おにくたべたああああああい！

こんなところで何を研究してるんだろ？ゾンビとかここで作られたのかな？

ちょっと、失敗しちゃって……
シュウスケに無茶しないよう言ったのに、私のほうがやらかしちゃった

揚羽ちゃんってば、いつも私に黙って単独行動するんだもん
命に別状はないから良かったんだけど、こうやって動けるようになったのも最近なんだよ

そうそう、一応元気だからね、元気元気
怪我も……まぁそのうち治るしね

ま、ウチの周りは殆どニンゲンだったよ。
たまーーーに珍しい種族にも会ったりするけれど。
一揆が始まってから妙に増えた気もするね。何かあったのかもしれない。

そういえば、アンタはこんな私でも、気兼ねなく話してくれるんだねぇ

ああそうだ。
お前も俺よかよっぽど修羅場くぐってきてるから
無意識だろうが意識的だろうが経験は積み重なってると思う。
その経験を意識して、体の造り、力や重心の移動を知識で意識し運用する。

文武両道ってのは勉強も運動もできることを言いがちだが、
他にも技術を生かすために知識を得て、知識を生かすために経験を積む。
そういう実践と座学の関連を差した言葉でもあんだ。

お前を活かせるのはお前自身だ。
んで、お前と友達や仲間をローバルから守って生かすのもお前自身だ。
オメエが真剣にやってるところに力ひけらかしてるバカタレなんざ
サンドバッグにしたってかまやしねえ。俺が許す。
とことん知識と経験混ぜ合わせるためのたたき台にして来い。

リベルフィアート、てのがフィリー達の世界の名前なのか。
てか、大妖精の姉ちゃんあんだけ色々造ってるのに肝心の薬とか造ってないとかだと泣くぞ俺ぁ

まあワシの場合だと鉱山の中におれば
地脈の作用でだいぶ無茶できるからのう。
得意な場におれば病気せんどころか力が沸くのはあるよ。
フィリーちゃんの場合、風の妖精であればそこかしこに吹いておるから
そういう得意な場が広くて苦手なところ、
あんま長いことおると弱りそうな場所に行った試しが少ないかもしれんな。

病気にまつわる子はいない、か。
なんつうか、おとぎ話にある楽園てのはそういうのを防ぐ物があるから
楽園だと思ってたが、もしかすっと住んでる側もだいぶタフ、てのもあるのか？

そういえば、例の親玉も妖精の娘さんを連れておるんじゃろうが
その子こそ大丈夫なんかの……。無茶されとるなら弱っとるかもしれん。

……だな。薬がいらなさそうなのは分かったが、ゆっくり休める場所ぐらいはこしらえておきてえな。

花火は爺さんがメインだ。なんせ二人の力云々は俺の専門外だからな。
余所で頼まれた打ち上げ花火作る時の余った材料でこしらえたんだ、
遠慮するこたねえよ。
もう夏も終わるがこういうのやって気分転換ぐらいはお前もしとかねえとな。

はお〜♪　シュウスケちゃん〜♪　フィリーちゃん〜♪

こんにちはー！

やっほー、約束通りかくれんぼとかしにきたよ！

…ぺこり…（黙って挨拶）

鬼とかどうしようか、ジャンケンとかで決めちゃう？

…まかせる…

また会えて嬉しいぞ、今日はどのような話をしようか

シュウスケ、またあったな

お前の話は色々と聞いてみたいものだ、僕の見たことのないお宝の話がたくさん聞けるかもしれないしな

そうだ、さっそくで悪いのだが、ローバルは今どうなっている？
もっと奴らと戦ってみたりして、情報もほしいところだが…

ローバルか…来て早々重々しい話になるのは申し訳ないが、ボクも奴らの存在は気になるし、放っておけないと思っている

そういう事だ。私も直に見たことはないが、幹部クラスとなると数百もの目を持つ者まで存在するとされている。

…実際、屍人形が城内を闊歩しているのが現状だからな。アレが「実験結果」なのかもしれん。

…貴公は、この世界の出身では無いようだな。…何故、この世界の人間の生活を気に掛ける？

どーーーーーーーーん！！

さすがうーちゃん、陽動させたらピカ一ね

おでこだけに！？（ピカッ）

…このいちいちウザいのがたまにキズだけど…

さらっと毒吐いたでござるな、くす殿…

さあ、いこう、皆！

ふふふ…助太刀しますよ！

うん、いくよーっ！

よーし！がんばるぞ！

『軽く捻ってやるのだ！』

よし…行くぞ！

さー、妖精さんたちのすみか目指してゴーよ♪

わたしの手を煩わせないでよ？

……こういう手合いは好きになれんな……

影を・・・・・よこせ・・・・・・・・