「…俺もお前の父ちゃん同様、約束は守るさ。俺が言った事は撤回しねぇよ。
…そして嬢ちゃんももう平気、だよな？時間はたっぷりあるんだ、じっくり周りと付き合っていこうぜ」

｡o(…しかし参ったな、ここまで懐かれるとは…
　　俺とは棲む"世界"が違うってのもあるし、この仕事が終わった後はどうする…？
　　コイツにゃまだまだ時間があるが、"俺とコイツ"の時間はそう長くはない…
　　あまり依存させすぎんのは拙いだろうな…コイツの為にもよく考えておかねぇと)

「嘘付かれた事ぐらい何度もあるぜ？そりゃ嬢ちゃんの何倍も長く生きてっからな。
…嘘なんつう生温い表現じゃなしに、裏切られて命の危険に晒された事だって何度もある。
まぁ、だからこそ本当の万が一ってのは考慮しておかねぇとならねぇんだが…
余程の環境でなけりゃ普段からそんな腹の探り合いをするような事にはならねぇよ。
…馬鹿正直にしてりゃ損する事だってあるが、その見返りは必ず来るもんだ。人生そんなもんだぞ？」

「自分が好きだと思ってるヤツと一緒にいるのは楽しいだろ？それでいいんだ。
そりゃ時々衝突したり、嘘付かれたり…ってのはあるかもしれねぇが…
そういうヤツと付き合ってて悲しい事の方が多い、なんてのは滅多に無ぇだろうしな」

「だが…そんな事があったのか、そりゃあ大変だったな。
…何か嬢ちゃんに、自分が気付かない所で原因があった…かどうかは…
もう、過ぎた事だしいいか。今付き合ってるヤツらからはそんな事されてねぇよな？」

「そうかい。じゃあライリーにもそういうカッコしねぇように
嬢ちゃんから言っといてくれや。もっとその可愛い姿に似合うように
めかしこんだ方がいいぜ、ってな。そんで俺にもう一度お披露目してくれ」