そうね。私の世界だと子供の竜でさえ高ランクの冒険者でも苦労する存在だから。そんな冒険者ぐらいしか何度も会わないわね

とりあえずお嬢様は宝物庫として使ってるけど……物置部屋という解釈で大丈夫よ。多分だけど……

私達みたいに人、と一概に言っても多種多様だからね。珍しい人だっているわよ。人族で友好だけど蛮族信仰っていう珍しい人だって知ってるからね。あの人はギブアンドテイクな付き合いだとした割り切った付き合いでやってるわ

お嬢様は退屈を嫌うから。教えることでそれがなくなる。送考えるとこうやって教えを請うこともお嬢様のためになると思ってるわ。だから気にしなくていいわよ。

そういうものよ。騙されてるのなら諭すにしても１度落ち着かせる必要もあるからね。盲信というのは恐ろしいし

病気に関しては……薬師とかを知ってるから多分大丈夫かしらね。人とエンブリオだとちょっと違うから騎獣扱ってるところ探さないとダメかもしれないけど

誰でも初めてや慣れていなければそんなものですわよ。

皮むき・・・そうですわね。コツとしては刃物は動かさず野菜や果物をくるくると動かしていけば綺麗にいけるわ。

ええ、作り放題よ。途轍もなく大きな雪だるまも作れたりしちゃうくらいにね

えーと……ブラッディメアリー…とかいう名前だったような…。
流石に材料までは覚えていませんが、お店で見かけたりもしたので結構有名なのかも…
本を探してみると載ってたりするかな？

絆は血縁のそれと劣らないとは良く言うものですよ？
信頼しているからこそ、そうゆう頼み事を任されるのかもしれませんし。

私もそれらには出会いましたが…私達と同じ一揆に参加している方達なのではないかと思うのですけども。
対峙する相手はどうにも戦いを好む方か多いような…。

変な雑草…覚えがあるんだよなぁ…。

うーん、そうですか…。
そうなると調べるのは難しいですね…何か手掛かりとかがあればいいのですけども…。

ああ、秘密な。了解だ。
んなこと言いふらしても面白くも何ともねぇしな…普通に茶を飲んでる方がマシだ

以前の話的に、もっと苛酷な環境をイメージしてたんだが…なんか全然違うみたいだな。
…それとも、俺が何か勘違いしてただけか？
…ま、所詮はどうでもいい話か

俺の場合、あくまで最低限の護衛をする付人でしかねーからな。
あんま表立って契約してしゃしゃり出るわけにもいかねーのよ。
それこそ何しに来たのか分からなくなる…。
つっても、手っ取り早く強くなれるならエンブリオの力を借りるのも一興ではあるんだがな。
…この世界でしか通用しねぇ力なんだろ？どうせ

まぁ行く世界を決める方法なんざ俺も分かんねーよ。
詳しそうな奴にでも訊いてくれや

お姉さま達が異世界人で？姉が異世界にいる？？
…なんかよく分かんねーけど、異世界に行く目的は色々あるってことかね。
ま、ただの興味本位だけで行くよりはよっぽどいいんじゃねーの。
そういう目的で行く場合、環境が好みじゃなけりゃすぐ挫折しそうなもんだしな

強制契約ならばエンブリオ側の方が力が強いんでしょうね。
その契約を強いているエンブリオの方が王を操って…なんていうのは、
考えすぎですかね…。

とある酒場で聞いたといいますか、聞かれたといいますか…

『仮にパラダイスが人ではない者達を守ると言ったら、
　あんた達は王政に付くか？』と。

こういう考え方をしている方も居るみたいですね…。

ああ、私の集落にはヒトは近づけないから、
そういう場面を見ることもなかったんですかね…。
近くにあった草原のネクターが根こそぎなくなっているのは、見ましたけど。
一面に咲き乱れる紅い花は、本当に綺麗でしたね。

………大丈夫、大丈夫ですよ。

……

おーいたいたー！

わ、いっぱいいる？

……お、おっきい。

皆さん無茶はしないでくださいね

貴様らがそういう目で私を見るだろうことは既に予想済みだ。いつまでも捕食者側のつもりでいやがって、せいぜい美味しい鍋の夢でも見ているが良い。

今日のノルマ、達成しないと。

今日のノルマ、達成しないと。

今日のノルマ、達成しないと。

――おつかれさまです

終わったー。
自分にご褒美でワッフル買っていいよね？

……だめ。
無駄遣いよくない

……こ、怖かった。

これで一段落、ですわね

行きます　よ

なんとかなりましたわ

これは……

なんだろ？
ハチミツ？ハチの巣？

使える……かな？

あらあらこんなものが