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Fragment03 GIFTS こんな世界でも親切な人はいるものだ。 2回目の攻略戦を無事終えて、帰ろうとしたとき、攻略戦を終えて帰ってきたらしい一団とすれ違った。 かなり長い戦いだったらしく、みんな一様に疲れきった表情をしていたが、それでも勝利の喜びに満ちていた。 「わたしも、あそこに混ざれる日が来るのかな」 ふと呟いたとき、不意に声をかけられた。 「そこの魔法少女っぽいあなた」 それがわたしに向けられた言葉と理解し、振り向く。 声の主は元の世界では見たことのない緑色の髪の毛にメガネをかけた女性だった。 「えっと、なにか…?」 わたしには、きっと困惑した表情が浮かんでいただろうけど、その人はそんなことを気にも留めずに、一冊の本を投げて寄越した。 「あげるわ。私が持ってても仕方がなさそうなものだから」 その人はそう言うとすたすたと歩き去ってしまった。 残された本は、どうやら魔法教本らしい。 …わたしにとって、いま一番必要なものだった。 お礼を言おうと思ってあとを追ったが、見失ってしまった。 …今度見かけたらちゃんとお礼を言わなくちゃ。 って、ここどこだろ? いつのまにか、かなり入り組んだところに入り込んでしまったらしい。 少なくとも来て日が浅いわたしには未知の場所だ。 「…もしかしてキミ、ここに来て間もない?」 きょろきょろと辺りを見回すわたしに声がかけられる。 まさに天の助けと言った感じだ。 見ると、きれいな青い長い髪をしたお姉さんがちょっと心配そうな表情でわたしを見ていた。 制服らしき服を着ていて、腕章には『生徒会』の文字。 …この世界にも学校があるのかな? 「あ、はい。 人を追っかけてたら道まで見失っちゃって…」 「そっか。この辺はちょっと分かりにくいかもしれないね。 いいわ。私が案内してあげる」 お姉さんはそう言うと、わたしの手を引いて、見覚えのある場所まで連れて行ってくれた。 「あ、このへんなら分かります。 案内してくれてありがとうございました」 わたしが言うと、 「そっか。じゃ、ここまででいいかな。 まぁ、入り組んでて分かりにくいけど、きっとすぐに慣れるよ」 お姉さんはそう言って笑った。 「そうだ。キミ、魔法使いでしょ? 私は剣士だからこういうの持ってても使わないんだ。 これでよかったら使ってね」 渡されたのは一振りの杖。 軽く振ってみると意外にも扱いやすくてびっくりする。 「それじゃ、私は行くね。 キミもがんばって」 微笑んで歩き出したお姉さんに、 「あ、ほんとにありがとうございましたっ わたし、八月朔日瑞穂って言います」 そう言って深くお辞儀をする。 「ルーネ・シルキーよ。 私は前線にいるけど、会ったらよろしくね」 お姉さん…ルーネさんは元来た道を帰っていった。 …ルーネさんって何歳くらいなのかな。 制服を着てるってことは高校生くらいかなぁ。 前線、か…。 杖と本、せっかくもらったし、ためしに行って見るのもありかなぁ。 |
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今回の滞在 | ||||||
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Advice | ||||||||
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Message(Personal) | ||||||||||||||||||||||
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Message(Linkage) | ||
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召喚士におねがい | ||||||||||||
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LvDown | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レベルダウンしました
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Lvup | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レベルアップしました(EXP-50)
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攻略の時間になりました!! | ||||||||
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