女神の園。
敵は多かったけど、そこでの戦闘は問題なく終わって。
ブリギットと契約したりして。
それから。
ヒエンとミニドラは無事にランタンを発見したらしく、楽しそうに戻ってきた。
これで、ランタンに再挑戦するための準備が整った。

……その作戦会議中に、重大な事件が発生したんだ。
いつものように急に、その場に現れたマスターが、一言。

って。
マスターが、あのマスターが頭を下げて謝ったんだよ。
何かがおかしいって思ったんだけど。
そう思ったのは僕だけじゃなかったみたいで。

……いや、うん。酷いこと言ってるかなーって思うんだけどさ。
実物じゃないといっても、それでもありえないことが起きてるんだって。
ほら、ヒエンも似たような反応してるくらいだし。
だから。

って言っておいた。

メイが作戦会議を優先したいからって。
理由はきけないまま、この日の通信は終わったんだ。


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翌日。ヒエンたちの案内で森のなかを進んだ。
そこにはちゃんと、ランタンがいたんだけど。
どうにかこうにか倒すことができた。
リベンジ、達成した。

ヒエンとメイはランタンと話がしたいって言って、連れてったんだけど。
……うん。あれだ。ぜったい、まずいやつだから。
僕は待ってることにした。
そしたら。
しばらくして、マスターがやってきた。
昨日と違って違和感はなさそうかな？

ほら、いつもの調子だし。たぶん、何かのゲームの影響だろうけど。

知りたいかって言われると、知りたくはなるんだけど。
ここまで話しなかったってことは、大したことじゃないんじゃないかなって思うし。
あれだ。短めできいておこう。
それなら、途中でめんどくさい終了もないだろうし。

……うん。よく分かってないんだけどさ。
そういう時でも、ちゃんとできるようにしないとってことなんだよ。きっと。

この後、メイたちにいろいろときかれたから答えたんだけど。
話してる途中、メイがへんな顔してた。何だったんだろ？

トーコはがさがさと手持ちのカバンを漁る。

トーコは大きく手を振りながら別れを告げ、繁華街の方へと向かっていった。

　矛先を虚空へ向け構えた槍を、
　　袈裟懸けに振り下ろしては、返すように振り上げる。
　　　多数の節から成る柄はその度に撓り、鞭の如き軌跡を描き。
　　　　節が擦れ合う連続した金属音を上げ、最後にはまた槍の形へと戻った。