瑠璃の一週間

「あー…たしかに、一撃であっさり倒されるのは美しくないわね（はふ）罠で削いでみてはいるんだけど。
まあでも、攻撃軽くてもダメージ積み上げてはいるんだし、役に立っているんじゃない？」

「（じー）
多分年上。魂のほうはね。

…まあいいじゃない。年齢なんて。」

「ちゃんと食い繋げてる？それならいいんだけど。
こっちの仕事？宝探しは宝探しでも、自分で土掘って探してはいない――ひらたく言えば、盗るほうね。

貴方のほうこそ、どうなの？此処に呼ばれているってことは、戦闘経験はあるのでしょうけど。」

「あら、ハロウィンに縁がなかった？
んー……わたしも伝承的な意味でのほうは詳しくないんだけど。
自分達も魔物の格好をして魔よけだか何だかって聞いた気がするわ。」

「お菓子ならあるわよ、一応。
（懐がさごそ。クッキーの袋取り出し）

どうする？食べる？」

「難しい注文ね、それ。いっそ無口キャラにでもならないと認識して貰えなさそうな…。
（うーんと考え込み）どっちかに意識した積もりはないけど、ボケてないならツッコミなのかしら。多分。
ボケさせてもくれなさそうな雰囲気のコも居るし…。」

「まあ器用な（イイズナさんに拍手）

…うんうん、面倒見の良いことで。

（再度、イイズナさんに向き直り）
ご主人様にはちゃんと世話して貰っているみたいね。良かったわねー。」

「んー、無かったことにするなら、それでも構わないけど？
本当に返して貰わないと困ることなら、奪ってでも取り立てに行くもの。わたしは。」