血は苦手、流れるのも、見るのも、そう何度も書いてきたのだけれど。 人間の血を、不味いとは思ったことがない。 これが本当に面倒よね。 今日はもっと別のことを書こうと思うわ。 神術についてよ。この世界で言うところ、神術は「学問」として存在しているようなのよね。 けれど、私は吸血鬼。 信仰の強いもの、魔を打ち払うと信じられた心とか、そういうものが苦手。 人と、世界の数だけ、神が在る―― つまり、逆に考えると、打ち捨てられたような、もう誰も信じていないような、そういう超マイナーであとは消え去るだけの神術であれば、ちょっと学んでもいいんじゃないかしら? 信託、奇跡、加護……。 どれも、起こしたり、してもらえなさそうだけれど。 「忘れられた神は、死んだ神も同じなのかしら」 それとも、再び信仰されているのを待ち眠っているのかしら? この星にも廃墟や遺跡はいくつか見られる。 そこに住んでいた人達がいたということ。 そしてその中には、神殿や祭壇、神託所、聖寺院と名がつく場所もある。信仰されていた神はいたことだろう、と予測される。 それらが共通の神なのか、そうじゃないのかは調査不足だけれど。 この星は探索者とBUGで溢れている。 神の姿は、まだ見たことがない―― |
![]() 「……、………。」 |
![]() 「うわーん! やっぱり! って、私もケイトの匂いするんですか!?」 ![]() 「うそ、全然気づかなかった……くんくん……うう、わかんない……。」 慌てて自分の服を嗅ぐラーフだったが、貴女の言う匂いはわからない様子である。 ![]() 「でも、きっとアウエーレさんみたいに鼻がいい人にならわかるんですよね……。 匂いをごまかすのなら……ええっと、香水とか、そういうのなのかな……?」 ![]() 「ケイトは鼻がいいから、あんまり匂いがきついものだとかえって辛いし……。 でも、ケイトの匂いが少しでもするのなら、それこそ私が囮になれば……?」 ![]() 「……ごほん。すみません、なんでもないです。 あの、もし何かいい案があれば、いつでもいいので教えてもらえると嬉しいです……。」 ハッとしたようにラーフは首をぷるぷると振っていた。 貴女に心配された手前、自身の言葉が間違っていることは彼女自身も理解しているようだ。 ![]() 「ーーーよかったぁ! 時間の許す限り、なかよし度、いっぱいあげましょうね!」 貴女の頬が染まった様子を見て、ラーフは口角がへにゃりと緩む。 ちょっぴり嫌がられないかと言う不安もあったが、それも綺麗さっぱり吹き飛んだらしい。 ![]() 「あの、私、あんまり頼れる人もいなくって……。 アウエーレさんがそう言ってくれるのが嬉しくって……。」 ![]() 「その言葉だけでも嬉しくて、私、アウエーレお姉さんに出会えてよかったです。 ありがとうございます。困ったら、いっぱい相談させてください。」 柔らかく、ラーフは笑っていた。 貴女が嫌がらなければ、少しばかり貴女にもたれ掛かり身体を預けるのだろう。 少し経てば、元の位置に居直ろうとしていた。 ![]() 「後天的な吸血鬼は……その、もしかしたらいるのかもしれません。 ただ、私達家族とは相性が悪くって、関わることも全くなくって知らないだけなのかも……。」 ![]() 「吸血鬼にも、いろんな人がいるんですね……なるほど……。 って、ケイトも血を吸われたら吸血鬼になっちゃう……!?」 ![]() 「うう、本当に、アウエーレさん以外の吸血鬼には気をつけます……! この惑星にもしかして、他にも吸血鬼っていたりするのかな……。」 ![]() 「待つのは美徳……なるほどですね。 楽しみなことって待てば待つほどわくわくも増えますし、なんとなくわかる気がします!」 ラーフは吸血鬼を心配するのに夢中でこれまた都合が悪く、貴女のカミングアウトには気付かなかったようだ。 ![]() 「わ、ごめんなさい! 私も、そろそろ戻らないと! あのあの、本当に紅茶ごちそうさまでした! ケイトが心配してるから戻ります!」 ![]() 「このお礼はいつか必ず! 次はお菓子を持って行きますから! お茶会、楽しみにしてます!」 ぱたぱたと慌ただしく、貴女にコップをきちんと返したことを確認すると、ラーフは帰り路に着くのだろう。 時折、腕を大きく振って貴女に見えるように挨拶をすると、瞬く間に彼女の姿は遠く、遠くの方へと去っていくのであった。 |
![]() 「そうかな。あー。あれだね。『善処します』って感じ。ね。 ワハハ。諦めさせたので僕様の勝ちだね。いえーい。(ダブルピース)」 ![]() 「だって僕様は不死身だし。万一、億が一殺されても具現できるからね。 僕様を完全に殺す手段は存在しないよ。たぶん。全世界見てないから知らないけど。 このボディも憑依してるだけだし。」 ![]() 「さておき。大丈夫。僕様だって属性のカタマリみたいなものでしょ。 同僚もニンジャ連れて浮遊してる両性人形師とかいるし。ね。」 ![]() 「とらすとみー。僕様ほど信用出来る魔女いないよ。 どうだろう。吸血鬼ごとに塵の味違うかもしれないし。 多少じゃりじゃりしてもいけるかも。チャレンジ精神。ね。」 ![]() 「死人くらいならいいんだけど。思い出とか魂は管轄外でね。 にしても。じゃあアウエーレさんは何が欲しいの。形のない物。 僕様に作れない物。そういうのを。僕様は知らなくちゃ。」 |
![]() 「ああ、少なくとも元の世界で腐ったチーズ拾ったら、間違いなく白い目で見られるだろうな……。」 ![]() 「知り合いのツラして襲い掛かって来るしな。 アレは何度経験しても慣れねえ。勘弁して欲しいモンだ。」 ![]() 「……確かに、臭かった。臭い移りが心配なくらいには臭かった。 うっかり鞄にこびり付こうもんなら大惨事だし、結果オーライ……かも知れねえ。」 ![]() 「自分のBUGは……アレは駄目だ……行動も同じだから見てて不安になる……。 ずっと後ろ付いて来てるみてえだし、振り返るの怖えんだよなァ。」 (おっさんは知らない、連れが先日倒したからもう振り返っても居ないという事を。) ![]() 「……そうだな。 偶に元の世界じゃ違法扱いのブツもあるが、天然石やら鉱物やらは一定の需要がある。 家は建たなくても遊ぶ金は十分手に入りそうだ。」 |
![]() 「そうだな…何時もと違う事柄なら、全ては新しい発見だよな。」 ![]() 「イイ素材もボチボチ集まって来たんじゃあねえの? え、キノコっぽい梟…ってあるのか。是非とも見てみたいぞ。 (疑うことはなく、純粋に興味津々な瞳をしている)」 ![]() 「食べるために育てるのは、本能のようなモノだろう?」 ![]() 「そうだな。折角食を求めて来たというのならば、それ相応の旨いもんを食って行きたいぜ。」 ![]() 「BUGがいなければなあ…」 ![]() 「薔薇園では、害虫の心配はないのか?」 |
![]() 「日々、鍛錬!とかってちょっと体育会系よねぇ…」 |
![]() 「これを使えば…うん、イイ感じね。」 |
![]() 「この小さいダイスに私の今日の運勢が握られているのよね。 」 |
![]() 「精一杯がんばるよ」 |
![]() 「よっしゃ、頼まれたっ!! 」 |
![]() 「お呼ばれ?ダリダがんばる~!」 |
![]() 「懲りずに鎖力Lv2を取ったから組み込んでみるけれど、何かあがればいいわね!! 」 ![]() 「私は料理できないから、コストはちょっと欲張りコストよ!治癒の保証ができなくなるから、安心安全なら料理持ちの人がいたほうがいいと思う。」 |
○ | Pno50 クロPT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
VS | Pno278 アウエーレPT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
× |
× | Pno185 ヨシノPT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
VS | Pno278 アウエーレPT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
○ |
○ | Pno93 灰原PT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
VS | Pno278 アウエーレPT [前 / 新 / 集]![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
× |
![]() 「立ちふさがるなら、突破するまでだ…!」 |
![]() 「ど、どちらが正しいか、天秤はどちらかにしか傾かないわよ…… 」 |
![]() (僕が、守るんだ……!) |
![]() 「さあ、終わらせようじゃないか。」 |
![]() 「BUG?本物とどっちが強イ?」 |
![]() 「進むぞ、エイク!BUGなど蹴散らしてしまえ!」 |
![]() 「つよきゃら感を出しておけば~びびって逃げ…ないよねぇー。」 |
![]() 「いざ、参りましょう。」 |
![]() 対象を『BUG』と判断。交戦開始」 |
![]() 「こんにちは。通してください。」 |
![]() 「ちぇっ」 |
![]() |
![]() 「ちぇっ」 |
![]() |
![]() 「おっと!!」 |
![]() 「残像だ」 |
![]() 「残像だ」 |
![]() |
![]() 「え、あ、うそっ?!」 |
![]() 「貴様に剣の加護があらんことを!!」 |
![]() 「なんでやねーん」 |
![]() 「あれー?」 |
![]() 「…なんなんだ。とろいなあ、お前」 |
![]() 「あれー?」 |
アウエーレPT Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「続いてください」 |
![]() 「厄介なことになりましたね。」 |
![]() 「ぜんぶきける?ダリダのおうた」 |
![]() 「いくよ」 |
![]() 「…すぅ…はぁ…、大丈夫……塞ぐだけよ、人の血よりマシよ…… 」 |
![]() 「ああぁ、もう…イヤ…はやく治さないと…… 」 |
![]() 「…ッ、う…大丈夫、治せる…自分の傷だもの……自分で出来るわ…やらなくちゃ……」 |
![]() 「…ッ、う…大丈夫、治せる…自分の傷だもの……自分で出来るわ…やらなくちゃ……」 |
![]() 「ああぁ、もう…イヤ…はやく治さないと…… 」 |
![]() 「…すぅ…はぁ…、大丈夫……塞ぐだけよ、人の血よりマシよ…… 」 |
![]() 「合わせるぜ!」 |
![]() 「ふっふっふ」 |
![]() 状況把握における危険度レベルを一段階向上します」 |
![]() 「主を開こう」 |
![]() 「すっごいイタイ!」 |
![]() 「汝なら」 |
![]() 「これ使ってみよ」 |
![]() 「よぉーし、あちしにつづけ~~~」 |
![]() 対象へのハッキングを開始します」 |
![]() 「続きます!」 |
![]() 「でぇぇやぁぁぁ!!!」 |
![]() 「え、うそ…これ、落ちてるの…私の血? 」 |
![]() 「おーしまいっ」 |
![]() 「私を回復、してくれるの?や、やさしいのね…… 」 |
![]() 「…あー…ありがと」 |
![]() 「やはり付け焼刃ではどうにもなりませんね。」 |
アウエーレPT Chain 全低下Lv2(1) 列傷痕投射Lv3(2) 遠殺傷投射Lv3(3) 傷冥闇Lv3(4) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain ?(1) ?(2) ?(3) ?(4) |
![]() |
![]() 「無駄な抵抗はしないでください…!」 |
![]() 「…ニヤ」 |
![]() 「すっごいイタイ!」 |
![]() 「…ニヤ」 |
![]() 「蠢くものを感じますか?」 |
![]() 「えい!」 |
![]() 対象へのハッキングを開始します」 |
![]() 「ありがとうございます!」 |
![]() 「ありがとうございます!」 |
![]() 「続きます!」 |
![]() 「えいえいえい!」 |
![]() 低減を確認」 |
![]() 低減を確認」 |
![]() 「よき手ごたえ」 |
![]() 「えいえいえいえいえい!」 |
![]() 「あーりがとーお」 |
![]() 「これで仕舞、と。」 |
![]() 「……この程度……っ!」 |
![]() (がんばらなくちゃ……) |
![]() 「ちゃっちゃと終わらせようぜ」 |
![]() 「――(じっと戦場を見ている)」 |
![]() |
![]() 「えい!」 |
![]() 「いけっ、エイク!」 |
![]() 「たあああっ!!」 |
![]() 「ちぃっ……!」 |
![]() 「続きます!」 |
![]() 「えいえいえい!」 |
![]() 「蘇って。」 |
![]() 「ありがとうございます!」 |
![]() 「あーりがとーお」 |
![]() 低減を確認」 |
![]() 「これで仕舞、と。」 |
アウエーレPT Chain 全低下Lv2(1) 列傷痕投射Lv3(2) 遠殺傷投射Lv3(3) 傷冥闇Lv3(4) 雑活気Lv2(5) 鎖力Lv2(6) 列自傷投射Lv3(7) 遠傷痕投射Lv3(8) 自傷冥闇Lv3(9) 全活気Lv2(10) 列治癒Lv2(11) 全対価活気Lv1(12) 遠刳傷投射Lv2(13) 傷心冥闇Lv3(14) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain ?(1) |
![]() 「さあ、表にするわよ――」 |
![]() 「手っ取り早く行くぜ」 |
![]() 「ふっふっふ」 |
![]() 「ぐぅ……!やりますね!!」 |
![]() 「ふっふっふ」 |
![]() 状況把握における危険度レベルを一段階向上します」 |
![]() 「手と手、紡いで~」 |
![]() 「う…ありがとう…自分で自分の回復が間に合わないなんて、情けないわね…ごめんなさいね……」 |
![]() 「…あー…ありがと」 |
![]() 「私を回復、してくれるの?や、やさしいのね…… 」 |
![]() 「…あー…ありがと」 |
![]() 「これで終わらせるか…?」 |
![]() 「ふっふっふ」 |
![]() 「…ニヤ」 |
![]() 「何やってるんですか?」 |
![]() 「解き放たれよう」 |
![]() 「え?あ?……え???あ、ありがとう…… 」 |
![]() 「…あー…ありがと」 |
![]() 「…あー…ありがと」 |
![]() 「終焉を迎えようじゃあないか」 |
![]() 「私を回復、してくれるの?や、やさしいのね…… 」 |
![]() 「……ありがと」 |
![]() 「世話ねえな」 |
![]() 「解き放たれよう」 |
![]() 「優しい攻撃で助かりました。」 |
![]() 「え?あ?……え???あ、ありがとう…… 」 |
![]() 「え?あ?……え???あ、ありがとう…… 」 |
![]() 「…あー…ありがと」 |
![]() 「…あー…ありがと」 |