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アンシアの一週間

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Diary
──32week./ケンジャノオウセツマ


新しい、コンファイン。

てっきりランクが上の精霊使いのとかだと思ってたんだが
どうも違うらしい。
カネアケルもなんかむっすりしてるし、よくわかんねぇ。
でもあのアマが言うには今のあたしにはこれなんだとよ。

あたしの前に差し出された依代は
───メッセンジャー。
翼持つ者を元に、魔石によって造られた存在。
ヒトの形はしているが、それはヒトではない。

詳しくはまだ言えないとかなんとか言ってたが
要は試運転押し付けられたんじゃねーのか?
まぁ、前はテストパイロットとかもしてたからいいけどよ。

側にあった札を見るとなにか書いてあった。

No.2:マルグリット

……まぁ、いいや。よろしくなマルグリット。
どうせこいつも今までのやつらみてぇに短い付き合いだろうけどよ。
「……そうでもないんじゃないかしら。」
……ん?

召喚士に魔石を渡し、コンファインを進める。
今は……なんつったっけ。緑色のなんかトロいのが助手してやがる。
あ、コケたし。

で、コンファインが済むとだ。
……なんか羽根が生えてやがる。いや、生えてねーな、浮いてんのか?
よく見ると太ももンとこになんかトルコ石みてぇな色のタトゥが入ってた。
なんか目玉の模様が並んでっけどなんだこれ?

どうも羽根はこいつから出てるみてぇだ。引っ込めることも出来る。
全開にすると四枚も開いて邪魔でしょうがねえ。
まぁ、しばらくあれこれ試してるうちになんとなくわかった。
とりあえず“力”とか強めたり補助してくれるみてぇ。
………まぁ、外せねぇみたいだし使うしかねーだろ。

テントに戻るとなんか見慣れねぇ上着とかがが引っ掛けてあった。
「……お前さんの為に用意しといたんだが喃…。」
カネアケルが微妙に困ってんのがわかる。
ぁー、アレか。精霊使いにランクアップしたお祝いのつもりだったのかよ。
なんかこそこそ用意してんのは知ってたけどよぅ。
ったく、ババァはこれだから……。

「サンキュ。せっかくだから貰っとくわ。」
そう言って有無を言わせず引っ掴んで、袖を通す。
骨のビーズとかチャラチャラ付いてんのは触媒か、これ。
魔獣の皮のガンベルト、ホーンドサーペントのブーツ。
こちらの世界の、精霊使いの戦装束だった。
「なんだ、けっこう気張ってくれてんじゃねーの。」
「……ふん、アホ弟子でも一応わかるようだね。」
「ったりめーだろ。こっち来てどんだけしごかれたと思ってんだよ。ったく…」



「……で、なんでズボンはそのまんまなのかねこの娘は。
 せっかく用意したってのに。はしたない。」

「うっせーな、こっちのが動きやすいつってんだろ!!」

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重々しい音を立てて扉が開く。

やたらと広ぇ応接間にてあたし達を出迎えたのは
いかにも頑固そうなジジイとナマモノの群れ。
勿論、話し合いなんかはじまるワケが無かった。

コウモリがけたたましく飛び交い
殴った方が早そうな黒人の魔力がこちらの打撃を歪める。
端に居たタヌキまで魔法を撃ち込んでくる。

「……ぁー。今晩の肉はあいつらかァ。」

あちこちで魔力と鋼がぶつかり合い、火花を散らす
銃撃で逸らしても前衛が吹っ飛ぶのをあまり止められた気がしねぇ。
まぁ、直撃よりはマシなはずだが……。
カモノハシがぺちぺちやってるとこに脇から弾丸混ぜといたら
猫が倒れた。
先週ほどではないが味方にちらほらと混じってんな。
誰が誰だかさっぱりなのは変わりが無ぇ。

弾に“力”を込める。狙いはあの黒人野郎だ。
なにかと邪魔くせぇしフラついてる今のうちに始末しときてぇ。


霊力が身体を巡り、指先を伝い、銃へと繋がる。
選んだのは“白いバッファローの女”の力を借りた術。
狙いをつけて、引き金を引く。
左右から霊力のブレードを纏った弾丸が唸りを上げて迫る。
弧を描いて飛ぶそれをコウモリが阻害しようとし
やや勢いを削がれた形になったがそのまま突き進んでいく。

寸前で黒人術師が展開した魔力壁に阻まれ、中空で拮抗したが
「援護するわ! さあ、早くっ」
別の角度から飛来した弾丸も加わり、力場が飽和し、砕け散る
黒人の術師は脳漿を散らして自らの血の海へと倒れ伏した。

「おう、イコか。ナイスアシスト!」
「どういたしまして。でもアンシア姉様。無駄口叩いてる暇無いんじゃないかしら?」
「うっせーな、わかってンよマセガキ!! 手前ェこそ前見てろ!!」

まだタヌキやらなんやらわらわら残ってやがる。
競り合いの中、発動した魔力の鎖に打ち据えられて軽くない傷を負う。
タヌキのくせに生意気に範囲魔法使ってんじゃねーよ、ファック!!
苛立ちが募る。

「くっそ、なんでもいいから“嵐”で吹っ飛ばしてやる……ッ」

獰猛な唸り声と共に“嵐の力”の込められた弾丸を選び、解放。
運悪く射線に飛び込んできたコウモリが力の奔流に巻き込まれて
滅茶苦茶に振り回された挙げ句、何かに掴まれたかのようにピタリと
止まると上空から勢い良く地面へと叩き付けられた。
常とは明らかに違う挙動だった。

「……あ゛? なんだ今の……でも、悪くねーな?
 っし、今の感覚は忘れねーようにしとかねぇとな。」

そうこうしているうちに残りの敵も始末されたようだった。
この日は、大量に居る四天王のうちのひとりを始末したりしたが
少年魔術師の繰る範囲魔法に巻き込まれてリタイアとなった。
だが実りの多い、そう決して悪くない戦果を上げた一日だった。

今回の滞在
戦場アナ
「今回の攻略拠点は「自制なき学院-瞑想者の館」ですね」
召喚士
「時間になったら集まるのよ」
  • 自制なき学院-賢者の応接間に滞在します。
Message(Personal)
取引メイ
「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」
取引メイ
「……8件のメールが届いております」
  • アウレリア(E-No.5)からメッセージが届きました。
    アウレリア
    「…まあ、そうね。でも「よりマシ」と言うものはあると思うわ。
    今日を生き抜けるかどうかわからない世界より、明日までは生きられそうな世界の方が良いと思わない?
    もっとも、この戦いによって更に悪い方向に行く可能性もある訳だけど」
    アウレリア
    「…カモノハシはまあ、召喚士の個人的な趣味と無理矢理納得してもいいけど、アメフラシとか何なのかしらね。
    きちんと選んでいるのか手当たり次第に召喚しているのか、さっぱりわからないわ。
    まあ、私としては人並みに戦ってくれればどんな存在でもいいのだけど」
    アウレリア
    「別に学生服の連中にうろうろしていて欲しい訳ではないけど、最高学府と言う感じではないわね。
    こう言った所には比喩としてのタヌキやキツネは多いものだけど、まさかそのものが出てくるとは思わなかったわ」
  • ナナフシ(E-No.85)からメッセージが届きました。
    ナナフシ
    「待って待って、僕にはそういう趣味はないよ!?
    僕の性癖はわりと浅く広い方だからそんなディープなのはちょっと!

    ていうかこないだ二人で共同作業したばっかなのに何このギスギス感!」
    ナナフシ
    「依代の姿のままか、魂側の姿に毎回変わるとかも
    結構個人差強いみたいだしねぇ……足りない肉とか余った脂肪とかは
    幻素になって放出されてるのかもしれないね。」
  • マスク(E-No.142)からメッセージが届きました。
    マスク
    「Heyファックガール、カモノハシだらけであっても
    『うっかり撃ちかけた』程度ではまだ半人前デース。
    『しっかり撃った』ところまでいけば一人前デース。」
    マスク
    「なるほどそのハッソーはありませんでしター!
    さっそく今日からイブシシルバーなスキルを放ってみマース!」
    マスク
    「ここで漁るった服を着ると、どこからどう見ても

      さいたま紅さそり団

    になるのでやめた方がいいですヨー。」
  • Message(Linkage)
    Market
  • ……前回出品したシェルチェストが落札されました。
    取引メイ
    「……おめでとうございます。開始5、入札1、終了75で落札されました。落札者はこがね(E-No.67)です」
    取引メイ
    「マーケット運営料として20%を手数料として頂きます。ご了承ください」
    • の魔石を20個獲得しました。(269289)
    • の魔石を20個獲得しました。(458478)
    • の魔石を20個獲得しました。(610630)
  • Ability Setting
    • 依代のアビリティ「2ndイグニッション」を装備しました。
    • No1のアビリティ「ホークアイLv1」を装備しました。
    • No2のアビリティ「ガンスリンガーLv1」を装備しました。
    • No3のアビリティ「エレメンタラーLv2」を装備しました。
    • No4のアビリティ「インタラプトレイヴ」を装備しました。
    • No5のアビリティ「バッドスピードプレイ」を装備しました。
    • No6のアビリティ「デイジーチェイン」を装備しました。
    Item Setting
    • アイテムが送られてきました。
      取引メイ
      「……こんばんは。宅配支援サービスです。流し屋(E-No.47)から大口径の殺人銃+2をお届けします」
      E-No47 流し屋のメッセージです。
      流し屋
      「へへっ、ねえちゃんこいつを流しておくぜ、俺は・・・呪いに挑戦だ」
    • 主力装備は「大口径の殺人銃+2」です。
    • 補助装備は「黒く塗られた腕輪+2」です。
    • 身体装備は「バリアジャケット」です。
    • 装飾装備は「勇者の指輪+2」です。
    Skill Setting
    • スキルスロット「No4」と「No6」を交換しました。
    • 牽制スキル「レイジングブル」を準備しました。
    • 本命スキル「ウェンディゴウェイル」を準備しました。
    • 必殺スキル「6フィートアンダー」を準備しました。
    アイテム工房
    工房に発注します。担当者を呼んでみました。
    テンコ主任
    「妾の工房に発注したいとな?」
    テンコ主任
    「よかろう、たんまりと魔石を積むがよい。妾が代理人になってやろうぞ」
    テンコ主任
    星見の工房へ依頼するのじゃな……。詳細を聞こうか」
    テンコ主任
    「支払いは0個、0個、0個、0個、30個、0個、65個で、合計95じゃな?」
    テンコ主任
    「うむ。星見の工房黒く塗られた腕輪+2を強化するよう手配してやろう」
    テンコ主任
    「依頼は必ずしも請けられるとは限らん。殺到した場合は、魔石を多く支払った者が優先される。まあ、しばらくは待つがよい」
    ………
    ……
    テンコ主任
    「手配結果が出たから伝えに来てやったぞ」
    テンコ主任
    「……残念じゃったのう。星見の工房の枠は一杯で、依頼は受けられなかったのじゃ。また発注してくれぬか」
    Schedule
    • 2ndイグニッションの効果でHPが回復しました。(01335)
    • 1日目はアビリティ研究です。
      • HPを消費しました。(13351268)
      • EXPが変化しました。(215225)
    • 2日目はアビリティ研究です。
      • HPを消費しました。(12681201)
      • EXPが変化しました。(225235)
    • 3日目はアビリティ研究です。
      • HPを消費しました。(12011134)
      • EXPが変化しました。(235245)
    • 4日目はスキル研究です。
      • HPを消費しました。(11341067)
      • EXPが変化しました。(245255)
    • 5日目はスキル研究です。
      • HPを消費しました。(10671000)
      • EXPが変化しました。(255265)
    • 6日目は余暇です。
      • HPが回復しました。(10001222)
      • EXPが変化しました。(265280)
    • アビリティ熟練度変化……
      • 2ndイグニッションが熟練されました。(4.9%8.2%)
      • バッドスピードプレイが熟練されました。(66.2%75.7%)
    • スキル熟練度変化……
      • 精霊魔法・霊風が熟練されました。(19%34.7%)
    Lvup

    レベルアップしました(EXP-240)

    能力値成長前成長後変化値成長限界
    LV002900300010039
    HP133513650301665
    DEF002500270020135
    HIT041004160060420
    INT011201180060345
    RES003500410060315
    ATK031703230060345
    SPD024002420020250
    LUK027502810060325
    攻略の時間になりました!!
    召喚士
    「そろそろ時間よ。集まりなさい」
    戦場アナ
    「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ!!」
    召喚士
    「……落ち着きなさい」
    召喚士
    「アナタは確か、私の護衛に志願してくれているようね」
    召喚士
    「今回は必要ないわ。次の機会に頼むわね」
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