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〜次元航行船『白鯨』・メインブリッジ〜 「……ええ、それでは。ギン君にもよろしくお伝えください」 要件を簡潔に伝え、持田はヘッドセットをデスクに置いた。周囲のオペレーターに指示を出し、モニターを暫く睨みつけていたが、やがて椅子に身体を預け息をつく。 「矢田さんの後釜、いったいどのような人材なのか」 もっとも、あまり過度な期待はしていない。矢田自体、彼の求めている人材とは程遠い凡夫であったため、学に対する彼の印象は知れていた。 「ま、使えそうなら唾つけとくのも悪くはない――行きましょう、『万華界』へ」 ========== ・23週目 メイちゃんが可愛いのは相変わらずだが、最近工房を渡り歩いているうちに鍛冶屋にも可愛い子が多いのに気付いた。この前ボウガンを鍛えてもらった兎耳の子、かなり可愛かったよなあ。今週鎧鍛えてもらったねーちゃんも超スタイル良いし、モモの野郎なら間違いなく落ちてたね、ありゃ。来週は以前世話になった着物の女の子に依頼してみるか。あの子も鍛冶の腕はもちろん、負けず劣らず可愛いし。 ……そういえば、最近身体の調子が『良すぎる』のが気になる。鍛錬の成果といえばそれまでなのかもしれないが、それとは違う感触というか、何というか。メイちゃんがカートに内臓されているナノマシンがどうたらとか言っていた気もするが、あるいはそれと関係があるのかもしれない。 もしそうなら、やっぱりメイちゃんはサイコーの女の子だ。 労せず力を得られるなら、こんなに嬉しい事は無い。俺はもっと強くなるからな……待ってろよ、モモ。 ========== 「ふむ。あの子かいな、さっちゃんが言うてたのは」 闘いに赴くエトランジェの中で、そのカレイディアンは学の方へ一直線に視線を向けていた。 「……成程。既にある程度は『開発済み』ちゅうわけやね。所詮召喚士の取り巻きと高をくくっとったけど、なかなかどうして――できるやないか、取引メイ」 その男、歳は4〜50代といったところだろうか。よれよれの白衣の間から、らくだ色の腹巻きが顔をのぞかせる。表情は平静を装いつつも、その荒い息使いだけは隠せない。 「ああ、堪らんなあ。今すぐあのカートぶん取って解体したいとこやけど、今回はそれが目的やない。さて」 にぃ、と歯並びの良い口を吊り上げて、彼は笑った。 「見極めさせてもらおか、室井 学――キミがボクの『A‐D‐U』に適正有りかどうか、な」 |
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今回の滞在 | ||||||
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Message(Personal) | ||||||
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Message(Linkage) | ||
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召喚士におねがい | ||||||||||||||||||
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アイテム工房(支払&次回の予定) | ||||||||||
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攻略の時間になりました!! | ||||||||
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