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Diary | ||
「貴方は悪魔にとても好かれやすい」 ぼくを引き取ってくれたウィザードさんは、ぼくの顔を見るなりそう言った。 「破壊の衝動しかもたない悪魔がどうして貴方を求めるのかはわからないけど、実際貴方がこの街に来てから悪魔の出現率は上がった」 「だから、私が貴方を引き取る」 その人はとても辛そうな顔をして。 「私は魔術師殺しだから」 その時はお師様がどうして辛そうな顔をしたのかがわからなかった。 どうしてぼくを引き取ってくれたのかもわからなかった。 今は何となく理解する事ができる。 お師様は優しい方。 だからぼくを引き取ってくれたのだろう。 全ての魔法に精通している故に、全ての魔法を打ち消す事ができる稀有な才能。 故に呼ばれる。魔術師殺し、と。 その能力によってこの街の魔術師からは恐れられ、同時にその絶対的な能力から頼りにもされている。 悪魔を呼ぶとされるぼくは、危険なものとして塔の奥で幽閉され、研究の対象になるはずだったらしい。 それが何となく許せなかったらしく、私が責任をとるといってぼくを無理やり引き取ったらしい。 この話はナギから聞いた。 ナギはぼくの兄弟子で、お師様と同じような型のウィザードだ。 この話をぼくにしてくれた時はとても怒りながらだった。 「つまり師匠は、ルドが本当に悪魔に好かれてるってわかったら責任をとって殺すって約束で預かったんだよ。ひっでーよな、普通そんな条件だすか?師匠が弟子を殺すなんて。あの頭でっかちの堅物ばかり集まった長老達、ほんとムカツク」 ぼく、お師様に殺されちゃうの? 「いや、だからそれはルドが悪魔に好かれてる場合だって」 でもぼくが来てから、悪魔の出現率があがったって。 「それは偶々かもしれないだろう?元々この街は怪しい実験してたりするせいで悪魔っぽいのができたりするんだしさ」 …悪魔って、どんな人なの? 「…そっか、ルドは見たことないんだな。って、人じゃねーぞ?悪魔は黒き歪みの月からくる化け物だよ」 ばけもの? 「そ、化け物。とにかくすっごい悪いヤツなんだよ」 悪いやつ…。 「悪魔さえいなけりゃ、師匠があんな約束することもなかったし、ルドが塔からあまり出られない事も無かったんだ…。だから、オレは修行をして強くなったら悪魔退治するつもり」 悪魔が居なければ良かった…のかな。 「そうだよ。悪魔が悪いんだ。あ、長老達もムカツクけどな?」 悪魔が居なければ、ぼくが悪魔に会わなければ、お師様が辛そうな顔をすることもないんだ…。 「勿論」 じゃあ、ぼく、もし悪魔に会っても仲良くしないようにする。 「おう。って…仲良くするつもりだったのか?」 でもルドらしいかな。そう言ってナギはぼくの頭を撫でてくれる。 ぼくの腕の中に居たフィーが少しだけ悲しそうな声で鳴いた気がした。 |
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