。BUG、ではないよね……? そう、千尋。僕はうさぎのバニラ、バニラでいいよ。 君はここでも結構、料理するかい? たまに変な食材とかあるのが、ちょっと困るよね。 スパイスクッキー。香りも味も、甘いだけじゃないのがちょっと変わってていいでしょ? 元気も出るし。 ちょっとばかりここは過酷だからね。それくらい元気がでるのがいいんだ。 スパイスやハーブは僕の趣味で、武器だからね。おかげでここでもなんとか開拓できてるよ。 どう?千尋は順調?ここを楽しめているかい?仕事やいろんな思惑がある人もいるみたいだけど、僕は気軽に楽しんでるよ。」 |
テケシ 「おお、これはこれは。 改めて初めまして。 僕はテケシという冒険者です。」 |
テケシ 「たはは、あれは僕の迷走っぷりがそのまま行動になっただけです。 別の防具を作ろうかと思っていたのですがいろいろ考慮をした結果、 結局市場に出回っているものを買った方がいいな、となりまして。」 |
テケシ 「個人的には転売で儲ける様な真似はしたくなかったのでね、 今回はそれに相当するような事態ではなかったのですが、 お金もモノも、必要とされているところにあった方が意義があるってもんでしょう。」 |
テケシ 「ああ、統計ですか? あれは僕じゃなくて『奴』… いやまぁ、一応僕の名前で注文が出ているから僕と言った方が混乱は少ないか…?」 |
テケシ 「ま、まぁ。統計をとっているというか、とっていたというのが正しいかなと。 あれは30開拓日までで出しているものなので随時更新してるわけじゃないんですよ。 えーと、千尋さんのも多分引っ張り出せば出てくると…おい出番だぞー!」 |
テケシ 「えーとね。 (ゴソゴソ) あ、これでいいかな。 取引関連… 売買回数: 2 アイテム購入回数: 1 [1位タイ8] スキルカード売却回数: 1 売買総額: 140 アイテム購入総額: 20 [2位] スキルカード売却総額: 120 注文関連… 受注回数: 1 戦闘関連… 模擬戦対峙回数: 2 メイン対峙回数: 1 敗北回数: 1 召集対峙回数: 1 勝利回数: 1」 |
テケシ 「ふむ、こんなもんか。 案の定取引関連が中心ですね。 模擬戦でも1勝1敗ということで…ん?」 |
テケシ 「え、な、なに!? は!? 時間が無い? あと15分? 他の継続終わってない? お前の都合で会話を振り回すな、っておい! 強制終了する気か!」 |
通信が途切れた。 |
千尋 「まだ、僕は戦える……人を照らす力になれる……」 |
千尋 「まだ、戦うことが赦されるならば……僕に、チカラを!」 |
千尋 「まだ、戦うことが赦されるならば……僕に、チカラを!」 |
千尋 「少し、片付けておきましょうか」 |
千尋 「……もっと、前へ」 |
アレク 「呼んでくれてありがとう! 」 [すぅ…と深呼吸をして…] アレク 「騎士として期待に応えられる様に頑張るよ!」 |
ジョーカー 「呼ばれて飛び出て ってね まかせて! 魔弾の雨ってのを見せてあげる」 |
○ | Pno190 Totality [前 / 新 / 集] Eno190 早川 千尋 Eno368 イゼット・エヴェレン Eno301 アレックス・ドルミール Eno259 ジョーカー Eno59 サート |
VS | Pno362 ⅩⅢ『死神』を示す円匙 [前 / 新 / 集] Eno362 メルクーシン=ファビオラ Eno34 メイカ・クリード Eno49 相楽木リンド Eno45 アマリア Eno301 アレックス・ドルミール |
× |
× | Pno190 Totality [前 / 新 / 集] Eno190 早川 千尋 Eno368 イゼット・エヴェレン Eno301 アレックス・ドルミール Eno259 ジョーカー Eno59 サート |
VS | Pno363 ソーンPT [前 / 新 / 集] Eno363 ソーン・ウォーカー Eno20 世界 Eno13 烟玖 Eno369 黄金原さん Eno173 くろいの |
○ |
× | Pno190 Totality [前 / 新 / 集] Eno190 早川 千尋 Eno368 イゼット・エヴェレン Eno301 アレックス・ドルミール Eno259 ジョーカー Eno59 サート |
VS | Pno211 エレナPT [前 / 新 / 集] Eno211 灰の歌姫エレナ Eno18 シセラ Eno369 黄金原さん Eno173 くろいの Eno7 チェヌリョーザイーミエ |
○ |
――《太陽》の意味、《日蝕》の意味。 身を滅ぼし、何時かは星さえも呑み込む運命を。 赤色巨星となって数多の命を呑み込むか。 それとも、まだ、春の陽射しで命を導くか。 欠けた太陽の行く末は、今、此処に託された。 |
【銃を構え、雰囲気が変わる・・・そして女の力が吹き上がったッ!】 ジョーカー 「さて・・ひとつやりますか」 |
千尋 「立ちはだかるというのなら、あるだけの光をもって、受けて立つよ」 |
アレク 「人?BUG? どっちかわかんないけど邪魔するなら全力で行くよ!」 |
ジョーカー 「戦闘か・・さて、やるわよ みんな!」 |
サート 「皆さん、準備はいいですか。」 |
NAS 「ヨーシ、開拓戦、ハジメルヨー!」 |
黄金原さん 「はりきっていきましょう」 |
まりあ 「さぁ、開拓を始めるわよ!」 |
ユスティ 「……進まねば」 |
まりあ 「黒の刃は無限に舞い踊る!」 |
漆黒の瘴気が身体を覆う! |
【彼女を包む生命力の波動が味方に力を与える】 ジョーカー 「あまり長引かせたくはないけれど、これで多少はマシになるはずよ」 |
【離脱用に敵陣側に爆弾を仕込んだ】 ジョーカー 「いざとなったらこれで・・ボンッってね」 |
【彼女を中心として光の壁が覆った】 ジョーカー 「良くて一発だろうけど防がせてもらうわ」 |
【精神攻撃に対して突破陣形を取った】 ジョーカー 「簡単な陣だけど軽い術には効果的なはずよ」 |
【魔銃に仲間の情報を入力 魔弾の制御をおこなう】 ジョーカー 「これで大丈夫 みんなは弾は気にしないで戦ってちょうだい」 |
【銃の反動を減らすためのアブソーバーを装備しつつ】 ジョーカー 「数回しか持たないのよね コレ 効いてるうちに終わらせれるかしら?」 |
【魔弾の軌道が魔方陣を描き、ジョーカーの魔力を臨界点まで引き出す】 ジョーカー 「長引かせる気はないわ さっさと終わらせるわよ!」 |
サート 「見よう見真似だが、ないよりましか……『展開しろ』」 |
NAS 「バリア制御装置、起動スルヨ~。ポチットナ!」 プチトマ 「アッ、護リヲ固メナクチャ!バリア装置赤、展開ナノデス!アンチファイアー!」 |
ピー 「ピィー!!【豆型ベビーロボは大泣きモードで対衝撃機能を展開した…と同時に、モニターに抗議の声を出力した!】」 |
NAS 「対レーザー兵器用強化障壁、起動するよ~。ポチッとな。 …レーザーにしか反応しないのが、玉に瑕だけどね! …アッ、ラデーさん、エネルギーパック運搬をお願いしますぞ~。」 ラデー 「了解。頑張る。」 |
NAS 「バリア制御装置、起動するよ~。ポチッとな!」 プチトマ 「アッ、護リヲ固メナクチャ!広域バリア装置【レーザー】Ver.3、展開ナノデス!」 |
NAS 「バリア制御装置、起動するよ~。ポチッとな!」 プチトマ 「アッ、護リヲ固メナクチャ!広域バリア装置【実弾】Ver.4、展開ナノデス!」 |
NAS 「イーヤー!?何か強そうなBUGがこっちに来るよーーー!? 効き過ぎて怖い!ですぞ!!」 |
NAS 「キィーーヤァーー!!何これ超うるさーい!!」 |
Totality Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
ジョーカー 「まずは挨拶代わりに・・ウェルカムバレットよ! 喰らいなさい!」 |
ジョーカー 「あっちゃぁ・・妨害されちゃったかしら」 |
【片手で銃を構えながら、仲間に向けて強化術式を組んだ】 ジョーカー 「気休め程度でわるいわね さ、いくわよ!」 |
NAS 「ちょっとデータの値を弄られているような気がするよ…。再起動しておこうっと…。」 |
プチトマ 「ナスサン、連鎖開始ナノデス、行キマスヨー!」 |
黄金原さん 「それじゃ、いきましょう」 |
まりあ 「なかなかやるじゃない!」 |
まりあ 「なかなかやるじゃない!」 |
まりあ 「なかなかやるじゃない!」 |
まりあ 「なかなかやるじゃない!」 |
まりあ 「なかなかやるじゃない!」 |
ジョーカー 「わたしにすら当てられないなんてね 出直しなさい」 |
まりあ 「会心の一撃!」 |
ユスティ 「……」 |
NAS 「感謝感激!ナス頑張ルヨ!」 |
NAS 「感謝感激!ナス頑張ルヨ!」 |
黄金原さん 「ありがとうございます」 |
黄金原さん 「ありがとうございます」 |
ぺポ 「ゴレンサ!」 |
オニール 「え~。俺っちの出番? よーし、張り切ってやっちゃおっかな~。カタカタカタカタ…。 【玉ねぎ型ロボはコーラを片手にハッキング作業を始めた】」 |
NAS 「…アレ???避ケラレタ…オ見事…。」 |
プチトマ 「ナスサン、ココデ決メチャイマショウ!!テー!」 |
黄金原さん 「むぅ……」 |
アレク 「見えてるよ!」 |
【愛銃ヴェスラインを自己の魔力回路にコネクトさせる】 ジョーカー 「オートロックシステム、魔弾生成・・どっちも稼働っと♪ さて、やるわ!」 |
【愛銃ヴェスラインを自己の魔力回路にコネクトさせる】 ジョーカー 「魔力回路ドライブ・・・よし、問題なしっと」 |
【攻撃を避けた彼女の顔にウニが飛来するッ!】
ジョーカー 「わたしにすら当てられないなんてね 出直し・・ふがっ!?」 |
ターニー 「…☆!! 【カブ型ロボはさらに多くのファンネルビットを敵周辺に展開し、妨害を始めた。】」 |
Totality Chain 転変Lv5(1) 刈殺傷投射Lv4(2) 列傷突刺冥闇Lv4(3) 列傷斬払天光Lv5(4) 刈自傷斬払Lv5(5) 全活気Lv3(6) 刈感傷投射Lv6(7) 連傷突刺冥闇Lv4(8) 列傷斬払天光Lv4(9) 貫自傷斬払Lv6(10) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain ?(1) ?(2) ?(3) |
千尋 「一気に畳みかけるよ!僕についてきて!」 |
千尋 「前に進むチカラを!」 |
千尋 「前に進むチカラを!」 |
ジョーカー 「連撃のサードブリット!」 |
ジョーカー 「あら?ここが弱いの? それじゃ追加で持っていきなさい!」 |
NAS 「アッ!ソコハバリアノ薄イポイント…。」 |
黄金原さん 「ぁたっ!」 |
サート 「――お前にはこれが、光に見えるか……?」 |
NAS 「ギャー!!ポッドガ!!」 |
黄金原さん 「ぁたっ!」 |
サート 「――狙い通りか……?」 |
サート 「――悪く思うな。」 |
アレク 「これは良い所に入った感触があるよ!」 |
アレク 「い”っ…これは効いたぁ…。」 |
千尋 「前に進むチカラを!」 |
ジョーカー 「ありがとね おねーさん助かっちゃう☆」 |
サート 「ありがとうございます。」 |
ジョーカー 「無のエイスブリット!」 |
【得体の知れない聖女の加護が、無慈悲に相手を粉砕していくッ!】 ジョーカー 「え・・ちょっと何? なにが起こってんのよ・・?」 |
ジョーカー 「あら?ここが弱いの? それじゃ追加で持っていきなさい!」 |
NAS 「アッ!ソコハバリアノ薄イポイント…。」 |
ジョーカー 「いい当たり・・私の魔弾からは逃げられないのよ?」 |
NAS 「ギャー!!ポッドガ!!」 |
サート 「――狙い通りか……?」 |
黄金原さん 「ぁたっ!」 |
ユスティ 「っ……!!」 |
千尋 「前に進むチカラを!」 |
千尋 「前に進むチカラを!」 |
千尋 「前に進むチカラを!」 |
千尋 「前に進むチカラを!」 |
千尋 「前に進むチカラを!」 |
千尋 「前に進むチカラを!」 |
ユスティ 「……うぅ」 |