うわっ

もう、危ないじゃないですか。

でも、そうですね。
さすが大人で、しかも一揆の参加者です。
見た目より全然強そうですね。

でもその千人、二千人の中で、どのくらいが外の世界の人なんでしょう……。
知り合う人みんな違う世界の人だし、ほとんどがそうなのかなあ。

皆さん暇……い、いえ、何か他の目的でもあって来ているんですかね？

ちなみにちなみに、エビフライさんはどうして参加を？

サバスだな。とある島で出会った冒険者が愚痴ってたよ。
「あいつ、すぐ脱ぎだすからな……」
「全裸じゃなかったか？」
「そういえば、ローブを羽織ったサニーという少女と
　結婚したらしいが」
「ロリコン？」

……想像していた以上に変な噂だったよ。

『世界渡り』かね。確かにそう言う現象もあるのかもしれないが
私の元の世界を知っている冒険者についていったとしても
同じ時間、世界に戻れるとも限らんね。
情報が錯綜している時点でずれが生じている可能性もあるからな。

食料は現状大体が合成の材料として機能している
有様ゆえに。

例えば――

そこの土筆を一揆を開始していた時の得物と混ぜてみると
宝石になるだろう。こいつが有用だったりするしね。

その他にも合成された材料の性能がよければ
色々とできるだろうね。
例えば、活力、体力などがあれば継戦能力も相当上がるだろう。
その他にも色々あるだろう。どれにしても有用であることは
間違いない。
特に現状物資が窮乏しているしな。

僕んとこ、お酒飲めるのって２０からだよ、僕――確か
１６くらいだったと思うんだけど――

――僕より上なんだねきっと、ほうほうほう。

だぁって、なっかなか実感湧かなくって。
実際困ってる“民”の人に頼まれたならまた違ったかもしんないけど――

ルリアンナたち、なんか楽しそうだったし！

あしたのごはんがない、って感じでもないんだろうね。
…ケータイ止まっちゃったくらいのカンジ？確かにそれなら僕ヤだケド。

――蟒蛇は、どうして？

……ふむ。殺してしもうたのか。

何か理由があったのじゃろうし、とやかくは云わぬ。
じゃが、お主の心には何か "棘" となって残っておるようじゃな。
荷物を降ろして一休みしたければ、路傍の地蔵代わりに此処で語ってみるかえ？

過去の因果に理由があるならば、あるいは敵になることもあろうが――、
……それは無さそうじゃしな。ならば、敵対する理由も無かろうて。

それに今の儂では、到底お主の相手は務まるまいよ。
眼差しの輝きと気配を探れば、秘めた力量もだいたい見通せるというものでな。
まぁ手合せ程度で良ければ、いつか機会が巡って来るかも知れぬがの。

傭兵ではありません。
私は神に、ひいては人の世に仕える聖騎士

そして、これを手にした時から私は戦士でもあります。

戦場に立つ英雄はすべからくその手を血に染めています。
ただ、その穢れた手によって多くの清き血が流れずに済み、
また、多くの者がその手を汚さずに済んだはずです。

農場主の方も、少々奇抜な服装でしたが善い人でしたし。

神……様……ですか？

話が急に広大になったのですが、まあそれはそれとして……

一度壊れたはずのその鎌は、この世界で再生した……と。

災厄を振りまいて、
不幸のどん底に叩き落してやるぞー！

道を……

切り拓く

貴方が望むのならば・・・・・

いざ、尋常に勝負せよ・・・・・

いざ、尋常に勝負せよ・・・・・

やりぃ！
ボクの勝ちだー！

さあ行こう！

さぁ、先を急ぎましょう！

おっと、良いもの見っけ！

これは、なんだろうか？

む……蒸し暑い……。
助けて。

流石に法衣を纏っていることを後悔しますね