▼設定
名前：怪傑X（Xはペナと読む）
本名：サイネル
種族：人間　性別：男性　年齢：25歳
身長：181cm　体重：78kg

黒い仮面で顔を隠した謎の男。弱者に味方し、悪人・圧制者を挫く。
ある者はこう言った。「彼の者は殺戮を楽しんでいる」
またある者は言った。「彼の者は救世主である」
ただ一つ確かなのは、彼が仕留めたモノの傍に必ず歪に刻まれた十字が存在すること。

この事から彼を、人々は罰と…『X』と呼んだ。


一揆が開催された以後、目撃情報は減っている模様。
現在は一揆への参加及び呼び出されたモノ達への対応に回っていると予想される。




現在の中身はサイネルという名の男を模倣して作られた人造人間の14番目。
本人はその事実に気付いておらず、普段はXの面を隠しながら過ごしている。
浅黒い肌に引き締まった体、ボサボサの黒髪を持つ。

臆病で嘘つきで不器用で、そして強がり。自分の弱みを見せたがらず、上っ面はぶっきらぼう。
生まれながら人の苦しみや破滅に悦を見出していたと主張するが、時折小さな優しさを見せる事がある。しかしそれを本人は頑なに認めようとしない。
権力を振り撒くものを嫌う。
欲深き圧政者と心底腐った外道の殲滅を目的とする。

▽X-13
アト・ホテップに使い捨てられた後、奇跡的に息を吹き返す。
死んだと思われた13番目…X-13は生きていたのだ。
現在はタンポポ荘老け込んでいたり、たまに調査に出かけたりしている。

・能力など
普通にしている分には人間と変わらない。
しかし心臓に強い生命力を送った時、肉体は変質する。
体中が混沌の黒に染まり、同時に非物質で構成されたもう一つの心臓…生命の炉心が作り出される。
炉心からはほぼ無尽蔵に生命力が生み出され、その量は一生物の許容量を越えている。
長時間この状態でいたら最後…肉体は崩れ、抑えのなくなった生命の迸流は全てを破壊する。
クライカリオス（Eno.1058）に噛まれた際、そのエネルギーを引き出す回路が発現した。

▼オリジン
名も無き部族の生き残りで、狩りの腕は村一番。奴隷として攫われた部族の女が貴族と交わり、孕んだ子。女は集落へ逃げ帰ってきた後にサイネルを出産。直後に衰弱死した。

サイネルは暴れん坊で、仲間との衝突が多かった。
仲間はサイネルを穢れた血の忌み子と蔑み、サイネルもまた孤独に荒み、より”忌み子らしく”振舞うようになっていった。
孤立の日々であった。

ある日、自分の狩場に迷い込んだ少女……―――と出会う。
その出会いをきっかけにサイネルの心は次第に溶かされていく。

その最中の事である。
民族のいる土地には■■■が存在していた為に、それを狙った者共に村を滅ぼされる。
生き残ったのはサイネルただ一人であった。


蹂躙された村の中、二人は約束を交わす。
互いの心に気付かぬままに。

死ぬゆく少女は約束へ祈りを捧げた。

青年は約束に誓いを刻んだ。




▼持ち物
▽X-14…当代怪傑Xの所持品
・弓　…　銘：無銘
只の弓。

・約束の指輪
部族の少女の約束とサイネルの誓いを込めた、金色の指輪。
元は少女の家の家宝だったが、集落が燃やされた際に指輪に想いを込めた。
二人の心はすれ違っており…？

・誕界種の骨刃
誕界種と呼ばれた猛獣の骨を用いて作られた刃のもう一振り。

・混沌の仮面
集落を滅ぼされた後にサイネルが匿われた村に飾られていた仮面。
その村も焼かれ、サイネルの怒りに呼応して契約に至る。
製造過程にて姿のない何かが取り憑いており、自我を持つ。
サイネルはこれを”アト”と呼んでいる。
サイネルを怒らせるたびに硬いもので擦られる。
性質は純粋無垢、運命は虚偽。
あらゆるモノを模倣することができる。
模倣しても再現しきれない能力は、肉体部のリミッターを外すことで再現する。
模倣する力が強ければ強いほど相応の生命力が必要となる。

その正体は”夢の混沌 アト・ホテップ”。
望まれる度に形を変える不定形の混沌。
最初のサイネルの望みを叶える為に、サイネルのコピーを用いて活動している。

サイネルを混沌化させる事が可能。（プロフ絵下半分）
混沌化したサイネルはアト・ホテップの合意が無ければ制御不可。
主にサイネルの処分や証拠隠滅、栄養補給に使われる形態。

・旅人の服
何の変哲もないが、仮面を被ると黒く染まって形状さえ変えてしまう。
変化後は黒を基調とした服にマント姿で、特にマントは変幻自在に変化させられる。


▽X-13…先代怪傑Xの所持品
・弓　…　銘：無銘
只の弓。

・誕界種の骨刃
誕界種と呼ばれた猛獣の骨を用いて作られた刃。
普段は短剣サイズだが、簡易的な儀式を行うことにより太刀に似た形状に変化する。
長年使い続けてきたので性能は落ちている。専門的な処置を行えば力を取り戻せるだろう。

・ヴィンクーラ
ネクターの絞り粕で編まれた長い布。現在は右腕に巻いている。
非物質的なエネルギーを極端に通し、外に逃がしてしまう性質を持つ。
人に巻きつければ、その力を逃がす事により封殺する事ができる。

・パティエンティア
黒いのっぺらぼうの仮面。
強く念じれば、その手に現れる。


▽???????
・聖弓　…　銘：セレファイス
夢の国の都市の名を冠する聖弓。
弓は朽ちず、放たれる矢は閃光の如し。
弓に認められたものしか扱えないと云われている。
かつて村で過ごしていた頃、サイネルは扱えていた。
昔は呼べば来たが、何故か今は来ない。


※以下ＰＬより

メッセ大歓迎です。
絡む際は謎の男『怪傑X』としてだったり、または正体を隠して日々を送る青年『サイネル』だったり、以前会ったサイネルとはまた『別のサイネル』だったり、非常に特殊な状況ではアトが出張ったりします。
更に正体不明のサブキャラまで出てきますので注意。
ややこしい物ですが、どうぞよろしくお願いします。

プロフ絵の上半分はVanillaさんに、アイコン9はせいさんに、アイコン10はてむてぃさんに、エンブリオアイコンは鴉瓜さんに描いていただきました。
ありがとうございます。

キャラクターのご利用に関しましては、キャラを深く掘り下げるような展開の場合であればご連絡ください。
ちょい役での登場ならいつでもOKです。








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「己を偽り、その身を闘争へ投げ打つ者よ。
「たとえ修羅の道を往こうとも、
「憎悪と悔恨の矛先は、全ての”悪”へ…
「そして自身にさえ向けられる。

「すれ違った想いが、終わりを始める。
「奏でられるは滅びの賛歌。
「それは、小さき異端の悲鳴じみた産声。
「それは、地獄めいたフルートの音色。

「未だ眠れる白痴の魔王よ、醜く小さな世界を廻せ。
「夢より覚めよ、孤独なる混沌。一色に染まる全てを濁せ。

「これは可能性を示す物語。足掻きは運命を狂わせる。
「そして無数の物語はせめぎ合い、交わってゆく。
「さぁ諸君、私と共に物語を紡ごうではないか」؀꒘