チェスの一週間

「………………み、見つけられるに決まっているだろう！　例え耳や尻尾がなかろうと、ワシがチェス殿を見紛う筈ないではないか」

「つまり形から入るということじゃな。うむ、ここは戦場でもある訳じゃし、常に気合を入れるという考えは悪くなかろう。……ワシも見習って、そのうち修道服でも着てみるか」

「あ…ああ、あの書架はどうやら普通の空間ではないようだからな。一週間本の山に埋没していても、疲れるどころか怪我が癒えてしまうのは、考えてみれば不思議なものじゃて」

「まあ、いくら依代の力があれど、深手を負えば痛いものは痛いだろうに。そういう意味で気をつけろということじゃ。
（そこまで言って、ひとつ溜息）

最近は主と同じ部隊になることも稀だし、ワシがいつでも駆けつけられる訳ではないしのう……」

「（凄いショックを受けた顔）
…………え、ど、どうした、な、何かあったのか！？

（じりじりとにじり寄りながら）
お、落ち着いてくれチェスさん、何もない、何も無いぞ。なぁ？
」

「うむ、るどもなかなか楽しき童じゃぞ。ちぇすとは気が合うやもしれぬのぅ。」

「…うむ、素直な反応じゃのぅ（ころころ…♪）

ちぇすのそういうところが愛いのじゃ♪



あまりいぢめすぎるのもなんじゃな。だが、親しみやすく良いと思うぞ？妾は（なでなで）」

「うむ。あとは服を所望する者のために新たに仕立てることもしておるのぅ。細々ではあるが続いておる。

あとりえ工房じゃな…芸術家は気難しいからのぅ。

妾のあとりえは破ったりはせんからな、安心して依頼するが良いぞ？（くすくす）」

「ダークカモカイザー……ボス以上に最強キャラよね。
全く勝てる気がしないもの。
」

「そもそも、魔法が効かない相手には私はお手上げだわ。
攻撃力が弱くてもいいから、魔法が効かない相手には杖で殴れるようにしてくれたら、もうちょっと役には立てると思うんだけど…
やっぱり無理よね＾＾；」

「エトランジェが相手のときって、守ってもらうのがものすごく申し訳なくなるわ。
物理攻撃のできる近接系の人が、私みたいに役にたたないような子を守ってダメージを受けるのって、もったいない気がするもの。
回復系や補助系のスキルをもっと鍛えていたら、もう少し役に立てるとは思うけど…」

「攻略が進むにつれ、敵も強くなるし、味方の人数も減るしで、なかなか大変だけど、その分みんなの力を合わせて頑張っていきたいわね。」