・・・、、。はぁ

「」

「……、……」

「うー……。な、何で僕はあんなことを……」

「……で、どでした。
何か面白い情報でも掴めましたかね」

目的、か。

……探し物をしている、ってところかな。
ただ、これはもうあまり期待していないけれど。

……ああ……１人しかおらぬよ、魔王様に従う魔族は、この世界には……いや、どの世界にも、『今』は。

そしてこの国に魔王の噂が無いのも当然……妾の主である魔王様は、別世界の存在じゃからの。

妾が生きていた元の世界で、魔王様は勇者と引き分け、存在を消された。

もはや、その世界での復活は叶わぬ、故に……

妾が『この世界』で魔王様を復活させる。それが妾の目的じゃよ。

少々喋りすぎたかの？ああ、後……『皆殺しにした後に国を再建できるほどの力』程度なら、魔王様は持っておる。

察してくれると思ったんだけどね。

あの子、最近自分を見失い始めてる気がするの。
……というよりは、目的を見失いつつある。この一揆に参加している目的を。
そのうち、バランスを崩して倒れてしまうかもしれないの。
…………あの子の、支えになってくれないかしら？戦力を示す、それだけでいいから。

だめなら、あなたのとこのキョンシーを借りようと思うのだけど。

さて、気合を入れるか

冷えてきたわね

寒いと身体が動かん

……これも運命か、来い

（すやぁ・・・