No.204 分割世界事典INDEX >>
[設立者] ENo.204 アシェラッド=ウィアド・ケーナズ

コミュニティイラスト
関連サイト『分割世界事典』の併設コミュニティです。

メルンテーゼの名所や他の分割世界群を交えながら、
ロールプレイでの異文化交流ができます。
事典に投稿されていない世界や土地の話題も歓迎です。

交流は行わずに参加のみでもOKです。
脱退、再加入もご自由にどうぞ。


『分割世界事典』
http://cetus.s366.xrea.com/if/shu1_note/shu1_note/

コミュニティに参加しなくても事典は使えます。
事典を使ってなくてもコミュニティに参加できます。

看板イラストには、
事典の内容に因んだキャラクターをお借りすることがあります。
(2週に1枚ぐらいの頻度です)

過去の看板はタイトル、もしくはイラストのリンク先から閲覧できます。



◆メニュー◆

 お品書き
 http://p.tl/SG3E
 
 律法チェス
 http://p.tl/A7fS
 
 ダーツ
 http://p.tl/65fA
 
 アームレスリング、他
 http://p.tl/Tz1J
 
 世界間通信
 http://goo.gl/g1YomS
 
 自由ノート
 http://p.tl/a/d3d5


◆ロケーション◆

(※雰囲気です。気にせず、普通に発言するだけでも構いません。)

 市街の豊穣果通りにある”ダルシャナの事典亭”。
 数年ほど前から店を構えており、圧政に堪えかね一度は閉めたものの、
 今は一揆への支持で再開している酒場のひとつです。

 石壁に木の梁、中世ヨーロッパによく見られる造りです。
 ホールは広く、薄暗い店内にはランプが灯り、
 席はテーブルとカウンターの両方が用意されています。

 食事はメルンテーゼで馴染みのメニューから、
 異世界から仕入れたレシピや酒類も用意してあります。
 自分で料理をしたり振舞いたい方は、
 台所、オーブン、かまどなどが使えます。


 (食事や飲酒のロールプレイは気ままにどうぞ。
  亭主に注文してもいいし、しなくてもよいです。)

 (店内の雰囲気は”北一ホール”で検索すると分かりやすいです。
  時々ワイワイもしつつ、普段は食事やアルコールと共に、
  周りや特定の誰かと語らうのに向いているかもしれません。)


◆ゲームの記録◆

律法チェス 【最高トータル】
         
        ENo.324 律法騎士アトラ(54点)

ダーツ    【最高得点】
 
        ENo.2200 ヴァランタン・バルデュワン(134点)


◆その他◆

 ・PL発言は激しく非推奨です。ロールプレイで楽しみましょう。

 ・コミュ主のキャラクターは全レスしません。ゆるく付き合ってやって下さい。

 ・斜に構えたやり取りも歓迎してます。
  PCは悪ぶっても、PLは他者への尊重を忘れずにお願いします。



参加者からのメッセージ

アーシェ(204) からのメッセージ >>
亭主 >>
「今日も出してるから持っていくが良いぜ。ただの趣味モンの手作りだから一流じゃねえけど。」


空いているテーブルの真ん中に大皿。その上には沢山の一つまみのチョコレートが並んでいる。
味付けによって形やデコレーションが異なっているようだ。
少し顔を近付ければ、カカオの甘く艶やかで、上質の香りが鼻をくすぐるだろう。
自分で選ぶか、1D10でランダムで食べたり、持ち帰ったり、誰かに渡すことができます。


1=ミルク(カカオの形)
2=ビター(カカオの形、色が濃い)
3=ダージリン(葉の形)
4=アーモンドカップ(カップ状。アーモンドが乗っている)
5=ジャンドゥーヤ(ホワイトチョコでコーティング)
6=グランマニエ(クリーム状のデコレート)
7=エスプレッソ(コーヒー豆の形)
8=チョコレートクリーム(中にクリーム。フルール・ド・リスの紋)
9=パイナップル(果実の味のするクリーム入り)
10=キャラメルトリュフ(なめらかな味わい)




闇 >>
「いらっしゃい、待ち合わせかい?」

重厚な音に振り返ってみれば、甲冑の兵士ではなく紳士然とした男。少し意外そうに眉を上げる。
亭主は笑顔で軽い挨拶をすると手元の仕事に戻るが、
声を掛ければいつでも応対は返ってきそうだ。


レーネの席 >>
「ベルフィもまた、七柱の一体、ベルフェゴールかもしれないんだろう。
 悪魔達は約束に嘘はつかないが、不利になる事実を隠したり、言い方を変える事はある。
 こちらも賢ければしてやられる事はないが、姉さんは友としたり、従えた事はあるか?」

「フォルシュも悪魔と似たような手合いだったのだろうな。
 サウスエルタについては、サバスの言う”ウルドスピン”が何を指しているのかは俺も気になっている。」
「自分一人の為ではなく、か……その心を貫けば、姉さんはきっと良き統治者になるだろうな。
 例えば若く、そして愛する人間を失った者は、その力に手を出さない事も無いかもしれない。
 俺にその弱さを責められないが、そいつはもう地を治め、人を導く立場にはない。ただの人間に戻るんだから。」

「俺も昔は、死んだ妻に会いたくてエルタの島へ行った。
 実際、死んだはずの者がそこでは生きていた。
 あの地の正体は”過去を集積する島”だったから、島が生んだ幻を見ているだけだったのだろうが。」

「弔うって事を誰かに教えられていたら、行かなかったかもしれないけどな。
 もし、姉さんの治める地に戦が起き、
 民の一人が作り変える力を使って死んだ人々を甦らせてほしいと懇願したら、レーネはどう導くだろうか?」


シアの席 >>
「おまッ、それは飲んで解決するもんじゃあねえだろ!!一回表に出て頭から被って来い!!!」


水瓶のある奥へ入って戻ってくると、木のバケツになみなみと汲んだ水を突き出す。
再び入店すれば、清潔な布を差し出すだろう。

「……やれやれ、噂の魔神様にやられてきたか?
 あんたがたでも手古摺っているぐらいなら、相当な強さには違いないだろうな。」
「創世者の話はここで仕事していても中々聞く機会が無いから、興味深いな。
 何を思って海が見える場所に埋めてくれって頼んでいたんだろうかね?
 多くの観光客が訪れるようにって話なら、天晴れなもんだが。」

パンフレットを受け取れるなら、詳しく読もうとするだろう。

「おや、身を起こす事には満足しちまったのか?
 何にせよ、姉さんのそういうさっぱりしたとこ、結構好きだぜ。
 老後の楽しみに入るのはちょいと早い気もするが、ウチに飯食いに来てくれるなら歓迎だぜ。」
「ていうか、エッ……つまり姉さんのそれは、若返りって事?」



偽の席 >>
「ウチのカレーソースは欧風だから、エスニックな方がもっと魚に合うだろうけどな〜。
 鯖に下味をつけたり、隠し味を入れたりしてどうにか食えるモンになったって感じだ。
 嬢ちゃんは自分で料理とかはしないのかい?」

出される一つ一つの料理に、
まるで初めての出現敵に挑んでかかるような様子を楽しげに眺めながら、そう問いかける。
見上げられると、育ち盛りなら恥ずかしがることはないと笑って軽く首を振る。

「俺が育ち盛りの頃はガツガツしてて、一つ一つの料理を楽しんでいる余裕も無い奴だったが……
 嬢ちゃんはこれまで食べた美味しいものは覚えているか?
 一つでもあれば、教えて欲しいものだが。実は人喰いでした、でも驚きはせんぞ。たぶん。」

「隣のお連れさんは満足そうだし、
 少しデザートでも……と思ったが、今はチョコレートを出しているからそっちをつまんでてくれ。
 この時期によく出回る菓子だが、食べたことはあるかね。」

それからカレーの口直しにと、ブラッドオレンジやレモンの浮かぶピッチャーから、
赤ワインHaloのサングリアを丸みを帯びたグラスに注いで出す。
果実の甘さとワインの深みがとけあった味わいに、芳醇な香りの広がる一杯である。



フェルハトの席 >>
「なんだ、その子は酒も強いのかい。」


酒瓶を眺めるフェルハトに、冗談っぽくそう返す。

「前にも話してたけど、お前さんの一揆の隊にも確か、若くて元気な女の子が居るんだろう。
 止めるワケにもいかないだろうが、内心そう思ってるって事かね。」
「いや待て、流石にそれはどストレートすぎるだろ?!
 でも女の子に菓子を渡して、美味しいって返ってきたら”それ俺が作ったんだぜ?”ぐらいは言うな。
 娘には”あ〜テンション下がるわ〜”って言われたけど……。」

「割と広く作られているだろうが、
 米所ならカムヨリにニウノハラなど、東西にそれぞれあるぜ。
 ウォートフラックにはあまり無さそうだが、一面の田地って見たことあるか?」

目が覚めたクシュには、屈んで目線を合わせてにんまりとする。

「おっ、や〜っとお目覚めか〜。
 お前はフェルハトの事、どう思ってるんだろうな〜。まだ一緒に居たいって思ってるか?」

「風に属する者はあまり執着はしない……とは言うが、良い方角へと転ぶといいな。
 風の守護者メディルサーカスが、幸星を冠するならば。」


ブルーノの席 >>
「やあ、ナスルとも友人だったか。
 あの辺りのテーブルは賑やかだし、ゆっくり楽しんでくるといい。」

広い背と揺れる尾を見送り、亭主はカウンターへと戻る。


ヤドランカの席 >>
「へえ……トート村じゃあ、エンブリオと契約する習慣は一般的じゃないのか。
 メルンテーゼにしちゃ少し珍しいが、あえて頼らない土地ってのも良いな。」

畑の話には思わず肩を揺らしながら笑う。

「しかしそこまでとは、スクー村に随分通い詰めたって感じだな。私塾でもあったのかい?
 昔は村同士、仲悪かったっていう話は少し聞いてるんだが、
 トートの村長さんは頭の眩しい昔ながらの頑固親父って感じだし、こっぴどく叱られやしなかったかね。」

戦の話になれば表情をやや固くするが、
二人で協力していると聞くと、そうかと安堵した様子で姿勢を崩す。
「エンバーの兄さんは見た感じ、腕は立ちそうだったし、
 お前さんを背に残したまま死ぬなんてヘマはそう簡単にはしなさそうだよな。」


「確か村に立ち寄った縁でと、彼から聞いたが――
 トートの他の村人は、お前さんだけこっちに寄越したんじゃあないよな……まさか」

駆け落ち、と言って、すぐに首を振る。

「いやいや、それなら一揆に参加する必要性もねーよな。
 何か個人的な目的があって来たのかい?
 兄さんは古今東西の美味いものを求めて〜なんて言っていた気がするけど。」

額をつつかれるとうめいて眉をひそめるが、嫌がってはいないようだ。
「おいおい、アヒルの獣人がコンフィの話をしちゃいけねえぜ!
 ……お前さん、この一揆が終わったら料理屋でもやってみたらどうだい。
 あ、ちなみに俺の店の向かいは絶対ナシでな。お客を取られちまう!」

「コンフィにクミンヨーグルトをかけるんだよな?
 俺はやったこと無いんだが、他のメジャーなソースよりもアルメナーラが進むと思うぜ。
 ちくしょう、エンバーの兄さんはこの子を嫁に貰ったらいいのにな。」



アーシェの席 >>
「流石、分かっているな。
 出しておいて何だが、俺はまだ七柱の全てを試していないんだよ。
 姉さんの言う通り、知る者は皆、これは魔術より生まれた酒だと口にする。」

或いは瞳の色にも似たグラスの金色を同じように眺めながら、続く言葉を聞く。

「もう一波乱―― ベルフィの事か。
 とんだ闖入者が現れやがったものだが、事実であれば今のメルンテーゼの礎になった人物なんだろうな。
 となれば、一筋縄ではいかんだろうが……さて、悪魔の気まぐれがどう動くか。」

愉快そうに覗き込んでくる相手には、まさかと軽く笑って頭を振る。
「暗い穴じゃあ、酒の全てを楽しめないだろう?
 きっと良い目をしているだろうと思っていたさ。」


「けど何にしても、良すぎる目ってのは扱うのも労するだろうな。
 姉さんの場合は特殊ではあるだろうが、御してこそ完全って事だろうか。
 闇の中では力が溢れるって、ちょいと他人事みたいな言い方で悪いが、面白いな。瞳孔が開くからか?」

お薦めを聞かれると、少し真剣に唸ってから――小さく肩を竦めてみせる。

「こっちに任せるとまた何かに肖って、華やかなアップル・ブランデーとか出しちまうぜ。
 あとは私物だが”岩礁”がまだ少し、今はあるかな……
 リント・オークの樽で熟成させた格式のある一本を、まあ試しに少し。俺からの奢りで良いよ。」

ブランデーグラスにカルヴァドスを少し注いで、ストレートで差し出す。
手で少し温めれば、熟した果実の香りがグラスより立ち上がるだろう。


マシリーの席 >>
「まあな。職人は頑固者が多いし、温厚な奴ほどいざという時に手強いって事もあるさ。
 あそこのカミさんをゴレムみてえなんて言ったら俺がタックル食らってしまうよ!
 中身はフェアリーみたいに茶目っ気のあるご婦人なんだからよ。」

外見については否定はしない。

「一歩及ばずだったが、今回の勝負だけでなく、あいつには運も味方してると時々思うよ。
 お前さんは運も実力の内とするか、それとも運と実力を区別して考えるだろうか?
 日頃の研鑽が結果に繋がるってのは違いねえ話だけどな。」

視線を少し逸らした様子のマシリーには、眉を上げる。

「何か思い当たる事でもあるのかい?
 お前さんは俺から見ても、彼女にとっても、ヘクターとはいい意味で違うと思っているけどな。」



ヴェイナスの席 >>
「ウチの店に名産を食いたいってやってくる客は、大体が異世界人さ。……まりも?」


珍しい職務に思わず、目を点にして聞き返す。
「ありがとう。色々と言って貰えているが、安らぐと言われるのが一番の褒め言葉だよ。
 サンプルピア生まれの異世界育ちってのは珍しくないらしいが、博物館暮らしはやはり狭すぎたかね?」


と、カレーの手を休めた時に、「そういえば」とヴェイナスの顔を今一度見る。

「兄さん、新聞の戦果ランキングでも見た顔だけど……
 出したい結果ってのは戦で名を上げる事――ではないか。その財団の仕事で来てるんだもんな。」


未琴、董琉の席 >>
「ああ、そうして”今だからそう言える事”は多くあると思うぜ。
 未琴の旅に対する赤心あってのものだろうが、
 それに気付くのは一つの山頂に至ったって事でもあるんじゃないだろうか。」

歩いてきた道は一度高い所に登らんとよく見えんしな、と少し冗談めかして言い添える。

「そう言えるって事は、同じように未琴の中にも”董琉”が色濃く形取っているんだろうな。
 他の客人とも話して、ペースや表情も変えないから分かりづらいかもしれないが、
 俺にもいい影響を与えてくれたぞ、お前さん達は。」

美味しい酒をと語る未琴には、神蔵の雫が通ってるならと腰を当てて大笑してみせる。

「董琉は少し特殊なお役目だろうが、そりゃ楽ばかりじゃないよな。
 董琉も修行していて、勘弁してほしいって思うぐらい辛い事もあったのか?」
「面と向かい合うような神聖な場も大切よね。
 でもやっぱり、こうしてカウンターに並ぶように座って、
 同じ方向を向いているのが ”今の”二人にとって最良の形なのかしら。私には何だかそう見えるの。」

「二人とも初恋を経験したことが無いのは少し意外だったけれど、
 それならそれで、これからが少し楽しみね。
 人なら誰でもあるってわけじゃないけど、全く無いとも言いきれないもの。」

「……そういえば年齢は聞いてなかったかしら?
 二人共しっかりしていて、二十代に見えるのだけど、もっと若かったりするのかしらね…私はすっかりおばさんよ。
 カムヨリの巫女はいずれ、殿方と婚約する事になっているの?」



レイの席 >>
「ん、そういや話してなかったか?
 ウチにある地図に記されていた地名を上げたんだが、思い込みだったらすまないな……」

二人の様子に踏み込んではいけないと悟ったか、それ以上の言及を避ける。

「あとは俺が知っているハーピィの生息域は、ベイツベルク近辺の山脈ぐらいか。
 空輸の交易品を狙っているかは分からないが、賊に遭った話はウチでは聞かないな。
 ハーブの薫る風に戦意を損なわれているのかもしれん。」

カゲが一人呟く様には、頷きで追う。
「そもそもネクターが一体何から生まれたものなのかは、俺も気にかかっている。
 何もない所から生命の華が咲くものだろうか。
 ネクターがあればいいとは思うが、真に失うとすれば、それは源を奪い尽くしたのだと言えるかもしれん。」

「しかし、今はそうではない。差し当たってはベルフィと対峙しなければならないんだろうな。
 なんとしてでもってのは、いい覚悟だな。
 例えばの話だが、いま目の前にいる俺を殺せば手に入る幸せなら、為せるかもしれないんだろう。」

言葉はためらわず放たれ、嫌味の色は宿らない。


ヴァルの席 >>
「ワイワイと言いつつ、野次に対してはムキになって言い返すお前さんが浮かんだけどな〜。
 だろうと思ったよ!何にせよお前さんが居ると賑やかになるから、
 催しの尻馬に乗っかって周りに弄られるぐらいが丁度いいんじゃないか。」

きっぱり言い切る様に笑いながら、そうからかう。
「お前さんもちゃっかりしてやがるが、そりゃお疲れさんだったな。
 管を巻かれてって、仕事のぐちか何かか?
 ヴァルの場合は話聞くのがめんどくさいってよりは、俺の事は放っておいてくれってタイプには見えるが。」

「にしても、エクエスの子供は皆、そうなのか。
 傭兵が村の収入源とは言え、もう少しぐらい居てやっても良さそうなのにな。
 お前さんが人に対して割にさっぱりしてるのも、そうして育ったからなのもあるのかねえ。」





>>イコンの席

………

過去に思い当たる事があったのか、若者はイコンの問いかけに暫し、沈黙する。
亭主は近くで給仕をしていたが、振り向かなかった。
聞こえながら、そうしているのかもしれない。

口の堅さに、引き時ですか……
それが心から出来る人って、駆け引きが上手いんじゃなくて、
相手の事を想像して思いやれる人なんでしょうね。亭主がそうなれるかはさておき、ですけど。

真似るように口に手を当てて小さく笑う。

欠片も思ってない……だとしたらその嘘は、優しいのでしょうか。それとも残酷?

若者にとっては、イコンの言葉は探究に満ちていた。率直に問いかける。

恋人……ですか。それは――勝ち目の薄いライバルですね。

イコンの笑みに、此方もまたどこか寂し気な笑みを見せる。

でもやっぱり、ただの願望ですけれど、その人は救われていて欲しいです。
助けたことで、イコンさんが何かの救いになったのだと。

………

続く言葉を黙って聞き入る。

秘密が篝火となりながら、星の無い夜のような孤独が、きっと幾度もやってきたんですね……

もし私がイコンさんだったら、私もいつか人に明かすのが恐くなってしまいそうです。
誰かに秘密を渡したらその人が篝火になってしまうから、
どうか消えないでくれって、子供みたいに喚いて泣くかもしれない。
イコンさんはそんな、わんわん泣いたりとかはしなさそうですけれど……
でもそう思うと、確かに悪い事じゃないですよね。


>>ロウ

ふふ、もしエルさんが居なかったロウさんを想像してみたら、
ひょっとして私でも勝てたかなって思って。

実際はそれでも敵わなかったにしても、と言い添えながらそう返す。

ロウさんの強さはどこから来るのかなと思うと、
今は少なくとも、エルさんの顔がすぐに浮かぶんです。
私の思い違いだったら、少し恥ずかしいですけど。
エルさんは元の世界では安全だったけど、真には守られていなかったんですね。
遠ざけられていたのではないでしょうか……

私は本の中でしか見たことがないですけど、
真っ白って、きっと何もかもが眠ってる雪原みたいな所なんでしょう。
ロウさんが春告げ鳥になって、エルさんを草や土の匂いのする場所に連れてきたのかも。

誇らしげな顔には、若者も自然と笑顔になる。

ん?でも待ってください、今の話……。…………。

ちょちょちょっと、それって誘拐じゃないんですか?元の世界から追手がかかったりとかは

もががーっ

亭主が後ろから口を押さえている。

ウチは信頼してる客をお役人に突き出すような真似はせんが、
アシェラッドの言っていたような心配は無いのかい?
まあヤバそうな奴が店に来た時は、何聞かれたって口八丁でとぼけてやるけど。

ヘクター(71) からのメッセージ >>
>レーネへ

ヘクター >>
なるほど…。ではまた、祭事を行うことがあれば覗いてくれれば幸いだな。
最も、長居はしないだろうか。

>マシリーへ

ヘクター >>
…ああ、また!

坊やではなく名を呼ばれた事に嬉しそうな表情で、握手を交わした。
が、遠くから聞こえた野次には眉をぐっと顰め、

ヘクター >>
うるさいっ!外野は引っ込んでいろっ!

ややむきになって返した。

ヘクター >>
あとヴァルは覚えておくからな。

ちら、と傭兵の姿を睨むと視線を戻し、運ばれてきたジョッキを見るや
マシリーと亭主に礼を言って飲もうとする。
が、デリフィーンの話を耳にするとむせ込んだ。

ヘクター >>
……尽力はするつもりだが。どうなるかは分からん。
彼女の意思次第だろう…。
ヘクター >>
というか何故マシリーが知っているんだ?亭主?

本人が話すとは思えないとばかりに犯人を決め付けている。

>ナスルへ

ヘクター >>
そうだな…。ダーツは以前一度だけやったが弓のように、とはいかなかった。
またやるなら今度はうまく投げたいものだ。

シア(87) からのメッセージ >>
>亭主
シア >>
お言葉に甘えていっただきまーす。
1D10 = 10 ( 10 )


>ヴァル
シア >>
香水!
嵩張らなくて値段が高い、いいね!
シア >>
実際、商売できる単位の織物や工芸品ってなると、どうしても嵩張るじゃない。
四次元ポケットだって、無限じゃないわけだしー。
ヴァルさんは交易は好き?
ミカヅキ >>
一揆の間にも、見つかった食材があったろう?
島の中にはいろんな素材があって、特に食材も多く見つかったものさ。
実際に食べてるのは保存食が多かったしね。
ミカヅキ >>
効果も様々!
力がわく物、身軽になるもの、自分がもう一人出るようなものもあったとも。
ただし、正しく調理されたら、ね!

リリエッタ(300) からのメッセージ >>
(もぐもぐもぐ...)
 
んまい!
 
テーレッテレー♪

次はチョコ・・・苺も良いですね〜♪
う〜ん、迷います。
 
あ、それじゃあこのメロンのところ下さい!
 
と、グレンに催促する。


過去庭さんと戦いましたか・・・
グレンさん達を倒すとは流石ですね。
 
わたしは闘技では勝てましたが、本番ではどうなるかわかりません。
あの時は丁度グレンさん達との戦いもあった頃ですし。
それでも鋭い読みを見せてくる手腕でした。
 
それでもわたし、自信ありますけどね!
誰が相手でも勝って見せますよ!!
 
この天使、結構自信満々だ。

ベルフィちゃんにもちゃんとリベンジしましたしね!
 
(ぱくっ♪)
 
1D6 = 4 ( 4 )

>シアさん
(もぐもぐ...♪)
 
食べるのに夢中でつまみ食いには気づいていないよう。

スィナン(1132) からのメッセージ >>
スィナン >>
いやいや、この時勢だから売れる石ってのもあるんだぜ?
モノの価値ってのはそう変わるもんじゃねぇから、
金持ちなんかが換金目的で買ったりな

言いながら、腰の鞄から小さな竹筒をいくつか取り出す。
親指ほどの長さをしていて、節を利用した容れ物になっているようだ。
竹筒の中には綿が詰められていて、綿を広げてようやく裸石がお目見えする。

スィナン >>
加護ねぇ……
一昔前は、エンブリオの力を篭めた石、
なんてのもあったんだが、なぁ……

テーブルの上に無造作に裸石を並べながら、
ぼやくように呟く。

スィナン >>
加護っつーか、商売繁盛ならアクアマリンがオススメかな
ハッサレーだとラヴナオリティスの石っつって信仰がある
――十人委員会が揃いで持ってる指輪にはまってるのもこの石だ
通常の淡い水色から、深い青のウルトラマリンまで揃ってる
スィナン >>
他は……そうだなぁ、月石にスピネル、羅漢石、芭蕉石……
安値でなくて予約のついてねぇ石ってのは少ないんだよなぁ……
スィナン >>
加護ってのは少し違うかもしれねぇが、柘榴石なんてのもあるぜ
戦場に出る兵士が帰還を願って持つ石だ
スィナン >>
あとは……そうだなぁ、珍しいところだと、
小粒だがリンテントポーゼのリントエメラルドくらいかな
もっと安価な石なら幾らでもあるんだが、
この辺はどっかでアクセサリーにしてから売り捌くからダメだ


スィナン >>
なんだよあのにーさん、見かけによらず大食漢なのか
それじゃあ酒場に厄介になるのはいい場所を見つけたもんだなぁ
俺らも行商に出るときは、まずはその町の宿と仲良くなるからな
飯の心配をしなくていいってのはいいもんだ
スィナン >>
ん?ああ、まぁそうだな、考え方はそんなもんさ
あとは自分でコネを作れねぇ連中ってのもいるけどな
スィナン >>
そうそう、情報交換ってのは結構大事なんだ
どこで新しい鉱山が開いたとかも割りとな
幾ら良い石が出ても、3、4年で採れなくなる山もザラにある
商いごとは種別がなんであれ、情報が生命線の一つだな


スィナン >>
へぇ、負けてるだなんて意外だな
上には上が居るもんなのかねぇ
スィナン >>
あれでまた次の試合をするみてぇじゃねぇか
全くタフなもんだなぁ

グレン(1236) からのメッセージ >>

視線を自らの掌に定め

グレン >>
強さか……確かに圧倒的な力量差だったな。
あれは作戦や技術でどうにかなるものでもない。
グレン >>
エンブリオに力を注いだ量が違い過ぎだ。

亭主の言葉に少し考え込み、そして口を開く。

グレン >>
人斬りか…。
憎いとは思わんな、ただ邪魔な存在だと思っている。
それ以上でも、それ以下でもない。
グレン >>
オレにとって人斬りは須らく障害物という範疇に収まるものだ。
それは過去庭にしろ同様…。
人斬りとして相対した以上は、障害物Aという存在だ。
グレン >>
…この世界においてはエンブリオにパワーを注いだ量=力だ。
その根本たるパワーが、自分達より弱い羊のような冒険者を狩って得て来たモノである限り、奴らは競う相手とは思えん。
グレン >>
オレには羊の毛を刈り取った量を競うような趣味は無いからな。

エミリー(1260) からのメッセージ >>
エミリー >>
おじゃましまーす!!
威勢のいい声で、猫の耳に日本の尻尾、毛皮の手足をした少女が店のドアを開けて中を覗き込んできた…。
エミリー >>
あ、あの! うちの会社の広告がこちらのお店でされていたと伺ったのですが、間違いありませんか!?
エミリー >>
わー、うわーっ、とうとうこちらからの長らく続いたプロモーション活動にメルンテーゼの方も興味を持ってくださったのでしょうか!
私の広報力が実を結びましたね…! それにしても随分と金属素材や樹脂などの素材が少ない作りの建物ですね? メルンテーゼの建物は天然素材を贅沢に使用した建造物が多いから凄いです。
エミリー >>
………
ひとしきり言うだけ言って、少女はしばらく周りの空気も読まずまくしたてるように一人で喋っていることに気がついたのか、ポンと手を打つと少し恥ずかしそうに頭を掻いた。
エミリー >>
す、すみません突然、ここバーですもんね。いきなり来て席にも座らずこんな……
エミリー >>
と、とりあえず失礼します。私このような者なのですが、こちらのお店で弊社の所属する世界の話があったと伺ってお邪魔させていただきました……と、お仕事のお話はさておいて、ご飯とか食べられますか?
エミリー >>
麺類かパン、もしくは肉料理でお腹にたまるのがあればとても嬉しいのですけれども。
猫耳の少女、とりあえず客としてカウンターの空いている席に真ん中あたりで陣取って、可能ならオーダーを取ろうとしている。受け取って貰えるなら自社のホロプレート製の名刺をついでに差し出そうとするだろう。

オルガ(1495) の乾いた低い声。 >>
ヘクターに、惜しかったな、と笑って。
@@/2/熊は大物だな。エンブリオがいても未熟な使い手なら逆にとって食われる。
護りの森か……あたしらはほとんど行ったことがなくてね、
大昔に見た限りじゃあトラがいたかな。
ああいうのはエサがなくなった季節に人里へ来るのが怖いが……
トラ追いの魔除けなんかあったりするのかい?
私が昔行った分割世界じゃ、狼除けのお守りが冬中あちこちにぶら下がってたよ。

カミユに頷く。
微笑みに、口の端で笑って応えて。
そのうち機会があったら、パンペルデュをつくってやるよ。
つくるってほどのもんでもねえけど……
パンを卵と牛乳につけて食べるんだ。
庶民食だけどさ、あたしはいっとう好きだな。

行かないと、という言葉に、頷く。

あたしはもう少し飲んでるよ。
金は出しとくから、今度払っておくれ。
そういう約束があったほうが、
別れもさびしくない。
……

Salut、と小さくつぶやいて、グラスを掲げた。

ユキとミルとコロ(1519) からのメッセージ >>
コロ >>
チョコさぁぁぁん!!!
大皿の乗ったテーブルに駆け寄ってチョコを掴んだ。
1D10 = 3 ( 3 )

ミル >>
わ、凄い、色々ありますね!
キレイだなぁ…
葉の形をしたチョコを選んで手に取った。

ユキ >>
凄い…チョコレートでも、色々あるのね…
デーヴィドが作ったのかしら…? 1D10 = 6 ( 6 )


ミル >>
ふふふ…通信機ですけど、情報を記録するための機能です。
機械 >>
誰が『にゃーん』なんて言うかにゃーん!
コロ >>
ヌオォォォさすが長官ッ話が解かるゥゥ!!!
捕獲網とか持っていこうなッ!!
ユキ >>
そんなに……本当に、空に浮かぶ星が別の世界だったりするのかしら…
そうね…世界が同じでも違っても、人との関わりに違いは無いわ。
個人を一つの世界と考えるなら…私も沢山の世界を知ったわ。
ここに来てからは、特に…。

…! あなたから見ても、そう…?
私は、金属やこういうギミックには詳しくないから…
この腕がどれだけ凄い物なのか、解ってあげる事が出来ないけれど…
金属を扱うあなたにそう言って貰えると、なんだかとても…
嬉しい…ありがとう…


>ヴァルさん
取り上げられそうになった機械を慌てて背中に隠す。
ミル >>
だっ、大丈夫ですっ!
あんまり再生しないようにしますから!
コロ >>
やらないぞと言いつつやってくれるヴァルっちょは
噂のツンデレというやつですかに?
竜肉でしゅか!??
ミル >>
おお!…51ですか?
今までで一番良いですけど、竜肉は遠いですね…

マシリー(1588) が口を開くと、鋭い牙が見えた >>
ま、それが普通だって。やってた本人だってそう思ってたくれえだし……<呑み込めねえ話
でも、店によっちゃあ格闘技の試合を見世物の一つとして提供してるとこもあるよな。
血の気と一緒に、食欲増したりすンのかね?

ハハッ、オーライオーライ。一応本人の口から直接そう聞かないとアレだったんでね。
ともあれ、大船に乗ったつもりで任せとけ!猫が泣いて逃げ出すレベルで爪おっ立てやる所存さ!
旦那も新王の野郎に何か思う事あるなら、私の拳で一緒に伝えてやンぜ?

黒幕か……  自分の目で確かめるまでは自信持って言えねェけど
どうもキナ臭い噂やら何やらを耳にするのは確かだな。もっと判断材料欲しいとこだ。
引き下がる気ィ云々は――…… 今更言うまでもねえだろ?
肩を少しすくませた後、目配せする。

そうそう。ま、腕に関しちゃあ訓練でも及第点レベルで何とか補えなくはない、とは思う。
問題はやっぱ『勘』だな。腕以上に、磨くのサボるとあっちゅう間に鈍り錆び付いちまう。
なまくらになっちまったまま、急に実戦投入なんざ考えただけで恐ろしいねェ

おや、まさか旦那の方からンな提案が飛び出してくるとは。そっちがその気なら乗るに決まってンぜ!
今の話の中で大事なこたァ、『シーサーペントは美味えのか』ッつうとこだなっ!
生か、焼くのか、煮るのか、蒸すのか……  旦那のおすすめはあったりすんの?

最近この競技台が、もう自分の席みてえに思えて来たねェ
腕をぐるぐると回しながら、競技台に移動する。気合は相変わらずだ。
そして、それを維持して勝負に移る―― 【アームレスリング1回目: 1D10 = 6 ( 6 )

未琴(1769) からのメッセージ >>
グラスを手に取り、そのまま光にかざしてみる。

未琴 >>
これが亭主さんのおすすめね…綺麗な色だわ!
それに果実のいい香り。

そのままこくりと一口。
美味しい、といってまた香りを楽しむ。

未琴 >>
地酒とはまた違った美味しさがあるわね。
ふふ、少しずつ飲みましょ。

未琴 >>
私が印象的だったのは、こっちに来てから、森林へ寄った時かしら。
”歩行温泉”と遭遇して…私達女性グループだし、しばらく歩きっぱなしだったし。
未琴 >>
ついつい目の色輝かせて見ちゃったわよね。
『温泉だわ』って。

未琴 >>
確かに王のことは自分の目で見て知ることが一番なのよね。
契約はせずとも新しいエンブリオ達も見かけるし、未だに見るもの全て新しい感じよ。

董琉(1770) からのメッセージ >>
ほう、果実酒か……頂こう

グラスに注がれた酒を少し眺めた後
クッと喉に流し込んだ。

……っ!?
ケホッケホッ

咽た

す、済まない
思っていたより凄く甘いな
もっと渋みがある物かと思ったよ


そうだね、案内人がいればもっと先までいけるのだろうが
城と言うには広大すぎだね
地方といった方がしっくりくるよ

苦笑を返す。

まぁ、確かに直進だけした連中は
長い廊下をひたすら歩いて、と
少し旅には味気ない感じだろうね

印象的な場所、か
私は先見の塔かな
あれ程見事に樹と構造物が融和してるのはあまり見たことが無い

そうだな、元々の目的が王にあってみることだったしな
見るだけは見て見たいものだ
でもどういった感想を抱くかは……未琴に任せようかな

ヴァル(2200) からのメッセージ >>
ヴァル >>
お、なになに?へ〜、変わったチョコもあるな〜
ヴァル >>
一個もーらいっ!
1D10 = 4 ( 4 )


>亭主
ヴァル >>
お願いだから、そこについて触れるのはやめてあげてくださいっ!
ヴァル >>
ん?高い服じゃなくて、高い武器?
…………………………
ヴァル >>
とっても素晴らしい空間だと思います


>シア
ヴァル >>
おっと、悪いっ!シアだいじょう……
振り返った瞬間、猫耳が飛来する。
ヴァル >>
…………ぶかニャン?


>マシリー
ヴァル >>
そうねぇ。『傭兵として』の指導はちょっと気になるな
ヴァル >>
バザギと腕を間近で見れる機会なんてそうそう無いしな
ヴァル >>
へ〜、傭兵歴10ね……
ヴァル >>
え?10年?まじで?バザギってかなり若いころから傭兵やってるの?
ヴァル >>
あ、ちなみに俺は6年な。年は21!

ナスル(2398) からのメッセージ >>
 
>>大皿が置かれたテーブル
 ナスルは隅にあった通信機を利用していたようで、
 戻りがてらカウンターにやや多めの代金を並べていた。
 と、視界に入ったテーブルに大皿があったので思わず足早に近づいていく。

ナスル >>
あっ……! やった、やっぱり亭主殿は太っ腹だなあ。痩せてるけど。
お菓子交換会もやったけど、何故か貰ったのがパンだったんだよねえ。
お菓子がないならパンを食べるってちょっとひもじかったもの……。
ナスル >>
一つ頂くよ!

 ナスルは鼻先にかすめる芳香を堪能したのちに、手に取られていくチョコレートを眺めていた。
 特に好みこだわりがないようなのか、残っている菓子を貰うことにしたようだ。

(取得判定→ 1D10 = 4 ( 4 )

>>亭主
ナスル >>
うん、最近は料理の練習もしてるしね。
気づいたら想像と違うことしてた、ってのも面白い人生な気がするなあ。
上手くいけば、殊更。
ナスル >>
……大体は、心半ばを引きずったまま進んでいくんだろうね。
色々なことに納得が行かないままにさ。もっと上手くやれたはずだって。
誰しもがそういう強さを持てる訳じゃないからな……。

 こつん、といつの間にか空になったカップをナスルは小突く。

ナスル >>
私は……そうだな。あの地や家を放り出して、
望むならもっとこんな殺伐としてない、別の場所で人生を送りたいと願ってたよ。
家族とは色々あっても、よくはしてもらったけど……。
ナスル >>
家も継げるわけじゃなし、もう二度と会わない心算でも実はいたし。
ろくに挨拶もせずに逃げてきた……ってのは度々思ってた。
ただお祖父様に呼び戻されて、ここに来れたのだけど。
 
ナスル >>
……足枷に、なってる。そのとおりだ。
ただ、さっき……電話借りてさ、久々に身内の声を聞いたら、
やっぱり会わなきゃダメだなって思った。
ナスル >>
一揆が終わったら、色々片付けてこなきゃ。

 空になったカップの底を眺めたまま、ナスルはそう呟いた。

ナスル >>
灯火でも?

 ナスルは不思議そうに亭主の言葉に首を傾げた。

ナスル >>
……そっか。
大勢じゃなくても誰か一人でも、私の光、炎が助けになれたら……。
真に見ているとかすこし恥ずかしいな。逆に私がわかるのかな、そういうのって?
ナスル >>
私の望む、別の道――それはね、今さっき、

 そこでふとナスルは口元に指を立てる。
 

ナスル >>
見えたけど、内緒。

 と、いたずらっぽく笑った。

ナスル >>
やや、お美事。私じゃなかったら見逃してたね。
……なーんて。これも幸運のお導きって奴だね。

 ――さてナスルは、話していたシアーの元から戻ってくると、
 硬貨を一枚ひょいと指で弾きながら忍び笑いをこぼした。
 ……どうやら今度はヴァランタンの方へ向かうつもりのようだ。


ナスル >>
もう一枚あるのかな? どれ、そいつも探し当ててみせよう。
私の幸運はこの程度じゃないはずだよっ。
 
(硬貨探索判定→ 1D100 = 75 ( 75 )

>>アシェラッド
ナスル >>
むぐっ。

 急に呻いたナスルは、最後に出た柄のないストゥーラを見て眉間を顰めた。

ナスル >>
……もう、混ぜた筈じゃなかったのにやめてほしいなあ。
ごめんごめん、これは取り直し。
手がかり、手がかりか……。

 不吉だなあ、とナスルは外に並べたストゥーラを見て内心ボヤきながら、
 ほいと空白のストゥーラを投げ置いた。代わりのものを引くらしい。


(追加判定→ 1D12 = 9 ( 9 ) 1D2 = 1 ( 1 )

ナスル >>
ふうむ。“あそこにきれいなお嬢さんが!”
――とかヴァルに仕掛けてみるとか! ……単純すぎてダメか。

 アシェラッドにおだてられたナスルは、
 手を組んで指を鳴らして上機嫌の様子。


ナスル >>
……殴る蹴るなら任せてよ!
ナスル >>
とはいうけど、私も結構筋を読まれやすいから当てられるかな〜。
魔術の力も借りれば行けそうかな……?
ナスル >>
……そうか、本来の貴殿を見てくれる人……か。
ナスル >>
私も、そういう人に逢えるといいな。羨ましいね。
“浜辺で殴り合える真の友”……
とかそういう感じの人に逢えたらいいな〜私は。なんて。

 冗談とも本気とも取れる声色で理想を語るナスル。

>>シア
ナスル >>
……おや、香ばしくなってるけど……大丈夫?

 と極自然にシアーに近づいたナスルは、
 ひょいとシアーのポケットから店主の仕込んだ硬貨を拝借する。


ナスル >>
あ、これ、いつの間に入ってたんだろうね?
ちょっと亭主殿のものらしいから渡してくるよ。
 
>>エル
 エルに渡した猫のマスコットが弄られているのを見て、
 ナスルはきっと気に入ってくれたのだろうと勝手に思い込んで満足気に見つめている。


ナスル >>
……あ、り、が、とう?

 多分、礼を述べているのだろうか。そう考えたナスルは、わずかにはにかんだ。
 ――だがどうだろう、上手くいかないというようなエルの様子に、
 すぐさま不安の色がナスルの表情をよぎる。


ナスル >>
……あ、ごめん、もしかして何かダメだったかな――

 俯いたエルの指先に目を留め、それとも具合が悪くなったかとナスルは目尻を下げた。
 不意に振り切るように上げられたエルの表情――視線がぶつかる。


ナスル >>
……!

 沈黙の空気を破る、精一杯の声。
 ナスルはにわかに刮目すると、ひだまりのように笑顔で表情を満たした。


ナスル >>
どう、いたしまして!
ナスル >>
……さあ、亭主殿が待っているんじゃないかな。
付き合ってくれてありがとうね。貴殿に良き星の導きを。

 名残惜しくはあるが、
 彼女もこの店の手伝いとあればあまり長くは拘束できまいとナスルは促す。
 満ち足りたエルの顔を見れば、この先きっと良いことがあるだろうとナスルの心も充足していた。

 
>>ブルーノ
  よく見知った亜人の――見上げるほどに長身の大男が、
 こちらに近づいてきたのにナスルはぱちんと手を合わせた。


ナスル >>
やっ、よかった! 気づいてくれなかったらどうしようかと!
貴殿もこの店に来てたんだね。どう? すごくいい店でしょ?

 さも自分の店だと言わんばかりに自慢気なナスルは、
 手元にあるケチャップライスを突きながらおおらかに笑った。
 ブルーノへ、近くの席に座るよう示したようだ。


>>闇
 ナスルはふっと首をひねり、背後に目を転じる。
 数々の匂いに混じり、嗅ぎ慣れた紫煙の匂いに鼻を鳴らして。
 弾かれたように確かな方向へ顔を動かす。


ナスル >>
……。
ナスル >>
あれっ、闇殿も! おーい!

 気づくかどうかはともかくとして、
 また勢い良くナスルは闇に向かって腕を降っていた。


>>アーシェ
 アーシェに見目のことを言及されたナスルは、軽く後頭部を掻いて苦笑いを一つ。
 続けて『おばあちゃん』なる単語が彼女の口から飛び出したことにやや驚いていた様子。
 とてもわかりやすく表情が二転三転としている。


ナスル >>
見かけに寄らずって……あはは。
普段はもう少し口を閉じている……と思いたいけど、最近はすっかりだなあ。
ナスル >>
でもたとえ歳を経ても、
変わらない美しさってものはあると思うよ私は。
口説きたくなるって年齢に左右されるものだけじゃないんだから。

 ――と、よく回る舌でアーシェの遠慮に答えていた。
 
>>マシリー
ナスル >>
……陳腐になるということか。助言ありがとう。
私はどうも出来る限り尽くすことが重要じゃないかって思っててね。
何もしないよりは、精一杯に。薄いコーヒーも砂糖を足せば何とか飲めるかも。

 貧乏舌が喜びそうだな、と皮肉めいてナスルは肩を竦める。
 

ナスル >>
僥倖じゃないか、お相手が出来るなら何より。
その自信も眩しいぐらいに羨ましいよ!
ナスル >>
ありがたいね、全力で頼むよ――

 速やかに競走台へ足を運び、マシリーと手を組んだナスルは、
 自らの放熱によってたおやかに髪が持ち上がる。


(アームレスリング判定→ 1D10 = 1 ( 1 )

>>ヴァル

 何やらそそくさとヴァランタンに平行して走ろうと近づくナスル。
 その目つきは獲物を追いかける獣のそれであったが、
 どうもヴァランタンを目標としているには視点が合っていないことに気づくだろう。


ナスル >>
……というか、こんな走ってると硬貨落としてるんじゃないか……。
それ以前に怪しいかな……。



参加キャラクター : 91名

ENo.204 アシェラッド=ウィアド・ケーナズisana
ENo.8 天津国 九郎あんあんあんあー
ENo.17 ミラルカ・アスペディア砂糖細工
ENo.26 メメント=M=ブラックウォーターJAKE
ENo.44 グリゴリ・ドミトリエヴィチ・ラージンパクチ
ENo.50 レーネフィア・ディ・ステラ空木
ENo.59 マリーエル=カーライルよっし
ENo.71 ヘクター・ブレイズバースmirry1p
ENo.87 シアー・スティッグcynclare
ENo.94 ローラス&ビブリオバベル折口
ENo.108 アレジッタみなたに
ENo.133 大鍋の魔女浅井
ENo.149 デュヘイル=エルフェリムラグ
ENo.157 万 橙夜なおやん
ENo.185 偽えーや
ENo.186 シセ=フライハイトきあさゆうひ
ENo.215 レグルス=レグルス
ENo.224 フィラデルフィア・シャントリエリ水面
ENo.300 リリエッタ古賀原
ENo.301 リリーベル・ウリムガウchiz
ENo.313 人形と少女はっぴーふぁーむ
ENo.314 ユベール東風
ENo.324 アトラ巫女瓜
ENo.333 カミユ・ナダとぴ
ENo.384 エステル・オーロラオーラエルミィーネ
ENo.385 アサミ・キルマ榾このえ
ENo.400 ヴィオラけ〜け
ENo.403 ロロム=リムレットぺんぺんみさ
ENo.406 ハール・ミイtyta
ENo.414 YTB02-NM『MKoRobo』おとうふ屋
ENo.428 クリスタル・カレランMate
ENo.463 エリュテイア・ロートレックくろあ
ENo.475 卯の花腐しイオ
ENo.494 北里八鷹斬進
ENo.496 ヴェリンダ・エーベルヴァイン
ENo.521 シャーベット・アズライトK
ENo.550 フェルハト=クトラ太秦
ENo.612 アールruca
ENo.668 イコンsen_wired
ENo.670 ヴィルヘルム・タウトロッフェン
ENo.684 オーレリウス・ゴイーシャリョウ
ENo.732 稲葉 舞兎コウヅキ
ENo.805 LM-TPZ0586.A.W七鳩
ENo.832 白紡女stk
ENo.854 エンバーはとまめ
ENo.914 ブルーノ・T田ジャック
ENo.1016 東雲水音きく
ENo.1021 ディエゴ・アルリエタ砂漠
ENo.1030 迷い森の灯やすお
ENo.1100 闇総元帥兼皇帝
ENo.1112 アレクサンドライト・シルヴェスタ
ENo.1126 作品名「七つの足と三つの顎を持った羽化」平澤
ENo.1132 スィナンisago
ENo.1133 アデルことらって
ENo.1184 レミエル
ENo.1195 ミハウ・クワイアトコウスキけい
ENo.1204 ヤドランカ・プピンうにこ。
ENo.1219 放浪のウィトサーレすちょ
ENo.1223 シルヴァ・セナ・フィール竜樹
ENo.1236 グレイナード・F・ノイエンKTN
ENo.1245 カタリナ=オルカグランデpasco
ENo.1251 クッキー&AG・ジャガークラウンハート
ENo.1260 エミリー・ディグリース雨宮
ENo.1283 "漂流者" アーシェアーシェPL
ENo.1300 アンジェリカ・エスカリオーネ番傘
ENo.1322 ケ・チェスポレカirori-roro
ENo.1381 デリフィーン・ジヴィーテネズ
ENo.1395 Daniel=Andersenたけ
ENo.1398 アロウド・“ストーンイーター”マカリヘル九弦
ENo.1466 リードIan
ENo.1495 オルガ・オルガノールKRNG
ENo.1496 ヤール十戸
ENo.1498 エル・フィガロ水杜
ENo.1519 ユキナ・トマルクトゥスうり
ENo.1553 リオナ=シャイニーレインこあとる。
ENo.1567 リュコふみよし
ENo.1588 マシリー・ラブォークOJO
ENo.1681 ヴェイナス漁夫財団員β
ENo.1769 神乃 未琴ユカリ
ENo.1770 宮森 董琉
ENo.1824 妖人形Yaturcrows
ENo.1840 ネイベール・フェリンアルテミス.W.F
ENo.2048 クロム・トラバルト楠木なっく
ENo.2060 レイ=クウォート斗神
ENo.2200 ヴァランタン・バルデュワン高里
ENo.2324 シェーングラス=リンテ
ENo.2395 リラヴェル・カマックプースカ
ENo.2398 ナスル=アイン単一
ENo.2487 ミケーレ・オリーツィオ三毛
ENo.2549 モノリス・モノアイズつっきー
ENo.3013 ラピスラズリジャム