アンシアの一週間

「今回の攻略拠点は「怪鳥平原-速贄の森道」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「……7件のメールが届いております」

「…しかし、最初にウニを食べた人って何であんな物を食べようと思ったのかしら。
人間の食欲には本当に感心するわ。
まあ、イシクラゲを最初に食べた人よりは理解できるけど」

「…本当に、趣味が悪いわよね。
馬鹿騒ぎは嫌いじゃないけど、馬鹿にする為の騒ぎは嫌いなのよ。見下してる感じで」

「……うう、別の意味で危うく死にそうになったよ！
フナムシだなんて酷いなあ、まったく……」

「……いや、これが噂の『ツンデレ』だと思えば……
ごめんやっぱ無理だ、ああ心が痛いせいかなんだか頭も痛くなってきたよ！
そっと撫でて貰えたら痛みも吹き飛ぶんだろうけどなあ……！」

「しかし狭いニポーンでも1年間を通して
5人で守りきれると思ったら大間違いデース！
最近は2〜3クール目で新たな仲間が出て来て
6〜10人のチームになるのですヨー！」

「デパートの屋上でウドンは食べマセンが
パンダには乗りますネー。」

「アコなんとかライトは特訓というか
むしろ苦行デース」

「ムウだむー。おなかすいたむー。マセキマセキ！」

「ルシクロ・ウトクゾーイケ！」

「むー!?」

「しつこいヤツですわね。さあ、わたくしが抑えているうちに、先に行って下さいませ！」

「心配はございません。すぐに追いつきますわ」

「ひどいむー」

「……きゅう」

「マセキほしいむー」

「わーい」

「ウマーウマー」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」