![]() 「いいなあ、パン。」 しばらくずっと誰も何も言わずにいた旅路に、ティーヌが言葉を落とした。 誰に向かって言うでもなく、だだっ広い平原に並ぶばかりのまだ青々とした畑を見つめながら、 それでも確かに特定の一人に向かって放たれたそのぼやきに少年は返事もせず、眉を顰める。 ティーヌはそれを分かっているのか、いないのか、ただただあらぬ方向を眺めていた。 ![]() 「パン、食べたくない?それも、ガチガチの黒パン以外の……。」 ![]() 「…………。」 ![]() 「私、パンに乗せるんじゃなくて、スープにパンをトッピングしてほしい……。」 ![]() 「…………。」 ![]() 「いや、何でそんなに飢えてるんスか……。 あの菓子を手放したこと、実は後悔してます?」 その問いかけに「そんなことはない」と、ティーヌは首を横に振ってみせた。 しかし、少し考えてみれば収穫祭が近いことに気付く。 もちろん、開拓真っ只中のこの地で、それを行う文化があるかどうかは分からない。 適当な菓子を用意しておいたところで、悪戯を仕掛けてくるのはBUGぐらいだろう。 そして、その悪戯は何も、今日明日に限った話ではない。 この先もずっと、今日までと同じようにBUGと出会い続けるのだろう。 ![]() 「……しばらく歩いてきたから、底をつく前に消耗品を補充したいけれどね。 節約もしたいし、あわよくばパンを分けて貰えたらいいな、とは思っているけれど……。」 ![]() 「本当に?」 少年はため息まじりに、ティーヌの真意を問う。 言葉通りにも関わらず、疑うようなそれを向けられたティーヌもため息を返す。 肩をすくめ、二度頷いて返事をした。 ![]() 「ところで、この前といい、今回のパンの彼といい、なんというか……。 それぞれ変わった訛りで喋っていたけれど、住民達も他所から集まった移住者なのかな。」 ![]() 「そっすね。」 ![]() 「そうですね。」 ![]() 「……そうですね。」 咄嗟に訂正された言葉を復唱して、少年は居心地が悪そうに視線を逸らした。 それにはあまり気にしない様子で、ティーヌは本を開く。 そうして、はらはらと捲られたページとページの間に挟まれた栞を手に取った。 それはカードだ。いくつか所持している内のその一枚を、少年に差し出す。 ![]() 「以前貰ったカードに込められた効果は複製……。 まあ、思うところは色々あるのだけれど、これをどうやって使おうか?」 ![]() 「……二枚そろえて、複製の複製ができるかどうか試す、とかどうっすか?」 ![]() 「どうですか。」 ![]() 「どうですか。」 完全に話の腰を折られて、少年は今度こそ顔を背けた。 ティーヌはくつくつと笑い声をこぼして、それが冗談であることを告げる。 ![]() 「君の言う通り、複製の複製を試すのは悪くないかもね。 それはどうせ、BUGにも当てはめて言っているでしょう?」 ![]() 「……はい。」 ![]() 「実際、BUGは毎日特定の模倣対象を選び取っているみたいっすけれど、 そうやって出現する模倣物達は広範囲に渡って、無数に存在します。」 そう言った少年が取り出したのは、ひとまとめの紙束。 こうして彼がBUGに関する情報を報告するのはもう何度目かのことで、 決まったように毎朝晩、自らの足で調べて回ったデータだ。 ![]() 「BUGという生物自体が超個体、あるいは集合精神を持つ存在。 全ての個体が、一つの意識や記憶を共有するようなものでなければ……、 BUGが既に模倣したBUGの模倣を行い、増殖していると考える方が自然かもしれません。」 ![]() 「ただ、これはBUG同士の相討ちが起こり得るかどうかも検証しないことには、 どちらの仮説もあまり役に立たないかもしれないっすね。」 ![]() 「……結局、BUGと開拓者の区別をつけなければならないか。」 少年はひどく苦々しい顔をして、やっとそれを肯定してみせた。 もとはといえば、その事前調査自体が二人を模倣したBUGの存在を事前に把握し、 それらを回避するための行いだったのだから。 一度自らに化けたBUGに出会ってしまえば、あらゆる疑いが生まれるだろう。 しかしながら、結局ダイスに祈るしかないような少年の策は、 先日出会ったBUGによって跡形も無く崩されたあとだった。 BUG。 虫と呼ばれるそれの本来の姿は、未だ確かめられないままでいる。 群がる虫達を覆い隠す幻を払う術が見つからない限り、本物と偽物を見分けることは難しい。 何をもって本物とするのか、ハッキリしないままでいるのだ。 誰にも確かめられないような“心”をその証拠とするのは、あまりにもいい加減すぎた。 ![]() 「開拓者の中には、BUGを殺すことに何の躊躇いも持たない者もいます。 もちろん、開拓者の側面であるBUGを駆逐する者として、優秀なことこの上ありませんけど……。」 ![]() 「彼らのBUGが、人を殺す日が必ずやってくると思います。」 二人の声も、その足音も、風の音も、揃いも揃って静かになった。 そこに続くあらゆる言葉は言外のまま、視線が交わされる。 このまま、これからも、BUGが開拓者の行いを映し続けるのであれば、 この問題が確かに現実となる日もそう遠くないのかもしれない。 ![]() 「……それは予言?」 ![]() 「予想です。」 少年が、すました調子で答えた。 ティーヌは何の表情も無いまま、少年を見つめ返していた。 現に、日に日に知恵を得ていくように手を変え続けるBUGに競り負け、 その場の開拓を断念し後戻りした開拓者がいないわけではない。 BUGは既に、開拓者達を上回ろうとしている。 ![]() 「……例えば。君は何をもって、私をBUGではないと見定めた?」 ![]() 「何言ってんスか。俺もあんたと同じです。分かりません。知る由もない。」 重ねるように否定して、少年は帽子を目深に被り直す。 こことは別の場所にいる二人のBUGが、定められたように同じ言葉を投げつけ合って、 少年を模したBUGがたった今、同じように帽子を被り直してみせたかもしれない。 今、それを確かめる術はない。 ![]() 「……ただ、オレ達のBUGが出てきた時は違いました。 向こうは二人揃っているのに、あんたの隣にはまだ誰もいなかったから。」 ![]() 「だから、オレはその空席に、あるべき場所にもう一度収まっただけです。 ……それだけです。本当に、それだけ。」 ![]() 「なるほど。それだけ。」 ティーヌは確認するように繰り返すと、その瞳で少年を問い質すのをやめた。 刺し貫くような視線から解放された少年は息をついて、呼吸を取り戻す。 それをごまかすように被り直す必要のない帽子のつばをつまんで、その位置を整えてみせた。 二人組の開拓者に対して、BUGもまたひどく律儀に二人組で現れる。 開拓者にとっては意味の薄いやりとりさえも模倣して、同じように言葉を交わしていた。 紐解かれ、編み直されたそれは確かに二人がつい口を衝いて“言ってしまいそうな”もので、 BUGがただ一度実現した過去を繰り返して猿真似を続けるような存在ではないことを物語っている。 いつ間違えても、おかしくない。 それほどまでに、BUGはよく出来ていた。よく似ていた。 「だから、会わせたくなかった」と少年はぼやいた。 ![]() 「オレ達が二人組であり続ける限りは。 どちらかのBUGが、その居場所を奪い合うことはない。」 ![]() 「もしもあんたがBUGなら、きっとオレもBUGです。 あんたが本物なら、オレも本物です。……絶対に。」 少年の声は静かなものだったが、しかし、強い意志をもって発せられた。 そして、ティーヌは黙っていた。 思いついたように何かを言いかけて、それを言い始めないうちに中断する。 そうして、ただただ黙り続けたあとで、もう一度口を開いた。 ![]() 「……一心同体だとまで言ってくれるなら、それは嬉しいけれどね。 でも、そうやって“絶対”を約束するのは。やっぱり感心しないかな。」 ![]() 「いいえ。約束します。」 ![]() 「BUGがあくまでもオレ達の意思に沿い、演じるなら。 オレ達自身が、片方をBUGと取り替えようとしない限り、これは“絶対”に違わない。」 ![]() 「……そう、信じています。BUGではなく、貴女自身を。」 ![]() 「…………。うん……。」 その返事はまるで、仕方なくこぼされたような声だ。 少年の眼差しから逃げるように、ティーヌは視線を地面へと落とした。 歩き出す。ただただ平らな、いくつもの開拓者が通り抜け、草のはげた道を踏みしめる。 ![]() 「……君もね。」 ![]() 「はい。」 本物か、偽物か。 問われれば、確かめずにはいられないのだろう。 それが自らの存在となれば、なおのことなのかもしれない。 二人は、第十一図書班は、自らが造られた偽物であることを知っている。 しかし、この場において、偽物の偽物であることはないはずだと、どこかで信じていた。 少年は、ずっと手にしたままでいた紙束をくしゃくしゃと畳む。 そうして、偽物について書かれるばかりのそれを鞄の中へとしまい込んだ。 ![]() 「今。オレ達がしようとしていること、考えていること、オレ達自身を構成する色々なこと。 本物だったら続けられることで、偽物だったら辞められることでは無いはずですから。」 ![]() 「どう転んでも、どうあがいても。誰しも、自分自身であることを止めることはできません。」 ![]() 「オレ達がオレ達であり続けること。これは、確かな“絶対”ですよね?」 ![]() 「…………。」 (今、少しだけ、君の内側に心があるのではないかと疑ってしまった。 君も私も、あくまで役目を全うしようとするだけの傀儡に過ぎないのにね。) 確かな彼ら自身の意思なのか、もうそこにいない誰かの受け売りなのか、 誰が決めたのかも分からない言葉と共に、二人の歩は進んでいく。 紙の上にペンを走らせ、その足跡にインクを残していくように。 あるいは、そうして残されたインクを重ねてなぞるように。 ティーヌはふと、地を滑る影に気付く。 つられて空を見上げると、ちょうど二羽の鳥が頭上を飛び去っていった。 ![]() 「……そっか。そうだよね。 君に説教されるのは慣れているけど、今回も私の負けか……。」 ![]() 「それじゃ、オレを負かそうだなんて思って、あんな意地悪なこと聞いたんスか?」 ![]() 「いいや。でも、悩むのは少し休憩にしよう。 今は前を向いて、」 言葉が途切れた。 前を向いたところで、結局何も見えないという事実に変わりはないことに気付いた。 こういう時、“二人”はどうするだろうか? 今ここにある二人の行いは、本当に“正しい”かたちなのだろうか? こうして訪れた今に、前例はない。 データベースの暗闇が、そこにあることに気付いた。 !【月】! その目で確かめるまで、確かめられないことがある。 この存在は、いたずらに猜疑心を煽るだろう。 そして、この文面そのものに深い意味はない。 (そして、あなたはここに何かがあるのではないかと疑った。) ――条件:二人であること (そして、あなたは念入りに疑ってみせた。 それにも関わらず、あなたは何の情報も得られなかった。) |
![]() (平原を歩いていく。ふたつの足音が重なった。) |
![]() 「いえ、謝らないでください。 ぼくらは、BUGと開拓者は別のものである、と結論付けています。 よって、エグランティーヌ様とティエドール様が詫びる必要性はありません。」 |
![]() 「それから、こっちは――」 (少年がそう言い切る前に、 ハットは老若男女の全く掴めない、おかしな笑い声を響かせた。) |
![]() 「アピスティアさ!ヴィヴィの『せんせい』で、同行者。好きに呼んでくれよ。 ヴィヴィは喋るのが下手なんだ。だから、こうやって俺が代わりに。 お喋りなのは、そう造られたものだから、ひとつ許してくれよ」 |
![]() 「それに、きっと俺もヴィヴィも、お二人さんもBUGには困ってる同士。 『BUGという問題』。だったか。情報交換に情報共有も出来るんじゃないかと思ってる。 ……本音を言うのなら、こういった場でBUGに出会った開拓者の思考の、記録を取らせてほしい」 |
![]() 「せ、せんせい! 何を言ってるんですか! 記録だとか、そういうのは言わなくたっていいでしょう! ああ、その、すみません。ご不快な思いをさせてしまって。記録は録りませんから!」 |
![]() (ハットが好き勝手に口走れば、少年は大慌てで抱いていた分厚い書物を鞄に仕舞った。 記録を録ることはしない、という意思表示のつもりらしい。 |
![]() 「お二人さんにとって、BUGは一体どういった問題を孕んだ存在なんだい?」 |
![]() |
![]() 「どうも他の開拓者から見て、俺は多少危なっかしく見えるらしいな。探偵というのは胸襟を開いて見せるし、ナイフを突きつけられても涼しい顔をしているものだ。だが、ナイフは探偵には刺さらない……」 |
![]() 「間怠っこしい言い方だがね、まあそういうことだ。あんたがはぐらかしているだけだとしたら、どんな手順を踏んで、どんなまじないを用いるのかは興味もあるけど……そこはお互い様かもな」 |
![]() 「ま、心配してもらえるのは嬉しいが、俺にもそれなりに心得はあるってこと――」 |
![]() 「…………」 |
![]() 「…これは、失礼した。アー、どうもこの世界に来てから、その手のカンが鈍ってていけないな。本当に申し訳ない。セニョリータ? まさか隣の彼が夫だなんて言わないよな」 |
![]() 「俺が魔術師に声をかけるのは、俺にとってそれなりに馴染み深いものだからだ。というのは――よくあるだろう、子供の頃から住んでるアパルトメントで、隣の部屋に靴磨きが住んでて、気が向いた時にキャンディーをくれるんだ。それで靴磨きを生業とする人間に親近感が沸く……」 |
![]() 「俺の家は一軒家で、周囲しばらくは家も何も建ってなかったがね。物の例えだよ。不十分かな? つまり、数多くいる開拓者の中から、分かりやすいラベルを見出して、ひとまず声をかけている」 |
![]() 「雑だが、間違っちゃいないぜ、心配してくれるいい奴ばかりだ、なんてな」 |
![]() 「こちらこそありがとう、素敵な買い物をさせてもらったよ。 私がもらって価値が生まれるならこちらとしても嬉しいことだ。」 |
![]() 「おや、わかりますか? 確かに美術よりは”美食”の方が興味があります。 だからこそこの星へ来たのだから。」 |
![]() 「開拓者である限り、ですか。じゃあ今度あなたの力も借りたいものだ。 報酬は……そうですね、珈琲一杯でもいかがです?なんて。 こちらこそよろしくお願いします。」 |
![]() 「そう!」「そうだよ!」「さがしにきたの!」「ここまできたの!」 |
![]() 「ゆっくり?」「ゆっくりって、どのくらい?」「いけ にいた、カメくらい?」「ちっちゃいカメ」「トリがもってったね」「たべたのかな」「たべたのかも」 |
![]() (ゆっくりはなそう、と二人で頷いたものの、蟲の話題になると二人とも目を輝かせ、一緒に話し出す) 「むし!いいでしょ!」「ねえ、ねえ!むし すき?」「そう、じゅつとか、つかったり!」「ほんもの、つかったり!」「いきてないよ!」「だって、むしって すぐしんじゃうから!」 |
![]() 「エグラン!」「ティーヌ!」「「かっくいい なまえ!!」」 |
![]() 「「ばくはつするの!?」」「わぁ!」「みたいね!」「ねえねえ」「ばくはつするとこ」「みたこと」「「ある??」」 |
![]() 「でも、ばくはつしたら」「やっぱり、こまっちゃうかな」「あ、そうだ」「バグにあったら」「ばくはつしないと」「ニセモノだって」「「わかるね!!」」 |
![]() 「むし、つかまえにきたんだ!」「むし、つかまった?」「おいしいもの、たべながら」「むし、つかまえればいいのに!」「でも、たべながら」「あるいたら」「おこられるね…」 |
![]() 「そう!むしも、おいしいものも、だいすき! ふたりだけじゃないよ、りんがいるよ!りんとは はなれてるけど!」 |
![]() 「そう!むしも、おいしいものも、さがすよ! ふたりだけじゃないよ、りんがいるよ!りんは じゅーしゃ、だよ!」 |
![]() 「調子は上々ですね。お菓子どもには不元気に動かなくなってほしいところですけど」 |
![]() 「こちらこそ譲っていただいてありがとうございます。有効かどうかはわかりませんが……カードでポンポンって施設を建設するのって楽しいんですよ。お店、持ってみたかったんですよねぇ〜」 |
![]() 「ええ。おっしゃる通り、フォーチュンクッキーをやろうと思いまして。そうだ、良い感じの売り物ができたら、お譲りしましょうか? ただで貰い受けるというのも、やっぱり気が引けますし」 |
![]() 「……心配かけたね。」 「……はい。」 |
![]() 「カードも、たまには整理してくださいよ?」 「もちろん。」 |
![]() 「さて、今日の行く末は如何なものかな。」 |
![]() 「探しているんです。探し物の在り処を。 あなたは、ぼくらの道標には、なってくれませんか。」 |
![]() 「…………。」 |
![]() 「BUGに対する、サンプルの収集を開始します。」 |
![]() 「おいでなすったな」 |
「きょうも、たのしいね!」「みんなで、あそぼうね!」 |
![]() |
![]() 「仕事でしてね、苦情は本部にお願い致しますよ」 |
![]() 「駆除しときましょうか」 |
![]() 「作物はお前らの餌じゃないんだよなぁ」 |
![]() 「ひゃはは!俺の飯のタネになりな!」 |
![]() 「我が名はセルヴァルス、いざ尋常に!」 |
![]() 「あぶねぇあぶねぇ!」 |
第十一書庫班 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「フィーバーってやつだろ! これ!」 |
![]() 「さあて……」 |
![]() 「…………。」 |
![]() 「さて、君のその眼には一体何者が映るのだろうね。 ……何も見えないなら、よおく確かめてみるといい。」 |
![]() 「τρεις」 |
![]() 「真っ白な世界で生きてみるのは、いかがでしょうか」 |
![]() 「えーい!」 |
![]() 「避けるなって」 |
![]() 「フィーバーってやつだろ! これ!」 |
「いっぱいカード」「たまったかな?」「どうかな?」「どうかな?」 |
![]() 「かくれんぼ しよう!きみが、オニだよ!」 |
![]() 「…………。」 |
![]() 「例えば、私達の中の誰かが。 まるで心があるかのように、その表面を演じるだけの存在だとしたら? そう、紙の上に置かれたインクの塊……。つまり、“キャラクター”のようにね。」 |
![]() 「τρεις」 |
![]() 「(いつだか、火はどんどんと勢いを増した。)」 |
![]() 「今使ったら、どうなるかなァ!?」 |
第十一書庫班 Chain 列付麻痺Lv1(1) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() |
「おにごっこ みたいで、たのしいね!」 |
第十一書庫班 Chain 列付麻痺Lv1(1) 全付混乱Lv1(2) 列傷心疾風Lv1(3) 列傷心冥闇Lv1(4) 付混乱Lv2(5) 列付混乱Lv1(6) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「あたんねー!!」 |
![]() 「おや? 痛いので?」 |
![]() 「やだやだー!」「ひどーい!!」 |
![]() 「やだやだー!」「ひどーい!!」 |
![]() 「こういう塩梅かな?」 |
「やだやだー!」「ずるーい!!」 |
![]() 「危ねえ危ねえ!」 |
![]() 「いい具合だ!」 |
![]() 「ぎゃー!殺す気か!」 |
![]() 「ぎゃー!殺す気か!」 |
![]() |
![]() 「いひひ、痛いかァ?」 |
![]() 「こういう塩梅かな?」 |
第十一書庫班 Chain 列付麻痺Lv1(1) 全付混乱Lv1(2) 列傷心疾風Lv1(3) 列傷心冥闇Lv1(4) 付混乱Lv2(5) 列付混乱Lv1(6) 傷心氷水Lv1(7) 付混乱Lv1(8) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain 列治癒Lv2(1) |
![]() |
![]() 「良いとこ当たったか?」 |
![]() 「やだやだー!」「ひどーい!!」 |
![]() 「さぁて、積み上げましょうか」 |
![]() 「ハイそれではお並びください! さぁハイ!」 |
![]() 「あぶねぇあぶねぇ!」 |
![]() 「案ずるな、まだ動ける」 |
![]() 「ちょーーーっと多くないですかね」 |
![]() 「あぶねぇあぶねぇ!」 |
![]() 「あぶねぇあぶねぇ!」 |
![]() 「いい手応え」 |
![]() 「……厄介な」 |
第十一書庫班 Chain 列付麻痺Lv1(1) 全付混乱Lv1(2) 列傷心疾風Lv1(3) 列傷心冥闇Lv1(4) 付混乱Lv2(5) 列付混乱Lv1(6) 傷心氷水Lv1(7) 付混乱Lv1(8) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain 列治癒Lv1(1) |
![]() 「いい具合だ!」 |
![]() (何の反応も見せない。) |
「いっぱいカード」「たまったかな?」「どうかな?」「どうかな?」 |
![]() 「いっぱいたべて、おおきくなってね!」 |
![]() 「…………。」 |
![]() (そうしてあなたは、この文章を確かめようとした。) |
![]() 「τρεις」 |
![]() 「(風で何かを押し潰せると初めて知った。)」 |
![]() 「あ〜」 |
![]() 「こちらの防御を抜いてくるとはな!」 |
![]() 「このぐらい、へーきでしょ?」 |
![]() 「みてみて!」「ぼくたちのむしだよ!」「かわいいでしょ!」「かっこいいでしょ!」 |
![]() 「ぼくたち」「ゆうりだね!」 |
![]() 「うわ、やめろってそれ」 |
![]() (何の言葉もない。) |
![]() 「さあ、答え合わせをしようか。 君がその目で確かめた世界を。私達の埋められない溝のかたちを。」 |
![]() 「εξ」 |
![]() 「ハロー、ハロー。ぼくは、あなたです。」 |
![]() 「επτα」 |
![]() 「(がち、と何かが割れる音がした。)」 |
![]() 「οκτω」 |
![]() 「あなたは一体、だれですか。」 |
「ほらほらー!」「まだまだー!」 |
![]() 「おにごっこ しよう!ぼくが、オニだよ!」 |
「これで、おっしまーい!みんな、まだいる?」 |
![]() 「さぁて、積み上げましょうか」 |
![]() 「ちゃんと並んでます?」 |
![]() 「あぶねぇあぶねぇ!」 |
![]() 「案ずるな、まだ動ける」 |
![]() 「こりゃあまたムチャするもんですね」 |
![]() 「こちらの防御を抜いてくるとはな!」 |
![]() 「…………。」 |
![]() 「いっでぇー!!」 |
「どかーんっ!」「ばきーんっ!」 |
![]() 「こちらの防御を抜いてくるとはな!」 |
![]() 「っとォ!」 |
![]() 「良いとこ当たったか?」 |
![]() 「良いとこ当たったか?」 |
第十一書庫班 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
BUG Chain |
![]() 「…………。」 |
![]() 「ちょっと!」 |
第十一書庫班 Chain 付猛毒Lv1(1) 傷投射Lv1(2) 列異常Lv1(3) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
BUG Chain |
![]() 「後がつかえてるんですよ」 |
![]() 「うわ、やめろってそれ」 |
![]() 「ちょっと!」 |
第十一書庫班 Chain 付猛毒Lv1(1) 傷投射Lv1(2) 列異常Lv1(3) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
BUG Chain |
![]() 「さあて……」 |
「いっぱいカード」「たまったかな?」「どうかな?」「どうかな?」 |
![]() |
「ここまで、ばっちりだよね?」 |
![]() 「いっぱいたべて、つよくなろうね!」 |
![]() 「よっつ」 |
![]() 「お疲れさん、次も楽しくいこうや」 |
![]() (何も起きない。) |
![]() 「残念だったな」 |
![]() 「後がつかえてるんですよ」 |
![]() 「あたんねー!!」 |
![]() 「勘弁してくださいよぉ……」 |
![]() 「困りますね」 |
![]() 「大丈夫か?下がって休んでな」 |
![]() 「っとォ……下がってな」 |
![]() 「ここは任された、下がっていろ」 |
第十一書庫班 Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「っとォ!」 |
![]() 「そ、こ、だァ!」 |
![]() 「残念だったな」 |
![]() 「ん? これが苦手なのか。よし、よし」 |
「やだやだー!」「ずるーい!!」 |
![]() 「書を焚く火種。魔女狩りの焔。命を炙るにはぴったりの“灯火”だろう?」 |
![]() 「フィーバーってやつだろ! これ!」 |
![]() 「(保存。保存。忘却からの逃避。)」 |
![]() 「かいふく かいふく!」「まだ がんばれる!」 |
![]() |
![]() 「そこですか、分かりましたよ」 |
第十一書庫班 Chain | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() (何も起きない。) |
![]() 「おや? 痛いので?」 |
![]() 「…………。」 |
「どかーんっ!」「ばきーんっ!」 |
「こわれたの?しんじゃったの?」 |
![]() 「悪い、後は頼むわ」 |
![]() 「困りますね」 |
![]() 「っとォ……下がってな」 |
![]() 「ここは任された、下がっていろ」 |
![]() 「ちっ……」 |
![]() 「困りますね」 |
![]() 「っとォ……下がってな」 |
![]() 「いひひ、痛いかァ?」 |
![]() 「チッ……」 |
![]() 「いいね、次だ」 |
![]() 「っとォ……下がってな」 |
![]() 「いっでぇー!!」 |
第十一書庫班 Chain | |||||||||||||||||||||||||||||||
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BUG Chain |
![]() 「いいね、次だ」 |
![]() 「いづづ……もー無理っつーかー」 |
![]() 「ふふ、冗談だよ。そろそろ喋ってあげようか? もしかして、私がBUGかもしれないだなんて不安になったりした?まさかね。」 |
![]() 「バックアップ、完了しました。クラウドに保存します。」 |
![]() 「上手いこといって助かった。次もこの調子で進みたいもんだな?」 |
![]() 「すごーい!やったー!!」「ぼくたち つよい!!」 |
![]() |
![]() 「こりゃいけません」 |
![]() 「ううッ……」 |
![]() 「……っ」 |
![]() 「し、死ぬぅ……」 |
![]() 「くそ、やはり俺ではだめなのか……!」 |
![]() 「ちょっ、また昨日みたいにそこらじゅうに声かけて回らないで下さいよ!? 本当にオレ、爆発して死んじゃいますからね!?」 「またまた〜〜〜〜〜。」 |
![]() 「今日のBUGの動向は……っと。」 |
![]() 「一応確認しておきたいんスけど、またオレ達のBUGに会ったらどうします?」 「……何も。十字に吊るして炙れとでも?」 |
![]() 「君はどうしたい?」 「……オレは、あんたに従います。」 |
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![]() |
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00![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 10 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 通常 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
Ino | 所持Max10 / 所有数7 | 種類 | 効果 | 効力 | 精度 |
1 | 【主力】羽根ペン | 火炎魔器 | - | 5 | 5 |
2 | 【防具】分厚い本 | 防具 | - | 4 | 4 |
3 | 【装飾】鉛色の小瓶 | 装飾 | - | 4 | 4 |
4 | 【補助】ポータブルオーブン | 火炎魔器 | - | 12 | 8 |
火炎魔神の炎を用いたオーブン。携行可能。 | |||||
5 | 転送装置のカード | 設置 | 転送装置Lv5 | 7 | 8 |
現在地マスに転送装置を設置する | |||||
6 | セーブカード | 記録 | 転送 | - | - |
使用した場所を記録し、次これを使用する場合にその指定の場所へ移動できるようにする。 | |||||
7 | 金平糖 | 食物 | 自己治癒活気Lv1 | 10 | 9 |
Sno | 所持Max35 / 特有Max3 / 設定Max10 / 所有数12 | 種類 | 効果 | LP | FP |
1 | ともしび | 固有/解離 | 傷火炎Lv1 | 0 | 12 |
2 | 集り蛾 | 固有/解離 | 傷天光Lv1 | 0 | 12 |
3 | 加筆修正 | 固有/解離 | 治癒Lv1 | 0 | 12 |
4 | 『C』 | 特有/解離 | 列傷弱付着Lv1 | 0 | 40 |
5 | くちなしの筆 | 共有/解離 | 付混乱Lv1 | 0 | 8 |
6 | クオリアの獣 | 共有/解離 | 列付混乱Lv1 | 0 | 16 |
7 | 界を読む | 共有/解離 | 全付混乱Lv1 | 0 | 24 |
8 | チューリング・テスト | 特有/先発 | 自己治癒活気Lv1 | 12 | 12 |
9 | 物理的領域の因果的閉包性について | 特有/自動 | 全付着減弱Lv1 | 0 | 21 |
10 | 現象判断のパラドックス | 共有/解離 | 付混乱Lv2 | 0 | 16 |
11 | スワンプマンズ・ライブラリ | 固有/先発 | 個別御替Lv1 | 0 | 2 |
12 | 哲学的ゾンビの虚構話 | 共有/解離 | 列付混乱Lv2 | 0 | 32 |
Marking Chara List |
![]() 【心理魔術】(BUGに関心を抱く者。私達はどこか、似たもの同士かもしれない。) |
![]() 【護衛斬術】(君が真に探偵かどうかは、これから確かめてみようか。) |
![]() 【化学冥術】(失言に要注意。彼らは台詞を考える暇さえ与えてくれない。) |
![]() 【打術】(気になる。あれに心や意思はあるのかな。) |
![]() 【天文工芸】(デートのお誘い可、らしい。ま、お互いの気が向くことはずっとないだろうけれど。) |
![]() 【心理冥術】(愛想の振り撒き方を学んだほうがいいんじゃないのかい。君の笑顔は薄気味が悪い。) |
![]() 【心理】■▣■■☒■▮■ |
Ano | 名称 | 価値 | 効果 | 休日 | 期限 |
Mission List |
#開拓基礎講座受講 指定の場所へ行き、開拓講座を受講する。 目的地:V-Lv6 |
#貴方を添えて パンへトッピングするための食物を譲渡する。食物なら何でもいいらしい。 目的地:?-Lv9 要道具:種類食物 |
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | ||
7 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | 7 |
6 | 6 | ||||||||||||||||||||||
5 | 5 | ||||||||||||||||||||||
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