Secret Sphere
<<Week9
-WEEK10-

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Smart Diary
ワカメ
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スペリオル、強し。

甘く見ていたわけではない。だが、慢心はかならずあった。魔導演算機によって示される結果にも、スマ本に見聞きする生徒たちのスペルにも、強力なものが山とあった。

しかしそれはあくまで少人数での戦いだった。多対多との戦い方について、オレはあまりにも無知だった。丹精したスペルも、剣技も、互いに連携の浅い者同士の多対多にあっては、どうしても足りなさばかりが目立った。

オレたちは勝利した。オレは最後の戦場まで立ち、大局の決まったあと、ぐるりを見回した。オレが強かったから残ったわけではない。オレは単に体が大きく、そして、運がよかった。援軍が駈けつけて、オレはそこに加わった。あとわずかに到着の遅れていれば、オレもまた、倒れていただろう。オレの力ではない。

フロールとセラージュ、ふたりは無事だった。しかし、生死のわからない生徒も多いと聞く。
塔は崩壊した。敵将は討ったものの、オレたちは、この点で敗れた。

惜しむらくは無力!

フロールは、狼と戦っていたのだろう。
セラージュは、軍人の育ちだと聞く。
しかるにオレはどうだ?
雪のなかで育ち、散発的な争いを通じ、安穏と飯を食い、生きてきた。
本は好きだった。勉強も好きだった。走るのも相撲も好きだった。
しかしオレたちは、戦うすべを学んでいるのだ。なんのために? この世界を守るために。
では世界とはなんだ?
世界とは己のまわりのことだ。
己のまわりにある、友のことであり、家族のことであり、そりのあわぬ同族のことだ。

セラージュとフロールが無事でよかった。
だが、次もそうであるとは限らない。
オレも無事であるとは限らない。
それは防がねばならない。戦わねばならない。そのために、オレは、もっと全身で、もっと全力で、スペルを学ばねばならない。

時戻りの儀式が起こるという。戻った先の時で、オレはまた、愚かなオレのままだろうか?
己の弱さを知らぬオレのままだろうか?
それでは、時の戻る甲斐がない。
必ずや覚えていてみせる。この口惜しさを。少なくとも!
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パーティメッセージ
ワカメ
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PNo.845 セラージュ・ヴィコ
からのメッセージ:
Iconセラージュ
「本の姿をしてないものも見かけるしね。
 便利で恐ろしい。
 ここにいる誰も持っているとなれば、なおさら」
Iconセラージュ
「希望ね。
 誰とも言葉が通じて、どこへでも行ける、か

PNo.846 フロール・フィーレンス
からのメッセージ:
Iconフロール
「うーんまあ風紀狩りそうなんだけどそうなんだけど~
Iconフロール
ていうか、ぼくらってなんか噂になってんのかな。
 まあ見た目で結構特徴あるからな~、ぼくら

PNo.847 スコルト・マリャ・トロット
からのメッセージ:
Icon「イエ、か。
 セラージュのところは、血縁同士の結びつきが強いのだろうな。
 このグラディアスでもところにより、
 文化はまるでちがう
 いわんやスペリオルをや!

 オレは、あのスペリオルの軍勢が、
 グラディアスの《人》とまるで違わない姿をしていることに、
 たいそう驚いたよ」
Icon「激闘だった。そして、塔は守れなかった。
 反省に思うことはしきりだ。
 スマ本も、いまだその力のすべてを引き出せているとは言い難い。

 学園に犠牲者は多かった。
 捲土重来を期すと言わねば、なるまい」
Icon
Icon「学園長が《時戻りの儀式》をなすと言っていた。

 詳しくはわからないが、
 オレの予想では、
 時が戻るだろう!」
Icon「時が戻ったあとで、オレたちは、
 きっとまた同じ寮で会うのだろうが
 そこでまた、
 オレたち三人、剣を執り、
 仲良くできれば、きっとうれしい!」
Icon「いまだ羽ばたきもままならぬ雛鳥🐣だが、
 スペルを宿すオレたちの剣が、
 もう一度、ともに鳴りひびく日へ、
 きっと至ろう!」
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メッセージ
ワカメ
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PNo.846 フロール・フィーレンス
にメッセージを送った。



PNo.845 セラージュ・ヴィコ
からのメッセージ:
Icon「そう」

「使う兵器や武器の新しく登場することほど恐ろしいことはない。
 しかも、扱い方を知るものの数が限られるとなれば」

首を振る。
笑う。

「そうだね、そんな暇があればの話だが
Icon「うん?
 ああ、えっと
 どう説明するのがいいか難しいんだが。
 サラマンデルの何人かは、生まれつき職業や役割が決まっている? みたいなことだよ。
 僕は軍人になるはずだったんだが、まあ、いろいろあってさ」

肩をすくめる。

「考え方ってのは、子供のころからだんだん身につくものだからね。
 ――『本場』はまるで違うだろう。
 きっと、使い方以前のところで」
Icon「ああ」

声を低くする。
先ほどよりもいっそう小さく。

「僕が、兄と戦うために使われるだろう。
 それはできる限り一方的なものにしなくてはならない」

「何もかも、無事に生きて帰れればの話だがね。
 
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青い鳥メッセージ
ワカメ
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メッセージはありません。
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参加コミュニティ
ワカメ
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アイテム
ヤドカリ
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スコルトはアイテムNo.2 マジックキャンディ を食べた。

マジックキャンディ
虹色のキラキラしたキャンディ。
舐めると魔法のように7つの味へと次々変化する。

MSPが増加した!
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魔法学園の声
ワカメ
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Icon
学園長
「あははは、ほーらとって来い!」

Icon
チャーミィちゃん
「ワワワワン!! ワワワン!!
(もっと!! 遠くに!! 投げろ!!)」

Icon
学園長
「ははは~そうかそうかぁ、チャーミィちゃんは可愛いなあ」

Icon
チャーミィちゃん
「ワワワン! ワッフン!!
(当たり前!! オレサマ超絶プリチー!!)」

Icon
学園長
「うんうん、今日のごはんは
 オニオン抜きのまほたま丼がいいんだね、わかったよ」

Icon
チャーミィちゃん
「ワワ!! ワフン!!
(いや!! 肉が良い!! 肉をよこせ!!)」

Icon
学園長
「うん? そうかそうか、そんなに嬉しい?
 まほたま丼おいしいよね」
Icon
チャーミィちゃん
「ワワン!! ワン!!!
(オレサマの!! 話を!! ちゃんと聞け!!)」

Icon
学園長
「そうだねえ、晴れるといいねえ」

Icon
チャーミィちゃん
「ワワンワ!!!
(キサマ翻訳機能で通じているだろうが!!)」

Icon
学園長
「あははははは」
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朝練戦闘
ワカメ
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ランク戦
くらげ
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通常戦闘
ワカメ
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探索
蟹
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探索中. . .
スコルトはSCを290、TPを19手に入れた。
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風紀戦闘
ワカメ
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訓練
ワカメ
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訓練を1回選択!
スコルトはMSPが17増加した。
スコルトはMSPが18増加した。
スコルトはMSPが18増加した。
スコルトはMSPが19増加した。
スコルトはMSPが20増加した。

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ワカメ
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スコルトはTGスペルボックスを購入した。(SC-50)
魔開封!
破壊をゲット!

スコルトはTGスペルボックスを購入した。(SC-50)
魔開封!
破壊をゲット!

スコルトはTGスペルボックスを購入した。(SC-50)
魔開封!
詠唱をゲット!

スコルトはTGスペルボックスを購入した。(SC-50)
魔開封!
威力増をゲット!

スコルトはTGスペルボックスを購入した。(SC-50)
魔開封!
詠唱をゲット!

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スペルNo.20 イドロジニャヴの雷鎚 をショップNo.2033 威力増 で調律!(TP-1)(SC-100)
スペルNo.20 イドロジニャヴの雷鎚 の要素を除去。
スロット3 の要素 残心 が砕け散る
砕け散った力が集まり、アイテムNo.10 として固定化! (TP+1)

新スペル開発!
イドロジニャヴの雷鎚 は新スペルとして承認された!
スペル名:イドロジニャヴの雷鎚

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武器 火を待つ骨 を 攻撃力強化!
火を待つ骨 の 攻撃力 が 35 上がった!(TP-1)

防具 祖霊の愛 を 防御力強化!
祖霊の愛 の 防御力 が 10 上がった!(TP-1)

装飾 歯と牙と爪 を MHP強化!
歯と牙と爪 の MHP が 149 上がった!(TP-1)

魔法武器 火を待つ骨 の MHP が 100 上がった!(TP-1)
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目的の決定
ワカメ
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時戻りの儀式
ワカメ
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Icon
???
スフィアと呼ばれている。
その正体は、学園の最大の秘密のひとつ。
【時戻りの儀式】に関係しているらしいが……?
好きな食べ物はひみつ。
Icon
???
「……今の私の力だと、願いを叶える力は1回。
 1回だけ使えるよ」


Icon
学園長
「……そうか。では……行おう。
 時戻りの儀式を――」



各々のSmartBookから、魔方陣が展開された。
その後に、学園長の姿が幻影で映し出される。



Icon
学園長
生徒諸君、防衛の要、塔は破壊されてしまった。
 塔が無ければ学園内の魔力は徐々に四散し、
 やがて魔法を使えなくなってしまうだろう


Icon
学園長
そのため、私は……
 今から、時を戻り、塔が壊された事実を
 なかったことにしようと思う


Icon
学園長
このセカイの流れと、新しいセカイの流れは統合されるので、心配は――
 いや、何を言っているのか、分からないね


Icon
学園長
「とにかく、心配はいらない。
 私が責任を持って、このセカイを守るから――」


Icon
学園長
ついてきたいものはついて来るといい。
 私は歓迎する!










Icon
リベルタ先生
「我輩は行かんぞ」

Icon
マスク先生
「ええ? まさか生徒のために……」

Icon
リベルタ先生
「いや、二つのセカイが統合された時の感覚を知りたい」

Icon
マスク先生
「お前……いや、アンタはそういう奴だな……」










Icon
学園長
「では、時戻りの儀式を始めよう――」



学園長が手を掲げると、周りに複雑な魔法陣が展開される。


Icon
学園長
六天えるつの
 深淵のかけらよ」


Icon
学園長
てをべる大地の力よ
 悠久らぐれよ」



魔法陣から、一陣の風が駆け抜けていく。
学園長のフードが、ばさり、と翻った。



Icon
学園長
迷宮
 天空よ」





展開していた魔法陣が、呼応するように強く輝きを増す。

Icon
学園長
は――
 つのべしもの、ベルスフィア!

Icon
学園長
よ――
 らい、過去けよ!」



辺り一帯を飲み込むような眩い光を放ち――


Icon
学園長
儀式魔法 時戻り――」










光が収まると、学園長と、一部の教師、そして一部の生徒が、消えていた。


Icon
リベルタ先生
「……行ったか」

Icon
ミラージュ先生
「行ったか、じゃなくってよ!
 もっとちゃんと事情を説明しなさいよ!」

Icon
リベルタ先生
「ふん、我輩もよくは知らん。
 だがまあ……」


Icon
リベルタ先生
生徒どもよ。心配するな。
 どうせすぐに時間は統合されるであろう

Icon
リベルタ先生
それまで適当に過ごすが良いぞ」


Icon
マルル先生
「うわ~~ん!
 よく分からないけども……
 と、とにかく早く学園を立て直すんだわ!
 残ってる生徒の安全確認も急がないと~!!」










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パルフィー先生
「……私も行きたかったな」

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ラングリース先生
「どうやら、まだしばらくは時戻りの影響があるようですね
 そちらの魔方陣から、渡ることができるとか」

Icon
パルフィー先生
「ええ!?」










Icon
学園長
「さて……改めて始めましょうか」

Icon
チャーミィ
「ワンワー!」

Icon
マスク先生
「……はあ、また最初からか」

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学園長
「仕方ないじゃない!
 済んだことはつべこべ言わない!
 ほら、行くわよ!」










Icon
学園長
「さて――」

Icon
学園長
「ようこそ」

Icon
学園長
「【魔法学園へ】」
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次回予告
ワカメ
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雛の詠む剣遺跡の魔物たち
PNo.845 セラージュ・ヴィコVSツナファイター
PNo.846 フロール・フィーレンスイフリートの炎
PNo.847 スコルト・マリャ・トロットツナヒーラー
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次回朝練予告
ワカメ
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次回ランク戦予告
ワカメ
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次回風紀戦闘予告
ワカメ
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風 紀 委 員 を 発 見


雛の詠む剣学園の風紀委員
PNo.845 セラージュ・ヴィコスカーレッド
PNo.846 フロール・フィーレンス風紀委員
PNo.847 スコルト・マリャ・トロット風紀委員
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