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Diary | ||
ぼく達は空をみていた。 空は全世界に渡り、国境が無く、 ぼく達を包む檻をすり抜けてどこまでも広がっているという。 ぼくはそんなものに、何を感じればいいのかを考えた。 檻を感じる事のできない体は、 決して他者を感じる事はできない。 人間としては、致命的だが、 それが空なら、たいした問題ではない。 そもそも空は、分解していけば、 太陽の光を受け光っているように見える月、あれのように、 青い、黒い、赤い、白い何か他の光を借りているだけで、 それだけで何かというものではない。 空は貧弱で、自由の象徴でもなんでもないだろう。 ぼくはむしろ、こうした檻を手で触っていた方が自由を感じる。 与えられた自由を認識することから、 自立ははじまる、ぼくは、空をみていた。 「君はそんなで、つかれないのかい」 「いやあ、気をつかわせてしまって悪いね。」 「それさ!君は、なにをしていてもこなしているという風な気がして… 何故もっとがむしゃらに上を目指さない? 君の能力を見せ付けたらどうなんだ? 友人と会話しているとき、君の心は安らぐのか? 年に3度きり、ご両親に会えるときだって、 君は、子供というのをこなしているという風で、」 「…そうか、それで、僕は上手にこなせている?」 「友人として、心配なんだ。悩みでもあるのかい」 「僕は僕なりの上手な生き方を探しているんだ。 自分の感情だとか、わがままな理由で周囲に波風を立てるのは賢くないと思うんだ。 かといって、共生してもよいと思えるほどのものは僕達の間にはなにもない。 大人の注目も、子供の尊敬も、欲しいものとは違うし、 好意程度の感情で友人やご両親に信頼をおくはずもないだろう。 君こそ、悩みでも? てあたり次第の人間に協力的でいることに、救われるの?」 -------------------- 「やあ、ヘビ君!僕、トカゲ君の事を聞きたいんだ。 古い知り合いだと聞いたから。いいかな?」 「おっ、急にあいつのことなんか聞いて、 やっぱりあいつボスになるの?」 「さあ、僕にはわからない。みんなの事を聞いてまわって、 やっとこトカゲ君に辿り着いたってだけさ。 でも、トカゲ君、すごいねえ。 トカゲ君がボスを目指すとは思わなかったよ」 「そうかい?なぜだい」 「本人が言ってたからさ、足手まといになるような、 子分は抱えたくないって」 「ああ、足手まといか。 そうだなあ。どこから話せばいいのかなあ」 「?」 「足手まといだったんだよ、 昔はおれたち、すっごい昔、 まだのらがなかったころ…や、あったのかもしれないけど おれたちがそんなの知らないで、 猫っておれたちだけかと思ってたころだ。 いま、ねこの国から見える山があるだろ。 おれたちそこにすんでた山猫ってんだ。」 「ああ」 そういえば、そういうこともあった。 「山猫はちいさなコミュニティーだったけど、格好良かったぜ。 今ののらとなんら変わりないけど… その群れの、足手まといだったよ、小さなトカゲはさ」 |
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今回の滞在 | ||||||
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レベルアップしました(EXP-140)
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攻略の時間になりました!! | ||||||||||||
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