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轟、と一際大きく魔力が賊へと集まる

――――いや、”吸い上げられていく”。

周囲の魔力を奪い取るように気味の悪い青々とした魔力が集まっていく。

一足。
魔力が斧へと。

二足。
滑るように刃先へ。　振りかぶる。　体を捻る。

三足。
撃ち落とすように足を下ろす。

斬撃が魔力を伴って　”飛ぶ”　。
一迅の風とともにザリザリと耳に悪い怪音を立てて飛来する一撃の後方には八つの追撃する斬撃が並走する。

都合九つの連撃が真正面から面を打つように繰り出される！！


躱すか、迎撃するか。
はたまた、砂塵を巻き上げるその脅威を逆手に身を隠すか……。

Battle！！！

パワーチャージ・ナイトフォール・ナインクライシス
First 1D200 = 86 ( 86 )
Second〜Ninth 9D50 = 258 ( 22 49 24 36 44 29 11 8 35 )


Dodge！ 1D100 = 54 ( 54 ) /100
Counter！ 1D100 = 59 ( 59 ) /100
ESCAPE！ 1D100 = 43 ( 43 ) /100

あくやくな笑み

空手に心得があるとはいえ素人。しかし死線をくぐってきた男が肩を鳴らしてみせる。

―◇―

そうして話してるうちに、イロコイはますますシュウスケに興味を持っていくのであった。

シュタルはしゃがみこんで、片手を地面につけて座り込む。
それを見つめていると、じわじわとだがシュタルの姿が消えていく。
いや、半透明に見える…？
シュタルの身体に砂鉄が集まり、それが保護色を作って姿が消えるように見えるのだ。
目を離していたら簡単には発見できないだろう。

かくれんぼで使われたら厄介すぎるのはわかったと思う。

　こいつ何も考えてないなってのがよく分かります。

　歴史とか一切興味なさそうな顔してますが、なんだかちょっぴり凹みます。
ちょっとくらい知っておいた方が良いのかしら？

　ただでさえ危なっかしい足元が強風注意で危険度アップ！
ちょっとだけ手でスカートを押さえるようにそう言いました。

ハクトの身体が霧の様に消え、シュウスケの目の前に現れる

手に持っている剣を高々と振り上げた

剣を持つ手が、カタカタと震えだす

その声色は今にも泣き出しそうな様にも聞こえる

震える手のまま、剣を両手に持ち直し、シュウスケへと剣を、振り下ろした

うーちゃんが放電現象を発生させ、落雷のような轟音（と可愛らしいシャウト）が響く。
それに驚いたかのように、わらわらといくつかの影が飛び出してきた！

フェアリードライバーのバックル部分を展開すると、電子音と共に穏やかな光を放ち始めた。

妖精の魔力で宝玉を作製し、バックル部分にセットする。
シュウスケの全身に強化骨格が瞬時に転送され、戦闘準備が完了した！

ふとオリビンの右目　眼帯の下がぼんやりと緑に輝くと
何もない中空　オリビンの眼前に掌大の輝石が浮かび上がる。

その名をそれを跳躍と共にカタナで叩き斬ると、砕けた欠片が粒子にほどけていき
渦を巻いて徐々に形を成していく。
淡い緑の光の中からお腹に子供を宿した聖母にも見える天使が現れた。