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『黒』の一週間

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Message(Personal)
取引メイ
「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」
取引メイ
「……メッセージの送信ですね。承ります」
取引メイ
「……2件のメールが届いております」
  • ユディ(E-No.3)からのメッセージ……
      ユディ
      「次の号令も、いつかは――あの召喚士さんなら、いつか機会を設けるでしょうね。
      『彼女』の能力は相当なモノだと聞くし…
      (現場に居合わせていたのでしょう?と)

      自分が関わった場所について知りたい気持ちは、皆少なからず持っているのでしょうね。次に喚ばれるときのための知識でも、思い出としても、持っていて悪くないし。」
      ユディ
      「そうね。場所や相手についての知識や、魔法的なモノへの対抗策が得られるのは、こちらとしても動きやすくなるわ。

      …私のほう?お話になるような派手な仕事はあまりしてないわよ。」
      ユディ
      「だいたいは自分達の生活資金のために、評判悪いお金持ちさんの資金を頂く程度。
      あとは…罠も仕掛けた、偽物とすり替えたり、
      …人も殺したことはあるわね。
      拷問の類は趣味でないから、やらなかったけど。



      …とまあ、これくらいならね。あまり話しすぎると、周りに居た人達に迷惑を掛けてしまうから、今でも話せないわね。」
      ユディ
      「此処に留まれば、召喚士さん達とお茶もできるらしいし(冗談ぽく笑み)
      …残ることが正式に認められるなら、それに乗ったほうが無難ね。
      召喚士さん達の意向に従ったほうが此処では居やすいようだし。」
      ユディ
      「……。

      そんなに大事な品だったの。
      私事でも、他の奴にはどう思われても、取り返す理由としては十分じゃない。」
      ユディ
      「さっさと取り返して、皆を楽にさせてあげたいところじゃない。
      こっちも、身体を怠けさせるわけにはいかないわね。
      剣の腕のほうも、もっと鍛えようかしら。」
      いつの間にか、紙面の端に文字が書き足されていて。



      ――きっとまた会えるわよ。依代は変わるかも知れないけれど。
      此処に居られる理由は、…貴女のお陰でちゃんとした理由もできたし。

      では。できることなら、次は…硝子細工の森で。
  • ハコ(E-No.255)からのメッセージ……
      ハコ
      「こうしてメッセージを送らせて頂くのは最初ですね」
      ハコ
      「カレイディアの世界に関わる九つの謎について、解明の手助けをしていただきありがとうございます」
      ハコ
      「アナタの力を借りることで、の代行としての務めを果たせたかもしれません」
      ハコ
      「青の魔石の名を持つヒトガタとして、感謝の言葉を述べさせて頂きます」
      ハコ
      「またいつか、どこかの世界でお会いしましょう」
  • 依代の記憶保存
    召喚士がやってきました。
    召喚士
    「あなたの記憶を貰うわ」
    • 依代名……繋ぎ止める御手
    • クラス……パラメディック
    • 性別……
    • 年齢……青年
    巫女ユミ?
    「記録したぞ」
    Message(Linkage)
    最終選択
    召喚士
    「ここに残るのね」
    召喚士
    「わかったわ。アナタがここに居られるように、再構築させてしてあげる。戦う力はもういらないから、ゆっくりしているといいわ」
    召喚士
    「さあ……一緒に征きましょう」
    名も無き女の意識はそこで途切れました。
    その後……銀色の少女に付き添う姿があったとは、
    また別の話です。
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