ハルファ、フィーナ、とても懐かしい響き。
昔一緒に旅をしていたのだろうか？
したのだろう……「私じゃない私」が。

私はエステルに聞いてみることにする。「ハルファかフィーナという人は知らないか？」と。
「どうかしたの？」と聞いてくるだろうエステルに「その人達に用がある、どうすれば話が出来るだろうか？」と、そして今までの事を話して一緒に探すのを手伝ってもらおう。

この記憶は何なのか、それがわかれば記憶が戻るかもしれない…。
今は……ゆっくり休もう。

皆と眠る中、私は同じ夢を見る。
それが口に出てしまっていた。
「待って！ハルファちゃん！フィーナさん！！」
……はっ

……水を飲みに行こう。
もしかしたら起こしてしまったかも知れない。
そう思いながら水を飲み、また眠りにつくのだった。

カルディは眠りながら何かをしゃべっているようだ。
一体彼女は何の夢を見ているのか……。