・・・マスター、武器を買うって言って貯めてたお金ないのですが説明を。

えーっと・・・その・・・

ご説明を。

えーっと・・・めずらしい裁縫の本が売ってたから・・・買っちゃった☆

前ケンカ吹っかけられていぢめられて、もうあんな思い嫌だ！っての忘れたのでしょうか。

私は嫌でしたよ・・・？

ク、クロユリ・・・ひょっとして怒ってる？

ふふふ、面白いこといいますねぇ私のマスターは。

とりあえず正座。

え！？ちょ・・・

正座。

・・・・・はい。

よしわかった、もう少しわかりやすい説明で話すとしようか

結構前にこのメルンテーゼという世界の王様が変わって、その王様がこの世界の住民の生活に欠かせない、あるものを独占したんだ。
そのあるものが、このネクターの花びらだ。ネクターはエンブリオっていうこの世界に生息する特殊な生物と契約を交わすために必要な魔法の花なんだよっ。
この世界の住民はエンブリオと契約を交わして彼らの力を借りることで、生活に役立ててきたんだ。ところがネクターが王様に独占されたことで、生活にも影響が出ているんだよ。
そこでこの世界の住民たちは、王様からネクターを奪い返すために大規模な一揆を起こしたんだよっ。
用は、王様に生活の要となるものを奪われて苦しんでいる民がそれを取り戻すために王様相手に戦いを仕掛けたって訳。
もし生活に必要な食料や水が王様に独占されて、恐ろしくひもじい生活が続いたら民も必死になるだろう？それくらいネクターの花は、この世界にとってはとても大きな役割を担っているんだよ…

もちろんこの世界の人口がそれほど多い訳じゃないし、相手は大量のネクターを所有しているんだ。数多くのエンブリオと契約を交わしている以上、柔な総戦力じゃ太刀打ち出来ない。
だから別の世界の人間へも様々な形で協力を呼びかけているんだよ。
まぁ…中には王様の手で異世界から呼び出された刺客もいるかもしれないけどなっ

逃がしません……ダメ。

そうなの？……お姉さま達は……直接手紙が……届いたらしいけど……。
試験も……何も無かったの？

ぁ……でも……こんな人形作れるなら……そんな心配もいらないのかな？

さ、さすがに……お金くらいは……うん……そこまで迷惑かけちゃ……お姉ちゃんに怒られちゃう。

いやうん、私たちが悪かった。だから機嫌を直してくれないか

そのままじゃ折角可愛いのに台無しだわ、ね？

で、そう。いっき。

誤解があるの気づいてないわね、アピバカだから。まあ大事にはならなそうだから放っとこう

抱っこだって。　クマちゃん、どうする？

。。。

変なのがきた。

なに、あれ・・・

敵ですよ、マスター。

それじゃ、はじめよー！

わいの寝床を荒らしに来るとは、いい度胸じゃのぉ・・・

勝利！

・・・・ケガ、ないですか？

実力の差、ってやつだね。らくしょーらくしょー♪

んじゃ、先を急ぎましょう？

何かあるよ。いいものだといいけど・・・