■エクソシストの断片記録XIX

・こんなにプレゼントに悩んだ聖夜祭も久しぶりな気がする。
　昔は昔で悩んだが自分とは大いに違う人外を超えた者相手ほどではない。
　好みが人との手れば良かったがそうも都合も良くはない。
　とはいえ好みの物は分かりやすかったので助かった。
　楽譜に植物の種やらその者達の興味の物を選んだ。
　喜んでくれれば悩んだ時も思い出に変わるだろう。

・そのためにフェアリーには秘密で聖遺物の子が作った剣を少し拝借。
　聖遺物の子には話はしておるんで秘密かというと微妙だが。
　だが、彼女と自分所関係に憧れていた彼だ。
　多分この贈り物は気に入ってくれると思う。　

・力の方は緩やかに順調。
　新しく手にした力は馴染むまで時間はかかるだろうが有効に使えそうだ。
　…しばらくは聖夜祭やらでていっぱいだとは思うが。

・一揆の方は巨大海中生物とブリギットとの戦闘。
　先を考えて作った長鎌が大いに役に立った。
　しかも巨大海中生物は光が弱いので自分の技が有効。
　前線の壁も数の差で難なく勝利。　
　その前線のブリギットは今回のプレゼントに連れて行くことに。

・次はケツァルコアトルとがお相手らしい。
　また蛇か！とかいったらパロロコンに泣かれるだろうか。
　だからと言って手は抜く気は無いが。

何か思うところがあったようだ。ガサゴソとポーチを漁ると出てきたのは…防弾チョッキ。

これをお守りと言っていいのだろうか！？

そう言って取り出したのは、今度は中身の入ったペットボトル。
"オレンジ・エイド"と書かれている。ラベルの品質表示を読めばスポーツドリンクの類だということが分かるだろう。

……ん？　この女宗教は知らないのにクリスマスは知っているのだろうか？

　　　　　　　【聖職者と恋する亡霊】