闘技大会の準備です。
みんなで作戦を考えたり、終わった後にはどうするか話したり。

同い年くらいだから、何となく話してるだけでも楽しいです。

こうやって、何回分だっけ？
あたしも頑張って戦ったり、色んな事言ったりしないと。

えっと、あと、ハイタッチの練習だっけ？ちゃんとやらないと
本番で成功すればいいんですけど。

せっかくこの為に色々用意するんです。
姉さんが見てると思って頑張らないと、って言うかどこかで見ててくれれば
あたしから探す手間が省けるのに、肝心な時にはきっといないんですから。

そういうとこも嫌いじゃないから良いんですけど。

　ロッテはそう言ってリコリスを抱き締めようとする
　抱きつかれちゃうも避けるもあなた次第

そう言って錬金術の作品を並べながらも、やはり機械の事が気になるのか、
じーっと見つめていたシロに、その機械を差し出される。
途端、シロは　ぱっと表情を明るくして興奮した。

そういう問題の話ではないのだが。

再びタブレットをぽちぽちして、取り敢えずヘリウムの値段を100L単位で提示してみる。
値段としては悪くない、どころか個人向けの販売としてはかなり良心的な価格設定だ。

サンプル用の小瓶をあなたに手渡した。蓋を開け香りを確かめてみれば、清涼感のある目が覚めるような香りが伝わってくるだろう。