 | 後期学園生活 4日目 |
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| Diary |
「幸せはぁあ〜〜歩いてこぉないぃ〜〜だぁ〜から奪いにいくんだよぉ〜、っとくらぁ！」
私は両の頬を強く叩くと、ベンチから立ち上がった。
「それにしてもなんともつまらない公園だねぇ。どこぞに運命の幼馴染でも落ちてないものか、と」
情緒の欠けた空間。市議による予算削減と少子化によって公園という憩いの場は現代では無用のエアポケットとなっていた。少ない子供たちは家でゲームか、はたまた塾で勉学にいそしんでいるのだろう。せいぜい浮浪者が寝床を求めてくるぐらいだ。しかし運の悪いことに、あぁなんてことだろう、この日に限って可愛らしい子供たちが砂場で遊んでいるのであった。
「これはこれは。年端もいかぬ美幼女たちが砂場でよちよち遊行イベントとはね、三次元も捨てたものじゃない」
子供たちは男に凝視されていることに気づかずに座り込んでいる。様子を見るにままごとでもしているようだ。男はつい先日にクリアしたとあるゲームタイトルを連想した。
「はじめておい……ふぉ、ブバッブバッ」
鼻血が噴き出す。止まらない。男は冷静にポケットからティッシュをとりだして鼻につめた。すぐ真っ赤に染まるティッシュ。それは確かに彼にとある連想をさせた。――なんて、いやらしい。
「いいですな、実にいいですな……！」
徐々に興奮してくる。男は鼻血をたらし、手をわきわきさせながら一歩進む。
どこからどうみても通報されてもおかしくない姿だった。
彼の母親がこの姿を見たら息子を産んでしまった事を後悔するだろう。いや、もうすでに後悔しているのかもしれない。
「こんにちわ、お嬢さんたち」
にやり、と。その目、狂気を孕む。
「おじさんも、混ぜてくれないかな？」
子供たちのひきつった表情が印象的だった。
ざざざざざ――
ざざざざざ――
それは少年の日の記憶。
包みこむような陽気。桜舞い散る通学路。終業式の帰り。
ぼくは決めたんだ。
「ねぇ、どうしたの？」
「うん？ 桜だよ。桜の木を見てたんだ」
めいっぱいつま先立ちして街路樹を見上げる。視界におさまらないほど大きな木。
「あのね？」
「ん、なに？」
「大人になったら何になりたい？」
ざぁ、と花びらがぼくらの間を横切った。
「そうだなぁ」
なれるなら、僕は。ずっと前から決めていた。けして負けない、真っ直ぐで立派で誰かに尊敬されるような、そんな大人に――ぼくは成りたい。
「まぁてぇえええええええええいっ！！」
男は荒々しい息を鳴らしながら無人となった公園をぐるりと見回した。どうやら逃げられたらしい。子供たちは、彼を見るや金切り声をあげて走りだした。まさに脱兎のごとく。子供たちは見事なチームワークをみせて逃げ回り、ある者が追い詰められそうになると他の者が引き返して男を牽制までする徹底ぶりだった。近隣の少年少女がこの公園に近づくことは永遠にないだろう。彼女たちの精神の傷が浅いことを切に願う。
「ふーっ、ふーっ。お、おのれ。恥ずかしがって逃げてしまったのか？ もっと慎重なアプローチをするべきだったか……」
見苦しい自己弁護を一人ごちる。その表情は鬼と形容されるべきものだ。このような人間がシャバにいること自体がひとつの犯罪といえるだろう。
「さて、どうしたものか」
彼は砂場方面を向いていた。だからかもしれない。後ろの滑り台に隠れた小さな影がさっさとこの場を離れるわけでもなく声をかけるという最悪の愚をおかしてしまったのは。
「おじさん！」
「……ん？」
「おじさんは、変質者……なの？」
振り返るとそこには小柄な少女がいた。さっきの子供たちの仲間の一人だろうか。それにしてはおかしい。そう、少女は学生服を着用していた。近所の学校の子だろうか。男はどうしても学校名を思い出せない。
「君は、」
言いかけて止める。また逃げられてはたまらない。男はゆっくりと笑みを形作る。もっともそれはどう控えめにみても捕食者のそれと変わりなかったが。
「僕はけして変質者などではないよ。レッテル主義のマスコミによって悲しいことに誤解されやすい立場だがね。そう……僕はただのフェミニスト。一人の紳士さ」
ふぁさっと前髪をかきあげる。その頬は筋肉痛のごとくぴくぴくとひくついていた。
少女はうっとたたらを踏むと所在無さげに視線を周囲に移動させて制服の裾を握りしめ、ようやく意を決したように男を正面から見据えた。迷いの消えた瞳。男はなぜか気圧されている自分に気づく。それは遠い昔に置き忘れて久しい真摯な眼差しだった。
「おじさんは――ロールプレイ・プレイヤーなの？」
「お巡さん、あそこです！ あの男がうちの子に襲いかかった変質者です！」
次の瞬間、制服の警官がばらばらと公園に向かってやってくる。先導しているのは先ほどの子供らの親と思わしき中年の主婦だった。逃げ切った子供が母親に泣きついたのだろう。
「お前かっ！ この性犯罪者め、逮〜捕してやる！」
「ちぃっ！ 公僕のご登場か！」
男は瞬時に身を翻し、呆然としている少女に無様なウインクをしながら反対側の出口に走り出した。
「ふははっ！ 僕はけして捕まらない！ なぜなら僕は夢を追う者だからだ！」
「――というわけさ」
「あのねぇ、僕にはなにがというわけなのかさっぱり分からないんだが」
場所は再び公園の中。男は市内を逃げ回った挙句に元の場所に戻ってきたのだった。物陰に隠れて警戒しているところにパピーがやってきたので声をかけ、現在にいたる。
「さっきからパトカーが町中でサイレンを鳴らしているんだが……」
「気のせいさ」
パピーの眉根にまた一つ皺が刻まれる。室井さんのようだ、と男は思った。
「さっきからこの公園は包囲されているように感じるんだがね」
「被害妄想だよ。君は疚しいことでもあるんじゃないかい？」
「入口にいる警官が拡声器でなにやら訴えているんだが」
「世の中に主張したいことがあるんだろうさ」
「そこの茂みには警察官が昏倒しているように見えるよ」
「目の錯覚だ」
パピーは黙って男を蹴りまわした。男はうすら笑いを浮かべながらやめろよぉとささやく。
いったい何が間違っていたのだろう。パピーは目を瞑ると空を仰いだ。神はどこにもいなかった。
| Quick Action / etc |
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特に何もしなかった。
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| Party Message |
パピー「どうやらパーティ送信できるよーね」
| 第643パーティ・所属メンバー (Before) |
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| Character Data (Before) |
| ENo.643 パピー | |||||||
| HP | 1131 / 1131 | 1 | 貫通1 | 場所 | I5 ［特殊LV1］ | ||
| SP | 192 / 192 | 2 | 必殺1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 2 | 体格 | 105 | 3 | 斬射10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 38 | 敏捷 | 95 | 4 | 舞踊10 | 0 | 優しさと労わりの無償奉仕 |
| PS | 225 | 器用 | 90 | 5 | 1 | PeaceKeepers | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 75 | 6 | 2 | Matrix部 | |
| 連勝 | 2 | 魅力 | 80 | 7 | 3 | 研磨同好会 | |
| 総CP | 108 | 生命 | 80 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 85 | 9 | ――― | 5 | |
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 | イベント戦闘 |
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第643パーティ 所属 † V S †
眼鏡男
 眼鏡娘 
Enemy |
パピー「働かざる者、食うべからず」
眼鏡男「私に適うとでもお思いかねッ！」眼鏡娘「眼鏡外さないでくださいね、存在否定ですから！」
BATTLE START!!
非接触フェイズ
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パピーの攻撃！
パピー「俺以外が使うアウェイクセンスなんざ、偽物よ」アウェイクセンス！！
パピーの物理HITが上昇！
パピーの物理EVAが上昇！
パピーの物理CRIが上昇！
非接触フェイズ
|
眼鏡男の平穏LV1
眼鏡男のSPが3増加！
眼鏡男の攻撃！
眼鏡男「降参するなら今のうちだよ？」ラピットファイア！！1
パピーに144のダメージ！
パピーは攻撃を回避！
非接触フェイズ
|
パピーの攻撃！
パピー「あいうえおー」スロウカトレリ！！
眼鏡男は攻撃を回避！
眼鏡男の攻撃！
眼鏡男「時間だ、後悔の準備はいいかい？」ラピットファイア！！2
シャオロンに131のダメージ！
シャオロンに131のダメージ！
非接触フェイズ
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戦闘フェイズ
眼鏡男の物攻LV1
眼鏡男の物理ATが上昇！
TURN 1
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眼鏡男の攻撃！
眼鏡男「ハハハハハッ！！」ペネトレイト！！4
パピーは攻撃を回避！
シャオロンの攻撃！
シャオロン「くらいな！」たんとあがれ！！
眼鏡男に126のダメージ！
眼鏡男のWAITが増加！
眼鏡男は攻撃を回避！
クリティカル！
眼鏡男に140のダメージ！
眼鏡男のWAITが増加！
眼鏡娘の攻撃！
眼鏡娘「今時の眼鏡娘は毒だって吐くんです！」ポイズン！！2
シャオロンに113のダメージ！
シャオロンに猛毒を追加！
パピーの攻撃！
パピー「さっしすっせそーっ」スロウカトレリ！！
眼鏡男に217のダメージ！
TURN 2
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シャオロンは猛毒により72のダメージ！
シャオロンは眼鏡男を魅了した！
シャオロンの攻撃！
グーフクック！！
眼鏡娘は攻撃を回避！
（シャオロンの猛毒の効果が消失）
眼鏡娘の攻撃！
パピーに112のダメージ！
眼鏡男の平穏LV1
眼鏡男のSPが3増加！
眼鏡男は魅了されている！
（眼鏡男の魅了の効果が消失）
パピーの攻撃！
眼鏡娘に235のダメージ！
シャオロンの攻撃！
眼鏡娘に215のダメージ！
TURN 3
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眼鏡娘の攻撃！
眼鏡娘「今時の眼鏡娘は毒だって吐くんです！」ポイズン！！2
シャオロンに104のダメージ！
シャオロンに猛毒を追加！
眼鏡男の平穏LV1
眼鏡男のSPが3増加！
眼鏡男の攻撃！
パピーに214のダメージ！
パピーの攻撃！
眼鏡娘に210のダメージ！
シャオロンは猛毒により78のダメージ！
シャオロンの攻撃！
眼鏡男に147のダメージ！
（シャオロンの猛毒の効果が消失）
眼鏡娘の攻撃！
眼鏡娘「今時の眼鏡娘は毒だって吐くんです！」ポイズン！！2
パピーに107のダメージ！
パピーに猛毒を追加！
眼鏡男の攻撃！
シャオロンに219のダメージ！
パピーは猛毒により77のダメージ！
パピーの攻撃！
眼鏡娘に205のダメージ！
パピー「一人、撃破」（パピーの猛毒の効果が消失）
眼鏡娘「眼鏡買い直さなきゃ・・・っ」眼鏡娘が倒れた！
TURN 4
|
シャオロンの攻撃！
クリティカル！
眼鏡男に173のダメージ！
眼鏡男の攻撃！
シャオロンに237のダメージ！
パピーの攻撃！
眼鏡男は攻撃を回避！
シャオロンの攻撃！
眼鏡男は攻撃を回避！
眼鏡男の攻撃！
シャオロンに212のダメージ！
眼鏡男「ふっ・・・」シャオロンが倒れた！
パピー「明日からは頑張りたまえ」
TURN 5
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パピーの攻撃！
眼鏡男に148のダメージ！
眼鏡男の攻撃！
パピー「当たらんよ」パピーは攻撃を回避！
パピーの攻撃！
眼鏡男に151のダメージ！
パピー「一人、撃破」眼鏡男「そんな馬鹿な・・・」眼鏡男が倒れた！
パピー「ノルマ、終了。寿司でも食い行くかぁ」
戦闘に勝利した！
305 PS、 7 CPを獲得！
パピーは メガネ を入手！
シャオロンは 石英 を入手！
| Normal Action / etc |
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体格 が 18 上昇しました。(- 10 CP) 敏捷 が 16 上昇しました。(- 9 CP) 器用 が 16 上昇しました。(- 9 CP) 精神 が 15 上昇しました。(- 8 CP)
優しさと労わりの無償奉仕 の活動をしました！
優しさと労わりの無償奉仕 の活動をしました！
優しさと労わりの無償奉仕 の活動をしました！
優しさと労わりの無償奉仕 の活動をしました！
CPが 33 増加しました！ NPが 1 増加しました！ シャオロン(979)を同行者に指定しました。
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| Shout!! |
リタ(15)の叫び！
リタ「もう長文なんて書かないーッ!!」
こおり(76)の叫び！
こおり「襲われるー」
リース(254)の叫び！
リース「……えと、いぢめないでください。え？何で私が言っちゃいけないんですか？」
苺姫(322)の叫び！
苺姫「下僕ってええなぁ〜、、、ワシゃー幸せやぁ〜」
ジャック(692)の叫び！
ジャック「立ち上がれ歩行雑草達！！」
ネイリ(1008)の叫び！
ネイリ「わんげるさんー、あはー、無理ー・・・」
ルリ(1081)の叫び！
ルリ「雑草…雑草…歩く雑草……怖い顔（ぁ」
ハンス(1232)の叫び！
ハンス「絵師さん、よかったらぼくの絵を描いて〜〜♪」
ラムダ(1410)の叫び！
ラムダ「畜生〜〜〜。てっきり結果更新が毎週日曜日かと思って手抜き炸裂をやり損ねたorz」
| Event |
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何者かと遭遇した！
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| イベント戦闘予告 |
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第643パーティ 所属 † V S †
図書委員
 眼鏡男
Enemy |
| 第643パーティ・所属メンバー |
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| Character Data |
| ENo.643 パピー | |||||||
| HP | 962 / 1221 | 1 | 貫通1 | 場所 | I5 ［特殊LV1］ | ||
| SP | 161 / 225 | 2 | 必殺1 | 技 | 使用可能技一覧 | ||
| NP | 3 | 体格 | 127 | 3 | 斬射10 | 参 加 団 体 | |
| CP | 42 | 敏捷 | 115 | 4 | 舞踊10 | 0 | 優しさと労わりの無償奉仕 |
| PS | 530 | 器用 | 106 | 5 | 1 | PeaceKeepers | |
| 業 | 0(0) | 魔力 | 75 | 6 | 2 | Matrix部 | |
| 連勝 | 3 | 魅力 | 80 | 7 | 3 | 研磨同好会 | |
| 総CP | 148 | 生命 | 80 | 8 | ――― | 4 | |
| 単位 | 0 | 精神 | 100 | 9 | ――― | 5 | |
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