ねこの一週間

「今回の攻略拠点は「怪鳥平原-疾走者の檻」ですね」

「時間になったら集まるのよ」

「あら」

「そろそろ依代の限界が近いわね。これ以上はアナタの成長に耐えられないということよ。限界に達するとレベルアップできなくなるわ。その前にコンファインに来なさい」

「……こんばんは。メッセンジャーサービスです」

「……メッセージの送信ですね。承ります」

「……1件のメールが届いております」

「にゃぁにゃ〜
『お友達だからこれがほんとの腹を割って話す』

にゃむにゃむ(ひらきを咥えながら)
『ねこさんはねこさんなのにどうしてここに来たんですかここは戦いがあるのでねこさんには辛いかもしれないですよ』

(はりせんぼんのひらきを骨ごと噛み砕きながら食べている)

にゃにゃにゃ〜にゃ〜
『でもねこさんなのにちゃんと頑張ってるのはすごいですねこさんは前は歌っていた気がしましたけど最近は歌わないのですか』

」

「あら。その身体は飽きたのかしら」

「いいわよ。好きな依代を希望しなさい」

「奏唱使いの依代が希望なのね、魔石の準備は出来ているかしら？」

「ふうん……魔石は全部で3181個使うのね」

「わかったわ。でも依代の数は決まっているの、他の希望も聞いてから、使ってもいいか決めさせてもらうわね。アナタより魔石を使うコがいれば、そちらに回すから。どうせ使うなら、強い方が良いでしょう。ちなみに魔石の数が同じなら適当に決めるわね」

「じゃあ後から呼ぶから、待っていなさい」

「よかったわね。奏唱使いの依代を使っていいわよ」

「……」

「…」

「奏唱使いの依代にコンファインしたわ。能力を確認しておきなさい。しばらくは身体が馴染んだ状態じゃないから、無理しないことね」

「そろそろ時間よ。集まりなさい」

「攻略ですよ攻略だよ攻略だぞ攻略に行くぞっヒョォォ！！」

「……落ち着きなさい」