チェスの一週間

「ち、チェス殿は素直で良いな！　ははは…」

「ふっ、このワシに着こなせないものなどない。
それに、主と揃いというのも悪くはないじゃろうし……って」

「何をぼんやりしておるんじゃ。おい、チェス殿。帰って来い（チェスさんの顔の前で片手をヒラヒラ）」

「ただ使うぶんには便利じゃから細かい事は気にせんでも良いのじゃろうが、ワシの好奇心が魔法書架には何かあると告げている……気がする。検索権限を高めるとどうなるか気になるところじゃな」

「あー…拠代。そうか、そういう発想もあるのか（ぼそ）
たしかに拠代になっている者にも悪いかもしれないが、心配しているのは主自身というか。なんか放っておくと無茶しそうじゃからのう」

「う、うむ。たとえ戦闘中でも気にしてもらえる……というのは良いことじゃな。多分。一応礼は言っておこう」

「え、種族的な食文化の違いが亀裂を生んだのか……！

ま、まぁまってくれ、落ち着いて話し合おう、うん。
いや、俺もカモノハシを主食にしているわけではなくてだな、そう、ちょっとした気まぐれ……的な何かなんだ、強い執着は消してない、もう二度と食べないと誓おう、だからまずその凶器をだな……」

「ふふ。悪いのぅ、ちぇすが可愛がり甲斐があるからじゃて。

しかし…すっかり『とれぇどまぁく』になったのぅ。この耳は（猫耳てふてふ）…英雄の一部、とこの世界に認識されたのじゃろうか（なでなで）」

「なに、案ずることはない…新しく拾った服も、尻尾が無くなった時も妾に一声掛ければ良いのじゃ。迅速に対応させてもらうぞ？（ぽふぽふ）
…その部位だけは守備の力が、若干落ちてしまいそうじゃがな？」

「今回、またまたお世話になりました＾＾
ホントに、最近一緒になることが多いですね。
とても心強いです。
」

「う〜ん、この世界ではカモノハシが最強かもしれないですね。
物理攻撃も魔法もできて、歌まで歌っちゃうんですもん。
これでエトランジェにまでなられちゃったら、手が全く出ません。」

「まあ、カモカイザーにはそうそう当たることもないでしょうけどね。
なかなか先に進めない状態が続いてますけど、みんなで力を合わせて頑張りましょうね！」